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第三章「魔法学園の劣等生 魔法技術大会編」
第115話「魔法学園祭 ⑤」
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「さて、次は?」
システィーナと一緒に次の講堂へと向かう。
次はアメリアの所だ。
講堂の入り口にはすでに入場待ちの長蛇の列ができていた。
「これは……何なんだ?」
システィーナがそう言いたくなる気持ちも分かる。何というのだろうか……その雰囲気は……そう。推しのアイドル追っかけ隊。主に若い生徒が中心だが、中にはかなりの年配の方もいる。「アメリア命!」と書かれた自作のプラカードを持参したいる者もいた。貴族の姿もチラホラと見られる。
「これはこれで……危険だな」
システィーナの言葉に頷くしかない。なんか色々起こりそうだ。
「毎年こうなんですよね」
いつの間にかメリッタ先生が隣にやってきていた。
「先生。もう大丈夫なんですか?」
「うん。彼にも報酬を払ったし……」
「報酬?」
「イヤイヤ! 何でもないよ!」
やっぱり、あの男はサクラだったのか!
恐ろしい女だ。後でしっかりと事情聴取しなければ!
「ところで、あれはなんだ?」
システィーナが指差したのはもちろん人の列の事だ。
「毎年恒例のことだよ」
メリッタは興味なさそうに言った。
「アメリア先生LOVEな生徒や貴族が講演を聞きに来ているのさ」
模擬店の中にはアメリア先生の肖像画を扱っている闇市もあるらしい。
どことなく同人誌即売会的な匂いがした。
「もしかして……裸の肖像画とか……あったり……」
それは是非とも見てみたい……いやいや、けしからんものはボッシュートしなければ。
「ノ・ゾ・ミ・君!」
背後で殺気がした。
まさか……そんなはずは……
ゆっくりと振り返る。
「アメリア先生!」
「まさか、ここで出会えるとは!」
「ありがたや!ありがたや!」
周囲から歓声が上がった。ざわざわとした喧騒が一気に膨れ上がる。
いや、君たち普通に講義で会ってますよね?
そこには今までと変わりないアメリアがいた。
今回の講義は何か変わったことでも起こるのだろうか。
こういった学園祭では雰囲気とか変わるのか?
一見何も変わったようには見えないのだが……
「今年はどんな服装で出てこられるのだろうか?」
「もう今から楽しみで死にそうデス!」
「アメリアの姿をこの目に焼き付けなければ死んでも死にきれんのじゃ!」
集団の中にラップ学園長らしき姿が見えたが、きっと気のせいだろう。
これはあれか、学園祭限定の衣装でアメリアが講演をするというものなのか?
そうだとするなら、講義の内容は関係ないな……道理で、色々な人の姿が見られるわけだ。
「ノゾミ君……ちょっとこっちへ!」
「ああ……アメリア様!」
「あの男は何だ!」
「けしからん! ここはひとつワシの呪いの呪術で!」
最後の方はラップ学園長の声だったようなのだが……気のせいだ。
オレはアメリアに手を引かれ講堂裏へとたどり着いた。
「よお、アメリア」
アメリアに声をかけるとアメリア嬢はちょっと怒った顔でこちらをにらんでいた。
「さっき不謹慎な言葉が聞こえたようなんですけど?」
さて、何のことやら。
拙者、そのような不謹慎な言葉など発しておりませぬ。
「私のなんですって?」
アメリアはちょっと怒っていた。怒った顔もまた可愛い。
「まあ、そう言うな。ノゾミも男だ。興味があるのは仕方のない事だろ」
ナイスフォローだシスティーナ。
「彼には今度、私の裸体で満足しもらうから安心してくれ」
システィーナはオレに抱きつきながら胸を張って答えた。
うん。それフォローになってないよね。
「いえいえ、システィーナ先生ご心配なく」
アメリアがオレの腕に抱きついてきた。
すりすりしながらシスティーナを挑戦的に見つめる。
「ノゾミ君は私みたいな娘が好みなんです!」
「HAHAHA! これは面白い冗談を!」
「HOHOHO! ノゾミ君の好きなプレイも熟知していますわ1」
いやん。二人ともバチバチなんですけど。
お願いだから、大切な発表前に揉めないで下さい。
「まあ、いいでしょう」
アメリアは自信たっぷりにふふんと笑う。
「今回の講義は自信があります。きっとノゾミ君も満足してくれると信じています」
それは講義の内容だろうか。それともコスプレの件だろうか。
まあ、実はコスプレの件は知っていたりするのだ。
何しろ、今回のコーディネイトはオレが担当している。
ふふふ。実に楽しみである。
「システィーナ先生は講堂の方へ、私とノゾミ君は準備がありますので!」
アメリアに手を引かれ、オレは準備室へと入った。
入ってすぐに、アメリアが抱き着いてくる。
我慢できないとばかりに熱いキスで攻められた。
「お、おい……」
いくらなんでも積極的過ぎです。
「ちゅっぱ……だって、我慢できなかったんだもん♡」
いやいや。いくらなんでも講義前ですよ。
「分かったわ」
どうやら理解してくれたようだ。
「講義が終わったら、えっちしようね♡」
子供エルフ先生はにっこりと笑顔でそう言った。
システィーナと一緒に次の講堂へと向かう。
次はアメリアの所だ。
講堂の入り口にはすでに入場待ちの長蛇の列ができていた。
「これは……何なんだ?」
システィーナがそう言いたくなる気持ちも分かる。何というのだろうか……その雰囲気は……そう。推しのアイドル追っかけ隊。主に若い生徒が中心だが、中にはかなりの年配の方もいる。「アメリア命!」と書かれた自作のプラカードを持参したいる者もいた。貴族の姿もチラホラと見られる。
「これはこれで……危険だな」
システィーナの言葉に頷くしかない。なんか色々起こりそうだ。
「毎年こうなんですよね」
いつの間にかメリッタ先生が隣にやってきていた。
「先生。もう大丈夫なんですか?」
「うん。彼にも報酬を払ったし……」
「報酬?」
「イヤイヤ! 何でもないよ!」
やっぱり、あの男はサクラだったのか!
恐ろしい女だ。後でしっかりと事情聴取しなければ!
「ところで、あれはなんだ?」
システィーナが指差したのはもちろん人の列の事だ。
「毎年恒例のことだよ」
メリッタは興味なさそうに言った。
「アメリア先生LOVEな生徒や貴族が講演を聞きに来ているのさ」
模擬店の中にはアメリア先生の肖像画を扱っている闇市もあるらしい。
どことなく同人誌即売会的な匂いがした。
「もしかして……裸の肖像画とか……あったり……」
それは是非とも見てみたい……いやいや、けしからんものはボッシュートしなければ。
「ノ・ゾ・ミ・君!」
背後で殺気がした。
まさか……そんなはずは……
ゆっくりと振り返る。
「アメリア先生!」
「まさか、ここで出会えるとは!」
「ありがたや!ありがたや!」
周囲から歓声が上がった。ざわざわとした喧騒が一気に膨れ上がる。
いや、君たち普通に講義で会ってますよね?
そこには今までと変わりないアメリアがいた。
今回の講義は何か変わったことでも起こるのだろうか。
こういった学園祭では雰囲気とか変わるのか?
一見何も変わったようには見えないのだが……
「今年はどんな服装で出てこられるのだろうか?」
「もう今から楽しみで死にそうデス!」
「アメリアの姿をこの目に焼き付けなければ死んでも死にきれんのじゃ!」
集団の中にラップ学園長らしき姿が見えたが、きっと気のせいだろう。
これはあれか、学園祭限定の衣装でアメリアが講演をするというものなのか?
そうだとするなら、講義の内容は関係ないな……道理で、色々な人の姿が見られるわけだ。
「ノゾミ君……ちょっとこっちへ!」
「ああ……アメリア様!」
「あの男は何だ!」
「けしからん! ここはひとつワシの呪いの呪術で!」
最後の方はラップ学園長の声だったようなのだが……気のせいだ。
オレはアメリアに手を引かれ講堂裏へとたどり着いた。
「よお、アメリア」
アメリアに声をかけるとアメリア嬢はちょっと怒った顔でこちらをにらんでいた。
「さっき不謹慎な言葉が聞こえたようなんですけど?」
さて、何のことやら。
拙者、そのような不謹慎な言葉など発しておりませぬ。
「私のなんですって?」
アメリアはちょっと怒っていた。怒った顔もまた可愛い。
「まあ、そう言うな。ノゾミも男だ。興味があるのは仕方のない事だろ」
ナイスフォローだシスティーナ。
「彼には今度、私の裸体で満足しもらうから安心してくれ」
システィーナはオレに抱きつきながら胸を張って答えた。
うん。それフォローになってないよね。
「いえいえ、システィーナ先生ご心配なく」
アメリアがオレの腕に抱きついてきた。
すりすりしながらシスティーナを挑戦的に見つめる。
「ノゾミ君は私みたいな娘が好みなんです!」
「HAHAHA! これは面白い冗談を!」
「HOHOHO! ノゾミ君の好きなプレイも熟知していますわ1」
いやん。二人ともバチバチなんですけど。
お願いだから、大切な発表前に揉めないで下さい。
「まあ、いいでしょう」
アメリアは自信たっぷりにふふんと笑う。
「今回の講義は自信があります。きっとノゾミ君も満足してくれると信じています」
それは講義の内容だろうか。それともコスプレの件だろうか。
まあ、実はコスプレの件は知っていたりするのだ。
何しろ、今回のコーディネイトはオレが担当している。
ふふふ。実に楽しみである。
「システィーナ先生は講堂の方へ、私とノゾミ君は準備がありますので!」
アメリアに手を引かれ、オレは準備室へと入った。
入ってすぐに、アメリアが抱き着いてくる。
我慢できないとばかりに熱いキスで攻められた。
「お、おい……」
いくらなんでも積極的過ぎです。
「ちゅっぱ……だって、我慢できなかったんだもん♡」
いやいや。いくらなんでも講義前ですよ。
「分かったわ」
どうやら理解してくれたようだ。
「講義が終わったら、えっちしようね♡」
子供エルフ先生はにっこりと笑顔でそう言った。
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