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038. 番外編 love bite
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冷えてないビールってどうよ、と思っていたけど、黒ビールうまい!
このもったりして、後味の奥の向こうになんたらかんたら…出てこい、ソムリエ語彙数!!!
浮かれているのは、ここがパブでティグさんといっしょでビール樽の上に板を置いたテーブルでティグさんおすすめの黒ビールを立ち飲みしながら、ときどきティグさんの腰を抱いたり、ティグさんの首元に顔を突っ込んで軽く匂いをかいだりしているからである!
ええ、酔ってますとも!
靖友元親、めでたく二十歳になりました!
初めてのお酒になにが飲みたいかティグさんに聞かれて、日本酒にしました。
いや、オトナって感じじゃん!
誕生日の夕食は美味しいお刺身とか、ギザミの甘酢漬けとか小芋の煮っころがしとか、ティグさんの和食、うまいからついつい飲んじゃって、見事に次の日、二日酔いで「もうお酒当分いい」となりましたけど、すぐに飲んじゃったよ!
それでちょっとずつ、ティグさんの好きなお店にも連れて行ってもらえるようになり、ここもその一つ。
それにつきあい始めたころ、このパブの店長さんに写真を撮ってもらったんだ。
そのときの写真はほぼお揃いの革の写真立てに入れてある。
だから、思い入れがたっぷりのお店。
このパブ、ビールの種類も豊富だけどフードもいいんだ。
俺のお気に入りはメキシカン!
今はフィッシュアンドチップスとチリコンカーンを2人でつまんで、そろそろタコスを食べちゃおうかなぁ、と考えてるところ。
ここのタコス、まじにオススメ!
なにが違うんだろ。
店長さんにティグさんがレシピを教えてもらって、うちでも何度か作っているのにここの味にならないんだよ。
おいしいんだけど、同じ味にならない。なんで?
ブリトーにも心揺れるが、今日はタコスの気分!
2枚にしようかなぁ。3枚にしようかなぁ。具はどれにしようかなぁ。
あのフレッシュサルサに合うのは、基本のタコスなんだけど、でもなぁ。
その前に、
「ティグさん、トイレ行ってくる」
ビールをがんがん飲むとさ、こうなるよね!
「ん」
ティグさんはこめかみにちゅっと軽くキスをして俺を送り出してくれた。
こういうの、自然にできるのティグさんとレネさんなんだよなぁ。
うちならできるけど、外だとさぁ、ちょっと照れちゃう。
ううん。ま、いいや。先におしっこおしっこ!!!
で、戻ってきたけど。
おやおや、どうしたの。ティグさん、めっちゃ怖い顔して不機嫌で、どこか不安そう。
「おまえには関係ないだろう」
ティグさんが低く言っている相手は、鷲?鷹?猛禽類です!
頭が鳥類で、細身でスリムなジャケットがお似合いなオシャレさん。
顔ちっちゃいから、余計に際立つなぁ。手足長っ。
「ただいま」
俺はティグさんの腰に腕を巻きつけ、ちゅっと目の横にキスをする。
ティグさんの短い毛がもふんと唇に当たる。ティグさんの雰囲気が少し和らぐ。
「どのタコス頼むか、決めました?
俺はミートとチーズ増量を1つと、アボカドトッピング1つにしますよ」
猛禽類のイケメンさんはこっちを侮蔑半分、いら立ち半分で見てる。
「ティグさんのお友達ですか?
俺たち、タコスを頼むけど、一緒に頼みます?」
「ふ、君がティグレの恋人か。想像以上に若いな。飲酒はできるのか」
「あ、どうも、靖友と言います。ティグさんの恋人です。酒飲めます。免許見ます?」
お友達はぎろりと俺を睨む。
「俺が年下だから、ティグさんのこと心配なんですね。まぁ、そうですよねぇ」
「こんなのに気を遣いながらつき合うのは、息苦しいだろう。
もっと年の近い子とつき合ったほうがいい」
「んー、どっちかというとティグさんのほうが気を遣ってくれて、申し訳ないと思っています。
でもですね」
ティグさんの腰に回した腕にぎゅっと力を込める。
「俺、伸びしろあるんで大丈夫です!」
「靖友くん」
「え、なに。ティグさん、俺、伸びしろない?不安にさせてる?」
「いや、そうじゃなくて」
「安心していてください。俺、もっともっと大きな男になりますよ」
ティグさんの目が揺らぐ。
「あ、だめ?不安にさせちゃってるかな」
「不安なんてないよ、靖友くん」
「よかった!」
ふふふ、いつものティグさんだ。
そしてニヤリとした顔でティグさんは言った。
「俺、ミートとチーズ増量1つとスタンダード1つにする」
「オッケー。で、お友達さんはどうします?」
「いらない」
「えー、おいしいのに。半分こしてあげましょうか。味見したら食べたくなるかも」
「おい、ティグレ、こいつを止めろ」
ティグさんは小さく笑うだけで、なにも言わない。
「あ、お名前は?」
「そいつの名前はチャールズだ」
「チャールズさんですか。ほんとにタコスいりませんか。
不安なときには、うまいもの食べるのもおすすめですよ」
「そうだ、うちのタコスはうまいぞう」
ぬっと現れたのは、このお店のオーナーさんだ。
くまさんみたいにでっかい人。この人は人間。
「おふたりさん、飲み物はどうする?」
「あ、ビールのおかわりください。タコスに合うビール!」
「俺も」
「チャーリーはどうする?」
「お節介はやめてくれ」
「じゃあ、うちの客に絡むのも止めてくれ」
オーナーさんはチャールズさんの腕を引っ張って、カウンターへ連れて行ってしまった。
俺はティグさんを本格的に抱き込む。
「靖友くん?」
「頼りなくてごめんね」
ぽそりと出た本音。
「そんなことないよ。嬉しかった。
チャーリーのこと、俺の知り合いだから傷つけないようにしてくれたのも、嬉しかった」
なんでもお見通しだな、ティグさん。
「何度もさ、靖友くんと別れたほうがいいんじゃないか、って考えた」
え。
思わず体を離して、ティグさんを見上げる。
「でもそのたびに、靖友くんはまっすぐに俺を見てくれて、靖友くんの恋人でいていいんだな、と思わせてくれた」
まだまだこの不安はぬぐえないかぁ。
力不足でごめん。
「靖友くんの近いところにいられて嬉しいよ」
ティグさんはちゅっと軽く、唇にキスをした。
「俺も嬉しいよ」
へへへ。
「はい、お待たせ」
なんと店長さん自ら、ビールを運んでくれた。
「すまなかったね。なかなかカウンターから出られなくて」
「いえいえ」
ティグさんと俺は改めて乾杯した。
ぐびぐび飲んでぷはーっと息をついたところで、ティグさんがぼそりと言った。
「チャーリーの恋人も結構年の離れた年下なんだ」
あ……
「あいつも不安なんだと思う」
「うん」
「だからと言ってやっかまれても困るけどね」
「うん」
それから飲み食いして、俺たちは店を出た。
2人で手をつないで歩いていたら、ティグさんがぐいっと腕をひっぱって片腕で抱き込んできた。
「え、なに?」
「今夜、いい?」
夜の闇の中でぎらりと光る捕食者の目。
目を逸らせられない。身体が動かない。
「はい」しか言えない。
いやあ、激しかった。
チャーリーさんにえらくご立腹だったご様子で。俺への気持ちをこれでもかとぶつけてきて。
トップとボトムを入れ替わるわけではなく、俺がトップだったんだけど。
いや、ティグさんいっぱい上に乗ってくれて、すんごく腰振っていて、自分で気持ちいいところに当てて喘いでいるティグさん見ていると俺も極まってきちゃって、俺の名前呼んで、「かたい」とか言い出しちゃったりして、乱れに乱れるティグさんにますますあれがこれでそれでなにで気持ちよかったけど、搾りに搾り取られました、みたいな。
フェラもすんごいねっちりで俺も喘がせられたし、「もっともっと」とおねだりされてがんがん攻めるときゅっきゅきゅっきゅ締め付けるもんだから、俺も思わず声でちゃうし、名前呼んじゃうし、叫んじゃうし。
ぐったり。
なんで、俺が抱かれたみたいに声枯れてこんなにへろへろになってんの?!
指一本動かすのが億劫になってベッドに寝転んでいる俺に、バスローブを着たティグさんが冷たい水を持ってきてくれた。
「ごめんね、靖友くん。やりすぎた」
耳もひげも下に向かってしょんぼりしている。
「ぅぅん」
水飲んでもうまく声が出ない。
「それに痕もいっぱいつけちゃった」
「ぇ、ほんと?!見たい」
ティグさんは滅多に痕をつけない。
情けないけど、ティグさんにお姫様抱っこされてバスルームに連れて行かれ、鏡を見て俺は声は出なかったけど、爆笑した。
身体中にめっちゃついてるじゃん!
「嬉しい」
俺はティグさんのほっぺにキスをした。
おしまい
このもったりして、後味の奥の向こうになんたらかんたら…出てこい、ソムリエ語彙数!!!
浮かれているのは、ここがパブでティグさんといっしょでビール樽の上に板を置いたテーブルでティグさんおすすめの黒ビールを立ち飲みしながら、ときどきティグさんの腰を抱いたり、ティグさんの首元に顔を突っ込んで軽く匂いをかいだりしているからである!
ええ、酔ってますとも!
靖友元親、めでたく二十歳になりました!
初めてのお酒になにが飲みたいかティグさんに聞かれて、日本酒にしました。
いや、オトナって感じじゃん!
誕生日の夕食は美味しいお刺身とか、ギザミの甘酢漬けとか小芋の煮っころがしとか、ティグさんの和食、うまいからついつい飲んじゃって、見事に次の日、二日酔いで「もうお酒当分いい」となりましたけど、すぐに飲んじゃったよ!
それでちょっとずつ、ティグさんの好きなお店にも連れて行ってもらえるようになり、ここもその一つ。
それにつきあい始めたころ、このパブの店長さんに写真を撮ってもらったんだ。
そのときの写真はほぼお揃いの革の写真立てに入れてある。
だから、思い入れがたっぷりのお店。
このパブ、ビールの種類も豊富だけどフードもいいんだ。
俺のお気に入りはメキシカン!
今はフィッシュアンドチップスとチリコンカーンを2人でつまんで、そろそろタコスを食べちゃおうかなぁ、と考えてるところ。
ここのタコス、まじにオススメ!
なにが違うんだろ。
店長さんにティグさんがレシピを教えてもらって、うちでも何度か作っているのにここの味にならないんだよ。
おいしいんだけど、同じ味にならない。なんで?
ブリトーにも心揺れるが、今日はタコスの気分!
2枚にしようかなぁ。3枚にしようかなぁ。具はどれにしようかなぁ。
あのフレッシュサルサに合うのは、基本のタコスなんだけど、でもなぁ。
その前に、
「ティグさん、トイレ行ってくる」
ビールをがんがん飲むとさ、こうなるよね!
「ん」
ティグさんはこめかみにちゅっと軽くキスをして俺を送り出してくれた。
こういうの、自然にできるのティグさんとレネさんなんだよなぁ。
うちならできるけど、外だとさぁ、ちょっと照れちゃう。
ううん。ま、いいや。先におしっこおしっこ!!!
で、戻ってきたけど。
おやおや、どうしたの。ティグさん、めっちゃ怖い顔して不機嫌で、どこか不安そう。
「おまえには関係ないだろう」
ティグさんが低く言っている相手は、鷲?鷹?猛禽類です!
頭が鳥類で、細身でスリムなジャケットがお似合いなオシャレさん。
顔ちっちゃいから、余計に際立つなぁ。手足長っ。
「ただいま」
俺はティグさんの腰に腕を巻きつけ、ちゅっと目の横にキスをする。
ティグさんの短い毛がもふんと唇に当たる。ティグさんの雰囲気が少し和らぐ。
「どのタコス頼むか、決めました?
俺はミートとチーズ増量を1つと、アボカドトッピング1つにしますよ」
猛禽類のイケメンさんはこっちを侮蔑半分、いら立ち半分で見てる。
「ティグさんのお友達ですか?
俺たち、タコスを頼むけど、一緒に頼みます?」
「ふ、君がティグレの恋人か。想像以上に若いな。飲酒はできるのか」
「あ、どうも、靖友と言います。ティグさんの恋人です。酒飲めます。免許見ます?」
お友達はぎろりと俺を睨む。
「俺が年下だから、ティグさんのこと心配なんですね。まぁ、そうですよねぇ」
「こんなのに気を遣いながらつき合うのは、息苦しいだろう。
もっと年の近い子とつき合ったほうがいい」
「んー、どっちかというとティグさんのほうが気を遣ってくれて、申し訳ないと思っています。
でもですね」
ティグさんの腰に回した腕にぎゅっと力を込める。
「俺、伸びしろあるんで大丈夫です!」
「靖友くん」
「え、なに。ティグさん、俺、伸びしろない?不安にさせてる?」
「いや、そうじゃなくて」
「安心していてください。俺、もっともっと大きな男になりますよ」
ティグさんの目が揺らぐ。
「あ、だめ?不安にさせちゃってるかな」
「不安なんてないよ、靖友くん」
「よかった!」
ふふふ、いつものティグさんだ。
そしてニヤリとした顔でティグさんは言った。
「俺、ミートとチーズ増量1つとスタンダード1つにする」
「オッケー。で、お友達さんはどうします?」
「いらない」
「えー、おいしいのに。半分こしてあげましょうか。味見したら食べたくなるかも」
「おい、ティグレ、こいつを止めろ」
ティグさんは小さく笑うだけで、なにも言わない。
「あ、お名前は?」
「そいつの名前はチャールズだ」
「チャールズさんですか。ほんとにタコスいりませんか。
不安なときには、うまいもの食べるのもおすすめですよ」
「そうだ、うちのタコスはうまいぞう」
ぬっと現れたのは、このお店のオーナーさんだ。
くまさんみたいにでっかい人。この人は人間。
「おふたりさん、飲み物はどうする?」
「あ、ビールのおかわりください。タコスに合うビール!」
「俺も」
「チャーリーはどうする?」
「お節介はやめてくれ」
「じゃあ、うちの客に絡むのも止めてくれ」
オーナーさんはチャールズさんの腕を引っ張って、カウンターへ連れて行ってしまった。
俺はティグさんを本格的に抱き込む。
「靖友くん?」
「頼りなくてごめんね」
ぽそりと出た本音。
「そんなことないよ。嬉しかった。
チャーリーのこと、俺の知り合いだから傷つけないようにしてくれたのも、嬉しかった」
なんでもお見通しだな、ティグさん。
「何度もさ、靖友くんと別れたほうがいいんじゃないか、って考えた」
え。
思わず体を離して、ティグさんを見上げる。
「でもそのたびに、靖友くんはまっすぐに俺を見てくれて、靖友くんの恋人でいていいんだな、と思わせてくれた」
まだまだこの不安はぬぐえないかぁ。
力不足でごめん。
「靖友くんの近いところにいられて嬉しいよ」
ティグさんはちゅっと軽く、唇にキスをした。
「俺も嬉しいよ」
へへへ。
「はい、お待たせ」
なんと店長さん自ら、ビールを運んでくれた。
「すまなかったね。なかなかカウンターから出られなくて」
「いえいえ」
ティグさんと俺は改めて乾杯した。
ぐびぐび飲んでぷはーっと息をついたところで、ティグさんがぼそりと言った。
「チャーリーの恋人も結構年の離れた年下なんだ」
あ……
「あいつも不安なんだと思う」
「うん」
「だからと言ってやっかまれても困るけどね」
「うん」
それから飲み食いして、俺たちは店を出た。
2人で手をつないで歩いていたら、ティグさんがぐいっと腕をひっぱって片腕で抱き込んできた。
「え、なに?」
「今夜、いい?」
夜の闇の中でぎらりと光る捕食者の目。
目を逸らせられない。身体が動かない。
「はい」しか言えない。
いやあ、激しかった。
チャーリーさんにえらくご立腹だったご様子で。俺への気持ちをこれでもかとぶつけてきて。
トップとボトムを入れ替わるわけではなく、俺がトップだったんだけど。
いや、ティグさんいっぱい上に乗ってくれて、すんごく腰振っていて、自分で気持ちいいところに当てて喘いでいるティグさん見ていると俺も極まってきちゃって、俺の名前呼んで、「かたい」とか言い出しちゃったりして、乱れに乱れるティグさんにますますあれがこれでそれでなにで気持ちよかったけど、搾りに搾り取られました、みたいな。
フェラもすんごいねっちりで俺も喘がせられたし、「もっともっと」とおねだりされてがんがん攻めるときゅっきゅきゅっきゅ締め付けるもんだから、俺も思わず声でちゃうし、名前呼んじゃうし、叫んじゃうし。
ぐったり。
なんで、俺が抱かれたみたいに声枯れてこんなにへろへろになってんの?!
指一本動かすのが億劫になってベッドに寝転んでいる俺に、バスローブを着たティグさんが冷たい水を持ってきてくれた。
「ごめんね、靖友くん。やりすぎた」
耳もひげも下に向かってしょんぼりしている。
「ぅぅん」
水飲んでもうまく声が出ない。
「それに痕もいっぱいつけちゃった」
「ぇ、ほんと?!見たい」
ティグさんは滅多に痕をつけない。
情けないけど、ティグさんにお姫様抱っこされてバスルームに連れて行かれ、鏡を見て俺は声は出なかったけど、爆笑した。
身体中にめっちゃついてるじゃん!
「嬉しい」
俺はティグさんのほっぺにキスをした。
おしまい
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