192 / 369
文化祭コンサート何歌う?
しおりを挟む
「文化祭コンサートの曲を決めましょう!」
さっき生徒会室でカインと仕事していて考えていないのを思い出した。
曲のストックはあるし問題は何を歌うかかな。
「既存曲にします?新曲も入れます?」
ユニット試したいなあとクライスが言った。
「そうですねえ。」
王子が腕組みしながら首を捻る。うちの学校の生徒ってファンですよね?
「選挙の時はファン達だと思ったけど?誰かコンサート行きましたとか声掛けられた?」
カインが聞くと意外にも皆、首を横に振る。
「そうなんですよね。マナーが良いから声をかけないのか。本当に誰も来ていないのか。」
来ているのと来ていないのではちょっとコンサートの曲が変わってくる。
「教会には来てた人は居る。」
「あー。居たね。」
「どっちのタイプなんだろう。うちの生徒。無難な曲?斬新な曲?」
王子がまた首を捻る。
「そうですね。僕は斬新な曲タイプだと思います。若いから。」
会長がふふっと笑いながら言った。
「確かに同級生達ですものね。感覚は同じでしょうね。」
キャサリンが会長の意見に頷きながらユニット試しましょうか?と言った。
「Jupiterと島唄は確定で良いですよね?」
賛成ー!とそこは確定。
「ユニットなんだけど万人ウケ、男性ウケ、女性ウケの良い3組を考えているんだけど。ちなみにどれに入りたい?」
会長が男性陣に聞く。
「俺は万人ウケだな。」
ルイスはそう言うと思ったよ。
王子も万人ウケを選んだが後の4人は女性ウケユニットを選んだ。
「どうしようか?もう4人でやっちゃう?」
クライスが3人で分かれるかと考えていた様だけど今回は良いかと妥協案を提案。
婚約者無し組で良いんじゃないかと私は思うけどねえ。
それが1番女性にウケるだろう。
「じゃ何か曲考えてみようかな。」
会長はやりたい曲があったようでノートを広げて考えだした。
「会長はやっぱり仕事が早い。」
カインがボソッと呟いていた。
「今回は楽器の持ち込みが大変だから出来ればプラゲ楽器では無い方が有難いんですけど。」
王子が会長にお願いすると会長は楽器は使わなくて良いやつにすると言った。
「え?!《ひとり》みたいな曲ですか!!僕も歌いたい!」
王子が懇願するので5人組男子に決まりそうだ。
「女性ユニットも試したいなあ?」
エミリアが笑顔でキャサリンに訴えている。
「あぁ。良いわよ。曲出来てるし。ルイスが余るから入りましょうか?」
「はぁー?何で?俺?」
うん。余っているんだけど。ルイスが1番女性ユニットに似合わない。
簡単に決まるかと思っていたけど結構揉めるなあ。
何だかんだで新曲試したいんだよね。
「ルイス、僕と交代しようか?」
ジョージが笑顔でユニット交代を提案。まじか?良いのか?女性ユニットだぞ?!と討論していたがジョージは僕の方が違和感無いでしょ!と言い切っていた。
女性ユニットはこの前、教会で言っていたSPEED?かな。
キャサリン、エミリア、私にジョージ。
「後、1曲と念の為にアンコール1曲決めましょうか。」
会長が曲を書いている間に話し合い。
「アンケート集計から《乾杯》かな?」
カインの意見に同意。
「浪漫飛行!」
この曲楽しいから好きとクライスが手を挙げた。
それで決めましょうかと話し合いは一旦終了。
「主旋律だけ完成!!後は夜にでも書くよ。」
会長、絶対何か考えていたんだろうなあと思うスピードで書き上げていた。
《I Want it that way》と言う曲らしい。はい、メインはクライスだよと楽譜を渡してクライスに歌わせていた。
「バックストリート・ボーイズって言うアメリカの歌手なんだよね。メインボーカルがクライスにぴったり。」
会長は横に来てボソッと説明してくれた。
「ジョージが女性ユニットか。可愛いよね。」
まあ、そうだね。と言っておいた。ジョージが良いならいいんだけどなあ。可愛いのは事実だな。
「良い曲ですねー!!メロディーが良いです。」
「会長、仕事早すぎー。」
王子とカインが褒めるので会長は脳内である程度作っていたんだよ!と苦笑いしていた。
新曲は練習するとして、文化祭は何とかなりそうだな。
文化祭まで2週間。
さっき生徒会室でカインと仕事していて考えていないのを思い出した。
曲のストックはあるし問題は何を歌うかかな。
「既存曲にします?新曲も入れます?」
ユニット試したいなあとクライスが言った。
「そうですねえ。」
王子が腕組みしながら首を捻る。うちの学校の生徒ってファンですよね?
「選挙の時はファン達だと思ったけど?誰かコンサート行きましたとか声掛けられた?」
カインが聞くと意外にも皆、首を横に振る。
「そうなんですよね。マナーが良いから声をかけないのか。本当に誰も来ていないのか。」
来ているのと来ていないのではちょっとコンサートの曲が変わってくる。
「教会には来てた人は居る。」
「あー。居たね。」
「どっちのタイプなんだろう。うちの生徒。無難な曲?斬新な曲?」
王子がまた首を捻る。
「そうですね。僕は斬新な曲タイプだと思います。若いから。」
会長がふふっと笑いながら言った。
「確かに同級生達ですものね。感覚は同じでしょうね。」
キャサリンが会長の意見に頷きながらユニット試しましょうか?と言った。
「Jupiterと島唄は確定で良いですよね?」
賛成ー!とそこは確定。
「ユニットなんだけど万人ウケ、男性ウケ、女性ウケの良い3組を考えているんだけど。ちなみにどれに入りたい?」
会長が男性陣に聞く。
「俺は万人ウケだな。」
ルイスはそう言うと思ったよ。
王子も万人ウケを選んだが後の4人は女性ウケユニットを選んだ。
「どうしようか?もう4人でやっちゃう?」
クライスが3人で分かれるかと考えていた様だけど今回は良いかと妥協案を提案。
婚約者無し組で良いんじゃないかと私は思うけどねえ。
それが1番女性にウケるだろう。
「じゃ何か曲考えてみようかな。」
会長はやりたい曲があったようでノートを広げて考えだした。
「会長はやっぱり仕事が早い。」
カインがボソッと呟いていた。
「今回は楽器の持ち込みが大変だから出来ればプラゲ楽器では無い方が有難いんですけど。」
王子が会長にお願いすると会長は楽器は使わなくて良いやつにすると言った。
「え?!《ひとり》みたいな曲ですか!!僕も歌いたい!」
王子が懇願するので5人組男子に決まりそうだ。
「女性ユニットも試したいなあ?」
エミリアが笑顔でキャサリンに訴えている。
「あぁ。良いわよ。曲出来てるし。ルイスが余るから入りましょうか?」
「はぁー?何で?俺?」
うん。余っているんだけど。ルイスが1番女性ユニットに似合わない。
簡単に決まるかと思っていたけど結構揉めるなあ。
何だかんだで新曲試したいんだよね。
「ルイス、僕と交代しようか?」
ジョージが笑顔でユニット交代を提案。まじか?良いのか?女性ユニットだぞ?!と討論していたがジョージは僕の方が違和感無いでしょ!と言い切っていた。
女性ユニットはこの前、教会で言っていたSPEED?かな。
キャサリン、エミリア、私にジョージ。
「後、1曲と念の為にアンコール1曲決めましょうか。」
会長が曲を書いている間に話し合い。
「アンケート集計から《乾杯》かな?」
カインの意見に同意。
「浪漫飛行!」
この曲楽しいから好きとクライスが手を挙げた。
それで決めましょうかと話し合いは一旦終了。
「主旋律だけ完成!!後は夜にでも書くよ。」
会長、絶対何か考えていたんだろうなあと思うスピードで書き上げていた。
《I Want it that way》と言う曲らしい。はい、メインはクライスだよと楽譜を渡してクライスに歌わせていた。
「バックストリート・ボーイズって言うアメリカの歌手なんだよね。メインボーカルがクライスにぴったり。」
会長は横に来てボソッと説明してくれた。
「ジョージが女性ユニットか。可愛いよね。」
まあ、そうだね。と言っておいた。ジョージが良いならいいんだけどなあ。可愛いのは事実だな。
「良い曲ですねー!!メロディーが良いです。」
「会長、仕事早すぎー。」
王子とカインが褒めるので会長は脳内である程度作っていたんだよ!と苦笑いしていた。
新曲は練習するとして、文化祭は何とかなりそうだな。
文化祭まで2週間。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
サロン勤めで拘束時間は長く、休みもなかなか取れずに働きに働いた結果。
貯金残高はビックリするほど貯まってたけど、使う時間もないまま転生してた。
そして通勤の電車の中で暇つぶしに、ちょろーっとだけ遊んでいた乙女ゲームの世界に転生したっぽい?
あんまり内容覚えてないけど…
悪役令嬢がムチムチしてたのだけは許せなかった!
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドを堪能してくださいませ?
********************
初投稿です。
転生侍女シリーズ第一弾。
短編全4話で、投稿予約済みです。
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
めんどくさいが口ぐせになった令嬢らしからぬわたくしを、いいかげん婚約破棄してくださいませ。
hoo
恋愛
ほぅ……(溜息)
前世で夢中になってプレイしておりました乙ゲーの中で、わたくしは男爵の娘に婚約者である皇太子さまを奪われそうになって、あらゆる手を使って彼女を虐め抜く悪役令嬢でございました。
ですのに、どういうことでございましょう。
現実の世…と申していいのかわかりませぬが、この世におきましては、皇太子さまにそのような恋人は未だに全く存在していないのでございます。
皇太子さまも乙ゲーの彼と違って、わたくしに大変にお優しいですし、第一わたくし、皇太子さまに恋人ができましても、その方を虐め抜いたりするような下品な品性など持ち合わせてはおりませんの。潔く身を引かせていただくだけでございますわ。
ですけど、もし本当にあの乙ゲーのようなエンディングがあるのでしたら、わたくしそれを切に望んでしまうのです。婚約破棄されてしまえば、わたくしは晴れて自由の身なのですもの。もうこれまで辿ってきた帝王教育三昧の辛いイバラの道ともおさらばになるのですわ。ああなんて素晴らしき第二の人生となりますことでしょう。
ですから、わたくし決めました。あの乙ゲーをこの世界で実現すると。
そうです。いまヒロインが不在なら、わたくしが用意してしまえばよろしいのですわ。そして皇太子さまと恋仲になっていただいて、わたくしは彼女にお茶などをちょっとひっかけて差し上げたりすればいいのですよね。
さあ始めますわよ。
婚約破棄をめざして、人生最後のイバラの道行きを。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ヒロインサイドストーリー始めました
『めんどくさいが口ぐせになった公爵令嬢とお友達になりたいんですが。』
↑ 統合しました
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる