281 / 324
第6巻第4章 セシリオの狙い
合体の力
しおりを挟む
「ふんっ!」
槍をかわしたマヤは、そのまま槍に横から肘を叩き込む。
飛ばされた槍に引っ張られる形でセシリオがバランスを崩したすきに、マヤは大きく飛び退って距離を取った。
「うおぉ……めちゃくちゃ跳ぶじゃん……」
マヤや自分の後ろ跳びが予想以上に大きかったことに冷や汗をかく。
気をつけないといつか何処かに激突してしまいそうだ。
「まさかあれをかわすとはな」
「色々聞こえるからね、なんとなくあそこに来るのがわかったんだよ」
「なら、今度はできるだけ音を立てないようにしてしてみるか」
セシリオは地面を蹴ると一気にマヤへと肉薄する。
そのまま正面から突き込んでくるように見せかけて、セシリオは後ろに回り込んでマヤの死角から槍を突き込んでくる。
「たしかに静かだけど、聞こえてるよ!」
マヤは振り返らずにセシリオの槍を避けると、そのまま後ろ蹴りを食らわせる。
「ぐっ……!」
「まだまだっ!」
マヤは最初の蹴りで膝をつきそうになったセシリオへと間髪入れずに蹴りを食らわせていく。
「舐めるなっ!」
防戦一方だったセシリオは、セシリオとマヤの間に空間を生み出しそれを拡張することで強制的に距離を取る。
マヤは距離を詰めようとしたが、マヤの移動速度を上回る速度で空間が拡張しているのか、距離は開くばかりだった。
「逃げるの? シャルルさんをもとに戻してくれるなら私はそれでもいいけど?」
「まさか。久々にこんなに楽しい戦いなんだ、逃げるわけ無いだろ? お前の力はよくわかった。お前たちの力は俺たち原初の魔王に匹敵す。だからこそ、その限界を見ておきたい」
セシリオは全身に魔力を纏わせると、その手のひらに魔力を集め始める。
「限界とか言われても、今でも十分全力なんだけど?」
(そうだな。驚くべきことだが、マヤは私合体して得た身体能力をほぼ完璧に使いこなせている。それは裏を返せば、これ以上のパワーアップはないということだ)
「だよね……何か大技打つっぽいじゃん、あれ。どうにかやめてもらえないかなあ……」
「やめるわけがないだろ。頼むぞマヤ、死んでくれるなよ?」
セシリオはそのまま手のひらに凝縮した魔力を地面へと叩きつける。
瞬間、マヤたちがいる空間の床のあちこちに亀裂が入り、その隙間から何かが飛び出してきた。
「なんかよくわからないけど当たるのはまずい気がする!」
マヤはその直感に従って大きく跳んで亀裂が無いところへと避難した。
マヤが急激に動いたせいか、それまでの戦いですでに限界だったのかは分からないが、マヤが羽織っていたローブの裾が大きく破れて飛んでいってしまう。
そしてそのローブの切れ端が亀裂から飛び出た何かに当たった瞬間――。
「…………やばいね、あれは……」
ローブの切れ端は、亀裂から飛び出した何かに当たったと思われるところから、空気に溶けるように消えていった。
どういう原理かは全くわからないが、亀裂から飛び出したなにかに触れるとまずいということだけは確かだろう。
「さてどうするマヤ、俺はまだシャルロット姫をもとに戻してやる気はないぞ? 早く俺を降参させなくていいのか?」
「簡単には近づけないようにしといてよく言うよ……でも、そうだね、諦めるわけにはいかないからね。マッシュ、さっきの物が消える空間の位置は把握できるかな?」
(おおよそはな。だが多少の誤差はある。大きくかわすのが賢明だろうな。場所は、今のマヤなら自分の耳でわかるはずだ。目で見えないものも、そこにあるなら多少なりとも音を反射する。それを聞き分ける耳が今のマヤにはある)
「了解!」
マヤはマッシュの言葉を参考に、自身の足音の反響音からセシリオの魔法が存在するだいたいの位置を把握しながら進んでいく。
「ここだあっ!」
そのままセシリオの目の前に来たマヤは、セシリオの顔面に拳を繰り出した。
その瞬間、セシリオの口角が上がった気がした。
「ぶべらっ……!?」
マヤの拳をもろに受けたセシリオは、そのまま情けない声を上げて吹き飛んでいく。
触れたものを消してしまう何かの方に殴り飛ばしてしまったので、セシリオも消えてしまっていないか心配だったマヤだが、どうやらあの技は本人には無効らしかった。
「この技がセシリオさんには効かないなら、さっきの私のパンチも普通に避けれたんじゃないの?」
「…………なんだ、もうそこまで気がついたのかよ、可愛げのないやつだな」
「こんな絶世の美少女を捕まえて可愛げがないとは酷いなあ。でも本当になんでわざと受けたりしたの?」
「そりゃお前、一応原初の魔王にも勝ったってことにしてやるためだよ。そうした方がこれから楽だからな」
「どういうこと?」
「まあそのうちわかる。それと、ほれっ」
地面に大の字で寝転がっているセシリオは、懐から小さな瓶を取り出してマヤへと投げてよこす。
「なにこれ?」
「シャルロット姫の意識が入ってる瓶だ。これを外のシャルロット姫の首にかければ意識は勝手に身体に戻る」
「そんな大事なもの投げないでよ」
「投げてどうこうなるものじゃないから安心しろ。そもそも、あんな激しい戦闘に間中俺の懐にあって無事だったんだ。かなり丈夫だぞ、それ」
そう言われるとたしかにその通りである。
外でやったら地面がクレーターだらけになるような戦闘を経て無事だったのだから、この瓶はセシリオの言う通りかなり丈夫なのだろう。
「それじゃあさっそくシャルルさんを助けたいから、ここから出してくれるかな」
マヤに言葉に頷いたセシリオは、指を鳴らしてマヤとセシリオが戦っていた空間を解除する。
「マヤさん!」
元の部屋に戻ってきたマヤにルーシェが駆け寄ってくる。
「おまたせ。なんとかセシリオさんに勝って来たよ」
「ええっ!? セシリオに勝った、んですか? まさかそんな……それに、なんですかその耳と尻尾……」
「まあ勝ったというか勝たせてもらったっていうのが正しい気がするけど。それからこの耳と尻尾はね――」
マヤはマッシュとマヤの合体、人魔合体について、わかっていないなりにルーシェに説明した。
「それはマッシュさんと合体して生えてきた耳と尻尾なんですね」
「まあ極めて簡単に言うとそういうことだね」
「しかし、その力で原初の魔王であるセシリオに勝ったと言うのは流石に信じがたいですんね」
「いや、俺は確かにマヤに負けた。ルーシェ、これは俺が証明する」
「セシリオ、本当なのですか?」
口調こそ落ち着いているもののルーシェの顔には驚きがありありと浮かんでいた。
「ああ、本当だ。だからなルーシェが、提案なんだが、マヤをトップにして俺たち原初の魔王で同盟を組まないか」
セシリオのその言葉に「一応原初の魔王にも勝ったってことにしてやるため」という戦いの後のセシリオの言葉の意味を早速理解したマヤは、何やら面倒事に巻き込まれそうな気配を感じて、頬を引きつらせたのだった。
槍をかわしたマヤは、そのまま槍に横から肘を叩き込む。
飛ばされた槍に引っ張られる形でセシリオがバランスを崩したすきに、マヤは大きく飛び退って距離を取った。
「うおぉ……めちゃくちゃ跳ぶじゃん……」
マヤや自分の後ろ跳びが予想以上に大きかったことに冷や汗をかく。
気をつけないといつか何処かに激突してしまいそうだ。
「まさかあれをかわすとはな」
「色々聞こえるからね、なんとなくあそこに来るのがわかったんだよ」
「なら、今度はできるだけ音を立てないようにしてしてみるか」
セシリオは地面を蹴ると一気にマヤへと肉薄する。
そのまま正面から突き込んでくるように見せかけて、セシリオは後ろに回り込んでマヤの死角から槍を突き込んでくる。
「たしかに静かだけど、聞こえてるよ!」
マヤは振り返らずにセシリオの槍を避けると、そのまま後ろ蹴りを食らわせる。
「ぐっ……!」
「まだまだっ!」
マヤは最初の蹴りで膝をつきそうになったセシリオへと間髪入れずに蹴りを食らわせていく。
「舐めるなっ!」
防戦一方だったセシリオは、セシリオとマヤの間に空間を生み出しそれを拡張することで強制的に距離を取る。
マヤは距離を詰めようとしたが、マヤの移動速度を上回る速度で空間が拡張しているのか、距離は開くばかりだった。
「逃げるの? シャルルさんをもとに戻してくれるなら私はそれでもいいけど?」
「まさか。久々にこんなに楽しい戦いなんだ、逃げるわけ無いだろ? お前の力はよくわかった。お前たちの力は俺たち原初の魔王に匹敵す。だからこそ、その限界を見ておきたい」
セシリオは全身に魔力を纏わせると、その手のひらに魔力を集め始める。
「限界とか言われても、今でも十分全力なんだけど?」
(そうだな。驚くべきことだが、マヤは私合体して得た身体能力をほぼ完璧に使いこなせている。それは裏を返せば、これ以上のパワーアップはないということだ)
「だよね……何か大技打つっぽいじゃん、あれ。どうにかやめてもらえないかなあ……」
「やめるわけがないだろ。頼むぞマヤ、死んでくれるなよ?」
セシリオはそのまま手のひらに凝縮した魔力を地面へと叩きつける。
瞬間、マヤたちがいる空間の床のあちこちに亀裂が入り、その隙間から何かが飛び出してきた。
「なんかよくわからないけど当たるのはまずい気がする!」
マヤはその直感に従って大きく跳んで亀裂が無いところへと避難した。
マヤが急激に動いたせいか、それまでの戦いですでに限界だったのかは分からないが、マヤが羽織っていたローブの裾が大きく破れて飛んでいってしまう。
そしてそのローブの切れ端が亀裂から飛び出た何かに当たった瞬間――。
「…………やばいね、あれは……」
ローブの切れ端は、亀裂から飛び出した何かに当たったと思われるところから、空気に溶けるように消えていった。
どういう原理かは全くわからないが、亀裂から飛び出したなにかに触れるとまずいということだけは確かだろう。
「さてどうするマヤ、俺はまだシャルロット姫をもとに戻してやる気はないぞ? 早く俺を降参させなくていいのか?」
「簡単には近づけないようにしといてよく言うよ……でも、そうだね、諦めるわけにはいかないからね。マッシュ、さっきの物が消える空間の位置は把握できるかな?」
(おおよそはな。だが多少の誤差はある。大きくかわすのが賢明だろうな。場所は、今のマヤなら自分の耳でわかるはずだ。目で見えないものも、そこにあるなら多少なりとも音を反射する。それを聞き分ける耳が今のマヤにはある)
「了解!」
マヤはマッシュの言葉を参考に、自身の足音の反響音からセシリオの魔法が存在するだいたいの位置を把握しながら進んでいく。
「ここだあっ!」
そのままセシリオの目の前に来たマヤは、セシリオの顔面に拳を繰り出した。
その瞬間、セシリオの口角が上がった気がした。
「ぶべらっ……!?」
マヤの拳をもろに受けたセシリオは、そのまま情けない声を上げて吹き飛んでいく。
触れたものを消してしまう何かの方に殴り飛ばしてしまったので、セシリオも消えてしまっていないか心配だったマヤだが、どうやらあの技は本人には無効らしかった。
「この技がセシリオさんには効かないなら、さっきの私のパンチも普通に避けれたんじゃないの?」
「…………なんだ、もうそこまで気がついたのかよ、可愛げのないやつだな」
「こんな絶世の美少女を捕まえて可愛げがないとは酷いなあ。でも本当になんでわざと受けたりしたの?」
「そりゃお前、一応原初の魔王にも勝ったってことにしてやるためだよ。そうした方がこれから楽だからな」
「どういうこと?」
「まあそのうちわかる。それと、ほれっ」
地面に大の字で寝転がっているセシリオは、懐から小さな瓶を取り出してマヤへと投げてよこす。
「なにこれ?」
「シャルロット姫の意識が入ってる瓶だ。これを外のシャルロット姫の首にかければ意識は勝手に身体に戻る」
「そんな大事なもの投げないでよ」
「投げてどうこうなるものじゃないから安心しろ。そもそも、あんな激しい戦闘に間中俺の懐にあって無事だったんだ。かなり丈夫だぞ、それ」
そう言われるとたしかにその通りである。
外でやったら地面がクレーターだらけになるような戦闘を経て無事だったのだから、この瓶はセシリオの言う通りかなり丈夫なのだろう。
「それじゃあさっそくシャルルさんを助けたいから、ここから出してくれるかな」
マヤに言葉に頷いたセシリオは、指を鳴らしてマヤとセシリオが戦っていた空間を解除する。
「マヤさん!」
元の部屋に戻ってきたマヤにルーシェが駆け寄ってくる。
「おまたせ。なんとかセシリオさんに勝って来たよ」
「ええっ!? セシリオに勝った、んですか? まさかそんな……それに、なんですかその耳と尻尾……」
「まあ勝ったというか勝たせてもらったっていうのが正しい気がするけど。それからこの耳と尻尾はね――」
マヤはマッシュとマヤの合体、人魔合体について、わかっていないなりにルーシェに説明した。
「それはマッシュさんと合体して生えてきた耳と尻尾なんですね」
「まあ極めて簡単に言うとそういうことだね」
「しかし、その力で原初の魔王であるセシリオに勝ったと言うのは流石に信じがたいですんね」
「いや、俺は確かにマヤに負けた。ルーシェ、これは俺が証明する」
「セシリオ、本当なのですか?」
口調こそ落ち着いているもののルーシェの顔には驚きがありありと浮かんでいた。
「ああ、本当だ。だからなルーシェが、提案なんだが、マヤをトップにして俺たち原初の魔王で同盟を組まないか」
セシリオのその言葉に「一応原初の魔王にも勝ったってことにしてやるため」という戦いの後のセシリオの言葉の意味を早速理解したマヤは、何やら面倒事に巻き込まれそうな気配を感じて、頬を引きつらせたのだった。
0
お気に入りに追加
561
あなたにおすすめの小説
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
異世界に行けるようになったんだが自宅に令嬢を持ち帰ってしまった件
シュミ
ファンタジー
高二である天音 旬はある日、女神によって異世界と現実世界を行き来できるようになった。
旬が異世界から現実世界に帰る直前に転びそうな少女を助けた結果、旬の自宅にその少女を持ち帰ってしまった。その少女はリーシャ・ミリセントと名乗り、王子に婚約破棄されたと話し───!?
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる