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赤い屋根の家
一
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いつからだろう。
「早く死んでくれればいいのに」っと思うようになったのは。
この人を。顔を見るたびにそう思う。
何を今更。
そう思うことは罪なのか。
親なら我慢しなければならないのか。
そんなはずはない。
死んでくれればいい。
分けてくれるなら
金でいい。
食べ物はいらない。
洋服もいらない。
あなたの趣味で買ってくる物など一つも欲しくはない。
どこかに連れて行って欲しとは思わない。
あなたとどこか行こうとも思わない。
身辺を片付けて、
ただ死んでくれればそれでいい。
なぜ、今になって現れた。
あなたが来るたびに、私の顔はゆがむ。
それに気付きもせず、あなたは私の所に通う。
来ないで下さいと言えない。
それは私の中の善意なのか悪意なのか。
そしてあなたは今日も、私の家のインターフォンを何のためらいもなく鳴らすのだ。
「早く死んでくれればいいのに」っと思うようになったのは。
この人を。顔を見るたびにそう思う。
何を今更。
そう思うことは罪なのか。
親なら我慢しなければならないのか。
そんなはずはない。
死んでくれればいい。
分けてくれるなら
金でいい。
食べ物はいらない。
洋服もいらない。
あなたの趣味で買ってくる物など一つも欲しくはない。
どこかに連れて行って欲しとは思わない。
あなたとどこか行こうとも思わない。
身辺を片付けて、
ただ死んでくれればそれでいい。
なぜ、今になって現れた。
あなたが来るたびに、私の顔はゆがむ。
それに気付きもせず、あなたは私の所に通う。
来ないで下さいと言えない。
それは私の中の善意なのか悪意なのか。
そしてあなたは今日も、私の家のインターフォンを何のためらいもなく鳴らすのだ。
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