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第四章「カルネアデス編」
第228.5話 046「if-story 崩壊した世界 ⑤」〇
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じゅるじゅる
アメリアの小さな頭が上下に動く度に淫靡な音が響いた。
彼女は一生懸命に尽くしてくれている。それがなおのことオレの背徳感をあおる。
「あの……もう……そろそろ」
満足しました。これ以上してもらうとなんだか申し訳ないです。
「そろそろ……イクの?」
――いや、そうじゃない。
オレがそういうよりも先にアメリアは何を勘違いしたのかさらに激しくオレの聖剣をシゴき始める。
手とお口とでアメリアのご奉仕は続く。
小さな舌と唇で一生懸命にアメリアのご奉仕は続く。
――やば、気持ちよすぎ!
オレは途中で我を忘れてアメリアの絶技に魅了されていった。
徐々にこみあげてくる下半身からの圧力。内圧が高まり、そして――
「アメリア!」
ドクン! アメリアの小さな口の中で弾けた。
「んん……♡」
アメリアが一瞬だけビクリと身体を震わせた。
「ア、アメリア?」
彼女はしばらくオレのホットドックを咥えたままゆっくりと舌で味わうように舐め回す。
「そこまでしなくても……」
「だ、大丈夫だから……」
アメリアはやはり苦しかったのか手を出してその上に白いホワイトソースを吐き出す。
小さな手のひらから零れ落ちた白い雫が滴りアメリアの胸に滴る。
「無理しなくていいよ」
「……うん」
アメリアは小さく頷く。
「でも……あなたに……して欲しいのは本当……」
いや、嬉しいことを言ってくれる。
でも、これ以上は彼女の身が心配だ。
「まずはご飯を食べよう」
「ごはん! カツDON!」
瞳をキラキラとさせてアメリアががばっと身を起こす。
オレはアメリアに服を着せて、今へと連れて行った。
◆ ◆ ◆ ◆
ガツガツとものすごい勢いでアメリアはカツ丼を食べている。
小さな身体によくもそんなに入るものだと関してしまうくらいだ。
「ただいま~」
アメリアが食べ終わった頃にタニアが帰宅。
タニアにもカツ丼を振る舞い、オレも一緒に食事をとりながら彼女の報告を聞くことにした。
「この屋敷の外は完全にジャングルだね」
タニアはおいしそうにカツ丼を食べながら報告してくれる。
屋敷周辺は木々に覆われているということだった。時折、建物の残骸らしきものも見つけられるが役に立ちそうなものは皆無。文明のかけらすら見つけることができなかったということだった。
「この屋敷だけタイムスリップしたって感じだね」
タニアの言葉にアメリアも頷く。
「私もそう思います」
アメリアも目覚めたら森の中にいたということだった。そこから後はオレたちと出会うまでのサバイバル生活。木の実を食べて食いつなぎながらなんとか生き延びていたらしい。
「……といっても、この屋敷の設備もいつまでもつかな」
屋敷は元々タニアのお知り合いの方々のものだ。
やたらと武器や弾薬、装甲車など――おおよそ一般のご家庭にはない装備がいっぱいある――特殊なお屋敷ではあるが、今はそのおかげで助かっていると言っていい。
今はソーラー充電や自家発電、井戸水などで電気と水道はなんとかなっているし、保存食などもかなりの量が備蓄されている。
あまり贅沢をしなければ三人で半年近くは生活できるだろう。周辺で食食料の確保ができるようになれば生活の基盤としては十分すぎるくらいだ。
なぜ、世界がこんなことになってしまったのか、元の世界に戻ることができるのかはまだ未解決のままだが、それは今後の課題ということで解決していかなければならない。
それに……アメリアに関しても謎が多い。彼女がなぜこの世界に来たのかも疑問だし、オレは彼女と初対面の気がしない。なんというか、ずっと以前から彼女のことを知っていた気がするのだ。
「それにしても……ノゾミン」
タニアがオレの脇を小突く。
「いつの間に彼女をそんなに仲良くなったのかなぁ?」
食べ終わりソファでくつろいでいるとタニアがそんなことを言ってきた。タニアはニャニヤしながらオレとアメリアを見ている。
そうだろう。アメリアはオレの腕に抱きつくようにして隣に座っていた。
「しかも、Tシャツの下は裸だよね?」
タニアの言葉にアメリアは赤くなりながら小さく頷いた。
そうなのだ。彼女は裸Tシャツのままオレに抱きついているのだ。なので、オレの腕には彼女の柔らかな身体の感触が伝わってきている。
「服はまだ……洗濯中……」
「ふーん。もう終わっているはずだけどね」
タニアの言葉にアメリアは「うっ」となった。
確かにその通りだ。
オレは彼女を守ると宣言したのだし、これ以上過剰なサービスを強いるつもりはない――はずだ。
それは彼女も分かっているはずなのだ。
「ノゾミ君は私にとっても世界にとっても大切だからいいの」
アメリアはなんだかよくわからない理由を口にしてオレにしがみつくのだった。
アメリアの小さな頭が上下に動く度に淫靡な音が響いた。
彼女は一生懸命に尽くしてくれている。それがなおのことオレの背徳感をあおる。
「あの……もう……そろそろ」
満足しました。これ以上してもらうとなんだか申し訳ないです。
「そろそろ……イクの?」
――いや、そうじゃない。
オレがそういうよりも先にアメリアは何を勘違いしたのかさらに激しくオレの聖剣をシゴき始める。
手とお口とでアメリアのご奉仕は続く。
小さな舌と唇で一生懸命にアメリアのご奉仕は続く。
――やば、気持ちよすぎ!
オレは途中で我を忘れてアメリアの絶技に魅了されていった。
徐々にこみあげてくる下半身からの圧力。内圧が高まり、そして――
「アメリア!」
ドクン! アメリアの小さな口の中で弾けた。
「んん……♡」
アメリアが一瞬だけビクリと身体を震わせた。
「ア、アメリア?」
彼女はしばらくオレのホットドックを咥えたままゆっくりと舌で味わうように舐め回す。
「そこまでしなくても……」
「だ、大丈夫だから……」
アメリアはやはり苦しかったのか手を出してその上に白いホワイトソースを吐き出す。
小さな手のひらから零れ落ちた白い雫が滴りアメリアの胸に滴る。
「無理しなくていいよ」
「……うん」
アメリアは小さく頷く。
「でも……あなたに……して欲しいのは本当……」
いや、嬉しいことを言ってくれる。
でも、これ以上は彼女の身が心配だ。
「まずはご飯を食べよう」
「ごはん! カツDON!」
瞳をキラキラとさせてアメリアががばっと身を起こす。
オレはアメリアに服を着せて、今へと連れて行った。
◆ ◆ ◆ ◆
ガツガツとものすごい勢いでアメリアはカツ丼を食べている。
小さな身体によくもそんなに入るものだと関してしまうくらいだ。
「ただいま~」
アメリアが食べ終わった頃にタニアが帰宅。
タニアにもカツ丼を振る舞い、オレも一緒に食事をとりながら彼女の報告を聞くことにした。
「この屋敷の外は完全にジャングルだね」
タニアはおいしそうにカツ丼を食べながら報告してくれる。
屋敷周辺は木々に覆われているということだった。時折、建物の残骸らしきものも見つけられるが役に立ちそうなものは皆無。文明のかけらすら見つけることができなかったということだった。
「この屋敷だけタイムスリップしたって感じだね」
タニアの言葉にアメリアも頷く。
「私もそう思います」
アメリアも目覚めたら森の中にいたということだった。そこから後はオレたちと出会うまでのサバイバル生活。木の実を食べて食いつなぎながらなんとか生き延びていたらしい。
「……といっても、この屋敷の設備もいつまでもつかな」
屋敷は元々タニアのお知り合いの方々のものだ。
やたらと武器や弾薬、装甲車など――おおよそ一般のご家庭にはない装備がいっぱいある――特殊なお屋敷ではあるが、今はそのおかげで助かっていると言っていい。
今はソーラー充電や自家発電、井戸水などで電気と水道はなんとかなっているし、保存食などもかなりの量が備蓄されている。
あまり贅沢をしなければ三人で半年近くは生活できるだろう。周辺で食食料の確保ができるようになれば生活の基盤としては十分すぎるくらいだ。
なぜ、世界がこんなことになってしまったのか、元の世界に戻ることができるのかはまだ未解決のままだが、それは今後の課題ということで解決していかなければならない。
それに……アメリアに関しても謎が多い。彼女がなぜこの世界に来たのかも疑問だし、オレは彼女と初対面の気がしない。なんというか、ずっと以前から彼女のことを知っていた気がするのだ。
「それにしても……ノゾミン」
タニアがオレの脇を小突く。
「いつの間に彼女をそんなに仲良くなったのかなぁ?」
食べ終わりソファでくつろいでいるとタニアがそんなことを言ってきた。タニアはニャニヤしながらオレとアメリアを見ている。
そうだろう。アメリアはオレの腕に抱きつくようにして隣に座っていた。
「しかも、Tシャツの下は裸だよね?」
タニアの言葉にアメリアは赤くなりながら小さく頷いた。
そうなのだ。彼女は裸Tシャツのままオレに抱きついているのだ。なので、オレの腕には彼女の柔らかな身体の感触が伝わってきている。
「服はまだ……洗濯中……」
「ふーん。もう終わっているはずだけどね」
タニアの言葉にアメリアは「うっ」となった。
確かにその通りだ。
オレは彼女を守ると宣言したのだし、これ以上過剰なサービスを強いるつもりはない――はずだ。
それは彼女も分かっているはずなのだ。
「ノゾミ君は私にとっても世界にとっても大切だからいいの」
アメリアはなんだかよくわからない理由を口にしてオレにしがみつくのだった。
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