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第113話 オークと人間の共生。
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偵察中に見た大きな小屋に案内される。やはりここは村長の家のようで、僕の見立ては間違っていなかった。村長オークは何やらひそひそと周りのオークと話はしているけれど、声が小さくてやはり聞き取れない。ペンディングにしている盗聴の魔法をそろそろ使うべきだろうか。
「人間の雄よ。この村に住んでいる人間も呼んでくるから、少し待て。」
ああ、そういう話をしてたわけか。いちいち説明してくれるって、このオークさんはけっこう親切かもしれない。いや、出会いから今まで警戒はしてはいるけど、全く敵対しようという気配がないから、モシュカのクソアレン親子に比べればかなり良い人・・・オークたちだよ。
大きなテーブルを挟んで、奥にオーク村長、入り口側に僕が座るよう促された。このあたりは地球といか日本の作法とは全く違うようだね。まあ、僕もあまり詳しくはないけど。
「この村のオークは人間とともにこの地に住んでいる。人間たちは弱いが手先が器用で、我々の家を建てたり家具や服を作ってくれているのだ。我らはその見返りに、魔物から人間を守る。長い間そうしてきた。」
「人間たちは何処から連れてきたのですか?」
「うむ、魔物の山の麓には、食べ物がない人間が小さな村を作っていることがある。我らとこの村の人間とともに、そういうものたちを攫ってくるのだ。」
「あの、オークさん人間の言葉で『攫う』というのは、無理やり連れてくることを言います。話を聞いている限り、オークさんは人間を『誘って』いるだけで『攫って』いるわけではありません。攫うというのは悪い印象がありますから、誘うという言葉を使った方が良いと思います。」
「そうなのか・・・。我らは無理やり連れてくることはしておらんから『誘う』か。人の言葉というのはやはり難しいものだな。」
うんうんと頷きながら村長さんは納得しているけど、この集落のオークたちに周知することが可能なのかはまだ不明だよね。若いオークはあまり人間の言葉が得意ではないようだし。
「村長、人間連れてきた。」
「村長、新しい人間を攫ってきたと聞きましたが。こちらの方ですか?」
入口からする声に振り向くと、若いオークが人間の爺さんを連れて来ていた。爺さんも『攫ってきた』って言ってる・・・これは言葉を教える側に問題ありなのかも。
「おう、わざわざすまんな。一緒にこの人間の話を聞いてくれ。」
特に促されたわけでもないけれど、爺さんは当然のように奥に座っているオーク村長の隣の席に着いた。まじでこの集落・・・村ではオークと人間が共存しているようだ。
爺さんが席についてからはそれぞれがお互い特に警戒するようなこともなく、言葉も特に選ぶこともなく普通に話している。そして分かったことは、山の麓の人間の集落というのは、どうやら棄民の集落で、そもそも教育を受けていない言葉は話せるが文字は理解できない方々であることが分かった。
このオークの集落はもともとは麓側にあり、そのときから人間と接触していたようで、既に数代にわたって共存していたようだけど、まず文字がつかえないのと、口伝といっても言葉も不自由のようで、詳しい種族の歴史のようなものはないようで直近数十年のことがらしかわからなかった。これはオークだけではなく、人間の方も。
彼らの言う攫う行為、ようするに勧誘についても、代々行われているようだけど、最初に声をかけるのは人間であり、オークはある程度人間同士の話が付いてから姿を現して、主に建築や生産の手伝いをお願いするという。これ、使役とかではなくほんとうに共存のようだ。
しかし、この共存の始まりの時って、どのようにコミュニケーションがとられたのか、ものすごく気になる。そもそもオークには言葉がないとのことだから、意思の疎通をどうやってとったのだろうか。いや、それ以前に人間の言葉を話す前ってオーク同士はどうやってコミュニケーションをとっていたのだろうか。
「あの、村長つかぬ事をお聞きしますが、オークさんたちは人間と出会って言葉を使う前はどのように意思を伝えていたのですか?」
「それは、鳴き声に決まっているだろう。」
鳴き声らしい。ということで、その鳴き声で少しオーク同士で会話していただいたけれど、まったく何を言っているのかわからなかった。<トランスレート>の魔法は人間の言語のみしか理解できないようだ。
あと、魔物のオークとの違いを聞いてみたが、違いはないという。全く意味が分からない。なぜこの集落のオークたちは人を襲わないのだろうか。あまりにも不可解だよね。
あくまで口伝というか言い伝えという形で残っている話は聞かせていただいた。もともとはやはり人や魔物を食料として食べていたらしのだけれど、そのせいで人間との争いがあり、魔物の山の麓エリア・・・オーク曰くは単なる山の麓なんだけれど、そこから少しずつ山の中に追われていったそうだ。戦闘力的には文化的?な武器を持っている人間を襲うより弱い魔物を狩った方が効率がいいということでの居住地の移動だね。
ただオークは雑食で、肉ではなく山菜などを食べても生きていける種族だそうで、ある時代に山の麓に人間が住みつき、食糧の栽培を始めたのを当時のオークの首長が観察し、最初はその栽培されていた食料を盗んでいたそうだ。
ただ比較的魔物の中でも知能が高いのか、過去人間との争いで多くの犠牲者・・・犠牲オークも出ていたため、争わずになんとかできないかと考えた首長は、魔物の肉などを代わりに置いてくるという強制的な物々交換のようなことを始め、それを何となく受け入れた人間側と徐々に共存という方向性を見出したという。ほんとわけがわからない。
その後狩猟はオーク、器用さが求められる生産は人間と、棲み分けも徐々に出来上がり、意思の疎通をするために、人間の言葉を学び、今では完全な共存関係を築いたという。なんというか、オーク有能すぎじゃないの?
人間の方も元から棄民である上に、さらに魔物の山のふもとまで逃げ延びた方々であるから、棄民中の棄民というか、もうほぼ世捨て人に近い方々であったのが功を奏したのではないのかと思う。そのせいで今では人間の言葉もかなりあいまいだけども。
とにかく、どちらにしても訳が分からない。この集落のオーク以外は相も変わらず人を襲うそうだし、オーク同士でも争うというし、もうこの集落のオークは亜人分類してもいいのではないだろうか。
さて、どうしよう。とにかく僕はこのオークたちと敵対しないという意志を示し、一応受け入れられた。そして今後のお付き合についてのお話合いと、魔物の山についての情報収集を行うことにする。餅は餅屋だしね。
「村長さん、それでは僕の家をあそこに置くことは認めていただけるのですね。」
「我らと争わないのならば構わないが、あそこは強い魔物も多い。人間の雄よおまえは大丈夫かのか?」
この方々がどこの国にも属していないから、いろいろぶっちゃけてもいいだろう。むしろどこかの国に属していたらビックリだよね。
「大丈夫です。僕はあなた方と争わないし、僕は魔法使いなので、強い魔物にも負けません。むしろ、あなた方にこの山の事をいろいろ教えてもらい、お礼に食料を持ってきてもいいですよ。」
基本は物々交換でしょう。まあ物と物ではなく情報と物の交換だけども。
「魔法使いというのは知っている。人間の雄は魔法使いなのか。水を出したり、火を出す魔法はこの村の人間の使えるぞ。」
「村長さん、人間の雄というのは僕の事だと思うのですが、僕にはアタールという名前がありますので、アタールと呼んでいただけますか?そして僕は、水や火を出すだけではなく、もっといろいろな魔法が使えます。」
いろいろと細かく説明はするものの、すぐには理解できないことも多いようで、けっこう説明に時間がかかる。これは更なる意思の疎通だけではなく情報収集のために、もっと人間の言葉を学んでもらわなければならないよなぁ。
「人間の雄よ。この村に住んでいる人間も呼んでくるから、少し待て。」
ああ、そういう話をしてたわけか。いちいち説明してくれるって、このオークさんはけっこう親切かもしれない。いや、出会いから今まで警戒はしてはいるけど、全く敵対しようという気配がないから、モシュカのクソアレン親子に比べればかなり良い人・・・オークたちだよ。
大きなテーブルを挟んで、奥にオーク村長、入り口側に僕が座るよう促された。このあたりは地球といか日本の作法とは全く違うようだね。まあ、僕もあまり詳しくはないけど。
「この村のオークは人間とともにこの地に住んでいる。人間たちは弱いが手先が器用で、我々の家を建てたり家具や服を作ってくれているのだ。我らはその見返りに、魔物から人間を守る。長い間そうしてきた。」
「人間たちは何処から連れてきたのですか?」
「うむ、魔物の山の麓には、食べ物がない人間が小さな村を作っていることがある。我らとこの村の人間とともに、そういうものたちを攫ってくるのだ。」
「あの、オークさん人間の言葉で『攫う』というのは、無理やり連れてくることを言います。話を聞いている限り、オークさんは人間を『誘って』いるだけで『攫って』いるわけではありません。攫うというのは悪い印象がありますから、誘うという言葉を使った方が良いと思います。」
「そうなのか・・・。我らは無理やり連れてくることはしておらんから『誘う』か。人の言葉というのはやはり難しいものだな。」
うんうんと頷きながら村長さんは納得しているけど、この集落のオークたちに周知することが可能なのかはまだ不明だよね。若いオークはあまり人間の言葉が得意ではないようだし。
「村長、人間連れてきた。」
「村長、新しい人間を攫ってきたと聞きましたが。こちらの方ですか?」
入口からする声に振り向くと、若いオークが人間の爺さんを連れて来ていた。爺さんも『攫ってきた』って言ってる・・・これは言葉を教える側に問題ありなのかも。
「おう、わざわざすまんな。一緒にこの人間の話を聞いてくれ。」
特に促されたわけでもないけれど、爺さんは当然のように奥に座っているオーク村長の隣の席に着いた。まじでこの集落・・・村ではオークと人間が共存しているようだ。
爺さんが席についてからはそれぞれがお互い特に警戒するようなこともなく、言葉も特に選ぶこともなく普通に話している。そして分かったことは、山の麓の人間の集落というのは、どうやら棄民の集落で、そもそも教育を受けていない言葉は話せるが文字は理解できない方々であることが分かった。
このオークの集落はもともとは麓側にあり、そのときから人間と接触していたようで、既に数代にわたって共存していたようだけど、まず文字がつかえないのと、口伝といっても言葉も不自由のようで、詳しい種族の歴史のようなものはないようで直近数十年のことがらしかわからなかった。これはオークだけではなく、人間の方も。
彼らの言う攫う行為、ようするに勧誘についても、代々行われているようだけど、最初に声をかけるのは人間であり、オークはある程度人間同士の話が付いてから姿を現して、主に建築や生産の手伝いをお願いするという。これ、使役とかではなくほんとうに共存のようだ。
しかし、この共存の始まりの時って、どのようにコミュニケーションがとられたのか、ものすごく気になる。そもそもオークには言葉がないとのことだから、意思の疎通をどうやってとったのだろうか。いや、それ以前に人間の言葉を話す前ってオーク同士はどうやってコミュニケーションをとっていたのだろうか。
「あの、村長つかぬ事をお聞きしますが、オークさんたちは人間と出会って言葉を使う前はどのように意思を伝えていたのですか?」
「それは、鳴き声に決まっているだろう。」
鳴き声らしい。ということで、その鳴き声で少しオーク同士で会話していただいたけれど、まったく何を言っているのかわからなかった。<トランスレート>の魔法は人間の言語のみしか理解できないようだ。
あと、魔物のオークとの違いを聞いてみたが、違いはないという。全く意味が分からない。なぜこの集落のオークたちは人を襲わないのだろうか。あまりにも不可解だよね。
あくまで口伝というか言い伝えという形で残っている話は聞かせていただいた。もともとはやはり人や魔物を食料として食べていたらしのだけれど、そのせいで人間との争いがあり、魔物の山の麓エリア・・・オーク曰くは単なる山の麓なんだけれど、そこから少しずつ山の中に追われていったそうだ。戦闘力的には文化的?な武器を持っている人間を襲うより弱い魔物を狩った方が効率がいいということでの居住地の移動だね。
ただオークは雑食で、肉ではなく山菜などを食べても生きていける種族だそうで、ある時代に山の麓に人間が住みつき、食糧の栽培を始めたのを当時のオークの首長が観察し、最初はその栽培されていた食料を盗んでいたそうだ。
ただ比較的魔物の中でも知能が高いのか、過去人間との争いで多くの犠牲者・・・犠牲オークも出ていたため、争わずになんとかできないかと考えた首長は、魔物の肉などを代わりに置いてくるという強制的な物々交換のようなことを始め、それを何となく受け入れた人間側と徐々に共存という方向性を見出したという。ほんとわけがわからない。
その後狩猟はオーク、器用さが求められる生産は人間と、棲み分けも徐々に出来上がり、意思の疎通をするために、人間の言葉を学び、今では完全な共存関係を築いたという。なんというか、オーク有能すぎじゃないの?
人間の方も元から棄民である上に、さらに魔物の山のふもとまで逃げ延びた方々であるから、棄民中の棄民というか、もうほぼ世捨て人に近い方々であったのが功を奏したのではないのかと思う。そのせいで今では人間の言葉もかなりあいまいだけども。
とにかく、どちらにしても訳が分からない。この集落のオーク以外は相も変わらず人を襲うそうだし、オーク同士でも争うというし、もうこの集落のオークは亜人分類してもいいのではないだろうか。
さて、どうしよう。とにかく僕はこのオークたちと敵対しないという意志を示し、一応受け入れられた。そして今後のお付き合についてのお話合いと、魔物の山についての情報収集を行うことにする。餅は餅屋だしね。
「村長さん、それでは僕の家をあそこに置くことは認めていただけるのですね。」
「我らと争わないのならば構わないが、あそこは強い魔物も多い。人間の雄よおまえは大丈夫かのか?」
この方々がどこの国にも属していないから、いろいろぶっちゃけてもいいだろう。むしろどこかの国に属していたらビックリだよね。
「大丈夫です。僕はあなた方と争わないし、僕は魔法使いなので、強い魔物にも負けません。むしろ、あなた方にこの山の事をいろいろ教えてもらい、お礼に食料を持ってきてもいいですよ。」
基本は物々交換でしょう。まあ物と物ではなく情報と物の交換だけども。
「魔法使いというのは知っている。人間の雄は魔法使いなのか。水を出したり、火を出す魔法はこの村の人間の使えるぞ。」
「村長さん、人間の雄というのは僕の事だと思うのですが、僕にはアタールという名前がありますので、アタールと呼んでいただけますか?そして僕は、水や火を出すだけではなく、もっといろいろな魔法が使えます。」
いろいろと細かく説明はするものの、すぐには理解できないことも多いようで、けっこう説明に時間がかかる。これは更なる意思の疎通だけではなく情報収集のために、もっと人間の言葉を学んでもらわなければならないよなぁ。
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