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番外編
エミリア
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今年のクリスマスミサコンサートも無事に成功。
イブもデートしたけれど実は今日もアレックスとお昼ご飯を一緒に食べに行く。
なるべく国立管弦楽団の休みの日は私も休む様にして高校の頃よりデートする様になった。
でも・・・実はまだキスより進展していない。もう結婚しちゃったルナリーとキャサリンに置いて行かれてしまった気分。
私って魅力が無いのかしら?背も小さいし。顔も童顔だしなあ。
「エミリア!お疲れ様。今年のミサコンサートも凄く良かったよ!」
「アレックス!ありがとう!あっ。皆様もありがとうございます。」
国立管弦楽団の皆様も一緒に居たので御挨拶。
ラジオ放送時間も増えて国立管弦楽団の皆様と会う機会も増えたのですっかり仲良しになった。
「じゃあエミリア行こうか!」
「はい。ではまたラジオ局で!!」
管弦楽団の皆様に別れを告げてデートにレッツゴーだ。
「今日は何、食べます?昨日はピザにしたから違うのが良いかなあ。」
アレックスの車の助手席に座る。
「えーとね?エミリア。今日はクリスマスだしちょっと豪華にしよう!」
アレックスは嬉しそうな笑顔を見せた。
「解った。アレックスにお任せする!」
何処のお店でも一緒だと嬉しい。
連れて行ってくれたのはボードウェン国際ホテルの最上階レストラン。
国賓とかが泊まるホテルだ。
「ええ!!?アレックス。私、そんなにお洒落してないよ!」
「うん。僕も。」
浮かない?
と心配したけれど・・。
そんな事は無かった。
お昼はドレスコードも無く割と皆さんお洒落な普段着みたい。良かったぁ。
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス!」
2人でこんな豪華なお昼ご飯。
コース料理を2人で楽しむ。
「やっぱりちょっと緊張するね。」
「うん。なかなか庶民が抜けないわ。」
2人とも稼いでいても庶民出身。
こう言う所にご飯を食べに来るのはついつい周りを見てしまう。
「ふふっ。何か見ちゃうよね?大丈夫。堂々としていればOKだよ。」
「そうなのよね。城にも出入りしているのに。」
お互い有名人になったなあと思う。
でも、付き合い方もずっと変わらない。
こう言うサプライズ的なお昼ご飯もあるけれど。
やっぱりアレックスと一緒って自然で居られる。
「昨日、プレゼント交換したけど。」
御飯食べ終わった頃にアレックスが徐にそう言った。
顔は真剣だし。え?怒ってる??
あれ?プレゼント失敗したかな・・。毎年、笛ばっかりって思われたかな。
「うん。交換した。」
アレックスの顔を見詰める。
怒ってたら謝ろう。
「もう1つプレゼントが有ります!」
アレックスが照れながらポケットから取り出した。
これは・・・。この大きさは!!!
パカッと箱の蓋が空いた。
やっぱり!指輪だ!
「エミリア。僕と結婚してください。」
突然!!
突然来た!
私の顔も赤くなるのが解る。
「はい・・。勿論。」
コクっと頷いた。
「良かった!エミリア忙しいし断られるかと思ったぁ。」
とアレックスは微笑んでホッとした顔をしている。
私が断る筈無いじゃない。
こんなにアレックスが大好きなのに。
ずっとずっとアレックスに憧れて、貴方に追い付くために頑張ったんだよ。
アレックスは手を出してと言って私の左手の薬指に指輪を嵌めてくれた。
ダイヤモンドが付いてる。
「ありがとう。アレックス!とっても!嬉しい!」
指輪に触れると今までの思いとか溢れてきちゃって涙がスーッと流れた。
「僕も嬉しい。エミリアと同じ気持ちだったのが本当に嬉しいよ。」
うん。涙を拭って頷いた。
何かテンションも上がってしまい話が弾んでしまったがそろそろレストランを出ようかと言う頃にアレックスがまたちょっと真剣な顔。
「あの・・・。嫌なら断って。」
「何?」
断る?何を?
沈黙が流れ言いにくそうにアレックスは口を開いた。
「あの。良かったら今日、泊まりませんか?」
「え!?」
泊まる?
泊まる!
と・ま・る?!
やっと理解出来た。お・・・お泊まりに誘われたんだ。遂に・・!誘われたのか!
「と・・・泊まります。」
いざとなると恥ずかしくなる。私は小声でそう答えた。
あんなに羨ましかった大人の階段が目の前に現れるとドキドキして仕方がない。
アレックスも同じだったのかもしれない。
照れまくった顔で小さく良かったと呟いた。
そう。私達は結婚するのよね。
だからそう。お泊まりしても大丈夫。
うんそう。
お泊まりはこのホテルの一室でした。
まさか予約しているなんて。
アレックスも考えてくれてたんだなあと思うと嬉しい。
でも、何だろうめちゃくちゃ照れるし焦る。
そうだ。お父さん、お母さんに何て言おう?
正直に言うべきだったんだろうけど私は思わずノネットでクリスマスパーティーして泊まると嘘をついた。
ホテルの部屋はダブルベッド・・・。
部屋に入った瞬間に目に付いた。
エッチな話はルナリーやキャサリンに聞いた事がある。
本当に羨ましかったけれど。震える自分が居た。
「エミリア。僕も緊張してるから。」
アレックスがそっと抱き締めてくれた。
そう。私達は2人で大人になるんだ。
優しいキスも熱いキスも。
全部、私達は初めてだった。
今度は初めてひとつになるんだ。
クリスマス。
サンタさんは何時も私にサプライズをくれる。
アレックスが初めてのノネット・クライムのミサコンサートを見に来てくれた時から。
「エミリア。愛してるよ。」
「アレックス。私も。」
ずっと。
これからもずっとね。
イブもデートしたけれど実は今日もアレックスとお昼ご飯を一緒に食べに行く。
なるべく国立管弦楽団の休みの日は私も休む様にして高校の頃よりデートする様になった。
でも・・・実はまだキスより進展していない。もう結婚しちゃったルナリーとキャサリンに置いて行かれてしまった気分。
私って魅力が無いのかしら?背も小さいし。顔も童顔だしなあ。
「エミリア!お疲れ様。今年のミサコンサートも凄く良かったよ!」
「アレックス!ありがとう!あっ。皆様もありがとうございます。」
国立管弦楽団の皆様も一緒に居たので御挨拶。
ラジオ放送時間も増えて国立管弦楽団の皆様と会う機会も増えたのですっかり仲良しになった。
「じゃあエミリア行こうか!」
「はい。ではまたラジオ局で!!」
管弦楽団の皆様に別れを告げてデートにレッツゴーだ。
「今日は何、食べます?昨日はピザにしたから違うのが良いかなあ。」
アレックスの車の助手席に座る。
「えーとね?エミリア。今日はクリスマスだしちょっと豪華にしよう!」
アレックスは嬉しそうな笑顔を見せた。
「解った。アレックスにお任せする!」
何処のお店でも一緒だと嬉しい。
連れて行ってくれたのはボードウェン国際ホテルの最上階レストラン。
国賓とかが泊まるホテルだ。
「ええ!!?アレックス。私、そんなにお洒落してないよ!」
「うん。僕も。」
浮かない?
と心配したけれど・・。
そんな事は無かった。
お昼はドレスコードも無く割と皆さんお洒落な普段着みたい。良かったぁ。
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス!」
2人でこんな豪華なお昼ご飯。
コース料理を2人で楽しむ。
「やっぱりちょっと緊張するね。」
「うん。なかなか庶民が抜けないわ。」
2人とも稼いでいても庶民出身。
こう言う所にご飯を食べに来るのはついつい周りを見てしまう。
「ふふっ。何か見ちゃうよね?大丈夫。堂々としていればOKだよ。」
「そうなのよね。城にも出入りしているのに。」
お互い有名人になったなあと思う。
でも、付き合い方もずっと変わらない。
こう言うサプライズ的なお昼ご飯もあるけれど。
やっぱりアレックスと一緒って自然で居られる。
「昨日、プレゼント交換したけど。」
御飯食べ終わった頃にアレックスが徐にそう言った。
顔は真剣だし。え?怒ってる??
あれ?プレゼント失敗したかな・・。毎年、笛ばっかりって思われたかな。
「うん。交換した。」
アレックスの顔を見詰める。
怒ってたら謝ろう。
「もう1つプレゼントが有ります!」
アレックスが照れながらポケットから取り出した。
これは・・・。この大きさは!!!
パカッと箱の蓋が空いた。
やっぱり!指輪だ!
「エミリア。僕と結婚してください。」
突然!!
突然来た!
私の顔も赤くなるのが解る。
「はい・・。勿論。」
コクっと頷いた。
「良かった!エミリア忙しいし断られるかと思ったぁ。」
とアレックスは微笑んでホッとした顔をしている。
私が断る筈無いじゃない。
こんなにアレックスが大好きなのに。
ずっとずっとアレックスに憧れて、貴方に追い付くために頑張ったんだよ。
アレックスは手を出してと言って私の左手の薬指に指輪を嵌めてくれた。
ダイヤモンドが付いてる。
「ありがとう。アレックス!とっても!嬉しい!」
指輪に触れると今までの思いとか溢れてきちゃって涙がスーッと流れた。
「僕も嬉しい。エミリアと同じ気持ちだったのが本当に嬉しいよ。」
うん。涙を拭って頷いた。
何かテンションも上がってしまい話が弾んでしまったがそろそろレストランを出ようかと言う頃にアレックスがまたちょっと真剣な顔。
「あの・・・。嫌なら断って。」
「何?」
断る?何を?
沈黙が流れ言いにくそうにアレックスは口を開いた。
「あの。良かったら今日、泊まりませんか?」
「え!?」
泊まる?
泊まる!
と・ま・る?!
やっと理解出来た。お・・・お泊まりに誘われたんだ。遂に・・!誘われたのか!
「と・・・泊まります。」
いざとなると恥ずかしくなる。私は小声でそう答えた。
あんなに羨ましかった大人の階段が目の前に現れるとドキドキして仕方がない。
アレックスも同じだったのかもしれない。
照れまくった顔で小さく良かったと呟いた。
そう。私達は結婚するのよね。
だからそう。お泊まりしても大丈夫。
うんそう。
お泊まりはこのホテルの一室でした。
まさか予約しているなんて。
アレックスも考えてくれてたんだなあと思うと嬉しい。
でも、何だろうめちゃくちゃ照れるし焦る。
そうだ。お父さん、お母さんに何て言おう?
正直に言うべきだったんだろうけど私は思わずノネットでクリスマスパーティーして泊まると嘘をついた。
ホテルの部屋はダブルベッド・・・。
部屋に入った瞬間に目に付いた。
エッチな話はルナリーやキャサリンに聞いた事がある。
本当に羨ましかったけれど。震える自分が居た。
「エミリア。僕も緊張してるから。」
アレックスがそっと抱き締めてくれた。
そう。私達は2人で大人になるんだ。
優しいキスも熱いキスも。
全部、私達は初めてだった。
今度は初めてひとつになるんだ。
クリスマス。
サンタさんは何時も私にサプライズをくれる。
アレックスが初めてのノネット・クライムのミサコンサートを見に来てくれた時から。
「エミリア。愛してるよ。」
「アレックス。私も。」
ずっと。
これからもずっとね。
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