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第6巻第1章 ドラゴンの住まう山
ドラゴンとマヤ
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「信じられねえ……」
「ははははっ! 速い速ーい!」
ドラゴンに乗って空を飛び回るマヤを見て、ダンカンはあんぐりと口を開けて呆けていた。
「あれじゃまるでドラゴンライダーじゃないか」
ダンカンの言う通り、ドラゴンに乗り空を飛び回るその姿は、かつて存在したドラゴンライダーそのものだった。
「よーし! もうちょっと言ってみようかドラちゃん!」
「ぐぁお!」
ちなみにダンカンが驚いたのは、マヤがドラゴンを乗り回していることだけではない。
マヤはドラゴンに名前をつけて、強化魔法をかけて乗り回しているのだ。
人間以外で魔力を持っている動物は広義には魔物であるため、マヤの強化魔法が効く事自体はおかしくない。
しかし、名前をつけるという行為は、名前をつけられる側よりも名前をつける側の魔力が多い必要がある。
ほとんど魔力の塊のような存在であるドラゴンよりも魔力が多い人間などいるはずがないので、ドラゴンには名前をつけられない、というのが常識なのだが、マヤは事もなげに名前をつけてしまったのだ。
「にしても、ドラゴンだからドラちゃんっていうのちょっと安直すぎないか?」
「そう? 可愛いと、思う、よ。私は」
「まあ、マヤさんですし」
「ああ、マヤだからな……」
以前マヤに、妻であるブランの名前の由来を聞いて、白という意味だと聞いて以来、マヤの名付けは適当なのだと認識しているマッシュは、諦観の目をマヤに向ける。
ちなみに、ブランは白い毛色のうさぎなので、白という意味の名前はあまりにも安直だと言える。
それでも、マヤお気に入りの白い狼のシロちゃんよりはマシかもしれないが……。
「そういう感じなのだな……」
「おーい、ウォーレンさーん、後ろ乗ってみなーい?」
自分のネーミングセンスが呆れられていることなど露知らず、マヤはドラゴン改めドラちゃんを操ってウォーレンたちの近くに着地させる。
「安全なんだろうな?」
「安全安全! もし落っこちたらオリガが魔法で受け止めてくれるから」
「え? 私ですか?」
「うん、お願いね。ささっ、乗って乗って!」
マヤは驚いて自分の指差すオリガに一方的にお願いし、ウォーレンの手を握るとドラちゃんの方に引っ張っていく。
「お、おい、引っ張るなって」
文句を言いながらも抵抗することなくウォーレンは引っ張られていき、ドラちゃんの後ろに乗せられる。
「しっかり捕まってね? よーっし、行って、ドラちゃん!」
「がぐおっ!」
「おおっ!? おい、マヤ!?」
ウォーレンは急加速するドラちゃんの上で、バランスを崩しそうになり慌ててマヤへとしがみつく。
「ひゃっ! ちょ、ちょっと……んっ……ウォーレンさん、どこ掴んで……んんっ」
「そんなこと言われてもだな!」
後ろからとっさにマヤにしがみついたウォーレンの片手が、肩ごしにマヤの胸を掴んでいたのだ。
成人の男性オークであるウォーレンと、人間のしかも比較的小柄な女性であるマヤの間に存在する身長差を考えれば、ウォーレンの腕がマヤの肩を越えて前に回されることは、ある意味必然と言えた。
「それなら……やっ……せめて、揉ま……ないでっ……」
密かに想いを寄せているウォーレンに胸を触られて気が動転したマヤは、ドラゴンの手綱をパシッと叩いてしまう。
「す、すまん……って、うおおおおい!?」
マヤの抗議を受けてなんとか胸から手をどかそうとしていたウォーレンだったが、ドラちゃんが急加速したため、慣性でその手は再びマヤの胸へと押し付けられる。
「きゃっ!? もう、ウォーレンさん……いいかげんに……んっ……あっ……」
マヤがとうとう力が抜けてしまったのか、ドラちゃんの手綱から手を離してしまい、そのままドラちゃんの背からも落ちそうになってしまう。
「マヤさん!」
オリガが慌てて魔法を発動しようとしたその時、その脇から空へと飛び出す影があった。
「エスメラルダさん!?」
「ご安心を。お2人は私が受け止めます。オリガさんは万が一のために下で待機していてください」
「は、はい……」
オリガの返事を待たずに飛び出していったエスメラスダは、不思議な動きでどんどんと上空にいるマヤたちへと近づいていく。
「まるで見えない建物を飛び移って行ってるみたい……」
何もないはずのところに着地してはジャンプするのを繰り返して空中を駆けるエスメラスダに、オリガは呆気にとられてしまう。
「オリガ、エスメラスダが気になるのはわかるが、あいつの能力とてどこまで信じられるものかわからん。急いでマヤたちの真下に行ったほうがいい」
「そ、そうですねっ! それじゃあ私は最近覚えたこれで」
次の瞬間、オリガの姿が音もなく消える。
そしてその直後、強烈な衝撃波がマッシュとダンカンを襲った。
「うわっ!?」
「まったく、これを消すところまでがその移動法ではなかったのか……?」
吹き飛ばされてひっくり返ったダンカンと違い、事前に衝撃波を予想していたマッシュは地面に伏せて難を逃れていた。
呆れたマッシュのつぶやきは、エメリンから教わった高速移動法ですでに遥か彼方にいるオリガには聞こえないのだった。
***
エスメラルダによって救出され、ドラちゃん共々地上に戻ってきたマヤは、肩を抱いて涙目でウォーレンを見ていた。
「ウォーレンさんのえっち……」
「…………すまなかった」
普通に考えればウォーレンがマヤにしっかりと捕まる前にドラちゃんを進ませたマヤが悪いわけだが、ウォーレンは素直に頭を下げた。
それはそれとして、突然マヤの胸を触ってしまったのだから、そこは謝らなければならないだろう、というのがウォーレンの考えなのだろう。
「ま、まあ、私も悪かったし、もういいけどさ…………」
「いや、とっさのことで落ちないように必死だったとはいえ、マヤの、その…………胸を掴んでしまったのは事実だ。済まなかった」
「だからもういいって……ウォーレンさんにならちょっとくらい触られてもいいかなって思ってたし」
「なんだ? 後の方がよく聞こえなかったが…………。しかし、本当に済まなかった。好きでもない男に触られるのは本当に嫌だっただろう」
マヤが自分のことを好きな訳がない、そう信じて疑っていない様子のウォーレンに、マヤは胸がもやもやする。
「え? いや、その……」
とはいえ、好きだと打ち明ける勇気もないマヤが言葉に詰まっていると――。
「でも安心してくれ、俺も恋人でもない女の胸で興奮するような――ぶべらっ!?」
「ふんっ!」
マヤの胸の内など知らないのだから仕方ないとはいえ、あまりにもあんまりなことを言うウォーレンを、マヤは思いっきりビンタし、そのまま鼻を鳴らして去っていってしまった。
「「あー……」」
大きな紅葉を頬につけ、何がなんだかわからない様子のウォーレンを、オリガとカーサは呆れた様子で見ていたのだった。
「ははははっ! 速い速ーい!」
ドラゴンに乗って空を飛び回るマヤを見て、ダンカンはあんぐりと口を開けて呆けていた。
「あれじゃまるでドラゴンライダーじゃないか」
ダンカンの言う通り、ドラゴンに乗り空を飛び回るその姿は、かつて存在したドラゴンライダーそのものだった。
「よーし! もうちょっと言ってみようかドラちゃん!」
「ぐぁお!」
ちなみにダンカンが驚いたのは、マヤがドラゴンを乗り回していることだけではない。
マヤはドラゴンに名前をつけて、強化魔法をかけて乗り回しているのだ。
人間以外で魔力を持っている動物は広義には魔物であるため、マヤの強化魔法が効く事自体はおかしくない。
しかし、名前をつけるという行為は、名前をつけられる側よりも名前をつける側の魔力が多い必要がある。
ほとんど魔力の塊のような存在であるドラゴンよりも魔力が多い人間などいるはずがないので、ドラゴンには名前をつけられない、というのが常識なのだが、マヤは事もなげに名前をつけてしまったのだ。
「にしても、ドラゴンだからドラちゃんっていうのちょっと安直すぎないか?」
「そう? 可愛いと、思う、よ。私は」
「まあ、マヤさんですし」
「ああ、マヤだからな……」
以前マヤに、妻であるブランの名前の由来を聞いて、白という意味だと聞いて以来、マヤの名付けは適当なのだと認識しているマッシュは、諦観の目をマヤに向ける。
ちなみに、ブランは白い毛色のうさぎなので、白という意味の名前はあまりにも安直だと言える。
それでも、マヤお気に入りの白い狼のシロちゃんよりはマシかもしれないが……。
「そういう感じなのだな……」
「おーい、ウォーレンさーん、後ろ乗ってみなーい?」
自分のネーミングセンスが呆れられていることなど露知らず、マヤはドラゴン改めドラちゃんを操ってウォーレンたちの近くに着地させる。
「安全なんだろうな?」
「安全安全! もし落っこちたらオリガが魔法で受け止めてくれるから」
「え? 私ですか?」
「うん、お願いね。ささっ、乗って乗って!」
マヤは驚いて自分の指差すオリガに一方的にお願いし、ウォーレンの手を握るとドラちゃんの方に引っ張っていく。
「お、おい、引っ張るなって」
文句を言いながらも抵抗することなくウォーレンは引っ張られていき、ドラちゃんの後ろに乗せられる。
「しっかり捕まってね? よーっし、行って、ドラちゃん!」
「がぐおっ!」
「おおっ!? おい、マヤ!?」
ウォーレンは急加速するドラちゃんの上で、バランスを崩しそうになり慌ててマヤへとしがみつく。
「ひゃっ! ちょ、ちょっと……んっ……ウォーレンさん、どこ掴んで……んんっ」
「そんなこと言われてもだな!」
後ろからとっさにマヤにしがみついたウォーレンの片手が、肩ごしにマヤの胸を掴んでいたのだ。
成人の男性オークであるウォーレンと、人間のしかも比較的小柄な女性であるマヤの間に存在する身長差を考えれば、ウォーレンの腕がマヤの肩を越えて前に回されることは、ある意味必然と言えた。
「それなら……やっ……せめて、揉ま……ないでっ……」
密かに想いを寄せているウォーレンに胸を触られて気が動転したマヤは、ドラゴンの手綱をパシッと叩いてしまう。
「す、すまん……って、うおおおおい!?」
マヤの抗議を受けてなんとか胸から手をどかそうとしていたウォーレンだったが、ドラちゃんが急加速したため、慣性でその手は再びマヤの胸へと押し付けられる。
「きゃっ!? もう、ウォーレンさん……いいかげんに……んっ……あっ……」
マヤがとうとう力が抜けてしまったのか、ドラちゃんの手綱から手を離してしまい、そのままドラちゃんの背からも落ちそうになってしまう。
「マヤさん!」
オリガが慌てて魔法を発動しようとしたその時、その脇から空へと飛び出す影があった。
「エスメラルダさん!?」
「ご安心を。お2人は私が受け止めます。オリガさんは万が一のために下で待機していてください」
「は、はい……」
オリガの返事を待たずに飛び出していったエスメラスダは、不思議な動きでどんどんと上空にいるマヤたちへと近づいていく。
「まるで見えない建物を飛び移って行ってるみたい……」
何もないはずのところに着地してはジャンプするのを繰り返して空中を駆けるエスメラスダに、オリガは呆気にとられてしまう。
「オリガ、エスメラスダが気になるのはわかるが、あいつの能力とてどこまで信じられるものかわからん。急いでマヤたちの真下に行ったほうがいい」
「そ、そうですねっ! それじゃあ私は最近覚えたこれで」
次の瞬間、オリガの姿が音もなく消える。
そしてその直後、強烈な衝撃波がマッシュとダンカンを襲った。
「うわっ!?」
「まったく、これを消すところまでがその移動法ではなかったのか……?」
吹き飛ばされてひっくり返ったダンカンと違い、事前に衝撃波を予想していたマッシュは地面に伏せて難を逃れていた。
呆れたマッシュのつぶやきは、エメリンから教わった高速移動法ですでに遥か彼方にいるオリガには聞こえないのだった。
***
エスメラルダによって救出され、ドラちゃん共々地上に戻ってきたマヤは、肩を抱いて涙目でウォーレンを見ていた。
「ウォーレンさんのえっち……」
「…………すまなかった」
普通に考えればウォーレンがマヤにしっかりと捕まる前にドラちゃんを進ませたマヤが悪いわけだが、ウォーレンは素直に頭を下げた。
それはそれとして、突然マヤの胸を触ってしまったのだから、そこは謝らなければならないだろう、というのがウォーレンの考えなのだろう。
「ま、まあ、私も悪かったし、もういいけどさ…………」
「いや、とっさのことで落ちないように必死だったとはいえ、マヤの、その…………胸を掴んでしまったのは事実だ。済まなかった」
「だからもういいって……ウォーレンさんにならちょっとくらい触られてもいいかなって思ってたし」
「なんだ? 後の方がよく聞こえなかったが…………。しかし、本当に済まなかった。好きでもない男に触られるのは本当に嫌だっただろう」
マヤが自分のことを好きな訳がない、そう信じて疑っていない様子のウォーレンに、マヤは胸がもやもやする。
「え? いや、その……」
とはいえ、好きだと打ち明ける勇気もないマヤが言葉に詰まっていると――。
「でも安心してくれ、俺も恋人でもない女の胸で興奮するような――ぶべらっ!?」
「ふんっ!」
マヤの胸の内など知らないのだから仕方ないとはいえ、あまりにもあんまりなことを言うウォーレンを、マヤは思いっきりビンタし、そのまま鼻を鳴らして去っていってしまった。
「「あー……」」
大きな紅葉を頬につけ、何がなんだかわからない様子のウォーレンを、オリガとカーサは呆れた様子で見ていたのだった。
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