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第6巻第4章 セシリオの狙い
ステラとオスカー
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「あれ……オスカー……? もう朝なの?」
「ステラ!」
ベッドで目を覚ましたステラは、いきなりオスカーに抱きつかれる。
この程度のスキンシップなら日常茶飯事なので特に驚かなかったステラだったが――。
「ちょっとオスカー、いきなり抱きつかないで……よ……なっ!?」
口では文句を言いながら嫌がる様子もなく微笑んでいるステラを、生暖かい目で見守るマヤたちが視界に入り、ステラは言葉を失った。
「なっ、ななななんで!? なんであんたたちが私たちの寝室にいるのよ!?」
「ふーん? 私たちの寝室、ね。やっぱり2人はいつも一緒に寝てるんだね」
「くっ……失言だったわ……」
「ふふふっ、夫婦仲が良いことは良いことだと思いますよ?」
「それはその通りかもしれないけどねオリガ、そういう問題じゃないのよ……」
オリガに悪気はないのだろうが、それゆえにステラは返答に困って頭を抱える。
「あははっ、照れてるステラさんってなんだか新鮮で可愛いね。それでねステラさん、実はここはステラさんとオスカーさんの寝室じゃないんだけど、気づいてるかな?」
「わざわざ私とオスカーのって言わないでいいでしょうに…………確かに私達の寝室じゃないわね。どこかしらここ? というか、私は昨日何を……」
ステラは寝る前のことを思い起こそうとして一気にこれまでのことを思い出した。
「そうだわ、たしか私は成長を止められるって言う素晴らしい聖剣を求めてゾグラス山に入って行って……」
成長が止まるのは聖剣のデメリットな気がするのだが、それを素晴らしいと評するとは、流石は生粋の少年好きである。
マヤは思わず突っ込みそうになったが、それをすると話が進まないので、黙って先を促した。
「私の魔法が効かないドラゴンがたくさん出てきてなんとか洞窟に籠もってやり過ごそうとしたんだけど、持ってきた水も食料も底を突きかけて…………それから…………それから?…………どうしたんだったかしら?」
その先が思い出せない様子のステラの言葉を、オスカーが引き継いで続ける。
「私たちが隠れていた洞窟に1人のドラゴンがやってきたんだ。それがファズ、今そこに転がってる四皇のファズだ」
「それでステラさんがファズに精神支配されちゃったこと?」
「結論だけ言うとそうだね……」
なんだかオスカーの回答は歯切れが悪かった。
何かを言うおうか言うまいか逡巡しているオスカーに、ステラがそっと肩に手をおいた。
「どうしたのオスカー? 私が精神支配? されちゃった時になにかあったの?」
「ステラ……」
心配そうにオスカーの顔を覗き込むステラに、オスカーは一瞬その顔を見つめ返し、しばらくして何かを決心したように頷いた。
「実は、ステラがファズごときの精神支配にかかったのは私のせいなんだ」
「オスカーのせい? どういうこと?」
「ファズは最初、君に精神支配かけようとした。魔法で隠していた私たちの場所がわかったくらいだ。どちらが強いかもわかっていたんだと思う。でも、君は魔法に対する耐性が高い。それで上手く行かなかったファズは僕を狙ったんだ」
「それで私があなたを庇ったってこと?」
「そういうこと。君が操られてしまったのは私のせいだ。すまない……」
申し訳無さそうに頭を下げるオスカーに、ステラは大きなため息をつく。
そして、その頭に拳を軽くぶつけた。
「いてっ……何するんだい突然……」
「生意気よオスカー。確かにあなたは私の夫で……その、最愛の人……だけど……でもねっ、あなたは私の配下で、私はあなたの主よ。主が配下を守るのは当然じゃない」
「ステラ様……」
「だから、どうせなら配下をかばった優しい主に感謝してほしいわ。その時のことは思い出せないけど、私はあなたに謝って欲しくてあなたを庇ったんじゃないはずよ」
「…………わかりました、ステラ様。守っていただきありがとうございました」
「どういたしまして」
ステラが涙を浮かべるオスカーの頭をゆっくりと撫でる。
しばらく2人の世界に入ってしまっていたステラとオスカーだったが、途中でマヤたちがいることを思い出したステラはオスカーの頭から手を退かした。
「んんっ、こほんっ。そういえばマヤ、どうしてゾグラス山に来ていたの? 私、聖剣のことは黙ってたはずだけど」
「今さら責める気もないけど、そうも堂々と隠してたことはバラすんだね」
「まあ仕方ないじゃない。だって、成長が止まるっていう聖剣よ? マヤが探してるってわかってても、できることなら私のものにしたいじゃない?」
「まあ気持ちは分からないでもないけど……」
ステラは「少年が好き」「永遠に少年が少年のままならいいのに」という欲望のままに魔法を研究し、結果として修得した老化という魔法によって魔王になった人物だ。
いうなれば、少年好きを極めて魔王になったのである。
その目標を達成できるかもしれない道具の存在を知って、マヤに譲る方がステラらしくないと言えるだろう。
「マヤたちが来てくれて助かったのは確かだけど、誰から私たちのことを聞いたのよ」
「ステラさんのところの門兵の子が私のところまで来たんだよ。ステラさんとオスカーさんがいなくなって、ずっと連絡もないって」
「なるほどね……あの子達には悪いことをしたわね」
「そうですね、帰ったら謝りましょう」
「でもマヤ、私は城の兵たちに行き先は伝えてないわよ? どうしてゾグラス山にいるってわかったの?」
「ああ、それはね。エスメラルダさんが教えてくれたんだよ」
「エスメラルダがあなたのところに、ね」
「知ってるの?」
「ええ、彼女は私の友人よ。魔王と他の魔王の配下っていう違いはあるけど、仲のいい友人だわ」
「だからファズを殺したのは自分の意思だって言ってたのか……」
友人であるステラを操っていたファズが許せず、用済みになった時点で始末したのだろう。
ステラの救うためにステラの行方とその行き先の危険性をマヤたちに教えたり、ステラを操っていたファズを殺したりと、エスメラルダは本当にステラのことが大切なようだ。
「エスメラルダがこいつの殺したのね。まあ彼女ならそれくらいできそうだけど。それで、彼女は今どこにいるの? いろいろ助けてもらったみたいだから、できればお礼を言っておきたいんだけど」
「あー、その……エスメラルダさんはね……」
マヤはステラが操られている間、そして開放された後に眠っている間に起こったエスメラルダとの出来事をステラに語って聞かせた。
「ステラ!」
ベッドで目を覚ましたステラは、いきなりオスカーに抱きつかれる。
この程度のスキンシップなら日常茶飯事なので特に驚かなかったステラだったが――。
「ちょっとオスカー、いきなり抱きつかないで……よ……なっ!?」
口では文句を言いながら嫌がる様子もなく微笑んでいるステラを、生暖かい目で見守るマヤたちが視界に入り、ステラは言葉を失った。
「なっ、ななななんで!? なんであんたたちが私たちの寝室にいるのよ!?」
「ふーん? 私たちの寝室、ね。やっぱり2人はいつも一緒に寝てるんだね」
「くっ……失言だったわ……」
「ふふふっ、夫婦仲が良いことは良いことだと思いますよ?」
「それはその通りかもしれないけどねオリガ、そういう問題じゃないのよ……」
オリガに悪気はないのだろうが、それゆえにステラは返答に困って頭を抱える。
「あははっ、照れてるステラさんってなんだか新鮮で可愛いね。それでねステラさん、実はここはステラさんとオスカーさんの寝室じゃないんだけど、気づいてるかな?」
「わざわざ私とオスカーのって言わないでいいでしょうに…………確かに私達の寝室じゃないわね。どこかしらここ? というか、私は昨日何を……」
ステラは寝る前のことを思い起こそうとして一気にこれまでのことを思い出した。
「そうだわ、たしか私は成長を止められるって言う素晴らしい聖剣を求めてゾグラス山に入って行って……」
成長が止まるのは聖剣のデメリットな気がするのだが、それを素晴らしいと評するとは、流石は生粋の少年好きである。
マヤは思わず突っ込みそうになったが、それをすると話が進まないので、黙って先を促した。
「私の魔法が効かないドラゴンがたくさん出てきてなんとか洞窟に籠もってやり過ごそうとしたんだけど、持ってきた水も食料も底を突きかけて…………それから…………それから?…………どうしたんだったかしら?」
その先が思い出せない様子のステラの言葉を、オスカーが引き継いで続ける。
「私たちが隠れていた洞窟に1人のドラゴンがやってきたんだ。それがファズ、今そこに転がってる四皇のファズだ」
「それでステラさんがファズに精神支配されちゃったこと?」
「結論だけ言うとそうだね……」
なんだかオスカーの回答は歯切れが悪かった。
何かを言うおうか言うまいか逡巡しているオスカーに、ステラがそっと肩に手をおいた。
「どうしたのオスカー? 私が精神支配? されちゃった時になにかあったの?」
「ステラ……」
心配そうにオスカーの顔を覗き込むステラに、オスカーは一瞬その顔を見つめ返し、しばらくして何かを決心したように頷いた。
「実は、ステラがファズごときの精神支配にかかったのは私のせいなんだ」
「オスカーのせい? どういうこと?」
「ファズは最初、君に精神支配かけようとした。魔法で隠していた私たちの場所がわかったくらいだ。どちらが強いかもわかっていたんだと思う。でも、君は魔法に対する耐性が高い。それで上手く行かなかったファズは僕を狙ったんだ」
「それで私があなたを庇ったってこと?」
「そういうこと。君が操られてしまったのは私のせいだ。すまない……」
申し訳無さそうに頭を下げるオスカーに、ステラは大きなため息をつく。
そして、その頭に拳を軽くぶつけた。
「いてっ……何するんだい突然……」
「生意気よオスカー。確かにあなたは私の夫で……その、最愛の人……だけど……でもねっ、あなたは私の配下で、私はあなたの主よ。主が配下を守るのは当然じゃない」
「ステラ様……」
「だから、どうせなら配下をかばった優しい主に感謝してほしいわ。その時のことは思い出せないけど、私はあなたに謝って欲しくてあなたを庇ったんじゃないはずよ」
「…………わかりました、ステラ様。守っていただきありがとうございました」
「どういたしまして」
ステラが涙を浮かべるオスカーの頭をゆっくりと撫でる。
しばらく2人の世界に入ってしまっていたステラとオスカーだったが、途中でマヤたちがいることを思い出したステラはオスカーの頭から手を退かした。
「んんっ、こほんっ。そういえばマヤ、どうしてゾグラス山に来ていたの? 私、聖剣のことは黙ってたはずだけど」
「今さら責める気もないけど、そうも堂々と隠してたことはバラすんだね」
「まあ仕方ないじゃない。だって、成長が止まるっていう聖剣よ? マヤが探してるってわかってても、できることなら私のものにしたいじゃない?」
「まあ気持ちは分からないでもないけど……」
ステラは「少年が好き」「永遠に少年が少年のままならいいのに」という欲望のままに魔法を研究し、結果として修得した老化という魔法によって魔王になった人物だ。
いうなれば、少年好きを極めて魔王になったのである。
その目標を達成できるかもしれない道具の存在を知って、マヤに譲る方がステラらしくないと言えるだろう。
「マヤたちが来てくれて助かったのは確かだけど、誰から私たちのことを聞いたのよ」
「ステラさんのところの門兵の子が私のところまで来たんだよ。ステラさんとオスカーさんがいなくなって、ずっと連絡もないって」
「なるほどね……あの子達には悪いことをしたわね」
「そうですね、帰ったら謝りましょう」
「でもマヤ、私は城の兵たちに行き先は伝えてないわよ? どうしてゾグラス山にいるってわかったの?」
「ああ、それはね。エスメラルダさんが教えてくれたんだよ」
「エスメラルダがあなたのところに、ね」
「知ってるの?」
「ええ、彼女は私の友人よ。魔王と他の魔王の配下っていう違いはあるけど、仲のいい友人だわ」
「だからファズを殺したのは自分の意思だって言ってたのか……」
友人であるステラを操っていたファズが許せず、用済みになった時点で始末したのだろう。
ステラの救うためにステラの行方とその行き先の危険性をマヤたちに教えたり、ステラを操っていたファズを殺したりと、エスメラルダは本当にステラのことが大切なようだ。
「エスメラルダがこいつの殺したのね。まあ彼女ならそれくらいできそうだけど。それで、彼女は今どこにいるの? いろいろ助けてもらったみたいだから、できればお礼を言っておきたいんだけど」
「あー、その……エスメラルダさんはね……」
マヤはステラが操られている間、そして開放された後に眠っている間に起こったエスメラルダとの出来事をステラに語って聞かせた。
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