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メイド服♪メイド服♪

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カインはルイスと同じでロングワンピースタイプだなぁ。でも、少し可愛さは入れたい。
ジョージは間違いなくロリータ系。

職人魂に火がつくぜー!

本日も夜はメイド服改造中。

カインはルイスや王子みたいに高身長過ぎないので作りやすい。
女性用の大きいサイズをちょっと改造。長さは足りないので足してっと。

襟はフリル。そしてリボンを付けた。
うん。可愛い。

そして、ジョージのメイド服。
何故だろう。物凄く気合いが入る。

似合うだろうなあ。

丈は膝丈でレースのペチコートで段フリルにする。
やっぱりエプロンドレスタイプだよな!
エプロンのリボンはフワリと大きめ。

作っていてとても楽しい。

クライスと会長の分も作るかー!!

2人の分は色違いのお揃いにしたい。
ジョージのメイド服程では無いがエプロンドレスで可愛く仕上げていく。

気がつくと夜中の2時を回っていた。
今日は先に寝るようにルイスに言っていたけど待ってたかもなあ。
ついつい夢中になってしまった。

そっと部屋のドアを開ける。
うん。良く寝てる。
ベッドに潜り込むとルイスがギュっと抱き着いて来た。
起きてる?寝てるな・・。
寝顔、可愛い。

眠い・・・。爆睡。



翌日の放課後。

お披露目会となった。


「わー。ジョージ可愛い過ぎる!」
「めちゃくちゃ似合う!!」
予想通り評判いい。当の本人は苦笑しているけれど。

「カインはウケる!!」
「プッ似合うよ。」
王子とルイスがお返しとばかりに笑っている。

「ねえ!僕も笑ってよ!凄く複雑なんだけど。」
ジョージはあまりにも皆が褒めるのでブーブー言っている。

「でも、似合うよ。」
「うんうん!僕らも着替えようか?」
お次はクライスと会長のお披露目。

カインとジョージが着替えて戻ると隣の部屋に2人は向かった。


         ・・・・・・・・・・・・


この身体で女装する日が来るとはなあ。
まあ、こう言う文化祭ってやってみたかったんだよね。

「会長。なんか恥ずかしいね。」
「確かにね。元、女性だがこの体だと違和感しかないな。」

お互い照れるので背を向けて着替える。

「クライス着替えた?」
「うん。せーので見せ合いしようよ!」
せーの!

・・・。わー。めちゃくちゃ可愛い。
どうしようって戸惑うくらい可愛すぎるクライス。
こんな性癖があった自分にびっくりする。

「ケビン・・。可愛い過ぎ。」
クライスも顔を赤くして僕に魅入っている。

そっと近づいて抱き着いて来た。

どっ・・・。どうしようも無くドキドキするー!!!!

いや、もう完全に変態じゃないかぁ!

お互いの女装にドキドキしまくるって。

「クライス。凄く可愛いし似合う。でもお互い落ち着こう。」
「ごっ、ごめん。あまりにも可愛くてつい。」
うん。解るよとお互い離れた。

まだ顔赤い。

何とか落ち着いてお披露目に向かった。

ドアを開けると歓声があがった。あっ、ジョージの気持ちがちょっと解るぞ。
「可愛い!」
「会長もクライスもお揃いなのね!可愛いわよ!」

その絶賛って男性としてはやはり複雑だ。

「良かったー。僕だけじゃなくて。」
ジョージは嬉しそうに笑っているし。

「もう。終了ね!僕の可愛い会長はもう見せませーん!」
クライスがクスクスと笑いながら着替えようと言う。

「こら。本番はちゃんとお客さんにもお披露目だからな!」
ルナリーに言われて
「解ってるって姐さん。」
と答えるクライス。
もう本当にクライスにも困ったものだ。

レッスンルームを出て隣の部屋へ。

「お願い。最後にもう1回だけ。」
メイド服脱ごうかと思ったんだけど。
クライスが背後から抱き締めてきた。

うわぁ・・・。
顔が蒸気する。熱い。

「ケビン。可愛い。」
「クライス・・・。」
僕もクライスが猛烈に可愛いと思っているよ。

「やっぱり僕、変態かも。」
本音がポロリと口から出る。
「うん。僕も。」

お互いなら良いか。僕はコスプレに弱いのかもな。執事服のクライス見たら倒れるかもしれない。
等と思いながら着替えた。

文化祭中にお互い抱き着かない様に気をつけようね。と言いながらレッスンルームに戻る。
文化祭の曲決めもしないとね。
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