12 / 20
2章 自然豊かな国?
巨大な G
しおりを挟む
そう、ヤツはどこにでも現れる。台所、タンス、棚の隙間etc...
ヤツは、特に害を大きく及ぼす訳ではないが、あの黒光りとしていてテカテカと光り、獲物を見ると飛び、噂では過酷な環境でも生きていこるとか何とか。北海道の人たちはヤツを見たことがない人がいるらしいが、羨ましい。正確ではないが日本人の殆どが憎んでいる虫、それは
《GOKIBURI》
である。通称は頭文字を取り、《G》と俺の場合は呼んでいる。通常生活では春の終わりから秋の始めまでという幅広い期間活発に動いているので夏に殺虫剤やクスリを買ってくるような家庭も多く存在する。噂によると全期間に存在しているらしいが見るような度胸は皆無なので嫌な都市伝説と考えている。しかし、近づいてくる《G》はどんな強力な殺虫剤をかけても、どんな強力なクスリを食べさせても死ぬことは決してあり得ないような巨体をしていた。体の各場所が図ったかのようにそれぞれ巨大化している。虫嫌いの俺からしたら吐きそうなんだが。まずどうしてこんな大きさになったんですかねえ・・・。なに?突然変異でもしたのか。ここまで動くのにも相当なエネルギーが必要だろうけどいったいどうやって補給しているのだろう。・・・駄目だ、見てると吐き気が止まらん。このまま直視していると木の上から生暖かい液体が降ってきて下の人々が大変な目になりそう。取りあえず近くいた人を最近過ちから学んだジャンプとかいう素晴らしい技能で木の上にいかせ、あの惨劇を見せる。おお、顔が青い青い。そりゃそうか。全く見たことも無い巨大な生物が木々をなぎ倒して真っ直ぐ直進してきてるのを突然知らない人から見せられたら自分だったら失神して落ちる自信はある。
下に下ろすと慌てて他の人たちを訪ねに向かっていた。これでここの街の人の安全は確保できたっぽいな。良かった良かった。あとは戦うだけだが、生憎殺虫剤も何も無い。ネットサーフィンしていたはいいが、そんなGの事なんか調べることも無かった。というより検索履歴に入れたくないから故意的に避けていた。こんな事が今この状況で後悔する事になるなんて思いもしなかった。まあ、知っていても見ないと思うが。まずこんなデカいヤツが出没するような世界に来るなんて知らなかったから仕方ない。うん、こちらに非はない。
あと距離は10km程だろうか、Gが近づいて来るのを感じ身構える。ここからでも風が吹いてきて流れが変わるのが容易に感じ取れる。弱点・・・弱点・・・弱点・・・思い付かない。適当に頭でも殴っておけば勝手にコロッと死にそうだが。取り合えず俺が最初にタゲを取っていい方法が考え付いたらその方法を実践してみる。こんな甘ったるい作戦と呼んでいいのか曖昧な物がで合ってるかはわからないが・・・とにかく街の人を逃がせられればいいと言うことなら何となくで戦うしかない。
取りあえずこの馬鹿みたいな生物を生み出してこの大きさにした奴。ちょっと屋上に来てもらうよ。
ヤツは、特に害を大きく及ぼす訳ではないが、あの黒光りとしていてテカテカと光り、獲物を見ると飛び、噂では過酷な環境でも生きていこるとか何とか。北海道の人たちはヤツを見たことがない人がいるらしいが、羨ましい。正確ではないが日本人の殆どが憎んでいる虫、それは
《GOKIBURI》
である。通称は頭文字を取り、《G》と俺の場合は呼んでいる。通常生活では春の終わりから秋の始めまでという幅広い期間活発に動いているので夏に殺虫剤やクスリを買ってくるような家庭も多く存在する。噂によると全期間に存在しているらしいが見るような度胸は皆無なので嫌な都市伝説と考えている。しかし、近づいてくる《G》はどんな強力な殺虫剤をかけても、どんな強力なクスリを食べさせても死ぬことは決してあり得ないような巨体をしていた。体の各場所が図ったかのようにそれぞれ巨大化している。虫嫌いの俺からしたら吐きそうなんだが。まずどうしてこんな大きさになったんですかねえ・・・。なに?突然変異でもしたのか。ここまで動くのにも相当なエネルギーが必要だろうけどいったいどうやって補給しているのだろう。・・・駄目だ、見てると吐き気が止まらん。このまま直視していると木の上から生暖かい液体が降ってきて下の人々が大変な目になりそう。取りあえず近くいた人を最近過ちから学んだジャンプとかいう素晴らしい技能で木の上にいかせ、あの惨劇を見せる。おお、顔が青い青い。そりゃそうか。全く見たことも無い巨大な生物が木々をなぎ倒して真っ直ぐ直進してきてるのを突然知らない人から見せられたら自分だったら失神して落ちる自信はある。
下に下ろすと慌てて他の人たちを訪ねに向かっていた。これでここの街の人の安全は確保できたっぽいな。良かった良かった。あとは戦うだけだが、生憎殺虫剤も何も無い。ネットサーフィンしていたはいいが、そんなGの事なんか調べることも無かった。というより検索履歴に入れたくないから故意的に避けていた。こんな事が今この状況で後悔する事になるなんて思いもしなかった。まあ、知っていても見ないと思うが。まずこんなデカいヤツが出没するような世界に来るなんて知らなかったから仕方ない。うん、こちらに非はない。
あと距離は10km程だろうか、Gが近づいて来るのを感じ身構える。ここからでも風が吹いてきて流れが変わるのが容易に感じ取れる。弱点・・・弱点・・・弱点・・・思い付かない。適当に頭でも殴っておけば勝手にコロッと死にそうだが。取り合えず俺が最初にタゲを取っていい方法が考え付いたらその方法を実践してみる。こんな甘ったるい作戦と呼んでいいのか曖昧な物がで合ってるかはわからないが・・・とにかく街の人を逃がせられればいいと言うことなら何となくで戦うしかない。
取りあえずこの馬鹿みたいな生物を生み出してこの大きさにした奴。ちょっと屋上に来てもらうよ。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
クラスメイトのなかで僕だけ異世界転移に耐えられずアンデッドになってしまったようです。
大前野 誠也
ファンタジー
ー
子供頃から体の弱かった主人公は、ある日突然クラスメイトたちと異世界に召喚されてしまう。
しかし主人公はその召喚の衝撃に耐えきれず絶命してしまった。
異世界人は世界を渡る時にスキルという力を授かるのだが、主人公のクラスメイトである灰田亜紀のスキルは死者をアンデッドに変えてしまうスキルだった。
そのスキルの力で主人公はアンデッドとして蘇ったのだが、灰田亜紀ともども追放されてしまう。
追放された森で2人がであったのは――
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる