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Your song
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めちゃくちゃ寝た。
やっぱり疲れてたんだなあ。
朝から久しぶりに普通の制服に着替えて外に出るとルイスが迎えに来ていた。
「夏休みの宿題、今度手伝ってー。」
「今年もかよ。今度一緒にやろうか。」
ルイス、そこら辺は真面目だよなあ。
学校、レッスンルームもめっちゃ久しぶりだ。
「おはよー!」
先に来てたのはキャサリンとクライスだった。
「ねー!誕生日パーティーに何歌う?!」
そうか。やはり歌うのか。
「何しようかー?ノネット・クライムもだいぶ知れ渡ってるし下手な歌は歌えないよなあ。」
「多分、リクエスト来そうな予感。」
クライスもそう思うんだ。可能性大だなあ。
「おはよう!身体の疲れが抜け無い。」
会長とジョージとカインが揃ってやって来た。
「僕は短期間で叫び過ぎた疲れだよ。」
カインは苦笑い。
「おはようございまーす!皆、早い!」
エミリアは元気そうだ。
さて、王子の誕生日パーティーの件です。本題に入る。
「新曲は絶対披露したくない!」
「それは同感、あれはコンサートでのお楽しみだよ。」
会長の意見に皆、賛成。
「新しく歌を作るか既存の歌で行くか。」
「誕生日だから明るい歌が良いよなあ。」
なかなか悩める所だ。リクエストが無くても王子も楽しみにしている可能性もあるし。
「もし、新曲を作るなら順番はルナリーですね。」
会長に振られる。
「あっ。。うん。確かに。」
王子は作曲したし会長は琉球で2曲作成。キャサリンとルイスで王子の作詞したしなあ。
参ったな。誕生日系の歌じゃ無ければいけるんだが。
「あのさあ。何でも有り?」
恐る恐る聞いてみる。目が合った会長が苦笑いしながら
「まあ、良いんじゃないの?」
と言ってきた。察してくれたと考えよう。
「まじでどうしようかなあ。」
ノートを開いてペンを出す。
「どうしようで書けるから凄いよね。ジェファーソンも作曲出来る様になったし。」
クライスが羨ましそうに此方を見た。うーん?まあ、前世の記憶に頼っているのだけれども。
だがしかし。弾け過ぎず。ピン〇・レ〇ィーとか不可だろうな。
思い出すこと数分。
あっ。行けるかも知れない。TM n〇tw〇rk。
「もう出来たの?」
ジョージが食いつく様に寄って来たので取り敢えず否定しておいた。
歌詞、全部思い出せるかな。
何度も聞いた曲って覚えているものだなあ。
おぉ!行けそうだ。宇都宮さんの歌声が懐かしく思い出される。
ルイスはBO〇WYの方が好きだったよなあ。
割と歌詞が出来るまで皆がそっとしてくれるので助かる。
ボードウェン語で調整するのが少し難しい。語感が合わなくなるのはファンとして許せない。もうプラゲ語って事で歌っちゃダメだろうか。
「誰の曲?」
キャサリンとルイスと会長がそっと近づいて来たので見せた。
ルイスは解ってくれたけどキャサリンと会長は解ってくれない。悲しい。
Get Wildは知ってると言っていたがその曲の時は多分死んでた。私が解らない。是非今度教えて貰おう。
1985年にリリースだったか。ここの年号は変えておかないと。ちょっと残念だが今と合わない。
後は楽譜を起こしてっと。これは直ぐ出来る。
「おっしゃー!試しに歌うぞー!全然、誕生日っぽくないけど。ダメならまた考える!」
そう言って歌い出す。
優しいメロディーで良い曲なんだよね。
試しに歌って聞かせる。
どうでしょう?反応を見る。
「誕生日感ゼロだね!」
「でも、綺麗な曲ですよねー。」
「姐さんの世界観って感じの曲だよね。宇宙のファンタジーの時も思ったけど。独特で好き。」
いや、私のただの好きな曲なんですクライスさん。。そうは言えないけれど。
「誕生日ソングでは無いけれど私は有りかな。」
キャサリンありがとう。
「本当に?大丈夫かな?」
誕生日の歌ってハッピーバースデートゥーユーしか思いつかないのだ。
「正直、有りだと思う。歌詞や世界観は別としてメロディーが一般ウケしやすそう。」
「あざっす。」
会長とキャサリンがOKなら良いかな。
「ちなみにこの曲のメインはクライスでーす!」
私がニヤリと微笑むとクライスがウゲーと言う顔をした。
「なーんで僕?会長にしようよ。」
「この曲はテノールだ。他はハモリで行こう。」
後は他の旋律のハモリを作って。軽く編曲してっと。
「楽器は持ち込まないよな?皆で歌うよね?」
「パーティーに楽器持ち込んだらそれこそ歌えって言われるよね。」
ジョージがチェロ持参したらバレバレだよな。
良し、明日は王子来るかもしれないから練習しよっか。
音取りして主旋律はクライスがメインで英語の部分はカインにやらせよう。
後はハモリっと。
皆、覚えるのが早い。
「いやー。クライス良いね!」
会長が嬉しそう褒めていた。私もそう思う。
誕生日曲?your song完成!!
やっぱり疲れてたんだなあ。
朝から久しぶりに普通の制服に着替えて外に出るとルイスが迎えに来ていた。
「夏休みの宿題、今度手伝ってー。」
「今年もかよ。今度一緒にやろうか。」
ルイス、そこら辺は真面目だよなあ。
学校、レッスンルームもめっちゃ久しぶりだ。
「おはよー!」
先に来てたのはキャサリンとクライスだった。
「ねー!誕生日パーティーに何歌う?!」
そうか。やはり歌うのか。
「何しようかー?ノネット・クライムもだいぶ知れ渡ってるし下手な歌は歌えないよなあ。」
「多分、リクエスト来そうな予感。」
クライスもそう思うんだ。可能性大だなあ。
「おはよう!身体の疲れが抜け無い。」
会長とジョージとカインが揃ってやって来た。
「僕は短期間で叫び過ぎた疲れだよ。」
カインは苦笑い。
「おはようございまーす!皆、早い!」
エミリアは元気そうだ。
さて、王子の誕生日パーティーの件です。本題に入る。
「新曲は絶対披露したくない!」
「それは同感、あれはコンサートでのお楽しみだよ。」
会長の意見に皆、賛成。
「新しく歌を作るか既存の歌で行くか。」
「誕生日だから明るい歌が良いよなあ。」
なかなか悩める所だ。リクエストが無くても王子も楽しみにしている可能性もあるし。
「もし、新曲を作るなら順番はルナリーですね。」
会長に振られる。
「あっ。。うん。確かに。」
王子は作曲したし会長は琉球で2曲作成。キャサリンとルイスで王子の作詞したしなあ。
参ったな。誕生日系の歌じゃ無ければいけるんだが。
「あのさあ。何でも有り?」
恐る恐る聞いてみる。目が合った会長が苦笑いしながら
「まあ、良いんじゃないの?」
と言ってきた。察してくれたと考えよう。
「まじでどうしようかなあ。」
ノートを開いてペンを出す。
「どうしようで書けるから凄いよね。ジェファーソンも作曲出来る様になったし。」
クライスが羨ましそうに此方を見た。うーん?まあ、前世の記憶に頼っているのだけれども。
だがしかし。弾け過ぎず。ピン〇・レ〇ィーとか不可だろうな。
思い出すこと数分。
あっ。行けるかも知れない。TM n〇tw〇rk。
「もう出来たの?」
ジョージが食いつく様に寄って来たので取り敢えず否定しておいた。
歌詞、全部思い出せるかな。
何度も聞いた曲って覚えているものだなあ。
おぉ!行けそうだ。宇都宮さんの歌声が懐かしく思い出される。
ルイスはBO〇WYの方が好きだったよなあ。
割と歌詞が出来るまで皆がそっとしてくれるので助かる。
ボードウェン語で調整するのが少し難しい。語感が合わなくなるのはファンとして許せない。もうプラゲ語って事で歌っちゃダメだろうか。
「誰の曲?」
キャサリンとルイスと会長がそっと近づいて来たので見せた。
ルイスは解ってくれたけどキャサリンと会長は解ってくれない。悲しい。
Get Wildは知ってると言っていたがその曲の時は多分死んでた。私が解らない。是非今度教えて貰おう。
1985年にリリースだったか。ここの年号は変えておかないと。ちょっと残念だが今と合わない。
後は楽譜を起こしてっと。これは直ぐ出来る。
「おっしゃー!試しに歌うぞー!全然、誕生日っぽくないけど。ダメならまた考える!」
そう言って歌い出す。
優しいメロディーで良い曲なんだよね。
試しに歌って聞かせる。
どうでしょう?反応を見る。
「誕生日感ゼロだね!」
「でも、綺麗な曲ですよねー。」
「姐さんの世界観って感じの曲だよね。宇宙のファンタジーの時も思ったけど。独特で好き。」
いや、私のただの好きな曲なんですクライスさん。。そうは言えないけれど。
「誕生日ソングでは無いけれど私は有りかな。」
キャサリンありがとう。
「本当に?大丈夫かな?」
誕生日の歌ってハッピーバースデートゥーユーしか思いつかないのだ。
「正直、有りだと思う。歌詞や世界観は別としてメロディーが一般ウケしやすそう。」
「あざっす。」
会長とキャサリンがOKなら良いかな。
「ちなみにこの曲のメインはクライスでーす!」
私がニヤリと微笑むとクライスがウゲーと言う顔をした。
「なーんで僕?会長にしようよ。」
「この曲はテノールだ。他はハモリで行こう。」
後は他の旋律のハモリを作って。軽く編曲してっと。
「楽器は持ち込まないよな?皆で歌うよね?」
「パーティーに楽器持ち込んだらそれこそ歌えって言われるよね。」
ジョージがチェロ持参したらバレバレだよな。
良し、明日は王子来るかもしれないから練習しよっか。
音取りして主旋律はクライスがメインで英語の部分はカインにやらせよう。
後はハモリっと。
皆、覚えるのが早い。
「いやー。クライス良いね!」
会長が嬉しそう褒めていた。私もそう思う。
誕生日曲?your song完成!!
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