206 / 369
会長のちょっと難しい話。Win-Win-Win
しおりを挟む
「デルソリア国、商人ベキム・タンと申します。」
やっぱりアジア系っぽい名前だな。
「事情は貴方の部下に聞きました。小麦の輸出差し止めの腹いせだそうですね。」
王子がそう言うと元締めは不満そう頷いた。
「儂はプラゲ国の使者、徳川光国じゃ。知っておるだろう?」
「はい。存じあげております。」
「主の国の貴族が人身売買を行っていた。本来は国交断絶しても可笑しくない。善処の計らいでの輸出差し止めじゃ。」
酷く不満そうな顔で頷く。納得はしていないようだ。
「私達だけでは無い。農民達が輸出を差し止めされると路頭に迷う。何故!小麦なんですか!他にも輸出している品があるのに!!」
「その意見解らなくもない。」
光国さんは大きな溜息をついた。
「やっては行けない事をやりました。申し訳ございませんでした。」
元締めは王子に頭を下げた。
・・・・・・・・・・・・・・
うーん。前世のアリラブのアプリの期間限定イベントであったよなあ。
このイベントって動物園デートでジェファーソンが誘拐されてその身代金をルナリーが届けに行くってイベントじゃなかったっけ?
何か身代金の受け渡し交渉の会話選択とかはあったけど。
あんまり面白くないイベントだしジェファーソンしか出ないから記憶が薄いなあ。
まあ、もう完全に別の話になっているし。プラゲ国が絡んだ時点でオリジナルだ。
さて、話し合い上手く行きそうに無いな。
3国がwin-winの関係にならないと。
また揉めそう。戦争も誘拐も真っ平御免。
ボードウェンは小麦の輸出はそれ程気にしてないし。でも、ただデルソリアに小麦輸出を譲っても農民や庶民は裕福にならない。と車の中でずっと考えていたんだが・・・。
・・・・・・・・・・・・・・
「あのー。光国殿。1つ意見を良いですか?」
会長が声をかけた。
「何じゃ?ケビン殿。」
光国さんは険しい顔だったが会長には笑顔を向けた。
「小麦を精製して小麦粉にして袋詰めにして輸出して貰ったらどうですか?値は上がりますが国で売るのにも手間が省けますよ。」
光国さんが解った様な解らない様な表情を見せる。
「プラゲ国はまだ石臼ひきで精製度も低い。我々やデルソリアは結構、小麦の精製度が高いんです。精製度が高いとパンが柔らかく美味しくなりますし。ちなみに小麦粉は薄力粉、中力粉、強力粉に分けられます。うどん、パン、お菓子など分けて使うとそれぞれの味が良くなりますよ。」
「なるほど。まあ、食の文化は広がるし米が取れない時の飢饉は無くなるか。」
光国さんは面白いかもしれんなあと頷いた。
「国交断絶まで考えているんですから!そのくらい手間暇をかけて頂いたらプラゲ国にもメリットがあると思います。」
会長がニヤっと笑って
「デルソリアも妥協点として考えてはどうですか?精製する事、袋詰めをする事で雇用が増えます。そして、手間賃で小麦の価格も上げられます。」
と双方を見て言った。
デルソリアの元締めは下方を向いて頷きながら考え出した。
会長。。すげぇ。
「それで我が国なんですが!ジェファーソン!羊毛を輸出しませんか?」
「羊毛?確かに沢山取れますね。」
ジェファーソンも小麦の件でかなり感心しているように見える。
「羊毛って毛糸だよな?プラゲ国って寒いのにセーターとか無いもんなあ。」
私がそう言うと王子はそうか!!と言う顔をして光国さんに毛糸は良いですよ!とアピールし始めた。
「そして、毛糸を編んだ品を国内で消費するだけでは無くプラゲ国は輸出したらどうですか?」
会長が光国さん、王子、元締めを交互に見て笑顔で言った。
「これからは原材料では無く加工の時代になると思うんですよね。まあ、これは僕が家業の社長業を継いだら色々と手広くやろうかと思っていたんですが。今は歌手になる方が忙しいし楽しいので。」
僕の考えていた案を譲りますと言って締めた。
「会長、良い案ですねー。流石です!しかし、良かったんですか?こんな良いアイデア!」
王子はひたすら感心してうんうんと頷いていた。
「加工か。面白い!やります。徳川殿!どうかもう一度取引きして下さい!」
元締めは光国さんに土下座をした。この人、案外プラゲ国の事心得てるな。
「うむ。3国にメリットがある。確かにプラゲ国は寒い。しかし毛糸を編むとは?セーターとは何じゃ?教えて貰えるのかのお?」
光国さん、セーター知らなかったか。
「ルナリー。編めるだろ?色々。」
会長が私を見る。なるほど。
「何でも行けるぜー!編み方の指南は任せろ!」
編み図も作らないとな。うん。それは楽勝だ。
「取り敢えず、誘拐未遂事件の輩はどうするんだ?」
ルイスが思い出した様に言った。警察に連れていかれたままか。
「しかも、こいつ誘拐の首謀者だろ?」
「国に帰ったら裁かれるだろうなあ。」
元締めは俯いて黙り込んでしまった。
「なあ、元締めさんよー。お前の所の国ってもしかして白黒の熊居ないか?」
グレンさんがボソリと呟いた。
「居ますよ。竹を食べる大熊猫。ジャイアントパンダと言います。」
何?!パンダだと!?
会長とローズさん、ルイス、そしてグレンさんと目があった。
「それ、うちの国に譲ってくれねーかなー?オスとメスの子供を2頭くらい。あと餌の竹も。」
グレンさんがニヤニヤと笑いながら元締めを半ば脅している。
「え!?あっ多分大丈夫だと思います。」
元締めは大きく頷く。
「王子、誘拐未遂事件は無かった事にしよう!パンダだぞ!」
「そうだ!ジェファーソン無かった事にしよう!」
「うんうん。ジェファーソン心を広く持て!」
ルイスだけでなく会長まで説得にかかっている。
「えーと?確かに図鑑で見た事ありますね。可愛かったです。兄が物凄く欲しがっていました。。」
「キャサリンも多分めちゃくちゃ好きだと思う!」
その一言で王子は水に流しますかと言った。
パンダは偉大だ。日本でも並ばないと見れない代物だった。
しかも子パンダか。絶対触らせて貰いたい!
誘拐未遂事件の5人はパンダと引き換えで引き渡すという条件で暫く人質と言う事で上手く纏まった。
何でも王子の兄のアレクサンダー王子が動物が好きでうちの国の動物園は作られたらしい。
だからあんなに規模が大きく色んな動物が居たのか。
兄も王様もパンダ2頭で納得されるだろうと王子は話していた。
歌手活動に動物園か。
なかなか息子に甘い王様だなあ。
帰りの車の中でグレンさんがその話をしながら爆笑していた。
「王様さぁ。甘いのよ。王子2人に!」
「我が子は可愛いもんだよ。似た者親子だもんねぇ。」
ローズさんも笑っている。
「しかし、良くパンダが居ると思いましたね?」
私が質問すると
「この時代はまだ乱獲されていないから居るかと思ったんだよ。多分、前世で言うならのベトナムか中国っぽい国だったからさあ。」
と言った。私も名前でその辺の人かと思ったけど地図上の位置的にはちょっと違うんだよね。
でも、パンダ居て良かった良かった。
私達2人を城まで送ってくれてグレンさんとローズさんは楽しかったなあと帰宅された
やっぱりアジア系っぽい名前だな。
「事情は貴方の部下に聞きました。小麦の輸出差し止めの腹いせだそうですね。」
王子がそう言うと元締めは不満そう頷いた。
「儂はプラゲ国の使者、徳川光国じゃ。知っておるだろう?」
「はい。存じあげております。」
「主の国の貴族が人身売買を行っていた。本来は国交断絶しても可笑しくない。善処の計らいでの輸出差し止めじゃ。」
酷く不満そうな顔で頷く。納得はしていないようだ。
「私達だけでは無い。農民達が輸出を差し止めされると路頭に迷う。何故!小麦なんですか!他にも輸出している品があるのに!!」
「その意見解らなくもない。」
光国さんは大きな溜息をついた。
「やっては行けない事をやりました。申し訳ございませんでした。」
元締めは王子に頭を下げた。
・・・・・・・・・・・・・・
うーん。前世のアリラブのアプリの期間限定イベントであったよなあ。
このイベントって動物園デートでジェファーソンが誘拐されてその身代金をルナリーが届けに行くってイベントじゃなかったっけ?
何か身代金の受け渡し交渉の会話選択とかはあったけど。
あんまり面白くないイベントだしジェファーソンしか出ないから記憶が薄いなあ。
まあ、もう完全に別の話になっているし。プラゲ国が絡んだ時点でオリジナルだ。
さて、話し合い上手く行きそうに無いな。
3国がwin-winの関係にならないと。
また揉めそう。戦争も誘拐も真っ平御免。
ボードウェンは小麦の輸出はそれ程気にしてないし。でも、ただデルソリアに小麦輸出を譲っても農民や庶民は裕福にならない。と車の中でずっと考えていたんだが・・・。
・・・・・・・・・・・・・・
「あのー。光国殿。1つ意見を良いですか?」
会長が声をかけた。
「何じゃ?ケビン殿。」
光国さんは険しい顔だったが会長には笑顔を向けた。
「小麦を精製して小麦粉にして袋詰めにして輸出して貰ったらどうですか?値は上がりますが国で売るのにも手間が省けますよ。」
光国さんが解った様な解らない様な表情を見せる。
「プラゲ国はまだ石臼ひきで精製度も低い。我々やデルソリアは結構、小麦の精製度が高いんです。精製度が高いとパンが柔らかく美味しくなりますし。ちなみに小麦粉は薄力粉、中力粉、強力粉に分けられます。うどん、パン、お菓子など分けて使うとそれぞれの味が良くなりますよ。」
「なるほど。まあ、食の文化は広がるし米が取れない時の飢饉は無くなるか。」
光国さんは面白いかもしれんなあと頷いた。
「国交断絶まで考えているんですから!そのくらい手間暇をかけて頂いたらプラゲ国にもメリットがあると思います。」
会長がニヤっと笑って
「デルソリアも妥協点として考えてはどうですか?精製する事、袋詰めをする事で雇用が増えます。そして、手間賃で小麦の価格も上げられます。」
と双方を見て言った。
デルソリアの元締めは下方を向いて頷きながら考え出した。
会長。。すげぇ。
「それで我が国なんですが!ジェファーソン!羊毛を輸出しませんか?」
「羊毛?確かに沢山取れますね。」
ジェファーソンも小麦の件でかなり感心しているように見える。
「羊毛って毛糸だよな?プラゲ国って寒いのにセーターとか無いもんなあ。」
私がそう言うと王子はそうか!!と言う顔をして光国さんに毛糸は良いですよ!とアピールし始めた。
「そして、毛糸を編んだ品を国内で消費するだけでは無くプラゲ国は輸出したらどうですか?」
会長が光国さん、王子、元締めを交互に見て笑顔で言った。
「これからは原材料では無く加工の時代になると思うんですよね。まあ、これは僕が家業の社長業を継いだら色々と手広くやろうかと思っていたんですが。今は歌手になる方が忙しいし楽しいので。」
僕の考えていた案を譲りますと言って締めた。
「会長、良い案ですねー。流石です!しかし、良かったんですか?こんな良いアイデア!」
王子はひたすら感心してうんうんと頷いていた。
「加工か。面白い!やります。徳川殿!どうかもう一度取引きして下さい!」
元締めは光国さんに土下座をした。この人、案外プラゲ国の事心得てるな。
「うむ。3国にメリットがある。確かにプラゲ国は寒い。しかし毛糸を編むとは?セーターとは何じゃ?教えて貰えるのかのお?」
光国さん、セーター知らなかったか。
「ルナリー。編めるだろ?色々。」
会長が私を見る。なるほど。
「何でも行けるぜー!編み方の指南は任せろ!」
編み図も作らないとな。うん。それは楽勝だ。
「取り敢えず、誘拐未遂事件の輩はどうするんだ?」
ルイスが思い出した様に言った。警察に連れていかれたままか。
「しかも、こいつ誘拐の首謀者だろ?」
「国に帰ったら裁かれるだろうなあ。」
元締めは俯いて黙り込んでしまった。
「なあ、元締めさんよー。お前の所の国ってもしかして白黒の熊居ないか?」
グレンさんがボソリと呟いた。
「居ますよ。竹を食べる大熊猫。ジャイアントパンダと言います。」
何?!パンダだと!?
会長とローズさん、ルイス、そしてグレンさんと目があった。
「それ、うちの国に譲ってくれねーかなー?オスとメスの子供を2頭くらい。あと餌の竹も。」
グレンさんがニヤニヤと笑いながら元締めを半ば脅している。
「え!?あっ多分大丈夫だと思います。」
元締めは大きく頷く。
「王子、誘拐未遂事件は無かった事にしよう!パンダだぞ!」
「そうだ!ジェファーソン無かった事にしよう!」
「うんうん。ジェファーソン心を広く持て!」
ルイスだけでなく会長まで説得にかかっている。
「えーと?確かに図鑑で見た事ありますね。可愛かったです。兄が物凄く欲しがっていました。。」
「キャサリンも多分めちゃくちゃ好きだと思う!」
その一言で王子は水に流しますかと言った。
パンダは偉大だ。日本でも並ばないと見れない代物だった。
しかも子パンダか。絶対触らせて貰いたい!
誘拐未遂事件の5人はパンダと引き換えで引き渡すという条件で暫く人質と言う事で上手く纏まった。
何でも王子の兄のアレクサンダー王子が動物が好きでうちの国の動物園は作られたらしい。
だからあんなに規模が大きく色んな動物が居たのか。
兄も王様もパンダ2頭で納得されるだろうと王子は話していた。
歌手活動に動物園か。
なかなか息子に甘い王様だなあ。
帰りの車の中でグレンさんがその話をしながら爆笑していた。
「王様さぁ。甘いのよ。王子2人に!」
「我が子は可愛いもんだよ。似た者親子だもんねぇ。」
ローズさんも笑っている。
「しかし、良くパンダが居ると思いましたね?」
私が質問すると
「この時代はまだ乱獲されていないから居るかと思ったんだよ。多分、前世で言うならのベトナムか中国っぽい国だったからさあ。」
と言った。私も名前でその辺の人かと思ったけど地図上の位置的にはちょっと違うんだよね。
でも、パンダ居て良かった良かった。
私達2人を城まで送ってくれてグレンさんとローズさんは楽しかったなあと帰宅された
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
【1/21取り下げ予定】悲しみは続いても、また明日会えるから
gacchi
恋愛
愛人が身ごもったからと伯爵家を追い出されたお母様と私マリエル。お母様が幼馴染の辺境伯と再婚することになり、同じ年の弟ギルバードができた。それなりに仲良く暮らしていたけれど、倒れたお母様のために薬草を取りに行き、魔狼に襲われて死んでしまった。目を開けたら、なぜか五歳の侯爵令嬢リディアーヌになっていた。あの時、ギルバードは無事だったのだろうか。心配しながら連絡することもできず、時は流れ十五歳になったリディアーヌは学園に入学することに。そこには変わってしまったギルバードがいた。電子書籍化のため1/21取り下げ予定です。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる