3 / 3
頭痛
しおりを挟む
自宅から駅まで徒歩で15分。
俺はあちこち打撲だったのか、歩くと全身が痛かった。
いつもはチャリンコで学校まで通っているので、久しぶりの通学路の長さはこの身体に答えた。
ジーンズに白いtシャツとネイビーシャツ。
都内の大学だとオシャレな大学生ばかりだが、
チャリンコに金をかける俺の私服はお世辞にもいい物を着ているとは言えなかった。
始業まであと10分。なんだか頭が痛い。
「よぉ。元気か?」
「土曜日のツーリングはどうだった?」
親友の雄介が隣の席に座った。
「あー。帰りに事故って」
俺は、雄介に擦りむいた腕見せた。
「やべぇなぁ。他は大丈夫なのか?」
「いやぁ、ヘルメット割れて、太ももとかも切ったみたいなんだが、起きたら今日の朝だった。」
「お前、頭打ったんでないの?」
「そうかもなぁ。」
「警察行かなかったのかよ。」
「かすり傷だったから、そのまま歩いて帰った。」
「馬鹿か、お前は」
「馬鹿だと思った。記憶がねぇ。」
「でも、事故った日に自転車屋によって、修理にだして、俺はシャワーを浴びて、部屋で寝たらしい。」
「朝、起きたら、いつも通り、服は着てたよ。」
「無意識の帰宅か?本当に大丈夫なのかよ。」
「うーん。分かんねぇ。頭はちょっと痛い気もするけど。」
「ひどかったら、CTとってもらえよ。どうせ学校にあるんだから。」
「そうだなぁ。ちょっと考える。」
そう話し終えると、教授が教室に入って来た。
「はい、では、授業始めますよ。今日は34ページから。」
俺は、椅子に座り直した。
俺はあちこち打撲だったのか、歩くと全身が痛かった。
いつもはチャリンコで学校まで通っているので、久しぶりの通学路の長さはこの身体に答えた。
ジーンズに白いtシャツとネイビーシャツ。
都内の大学だとオシャレな大学生ばかりだが、
チャリンコに金をかける俺の私服はお世辞にもいい物を着ているとは言えなかった。
始業まであと10分。なんだか頭が痛い。
「よぉ。元気か?」
「土曜日のツーリングはどうだった?」
親友の雄介が隣の席に座った。
「あー。帰りに事故って」
俺は、雄介に擦りむいた腕見せた。
「やべぇなぁ。他は大丈夫なのか?」
「いやぁ、ヘルメット割れて、太ももとかも切ったみたいなんだが、起きたら今日の朝だった。」
「お前、頭打ったんでないの?」
「そうかもなぁ。」
「警察行かなかったのかよ。」
「かすり傷だったから、そのまま歩いて帰った。」
「馬鹿か、お前は」
「馬鹿だと思った。記憶がねぇ。」
「でも、事故った日に自転車屋によって、修理にだして、俺はシャワーを浴びて、部屋で寝たらしい。」
「朝、起きたら、いつも通り、服は着てたよ。」
「無意識の帰宅か?本当に大丈夫なのかよ。」
「うーん。分かんねぇ。頭はちょっと痛い気もするけど。」
「ひどかったら、CTとってもらえよ。どうせ学校にあるんだから。」
「そうだなぁ。ちょっと考える。」
そう話し終えると、教授が教室に入って来た。
「はい、では、授業始めますよ。今日は34ページから。」
俺は、椅子に座り直した。
0
お気に入りに追加
2
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【新作】読切超短編集 1分で読める!!!
Grisly
現代文学
⭐︎登録お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐︎登録忘れずに!コメントお待ちしております。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
少女狩り
月詠嗣苑
現代文学
小野大輔は、昔から小さな少女が好きだった。それも、小学生が…。
ある日、大輔は駅前で人待ち顔の少女・アリサと出会い、声を掛けた。「誰か待ってるの?」見知らぬ男に声を掛けられ、不審がるアリサだったが、大輔の「ゲームしよっか?きみの待ち人が来たら、きみの勝ち!お小遣いあげる。もし、来なかったらきみの敗けだから、俺に付き合う。ど?」それなら、と賭けにのったアリサだったが、結局時間通りに相手は来ないし、連絡もなく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる