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第四章「カルネアデス編」

 第228.5話 045「if-story 崩壊した世界 ④」〇 ※イラストあり〼

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 眠っていたはずのアメリア、いつの間にかばっりちまを覚ましている。
 悲鳴を上げるかに思われたアメリアだったが、じっとオレの目を見つめたまま動かない。悲鳴も上げることなくじっとっしたままだった。
 しかし、無反応というわけではない。その証拠にオレの手が触れる度にわずかだが彼女の身体が反応している。
 アメリアは目覚めている → 逃げない → 受け入れ態勢OK。
 素晴らしい三段論法だった。

「逃げないのか?」

「わ、私のことは……好きにしていいから……」

 小声。彼女の身体は少し震えていた。

「だから……私のこと守って下さいね」

 そうか。彼女はオレたちを油断させ、本音を聞き出すために、途中から――もしくは最初から――目覚めていたのかもしれない。そして、案の定オレがその罠にかかったということだろうか。
 まるでオレが彼女の掌でお逸らされているような気分になった。
 なんだか面白くない。
 ちょっとしたイタズラ心が目覚める。ちょっといじめてみたくなってしまった。

「おう。いいぞ。アメリアのことちゃんと守ってやる……その代わり……オレを気持ちよくさせることができればな」

「気持ちよく……させればいいの?」

「ああ、そうだ。オレを満足させることができたならこの屋敷に住むことを許可しよう」

「あの女の子も……その……してるの?」

 タニアのことを言っているんだとすぐにわかった。
 彼女の場合は――襲われているのはどちらかというとオレの方なんだが――ここは否定することでもないのでオレは頷いて答える。

「さあ、どうする?」 

 見た目幼い女の子に弱みに付け込んで鬼畜な提案をする下種野郎がいた――オレだった。
 まあ、冗談だ。
 オレもそこまで鬼畜なことはしたくない。それに今はそれで良くてもの後々にはきっと私恨を残すことになる。そんな愚を犯すつもりは
 アメリアは少し――というか、真剣に悩んでいるようだった。
 
「まあ、無理しなくていい。実はさっき言ったのは冗談……」

「……うん。分かった」

 アメリアは小さく頷いた。自分の中で何か納得したらしい。
 アメリアはいきなりオレにキスしてきた。舌としたが絡み合いねちょねちょと音がする。
 
 ち、ちょっとアメリアちゃん……冗談なんですけど。

 オレの言葉はアメリアのキスで遮られている。
 
「アメリア……無理しなくても……」

 このままでは冗談で済まされない。ここから踏み出してしますと引き返せなくなる可能性が大きい。

「無理じゃない」

 オレのシャツを脱がしながらアメリアはオレの目を見つめる。

「ひとりで……できるもん」

 首筋にそっとアメリアの唇が触れる。それからぎこちない動きで彼女の唇としたがオレの身体を愛撫していく。

「ねえ、気持ちいい?」

 オレに覆いかぶさり一生懸命に愛撫してくれるアメリア。

「分かった。もう十分だ」

 これ以上は必要ない。もう満足したし、あまり時間が経過するとタニアが返ってくる。

「ダメ。まだ……満足してないでしょ?」

 アメリアはオレのズボンを脱がすとベッドに座らせる。
 彼女の目の前には「海賊王に、オレはなる!」とばかりに聖剣が天を指していた。
 アメリアのつぶらな瞳がオレの聖剣エクスカリバーをじーっと凝視している。
 そんなに見つめられると引っ込み思案な我が息子は一人の殻に閉じこもってしまいそうだ。

「あ、あの……」

 無理しなくていいよ。
 
「大丈夫……友達とビデオとかで見たことあるもん」

 それが果たしてどんなビデオなのかお兄さんとしては非常に気になるところだ。
 アメリアの細い手がオレの聖剣に触れた。
 ビクンと聖剣が手に反応する。
 こいつ……動くぞ。みたいな顔でアメリアが驚いた顔をする。
 がしっと彼女の手が聖剣をつかんだ。

「熱い……こんなに固いんだ」
 
 興味津々といった感じで彼女の冷たい手が聖剣をいじりだす。先端部をつんつんしていたかと思えば下のお玉さんに触れてみたり、チロッと舌を出して恐る恐る舐めてみたり。
 
「ねえ、お口であーんってしていい?」

 彼女の口から素晴らしいご提案がされました。
 承認! 全会一致で承認であります。
 オレが頷くと彼女のお口があーんと開けられる。
 先端部を包み込むように彼女の温かな唇がオレの肉棒を包み込んだ。
 
 はむはむ。

 オレの熱々のホットドッグが彼女のお口に食されていく。

「きもひ、いい?」

 両の手で包み込み、お口でぬるっと溶かし込んでいく。
 ぬるぬるとした感触が何とも気持ちよかった。
 彼女のお口は小さすぎてホットドッグが入り切りません。

「きもひよかったら、おくひにだひていいからね」

「ああ、分かった」

 アメリア嬢のご提案にオレは素直に頷いた。
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