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第3日目
8話目 初戦闘はスライムです。
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今の時間は正午くらい。
「よし、じゃあ装備も整ったしモンスター討伐しにいきますか。」
そう言うとケルトとミラは普通そうに
「いつでもいけるぞ。」
「まあ、今日討伐するとおもってたしね。」
と、言っている。圧倒的に頼もしい。が、
「ふええ?なんでみんなそんなに早いの!?なんでなんで!」
・・・リールは気にしないで置いていきたいがヒーラーのために置いていけない。
「予定通りに進まねえ・・・」
ここから片道30分だから家まで帰りたくねえのに。めんどくさい。引きこもりたい。
仕方なく家に帰る羽目になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さあ!準備万端です!討伐しにいきましょう討伐!」
・・・なんでここまで元気なのか、体力が無限に湧いて出てくるのか?羨ましい。重い体に鞭を打ってまで行かないといけないものなのか。
考えて数秒後、結果が出た。別にいいや。部屋のノブに手をかけそっとドアを開け部屋に閉じこもる。
「こら!開けなさい!立てこもるのは卑怯だぞ!」扉の向こうで叫んでいるような声が聞こえてきたが収まった。
諦めたのかと思っていた。ある音が聞こえてるまでは。
「ヒュン ヒュン ヒュン」
そこそこいろいろなゲームなどをしていた俺には分かる。弓が風を切る音だ。 そっと扉を開けそっこー頭を下げる。
「やめてください立ち退く時に修理費請求されるのは俺なんですほんと許してください何でもしますから」
弓を打っていたケルトは手を止め、リールと顔を見合わせにやっと笑い、こういった。
「何でもするといったな。ならば前線維持のため壁役に徹して貰おうか。」
冒険者って、何だっけ。
俺はそう思いながら悲痛な叫びをあげた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局モンスター討伐にいくことになった。倒す敵はスライム。
「思えばなんでミラは俺がいじめられてる時助けてくれなかったかについて聞きたいのだが。」
「どいつもこいつも馬鹿ばっかでめんどくさかったから。」
そっけない返事が返ってくる。
なんで俺らのパーティーはこんな奴らばっかなんだ。運がいいのか悪いのか。そんなことを考えていると、ケルトが
「シュウ、スライムの群れを目視した。11時の方向。」
と、スライムの群れがいる方向を教えてくれた。が、ぼんやりとしか見えない。
「お前、なんで見えるんだ?」
と、小声で尋ねると、
「アーチャーなのだから視力アップしているのは当たり前だろう左右3.0あるぞ。」
と、よく考えて見ると当たり前の答えが返ってきた。まあそこはおいておこう。まずは敵だ。
時計で確認するとスライムの生態、豆知識が出てきた。
〈経験値はあまり持っていないが簡単に倒せる世界三大弱小モンスターの一種。攻撃を受けるとその攻撃を受けた方に走り出す。弱点は目。〉
なるほど、ならば作戦はこうしよう。
1.まず、ミラがケイトに〈弓の命中率アップ魔法〉をかけ、俺に〈攻撃力・防御力アップ魔法〉をかけてもらう。
2.ケイトが殺さない程度にこちらに注意を引きつける。
3.俺が特攻し目を潰す。ここでダメージを食らったらリールのヒールで回復し、定期的にヒールをかけてもらう。
「これでおk?」
「「「おk。」」」
・・・こいつ等にはノリが良いときがあると思う。
「まず、弓の命中率アップ魔法、攻撃力・防御力アップ魔法をかけておくね。」
何か力が漲る感じがする。魔法すげえ。
「じゃあ、いくぞ。打つべし!打つべし!」
どこかで聞いたことがあるが気にしない。
綺麗にヒットしこちらに走ってくる。
「さあ、いくぞー!」
スライムに向かって走り出す。大きさは意外と腰くらいまであって大きかった。
「でやあぁぁー!」
かけ声とともに剣を振り下ろす。「めしゃっ」という音とともに真っ二つに割れた。・・・意外と断面グロいな。血で真っ赤に染まっており、自然と身構える。体はぽろっと落ち、消えていく。けど、血にかかると酸のように溶ける音がしていた。体に当たらないように気をつけなければ。スライムをほかの奴をたくさん狩る。楽勝。楽勝。簡単すぎて考え事をしていると大型のスライムが横から体当たりしそうになっている。反応できない。とっさに身構えるが、いつまでたっても襲ってこない。
「フリーズ。」
リールが唱えた言葉とともに、文字通りスライムは凍った彫刻のように凍てついている。売れるかな。これ。
こうしてスライムは全滅した。そして戦闘が終わり全員のレベルが2ずつ上がる。やったぜ。そして全員の元に歩み寄り、
「ナイス!よくやった!」
と、声をかけた。若干危なかったが勝てたからよしとしよう。これでこの世界発の、戦闘が終わった。
これから、ギルドに向かい報酬金をもらってから切れ味のいい剣とか、全員の武器でも新調してやるか。
長くなってすみません<m(__)m>まとめられるよう善処します…
byただのアニメ好き
「よし、じゃあ装備も整ったしモンスター討伐しにいきますか。」
そう言うとケルトとミラは普通そうに
「いつでもいけるぞ。」
「まあ、今日討伐するとおもってたしね。」
と、言っている。圧倒的に頼もしい。が、
「ふええ?なんでみんなそんなに早いの!?なんでなんで!」
・・・リールは気にしないで置いていきたいがヒーラーのために置いていけない。
「予定通りに進まねえ・・・」
ここから片道30分だから家まで帰りたくねえのに。めんどくさい。引きこもりたい。
仕方なく家に帰る羽目になった。
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「さあ!準備万端です!討伐しにいきましょう討伐!」
・・・なんでここまで元気なのか、体力が無限に湧いて出てくるのか?羨ましい。重い体に鞭を打ってまで行かないといけないものなのか。
考えて数秒後、結果が出た。別にいいや。部屋のノブに手をかけそっとドアを開け部屋に閉じこもる。
「こら!開けなさい!立てこもるのは卑怯だぞ!」扉の向こうで叫んでいるような声が聞こえてきたが収まった。
諦めたのかと思っていた。ある音が聞こえてるまでは。
「ヒュン ヒュン ヒュン」
そこそこいろいろなゲームなどをしていた俺には分かる。弓が風を切る音だ。 そっと扉を開けそっこー頭を下げる。
「やめてください立ち退く時に修理費請求されるのは俺なんですほんと許してください何でもしますから」
弓を打っていたケルトは手を止め、リールと顔を見合わせにやっと笑い、こういった。
「何でもするといったな。ならば前線維持のため壁役に徹して貰おうか。」
冒険者って、何だっけ。
俺はそう思いながら悲痛な叫びをあげた。
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結局モンスター討伐にいくことになった。倒す敵はスライム。
「思えばなんでミラは俺がいじめられてる時助けてくれなかったかについて聞きたいのだが。」
「どいつもこいつも馬鹿ばっかでめんどくさかったから。」
そっけない返事が返ってくる。
なんで俺らのパーティーはこんな奴らばっかなんだ。運がいいのか悪いのか。そんなことを考えていると、ケルトが
「シュウ、スライムの群れを目視した。11時の方向。」
と、スライムの群れがいる方向を教えてくれた。が、ぼんやりとしか見えない。
「お前、なんで見えるんだ?」
と、小声で尋ねると、
「アーチャーなのだから視力アップしているのは当たり前だろう左右3.0あるぞ。」
と、よく考えて見ると当たり前の答えが返ってきた。まあそこはおいておこう。まずは敵だ。
時計で確認するとスライムの生態、豆知識が出てきた。
〈経験値はあまり持っていないが簡単に倒せる世界三大弱小モンスターの一種。攻撃を受けるとその攻撃を受けた方に走り出す。弱点は目。〉
なるほど、ならば作戦はこうしよう。
1.まず、ミラがケイトに〈弓の命中率アップ魔法〉をかけ、俺に〈攻撃力・防御力アップ魔法〉をかけてもらう。
2.ケイトが殺さない程度にこちらに注意を引きつける。
3.俺が特攻し目を潰す。ここでダメージを食らったらリールのヒールで回復し、定期的にヒールをかけてもらう。
「これでおk?」
「「「おk。」」」
・・・こいつ等にはノリが良いときがあると思う。
「まず、弓の命中率アップ魔法、攻撃力・防御力アップ魔法をかけておくね。」
何か力が漲る感じがする。魔法すげえ。
「じゃあ、いくぞ。打つべし!打つべし!」
どこかで聞いたことがあるが気にしない。
綺麗にヒットしこちらに走ってくる。
「さあ、いくぞー!」
スライムに向かって走り出す。大きさは意外と腰くらいまであって大きかった。
「でやあぁぁー!」
かけ声とともに剣を振り下ろす。「めしゃっ」という音とともに真っ二つに割れた。・・・意外と断面グロいな。血で真っ赤に染まっており、自然と身構える。体はぽろっと落ち、消えていく。けど、血にかかると酸のように溶ける音がしていた。体に当たらないように気をつけなければ。スライムをほかの奴をたくさん狩る。楽勝。楽勝。簡単すぎて考え事をしていると大型のスライムが横から体当たりしそうになっている。反応できない。とっさに身構えるが、いつまでたっても襲ってこない。
「フリーズ。」
リールが唱えた言葉とともに、文字通りスライムは凍った彫刻のように凍てついている。売れるかな。これ。
こうしてスライムは全滅した。そして戦闘が終わり全員のレベルが2ずつ上がる。やったぜ。そして全員の元に歩み寄り、
「ナイス!よくやった!」
と、声をかけた。若干危なかったが勝てたからよしとしよう。これでこの世界発の、戦闘が終わった。
これから、ギルドに向かい報酬金をもらってから切れ味のいい剣とか、全員の武器でも新調してやるか。
長くなってすみません<m(__)m>まとめられるよう善処します…
byただのアニメ好き
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