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第6巻第4章 セシリオの狙い
マッシュの秘密
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「彼はね、世界の切り札なんだ」
謎の美女は大真面目にマヤへと告げる。
「マッシュが世界の切り札?」
抽象的にすぎる言い方に、謎の美女の言葉をマヤは繰り返してしまう。
「そうだよ、彼は君の力を借りることで神をも殺せる存在だからね」
「マッシュってそんなにすごいうさぎだったんだ……」
「うん、そして、実は彼、君が向こうの世界で飼ってたうさぎの生まれ変わりだよ」
「ふーん、マッシュがマッシュの生まれ変わり……って、ええっ!? マッシュってマッシュの生まれ変わりなの!?」
マヤが同じ名前をつけたせいでなんだかややこしいが、こちらの世界のマッシュは、向こうの世界でマヤが飼っていたうさぎのマッシュの生まれ変わりらしい。
「うん。というか気がついてはいなかったんだね。あんなにそっくりなのに」
「いや、まあそうかもしれないけど、うちのマッシュって野生のアナウサギによくいるチェストナッツっていうありふれた毛色だったし、あとは大きさが似てればそっくりなうさぎくらいいくらでもいると思ったから」
「まあ人間の目には細かい違いはわからないか。それで、こっちの世界のマッシュ君の話に戻るけど、彼は私たちが用意した神を殺す切り札だ」
「神を殺す切り札…………ねえ、実は最初からずっと気になってたんだけど、あなたは何者なの?」
「そういえば自己紹介がまだだったね。私は産みの神、君の知識の中でいうと……イザナミみたいなものかな。イザナミと違って私は死んで黄泉の国に行ったりしてないけどね」
「じゃああなたも神ってことだよね? どうして神を殺そうとしてるの?」
先ほどこの謎の美女、改め産みの神は、マッシュのことを「私たちが用意した神を殺すための切り札」と言った。
それはつまり、神である産みの神とその仲間が、神を殺す必要があり、マッシュを用意した、ということだ。
「神も一枚岩じゃないってことだよ」
「敵対してる神を殺そうって事?」
「うーん、元も子もない言い方をすればそうだけどそれだと私たち神の事情に君たち人間を巻き込んでるみたいで感じが悪いな……」
「違うの?」
神が神を殺すためにわざわざうさぎとその飼い主を異世界に転生させておいて、今更神の事情に人間を巻き込んでないと言うのは流石におかしいだろう。
「いや違わないんだけど……でも、私たちは君たち人間の自主性に任せてあげたいんだよ。だから、奴らが君たちを滅ぼしてしまわないようにその対抗策を用意した」
「ごめんどういうこと? 産みの神さんたちは人間の自主性に任せたいと思ってるグループで、敵対してるグループは人間を滅ぼそうとしてるグループってこと?」
「そんな感じだね。私たちみたいな人間の自主性に任せて見守るだけにしようっていうのが隠居派。私たち隠居派とは逆に、再び神の支配を取り戻して、逆らうなら人間を皆殺しにすることも厭わない連中が復権派って呼ばれてる」
「じゃあ復権派の神が私達を襲ってくるからそれを殺すためにマッシュと私が転生したって事?」
「そういうこと。君が3人の子どもたち、君たちが原初の魔王って呼んでる3人の力と、マヤとマッシュの先代の神殺しであるオーガの王族と力を合わせれば、復権派の神から人の世を救えるはずだよ」
「原初の魔王の3人、ね。現在進行系でその原初の魔王の1人に殺されそうになってるんだけど、この人とも協力しないといけないんだよね?」
マヤは時間停止によってマヤに攻撃を仕掛けた格好のまま固まっているセシリオを指差す。
「もちろん。でも安心して、彼も君を殺すつもりはないはずだから。彼も穏健派の神の襲撃に勘づいているんだろうね。だから、君の力を確かめようとした」
「私が神の送り込んだ切り札の1人だって知ってたってこと?」
「いや、それは流石にないと思う。ただ、原初の魔王に次ぐ強さを持っているとは思ってたんじゃないかな。だから、いざというときに使い物になるかどうかを確認したかった、ってところじゃない?」
「それで殺しちゃったら意味ない気がするなあ……これ本当に殺すつもり無いんだよね?」
時間は止まっていなければマヤの頭を確実に貫いていたセシリオの槍を見ながら、マヤは頬を引きつらせる。
「…………あー、うん、たぶん、ね? でも、本当に殺すつもりだったとしても私が時間を止めたおかげで殺されることはなくなったわけだし、結果オーライってことで」
「適当だなあ……これこのまま時間が動き出したら結局数手先で同じ状況になっちゃう気がするんだけど」
産みの神の言う通り、今回の攻撃については時間停止のおかげで確実にかわせるが、再びセシリオとの攻防が始まってしまえば、いつかは同じ状況になる。
セシリオとマヤとの実力差がなくなったわけではないのだから当然である。
「ああ、それなら大丈夫だよ。君が最初に受け取るはずだった力をあげるからね」
「私が最初に受け取るはずだった力? なにそれ?」
「君がこっちの世界に来てすぐに、君に渡す予定だった力があるんだ」
「そんなものが……っ!」
よくある異世界モノの定番展開に、マヤは目を輝かせる。
思えばマヤの転生後の日々は、何もわからないところから始まった。
寝て起きたら突然転生してるわ、色々やってみるまで自分が魔物を強化する魔法しか使えないことすらわからないわ、でも魔物を強化する魔法だけは規格外で、それで魔王になっちゃうわ。
何もわからないまま流されるままここに至っているマヤは、初めて何かしら能力を授けてもらえるのかと胸を躍らせる。
「まずは異世界の知識を――」
産みの神はマヤの頭に手をかざす。
すると、マヤの頭の中にたくさんの情報が流れ込んできた……のだが――。
「あー、これはもうだいたい知ってるよ。図書館の本全部読まされたし……」
「え? そうなの? じゃあマヤの才能を――」
同じく手をかざす産みの神。
「魔物用の強化魔法に特化でそれ以外は使えない――うん、知ってる。えーっと、魔石を取り込めば自身の強化にも使える――うん、もうやってる」
その後も産みの神がマヤに授けた知識の数々は、真矢が転生後の日々で勉強したり、経験したりしてわかっていることばかりだった。
次第に涙目になってきた産みの神は、これならどうだと声に力を入れる。
「そ、そんな……。じゃ、じゃあっ! マッシュ君との連携の最終形について……」
「おっ、これは知らないや……へえ、そんなことが……これ使えばセシリオさんにも勝てるかも……」
「よ、よかったああぁ……」
なんとかマヤに新しい知識を授けることができた産みの神は、安堵したのかその場に女の子座りで腰を下ろす。
「ありがとうね、産みの神さん。このマッシュとの連携の最終形ってやつで、セシリオさんと戦ってみるよ」
マヤが産みの神に礼を言うと、産みの神の姿がどんどんと薄くなっていく。
「頑張ってね、マヤ。それから、私の姿が消えたタイミングで、時間が動き始めるから、気をつけて」
「了解」
マヤはマッシュを呼び出す準備をしながら、時が動き出すその瞬間を待った。
謎の美女は大真面目にマヤへと告げる。
「マッシュが世界の切り札?」
抽象的にすぎる言い方に、謎の美女の言葉をマヤは繰り返してしまう。
「そうだよ、彼は君の力を借りることで神をも殺せる存在だからね」
「マッシュってそんなにすごいうさぎだったんだ……」
「うん、そして、実は彼、君が向こうの世界で飼ってたうさぎの生まれ変わりだよ」
「ふーん、マッシュがマッシュの生まれ変わり……って、ええっ!? マッシュってマッシュの生まれ変わりなの!?」
マヤが同じ名前をつけたせいでなんだかややこしいが、こちらの世界のマッシュは、向こうの世界でマヤが飼っていたうさぎのマッシュの生まれ変わりらしい。
「うん。というか気がついてはいなかったんだね。あんなにそっくりなのに」
「いや、まあそうかもしれないけど、うちのマッシュって野生のアナウサギによくいるチェストナッツっていうありふれた毛色だったし、あとは大きさが似てればそっくりなうさぎくらいいくらでもいると思ったから」
「まあ人間の目には細かい違いはわからないか。それで、こっちの世界のマッシュ君の話に戻るけど、彼は私たちが用意した神を殺す切り札だ」
「神を殺す切り札…………ねえ、実は最初からずっと気になってたんだけど、あなたは何者なの?」
「そういえば自己紹介がまだだったね。私は産みの神、君の知識の中でいうと……イザナミみたいなものかな。イザナミと違って私は死んで黄泉の国に行ったりしてないけどね」
「じゃああなたも神ってことだよね? どうして神を殺そうとしてるの?」
先ほどこの謎の美女、改め産みの神は、マッシュのことを「私たちが用意した神を殺すための切り札」と言った。
それはつまり、神である産みの神とその仲間が、神を殺す必要があり、マッシュを用意した、ということだ。
「神も一枚岩じゃないってことだよ」
「敵対してる神を殺そうって事?」
「うーん、元も子もない言い方をすればそうだけどそれだと私たち神の事情に君たち人間を巻き込んでるみたいで感じが悪いな……」
「違うの?」
神が神を殺すためにわざわざうさぎとその飼い主を異世界に転生させておいて、今更神の事情に人間を巻き込んでないと言うのは流石におかしいだろう。
「いや違わないんだけど……でも、私たちは君たち人間の自主性に任せてあげたいんだよ。だから、奴らが君たちを滅ぼしてしまわないようにその対抗策を用意した」
「ごめんどういうこと? 産みの神さんたちは人間の自主性に任せたいと思ってるグループで、敵対してるグループは人間を滅ぼそうとしてるグループってこと?」
「そんな感じだね。私たちみたいな人間の自主性に任せて見守るだけにしようっていうのが隠居派。私たち隠居派とは逆に、再び神の支配を取り戻して、逆らうなら人間を皆殺しにすることも厭わない連中が復権派って呼ばれてる」
「じゃあ復権派の神が私達を襲ってくるからそれを殺すためにマッシュと私が転生したって事?」
「そういうこと。君が3人の子どもたち、君たちが原初の魔王って呼んでる3人の力と、マヤとマッシュの先代の神殺しであるオーガの王族と力を合わせれば、復権派の神から人の世を救えるはずだよ」
「原初の魔王の3人、ね。現在進行系でその原初の魔王の1人に殺されそうになってるんだけど、この人とも協力しないといけないんだよね?」
マヤは時間停止によってマヤに攻撃を仕掛けた格好のまま固まっているセシリオを指差す。
「もちろん。でも安心して、彼も君を殺すつもりはないはずだから。彼も穏健派の神の襲撃に勘づいているんだろうね。だから、君の力を確かめようとした」
「私が神の送り込んだ切り札の1人だって知ってたってこと?」
「いや、それは流石にないと思う。ただ、原初の魔王に次ぐ強さを持っているとは思ってたんじゃないかな。だから、いざというときに使い物になるかどうかを確認したかった、ってところじゃない?」
「それで殺しちゃったら意味ない気がするなあ……これ本当に殺すつもり無いんだよね?」
時間は止まっていなければマヤの頭を確実に貫いていたセシリオの槍を見ながら、マヤは頬を引きつらせる。
「…………あー、うん、たぶん、ね? でも、本当に殺すつもりだったとしても私が時間を止めたおかげで殺されることはなくなったわけだし、結果オーライってことで」
「適当だなあ……これこのまま時間が動き出したら結局数手先で同じ状況になっちゃう気がするんだけど」
産みの神の言う通り、今回の攻撃については時間停止のおかげで確実にかわせるが、再びセシリオとの攻防が始まってしまえば、いつかは同じ状況になる。
セシリオとマヤとの実力差がなくなったわけではないのだから当然である。
「ああ、それなら大丈夫だよ。君が最初に受け取るはずだった力をあげるからね」
「私が最初に受け取るはずだった力? なにそれ?」
「君がこっちの世界に来てすぐに、君に渡す予定だった力があるんだ」
「そんなものが……っ!」
よくある異世界モノの定番展開に、マヤは目を輝かせる。
思えばマヤの転生後の日々は、何もわからないところから始まった。
寝て起きたら突然転生してるわ、色々やってみるまで自分が魔物を強化する魔法しか使えないことすらわからないわ、でも魔物を強化する魔法だけは規格外で、それで魔王になっちゃうわ。
何もわからないまま流されるままここに至っているマヤは、初めて何かしら能力を授けてもらえるのかと胸を躍らせる。
「まずは異世界の知識を――」
産みの神はマヤの頭に手をかざす。
すると、マヤの頭の中にたくさんの情報が流れ込んできた……のだが――。
「あー、これはもうだいたい知ってるよ。図書館の本全部読まされたし……」
「え? そうなの? じゃあマヤの才能を――」
同じく手をかざす産みの神。
「魔物用の強化魔法に特化でそれ以外は使えない――うん、知ってる。えーっと、魔石を取り込めば自身の強化にも使える――うん、もうやってる」
その後も産みの神がマヤに授けた知識の数々は、真矢が転生後の日々で勉強したり、経験したりしてわかっていることばかりだった。
次第に涙目になってきた産みの神は、これならどうだと声に力を入れる。
「そ、そんな……。じゃ、じゃあっ! マッシュ君との連携の最終形について……」
「おっ、これは知らないや……へえ、そんなことが……これ使えばセシリオさんにも勝てるかも……」
「よ、よかったああぁ……」
なんとかマヤに新しい知識を授けることができた産みの神は、安堵したのかその場に女の子座りで腰を下ろす。
「ありがとうね、産みの神さん。このマッシュとの連携の最終形ってやつで、セシリオさんと戦ってみるよ」
マヤが産みの神に礼を言うと、産みの神の姿がどんどんと薄くなっていく。
「頑張ってね、マヤ。それから、私の姿が消えたタイミングで、時間が動き始めるから、気をつけて」
「了解」
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