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番外編 ※不定期更新※

2.

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 さて、朝食を終えたら皆それぞれ学習の時間じゃ。

 今日はわしはレイチェルにダンスを教えるのじゃよ。

 わしは当主時代に、社交界で名を馳せるくらいダンスがうまかったんじゃからな!!

 レイチェルは軽い足運びでどんな曲でも踊りこなしてしまうので、わし必要ないかもじゃが、教えたいんじゃもん!!

 わしがレイチェルと踊りたいだけと言われればそうじゃがな!?

 しかし、しかしレイチェルと踊りたいのじゃ!!


「お爺様、曲が終わりましたわ。私、これからハープの自主練にまいりたいのですけれど。」

「む、もう少し良いではないか!!じじよりもハープをとるのか…?」

「もうすぐ演奏会が近いのですわ。そのように仰るなら、お爺様もご一緒にどうですか?」

「うむ、行こうではないか!!」


 レイチェルのハープはピアノよりも綺麗なのじゃ。

 ハープは精霊との会話と呼ばれるくらい高難度な楽器でな、わしらのような精霊と心を通わすことのできないど素人が、おいそれと手を出せるものじゃないんじゃよ。

 その点、レイチェルは幼い頃から精霊と仲が良くての、いつも見えない何かと話しているのをみて、寂しくなったものじゃ。

 しかし、レイチェルが一度ハープを弾けば、その場にいる全員の前に精霊が姿をあらわすのじゃよ!

 わしらにも見えるようになるのじゃ!すごいじゃろう、すごいじゃろう!!

 我が孫娘はすごいのじゃ!!

 レイチェルすごい!レイチェル最高!レイチェルはわしの孫~!!

 さて、昼食は軽くサンドウィッチでも食べようかの。


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