78 / 116
第78話 もうスラムじゃないけどスラム地区再訪。
しおりを挟む
炊き出しは毎日盛況だということだ。いつの間にか奇麗に整えられた広場で配られる食事に、子供たちやご近所の方々が舌鼓を打っている。今日はシチューとパン。なんかぜんぜんみすぼらしくなくて、普通に具沢山で美味しい。店開いて、お金取った方が良いんじゃないだろうか。エレナはシチュー3杯目なんですけど・・・。
にしても、人が多い、先日尋ねたときは、職人区の子どもたちやその親御さんも来ていると言ってたけど、さらに増えている気がする。
「さすがに冒険者登録した方はこの時間あまり残っていないですけど、それにしても人が多いですね。」
「みんなが冒険者登録してから、連中が他の冒険者の方々ともお知り合いになったりしまして、話をしているうちに、炊き出しや湯浴み、そして今はクランの建物で勉強を教えたりもしていまして、その話を聞いた冒険者の家族とかが最近はやってくるのですよ。」
いわゆる、口コミ効果だな。紙メディアもろくになくネットメディアもないこっちじゃ、口コミにすべての情報が詰まっているんだろうな。っていうか、クランの建物って何?
「それにスラム地区にゴミの臭いがなくなってみんな最初はびっくりしていましたよ。今では職人区のご家族だけではなく、居住区から冒険者のご家族や知り合いの方々がいらっしゃるようになりました。ほんのひと月足らずの間にここまで環境が変わるとは、と噂になっていますよ。」
「良い事ですよ。みんなが頑張った甲斐があったわけですから。ところでクランの建物って何ですか?あの向こうの大きな石造りの建物ですか?なんだか木造が多いのに、あの建物の周辺だけゆったりと大きなのを中心に石造りの建物になっていますけど。」
「え?あの一番大きな屋敷は、前に言っていたアタールさんの家ですよ。その周りの石造りの建物は、まだ建物だけ建てただけで使える状態ではないのですよ。なにせ大工も石工も内装職人もみんなアタールさんの家にかかりっきりになってしまって。特に石工がアタールさんの家を建てて趣に乗ったとか言いいまして、勝手に周りにも別の石造りの建物も建ててしまいまして・・・何とか外装のみで止めて、やっとアタールさんの家だけ完成したみたいです。クランの建物はあちら。あの大きな木造の建物です。」
人の多い広場から見渡しても、建物が分かるくらいだから、まあ大きいよね。でも、クランの建物より僕の家の方が大きいんじゃないか・・・隣との家の間隔を考えると、庭も広い・・・。
「アタールさんが考えてくれた集合住宅のおかげで、だいぶ土地に余裕ができましたし、以前は住めなかったというか、さすがにスラム地区の住民でも敬遠していたあたりまで全く臭いがしなくなったので、居住範囲も広がりました。今では簡単な農作物も作り始めたようです。収穫はまだまだ先ですけどね。」
何だか説明が頭に入らなくなってきているけど、僕が張った臭気遮断の結界の効果で1ヘクタール程度の土地に密集していたのが、2ヘクタール程度の土地全てえるようになって集合住宅の完成も相まって土地に余裕もできたと。
まあ、人口密度は高いけどもともと一人暮らしの方々の小屋というかあばら家が面積を取っていたわけだから、小学校のグラウンドふたつ分くらい、都会なら4校分ほどの広さの土地なら全人口250人、アパートを1世帯と考えると、今は50世帯くらいだからけっこう余裕ができたのか。二階建ての長屋みたいなののあるしな。トイレは共同なのかな・・・いや聞くと手を出したくなりそうだから聞かないでおこう。農地は家庭菜園のようなものだな。
エフゲニーさんがある程度の説明を終えたので、まずはクランの建物についてお聞きしようとすると、このまま連れて行ってくれることになった。炊き出しを他の方にお願いすると、早速案内してれると言うので、歩きながらエレナを紹介する。
「エフゲニーさん、紹介しておきます。僕の遠縁の親せきでエレナっていいます。」
「初めましてエフゲニーさん、エレナです。いつもお話は聞いていました。よろしくお願いします。」
「初めましてエフゲニーです。いつもアタールさんにはお世話になっております。」
どちらかというとエフゲニーさんに関しては、こっちがお世話になってるよ。どういう親戚化とかいちいち聞いて来ないのもいいよね。イワン一味なら根掘り葉掘り聞いてきそうだ。社交辞令の交換をしているうちに、クランの建物というそこそこ大きな木造建築物に着いた。どれくらいの大きさと表現すればいいだろか。隣町のファミレスロード店を2階建てにしたくらいの大きさなんだけども。
「1階にはいくつか小部屋がありまして、2階はホールになっています。今は炊き出しの手伝いなんかで誰も居ませんけど、2階で子供たちや読み書きができない方々の勉強会にも使っています。1階は一応、いくつかの部屋と小さな打ち合わせに使う応接室や、炊き出しの下ごしらえができるキッチンもあります。」
説明を聞きながら、建物の中を案内される。木造だから1階に広間を持ってくるのはちょっと無理があるか。とはいっても、1階はにも広間はある。小学校の教室位あるよ・・・。後は個室か。小さいとはいってもキッチンだけでも12畳くらいあるな。応接室とか事務室もまあ、広さとしては十分じゃないかな。
「クラン事務室のようなものも作らせていただきました。マキシムは冒険者稼業の方が好きなので、あまり長い時間はいませんがヤツが代表で私が副代表をさせてもらっていますが殆ど私が使わせてもらっています。一応、私も冒険者登録しているのですけどね。」
そう言いながら、事務室に案内してくれたが、中には特に何もない。それこそイワン小屋の再現のような感じだ。12人ほど座れるテーブル。少し違うのは別に書棚や執務机らしきものがあるところか。
あまりにも何もないので、どうしてか尋ねると、書類やお金などはイワン小屋に保管してあるそうだ。あっちは、セキュリティ対策は万全だもんな。この建物の管理はみんなで分担して掃除なども行っているということで、集会所のようなもんだな。
「エフゲニーさん、そういえばクランが冒険者ギルドで話題になった件だけど、朝に会館でマキシムさんにも会って、ギルトからの申し出はマキシムさんとエフゲニーさんで受けてもらえるようにお願いしましたからね。僕は正式にはクランのメンバーではないし、もう二人にすべて任せるからお願いします。」
「マキシムと私が行くのはアタールさんの頼みとあれば問題ありませんけど、本当のクランの持ち主はアタールさんなのですから、これからも相談はさせていただきますし、アタールさんに決めていただくことも多いと思います・・・。あまり突き放さず、よろしくお願いします。」
エフゲニーさんはちょっと困り顔だ。できる人なのになんでこんなに弱気なんだろうな。まあ棄民から平民になってまだ1か月も経っていないからな。冒険者ギルドの偉い人とかなら民爵持ちが居てもおかしくないし、そういうことも気にしてるんだろう。でも持ち主って・・・。
「そうそう、今は炊き出しに寄っただけだったけど、夕方に冒険者として動いているみんなが帰ってくる頃に、また細かい話は聞くよ。そのときに、みんなにエレナを紹介したいし、何か僕にしてほしい事とかがあればその時聞くから、冒険者じゃない住人にも、エフゲニーさんが聞いてまとめておいてくださいよ。」
いろいろクランに関しての難しい話になる前に早々に離脱しておいた方がいいと判断した僕は、先延ばしという手段を選んだ。エフゲニーさんの反応は・・・変わらないな。粛々と次の目的の建物に案内してくれる。あれ?これは家というより屋敷だよね。
「エフゲニーさん、この家なんだか立派すぎないですかね。」
「そうでもないと思いますよ。庭も居住区の大きな家に比べれば狭いですし。」
比べる相手が違うと思う。こないだまでここはバリバリのスラム地区だったよね。そこにこんな屋敷ができるとは夢にも思わなかっただろうな。まあ、クランの建物よりが小さいけど、元は僕ひとりで住む予定だったよね・・・。
「石工が張り切ってしまったのは確かです。なんだか嫁さんが湯浴み目的に毎日仕事についてくるものだからお願いした数より多くの職人が集まってしまって。料金はそのままでいいってことでしたので、何も言わなかったら、予定より多く来たのは石工だけじゃなくて大工や家具職人まで嫁さんや子供を連れてくるようになってしまって。」
「はぁ、ありがたい事ではありますが、この家・・・いや屋敷、目立ち過ぎませんか?」
エレナがものすごく怪訝な目で僕を見ている。なぜだろうか?
「エレナ、なにか僕変なこと言った?」
「あの、アタールさんが家の事で目立つとか目立たないとか言うんだなぁ、って思いまして。」
た、確かに、ログハウスやらトレーラーハウスやらコンテナハウスやら建てたり、コンクリート基礎やら太陽光発電は作ってますけどね。あれは僕とエレナと国王様、サシャさん、アート様しか知らないからいいの。エレナの方を向いて人差し指を立てて口に当て、『しーっ』のポーズをすると、『1?』って言ってるし・・・反応がエフゲニーさんと同じとは・・・。
気をとり直し、『僕の家の事は内緒って意味だよ。』とエレナに耳打ちして、納得してもらった。まあ、家を建ててくれるというのを前に了承したのは僕だし、こは素直にありがたく住まわせてもらった方が波風立たないだろう。開き直ろう。内見会の始まりだ。
にしても、人が多い、先日尋ねたときは、職人区の子どもたちやその親御さんも来ていると言ってたけど、さらに増えている気がする。
「さすがに冒険者登録した方はこの時間あまり残っていないですけど、それにしても人が多いですね。」
「みんなが冒険者登録してから、連中が他の冒険者の方々ともお知り合いになったりしまして、話をしているうちに、炊き出しや湯浴み、そして今はクランの建物で勉強を教えたりもしていまして、その話を聞いた冒険者の家族とかが最近はやってくるのですよ。」
いわゆる、口コミ効果だな。紙メディアもろくになくネットメディアもないこっちじゃ、口コミにすべての情報が詰まっているんだろうな。っていうか、クランの建物って何?
「それにスラム地区にゴミの臭いがなくなってみんな最初はびっくりしていましたよ。今では職人区のご家族だけではなく、居住区から冒険者のご家族や知り合いの方々がいらっしゃるようになりました。ほんのひと月足らずの間にここまで環境が変わるとは、と噂になっていますよ。」
「良い事ですよ。みんなが頑張った甲斐があったわけですから。ところでクランの建物って何ですか?あの向こうの大きな石造りの建物ですか?なんだか木造が多いのに、あの建物の周辺だけゆったりと大きなのを中心に石造りの建物になっていますけど。」
「え?あの一番大きな屋敷は、前に言っていたアタールさんの家ですよ。その周りの石造りの建物は、まだ建物だけ建てただけで使える状態ではないのですよ。なにせ大工も石工も内装職人もみんなアタールさんの家にかかりっきりになってしまって。特に石工がアタールさんの家を建てて趣に乗ったとか言いいまして、勝手に周りにも別の石造りの建物も建ててしまいまして・・・何とか外装のみで止めて、やっとアタールさんの家だけ完成したみたいです。クランの建物はあちら。あの大きな木造の建物です。」
人の多い広場から見渡しても、建物が分かるくらいだから、まあ大きいよね。でも、クランの建物より僕の家の方が大きいんじゃないか・・・隣との家の間隔を考えると、庭も広い・・・。
「アタールさんが考えてくれた集合住宅のおかげで、だいぶ土地に余裕ができましたし、以前は住めなかったというか、さすがにスラム地区の住民でも敬遠していたあたりまで全く臭いがしなくなったので、居住範囲も広がりました。今では簡単な農作物も作り始めたようです。収穫はまだまだ先ですけどね。」
何だか説明が頭に入らなくなってきているけど、僕が張った臭気遮断の結界の効果で1ヘクタール程度の土地に密集していたのが、2ヘクタール程度の土地全てえるようになって集合住宅の完成も相まって土地に余裕もできたと。
まあ、人口密度は高いけどもともと一人暮らしの方々の小屋というかあばら家が面積を取っていたわけだから、小学校のグラウンドふたつ分くらい、都会なら4校分ほどの広さの土地なら全人口250人、アパートを1世帯と考えると、今は50世帯くらいだからけっこう余裕ができたのか。二階建ての長屋みたいなののあるしな。トイレは共同なのかな・・・いや聞くと手を出したくなりそうだから聞かないでおこう。農地は家庭菜園のようなものだな。
エフゲニーさんがある程度の説明を終えたので、まずはクランの建物についてお聞きしようとすると、このまま連れて行ってくれることになった。炊き出しを他の方にお願いすると、早速案内してれると言うので、歩きながらエレナを紹介する。
「エフゲニーさん、紹介しておきます。僕の遠縁の親せきでエレナっていいます。」
「初めましてエフゲニーさん、エレナです。いつもお話は聞いていました。よろしくお願いします。」
「初めましてエフゲニーです。いつもアタールさんにはお世話になっております。」
どちらかというとエフゲニーさんに関しては、こっちがお世話になってるよ。どういう親戚化とかいちいち聞いて来ないのもいいよね。イワン一味なら根掘り葉掘り聞いてきそうだ。社交辞令の交換をしているうちに、クランの建物というそこそこ大きな木造建築物に着いた。どれくらいの大きさと表現すればいいだろか。隣町のファミレスロード店を2階建てにしたくらいの大きさなんだけども。
「1階にはいくつか小部屋がありまして、2階はホールになっています。今は炊き出しの手伝いなんかで誰も居ませんけど、2階で子供たちや読み書きができない方々の勉強会にも使っています。1階は一応、いくつかの部屋と小さな打ち合わせに使う応接室や、炊き出しの下ごしらえができるキッチンもあります。」
説明を聞きながら、建物の中を案内される。木造だから1階に広間を持ってくるのはちょっと無理があるか。とはいっても、1階はにも広間はある。小学校の教室位あるよ・・・。後は個室か。小さいとはいってもキッチンだけでも12畳くらいあるな。応接室とか事務室もまあ、広さとしては十分じゃないかな。
「クラン事務室のようなものも作らせていただきました。マキシムは冒険者稼業の方が好きなので、あまり長い時間はいませんがヤツが代表で私が副代表をさせてもらっていますが殆ど私が使わせてもらっています。一応、私も冒険者登録しているのですけどね。」
そう言いながら、事務室に案内してくれたが、中には特に何もない。それこそイワン小屋の再現のような感じだ。12人ほど座れるテーブル。少し違うのは別に書棚や執務机らしきものがあるところか。
あまりにも何もないので、どうしてか尋ねると、書類やお金などはイワン小屋に保管してあるそうだ。あっちは、セキュリティ対策は万全だもんな。この建物の管理はみんなで分担して掃除なども行っているということで、集会所のようなもんだな。
「エフゲニーさん、そういえばクランが冒険者ギルドで話題になった件だけど、朝に会館でマキシムさんにも会って、ギルトからの申し出はマキシムさんとエフゲニーさんで受けてもらえるようにお願いしましたからね。僕は正式にはクランのメンバーではないし、もう二人にすべて任せるからお願いします。」
「マキシムと私が行くのはアタールさんの頼みとあれば問題ありませんけど、本当のクランの持ち主はアタールさんなのですから、これからも相談はさせていただきますし、アタールさんに決めていただくことも多いと思います・・・。あまり突き放さず、よろしくお願いします。」
エフゲニーさんはちょっと困り顔だ。できる人なのになんでこんなに弱気なんだろうな。まあ棄民から平民になってまだ1か月も経っていないからな。冒険者ギルドの偉い人とかなら民爵持ちが居てもおかしくないし、そういうことも気にしてるんだろう。でも持ち主って・・・。
「そうそう、今は炊き出しに寄っただけだったけど、夕方に冒険者として動いているみんなが帰ってくる頃に、また細かい話は聞くよ。そのときに、みんなにエレナを紹介したいし、何か僕にしてほしい事とかがあればその時聞くから、冒険者じゃない住人にも、エフゲニーさんが聞いてまとめておいてくださいよ。」
いろいろクランに関しての難しい話になる前に早々に離脱しておいた方がいいと判断した僕は、先延ばしという手段を選んだ。エフゲニーさんの反応は・・・変わらないな。粛々と次の目的の建物に案内してくれる。あれ?これは家というより屋敷だよね。
「エフゲニーさん、この家なんだか立派すぎないですかね。」
「そうでもないと思いますよ。庭も居住区の大きな家に比べれば狭いですし。」
比べる相手が違うと思う。こないだまでここはバリバリのスラム地区だったよね。そこにこんな屋敷ができるとは夢にも思わなかっただろうな。まあ、クランの建物よりが小さいけど、元は僕ひとりで住む予定だったよね・・・。
「石工が張り切ってしまったのは確かです。なんだか嫁さんが湯浴み目的に毎日仕事についてくるものだからお願いした数より多くの職人が集まってしまって。料金はそのままでいいってことでしたので、何も言わなかったら、予定より多く来たのは石工だけじゃなくて大工や家具職人まで嫁さんや子供を連れてくるようになってしまって。」
「はぁ、ありがたい事ではありますが、この家・・・いや屋敷、目立ち過ぎませんか?」
エレナがものすごく怪訝な目で僕を見ている。なぜだろうか?
「エレナ、なにか僕変なこと言った?」
「あの、アタールさんが家の事で目立つとか目立たないとか言うんだなぁ、って思いまして。」
た、確かに、ログハウスやらトレーラーハウスやらコンテナハウスやら建てたり、コンクリート基礎やら太陽光発電は作ってますけどね。あれは僕とエレナと国王様、サシャさん、アート様しか知らないからいいの。エレナの方を向いて人差し指を立てて口に当て、『しーっ』のポーズをすると、『1?』って言ってるし・・・反応がエフゲニーさんと同じとは・・・。
気をとり直し、『僕の家の事は内緒って意味だよ。』とエレナに耳打ちして、納得してもらった。まあ、家を建ててくれるというのを前に了承したのは僕だし、こは素直にありがたく住まわせてもらった方が波風立たないだろう。開き直ろう。内見会の始まりだ。
1
お気に入りに追加
3,589
あなたにおすすめの小説
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。
埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。
その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
チートスキルで無自覚無双 ~ゴミスキルばかり入手したと思ってましたが実は最強でした~
Tamaki Yoshigae
ファンタジー
北野悠人は世界に突如現れたスキルガチャを引いたが、外れスキルしか手に入らなかった……と思っていた。
が、実は彼が引いていたのは世界最強のスキルばかりだった。
災厄級魔物の討伐、その素材を用いてチートアイテムを作る錬金術、アイテムを更に規格外なものに昇華させる付与術。
何でも全て自分でできてしまう彼は、自分でも気づかないうちに圧倒的存在に成り上がってしまう。
※小説家になろうでも連載してます(最高ジャンル別1位)
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる