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デートは我慢も必要だ!

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「外食にする?うちの家にする?」

ルイスが尋ねる。

「うーん。ルイスの家も2人っきりのデートどっちも捨てがたい!!」

本当にどっちも捨てがたい!!


「クリスマスプレゼント、ルイスにしか用意して無い。」

「いいんじゃないか?家にするか。」

うん。落ち着くし。セーター着た所見たいし。


単車に乗って出発!風が冷たい季節になったなあ。バイクに乗ると季節を特に感じる。


マッケンジー家の玄関で執事さんにご挨拶。

「ルナリー様、ようこそ。」

ダイニングルームへどうぞと通される。


「しかし、プレゼントでかいな。まさか特服第2弾?」

「近いな。惜しい。」

何でも嬉しいぞ!とルイスは笑顔で頭を撫でてくる。


「おー!来たか!ルナリー!」

グレンさんとローズさんがお昼ご飯中だった。


「直ぐに御用意しますね。」

執事さんが厨房へ向かってくれた。


「クリスマスイブ、自宅デートで良かったのか?」

ローズさんが尋ねると

「泊まれば良いんじゃねーか?」

とグレンさんが言う。


この2人、、昼間っから飲んでるな。。クリスマスイブだから良いのか。


「ジェファーソンと約束したから我慢してんだよ!」

ルイスがブツブツと2人に文句を言っていた。


我慢か。。そうなんだよなあ。

何もしないで泊まる事も出来るけど。


「よし!食うぞー!」

気を取り直したようにルイスがテーブルにつく。


今日のご飯はクリスマスらしく豪華な昼ご飯。

テリーヌにフォアグラまで出てきた。


「美味い!!」

「だろ?うちに来て正解!」

ルイスがニヤっと笑う。


「なー。明日もコンサート終わったらどっか行かねーか?」

「うん。行きたい!」

街のデカいツリー見に行こうかと言う話になった。


「そうか。明日ミサコンサートだったなあ。」

「去年が懐かしいね!本当に歌は上手いけどくそ真面目だと思ったわ。」

ローズさんがクスクスと笑う。

「それは私も!!怖いお義母さんだと思ったし。」

「今でも最強だろ?」

別の意味で怖いよなと笑い合う。


こんな関係になるとは想像つかなかったよなあ。


「やっぱり泊まりなよ!」

「そうだぞルナリー!」

ローズさんとグレンさんが甘い言葉を吐く。


泊まりたい。ずっと一緒に居たい。1分1秒でも長くそばに居たい。何てルイスには恥ずかしくて言えないけれど。


「取り敢えず、プレゼント渡すから部屋行こうか。」

「うん。」

ダイニングルームを出て大きな溜息が出る。


「悪ぃ。困った両親で。」

ルイスも深い溜息をついた。


ルイスの部屋に入ると何となく期待しているのか照れる。

ダメだー。落ち着こう。


「はい!メリークリスマス!」

1日早いけどなとプレゼントを渡す。


「俺からも。メリークリスマスと誕生日おめでとう!1日早いけどな。婚約指輪はもうやったから今年はちょっと質素だぞ。」

ルイスは笑いながら、はい!とプレゼントをくれた。


「新しいメットだー!それに皮の手袋!」

単車の必需品。ヘルメットと高そうな皮の手袋。質素じゃないぞ。

おお!皮の手袋って初めてだ。やっぱり良いなあ。


プレゼントを開けたルイスは感動したのかセーターを抱き締めていた。

「手編みだ。。。」


「この前、編み物教えてたら編みたくなったんだ。」

ルイスは着て良いか?と早速着ていた。

うん。ピッタリ!良く似合ってる。


「似合うぞ。嬉しい。」

「ルナリー!!!」

セーターを着たルイスがガバっと抱き着いてくる。


「めちゃくちゃ嬉しい。」

ギュっと強く抱き締められる。

「ありがと。」

「うん。」


そのまま濃厚なキスをされる。


「我慢するからいっぱいキスして良いか?」

ルイスがちょっと顔を赤くして聞いてくる。

断る理由何て無いよ。

「うん。いっぱいしよ。」


チュッと優しいキスや濃厚なキスを沢山した。


「ふぅ。我慢。我慢。我慢。我慢。」

念仏を唱える様にルイスがブツブツ言って私を引き離した。


「私も!我慢してる!」

そう言って2人で見つめ合って頷き合う。


「大丈夫だ!俺の愛はエッチする事じゃねーから!」

ルイスが真剣な顔で

「大好きだから!!」

と大きな声で叫ぶ様に言った。


「私も!!大好きだ!」

ルイスをしっかり見つめる。


ギュっと抱き締め合う。うん。我慢しよう。

お互いもう1回とキスをして部屋を出た。


「この前、キャサリンにも謝られたばかりだったんだ。」

編み物していた時の話をした。

「ジェファーソンもキャサリンが好きで堪らないみたいだからなあ。」

ルイスも王家の決まりは気の毒だと溜息をつく。


「まあ、もう少し。我慢しよ!金賞取ろう!」

「ああ!冬休みは徹底的に練習しような。」

手を繋ぎリビングへ行く。

ルイスはセーターをローズさんとグレンさんに自慢していた。


今日はちゃんと家に帰宅した。

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