174 / 324
第5巻第1章 ヘンダーソン王国にて
第5巻プロローグ
しおりを挟む
「ふう……」
1日がかりの公務を終えたマヤは、国王室に入るなり大きく息を吐いた。
そのまま無駄に立派なローブを、無駄に高い椅子の背もたれに投げ掛ける。
「こらマヤ、誰も見ていないからと言って国王の礼服を投げるやつがあるか」
国王室に入るなり、一気に脱力したマヤに、ウォーレンは呆れてため息をつく。
「えーっ、だってこれ重いしさあ、疲れたんだもーん」
先ほど礼服を投げかけた執務椅子に勢いよく座ったマヤは、そのまま足をパタパタさせて愚痴をこぼす。
「マヤは国王なのだから、いつ何時でも気を抜かずにだな……」
「そんなマッシュみたいなこと言わないでよ~」
最近マッシュと交代でマヤの付き人をしてもらっているウォーレンは、日増しにマッシュのような小言を言うようになっていた。
「マッシュ殿からマヤをしっかり見ておくように言われているからな」
「うー、マッシュのやつめ~……帰ってきたら嫌というほどもふもふしてやるんだから……」
マヤは休みを取って家族旅行に出かけているマヤに恨み言を言う。
はるか彼方で、マッシュが動物の勘で身震いしていたが、マヤには知る由もなかった。
「まあマヤの気持ちもわからんではないがな。俺もこの格好でいるといつもより疲れる気がする」
そう言ってウォーレンは襟を掴む。
その服装はいわゆる燕尾服と言うやつで、普段は動きやすさを重視した軽装が多いウォーレンからすると、かなり窮屈だった。
「だよねー」
「まあこれはマヤに着るように言われて着ているわけだが?」
「あはは……ごめんね? でもほら、かっこいいじゃんその服」
「そうか? 俺にはよくわからん」
「かっこいいの! …………ウォーレンさんが着てるからだけど」
「ん? なんだって?」
後半が小声になってしまったマヤに、ウォーレンはよく聞こえずに聞き返す。
「な、なんでもないよ! それよりウォーレンさん、お茶にしない? ちょっとお腹空いちゃった」
「そうだな。ちょうどヘンダーソンのジョン王子から菓子が届いていたからそれを出そう」
「ヘンダーソン王国のお菓子!? やった! 王子様がくれるお菓子なんだから、さぞ美味しんだろうなあ」
ヘンダーソン王国は中立を保ち、長く安定している国であるため、文化が成熟しているのだ。
お菓子も他国から頭1つ抜けて美味しいことで評判なので、マヤもよくこっそり出かけては買ってきていたりする。
「それにしても、他国の王子から菓子を送られるほど親しいとは、何があったのだ?」
「なになに? もしかして嫉妬してるの?」
「なぜ俺が嫉妬するのだ?」
「…………えいっ」
真顔で返すウォーレンに、予想通りの反応だったとはいえ腹がたったマヤは、一瞬で自身に強化魔法をかけると、ウォーレンに近づいてその脇腹を突く。
「ぐはっ……突然殴るやつがあるか!」
「殴ってないよ、ちょっと突いただけで」
「普通の人間なら死んでるぞ、今の……」
「ウォーレンさんだからだいじょーぶでしょー? ほらほら、早く王子様からのお菓子食べよ」
「まったく、何なんだ一体……」
なぜマヤが突然攻撃してきたのかさっぱりわからないウォーレンは、理不尽さを感じながらお茶の用意をする。
慣れた手付きでお菓子とお茶を用意したウォーレンは、2人分をお盆に乗せて、応接用のソファーとテーブルのところに運んできた。
「うんうん、自分の分も持ってきたね」
「マヤがあんまりにもしつこいからな」
「だって1人で食べても美味しくないじゃん。ほら、座って座って」
マヤに促されるまま、配膳を終えたウォーレンが向かい側に座ったのを見て、マヤは早速をお菓子の箱を開ける。
「わあ、流石ヘンダーソンのお菓子、美味しそうなだけじゃなくておしゃれだね」
箱の中には、赤や黄色、桃色に緑など、色とりどりの焼き菓子が入っていた。
マヤは早速を1つつまんで口に放り込む。
「んん~、美味しい~。ありがとう王子様。今度来たらお礼言わなきゃ」
マヤは目を細めてお菓子を堪能しているのを微笑ましげに見ていたウォーレンも、その菓子を1つ摘むと口に放り込む。
「確かにこいつは上手い」
「だよねだよね! 美味しすぎて止まらないよ~」
時々お茶で喉を潤しながら、次々にお菓子を頬張るマヤに、ウォーレンはやや呆れながら、自らもマヤほどではないが1つもう1つとお菓子を食べていく。
しばらくお菓子を食べ続けていた2人だが、箱の中身を半分ほど食べたところで、ゴリッという音とともにマヤが小さく悲鳴を上げた。
「いひゃっ! …………な、なに、これ?」
マヤはお菓子の中に入っていた何やら硬いものを勢いよく噛んでしまい、目に涙を浮かべながらそれを吐き出した。
マヤの口から吐き出されたそれは、親指の先くらいの大きさの石だった。
よく見ると、その石は黒々としており、微かに黒い靄が見える。
「これって魔石、だよね? なんでこんなものが……」
「さあな? ただ、普通に考えて王族が使うような店の菓子に、こんなに大きな魔石が入っている、というのはありえないんじゃないか?」
「それはそうだよね。となると、これはたまたま混入したものじゃない可能性が高いわけか……」
何者かが何らかの意図でこの魔石を仕込んだのだとすれば、王族御用達のお菓子に魔石が混ざっていても説明がつく。
そして、そんなことをパティシエがするとは思えないので……。
「必然的にこれを入れたのはクロエさん、ってことになるのかな」
「クロエというと、オリガの妹か。であれば、まずはこの魔石のことをオリガに聞いてみるべきだろうな」
「そうだね。そうしようか」
マヤは魔石を一旦ハンカチの上に置くと、残っていたお菓子の箱を閉じ、そのお菓子を手土産に、オリガのところへと向かったのだった。
***
「んんん~、やっぱりヘンダーソンのお菓子は美味しいですねえ」
「そうだよねお母さん。クロエは毎日これが食べられて羨ましいなあ」
オリガを訪ねて学校にやってきたマヤは、たまたま一緒に休憩していたエメリンも交えて、再びお茶会を開いていた。
エルフとダークエルフということで、オリガとエメリンは親子とは思えないほど全く見た目が違う。
だが、お菓子を食べて幸せそうにしている様子は、表情や味わい方、手の動かし方まで、びっくりするほどそっくりだった。
「それでマヤさん、今日はどうしてこちらに来たんですか?」
お菓子をひとしきり堪能した後、オリガにそう言われて、マヤはポケットからお菓子に入っていた魔石を取り出した。
「実はさ、これがその箱の中に入ってたお菓子の中から出てきたんだよね」
「魔石、ですか?」
「ええ、魔石ですね。微かにあの子の魔力を感じます」
首を傾げるオリガの後ろから伸びたエメリンの手が、その魔石を摘み上げると矯めつ眇めつ眺める。
「やっぱりクロエさんがなにか仕込んだんだね」
「でしょうね。おや……なるほど、あの子もよくこんなことを……オリガ」
「はひ、なんふぇすはおはあはん」
エメリンが魔石を取ってしまったので、オリガは再びお菓子を食べ始めており、何を言っているのかさっぱり分からなかった。
「飲み込んでから話しなさい……」
「んくっ……ごめんなさい、お母さん。それで、何でしょう」
「この魔石はあなたの魔力、というよりあなたの魔石に反応するようになっているようです」
「私の魔石に?」
差し出された魔石を受け取ったオリガは、不思議そうにそれを眺める。
そしてオリガがそれに目を近づけたその時。
「うわっ、なんです!? 右目が、熱い!?」
オリガが慌てて右目を抑えると、次の瞬間オリガの手から光が放たれ、空中にクロエが現れた。
正確には、クロエ本人ではなく、クロエの映像が映し出されているのだろう。
その実、そのクロエは半透明だった。
「お久しぶりです、お姉ちゃん、マヤさん」
映像のクロエは、微笑んでお辞儀をすると、ヘンダーソン王国で今起こっていることを語り始めたのだった。
1日がかりの公務を終えたマヤは、国王室に入るなり大きく息を吐いた。
そのまま無駄に立派なローブを、無駄に高い椅子の背もたれに投げ掛ける。
「こらマヤ、誰も見ていないからと言って国王の礼服を投げるやつがあるか」
国王室に入るなり、一気に脱力したマヤに、ウォーレンは呆れてため息をつく。
「えーっ、だってこれ重いしさあ、疲れたんだもーん」
先ほど礼服を投げかけた執務椅子に勢いよく座ったマヤは、そのまま足をパタパタさせて愚痴をこぼす。
「マヤは国王なのだから、いつ何時でも気を抜かずにだな……」
「そんなマッシュみたいなこと言わないでよ~」
最近マッシュと交代でマヤの付き人をしてもらっているウォーレンは、日増しにマッシュのような小言を言うようになっていた。
「マッシュ殿からマヤをしっかり見ておくように言われているからな」
「うー、マッシュのやつめ~……帰ってきたら嫌というほどもふもふしてやるんだから……」
マヤは休みを取って家族旅行に出かけているマヤに恨み言を言う。
はるか彼方で、マッシュが動物の勘で身震いしていたが、マヤには知る由もなかった。
「まあマヤの気持ちもわからんではないがな。俺もこの格好でいるといつもより疲れる気がする」
そう言ってウォーレンは襟を掴む。
その服装はいわゆる燕尾服と言うやつで、普段は動きやすさを重視した軽装が多いウォーレンからすると、かなり窮屈だった。
「だよねー」
「まあこれはマヤに着るように言われて着ているわけだが?」
「あはは……ごめんね? でもほら、かっこいいじゃんその服」
「そうか? 俺にはよくわからん」
「かっこいいの! …………ウォーレンさんが着てるからだけど」
「ん? なんだって?」
後半が小声になってしまったマヤに、ウォーレンはよく聞こえずに聞き返す。
「な、なんでもないよ! それよりウォーレンさん、お茶にしない? ちょっとお腹空いちゃった」
「そうだな。ちょうどヘンダーソンのジョン王子から菓子が届いていたからそれを出そう」
「ヘンダーソン王国のお菓子!? やった! 王子様がくれるお菓子なんだから、さぞ美味しんだろうなあ」
ヘンダーソン王国は中立を保ち、長く安定している国であるため、文化が成熟しているのだ。
お菓子も他国から頭1つ抜けて美味しいことで評判なので、マヤもよくこっそり出かけては買ってきていたりする。
「それにしても、他国の王子から菓子を送られるほど親しいとは、何があったのだ?」
「なになに? もしかして嫉妬してるの?」
「なぜ俺が嫉妬するのだ?」
「…………えいっ」
真顔で返すウォーレンに、予想通りの反応だったとはいえ腹がたったマヤは、一瞬で自身に強化魔法をかけると、ウォーレンに近づいてその脇腹を突く。
「ぐはっ……突然殴るやつがあるか!」
「殴ってないよ、ちょっと突いただけで」
「普通の人間なら死んでるぞ、今の……」
「ウォーレンさんだからだいじょーぶでしょー? ほらほら、早く王子様からのお菓子食べよ」
「まったく、何なんだ一体……」
なぜマヤが突然攻撃してきたのかさっぱりわからないウォーレンは、理不尽さを感じながらお茶の用意をする。
慣れた手付きでお菓子とお茶を用意したウォーレンは、2人分をお盆に乗せて、応接用のソファーとテーブルのところに運んできた。
「うんうん、自分の分も持ってきたね」
「マヤがあんまりにもしつこいからな」
「だって1人で食べても美味しくないじゃん。ほら、座って座って」
マヤに促されるまま、配膳を終えたウォーレンが向かい側に座ったのを見て、マヤは早速をお菓子の箱を開ける。
「わあ、流石ヘンダーソンのお菓子、美味しそうなだけじゃなくておしゃれだね」
箱の中には、赤や黄色、桃色に緑など、色とりどりの焼き菓子が入っていた。
マヤは早速を1つつまんで口に放り込む。
「んん~、美味しい~。ありがとう王子様。今度来たらお礼言わなきゃ」
マヤは目を細めてお菓子を堪能しているのを微笑ましげに見ていたウォーレンも、その菓子を1つ摘むと口に放り込む。
「確かにこいつは上手い」
「だよねだよね! 美味しすぎて止まらないよ~」
時々お茶で喉を潤しながら、次々にお菓子を頬張るマヤに、ウォーレンはやや呆れながら、自らもマヤほどではないが1つもう1つとお菓子を食べていく。
しばらくお菓子を食べ続けていた2人だが、箱の中身を半分ほど食べたところで、ゴリッという音とともにマヤが小さく悲鳴を上げた。
「いひゃっ! …………な、なに、これ?」
マヤはお菓子の中に入っていた何やら硬いものを勢いよく噛んでしまい、目に涙を浮かべながらそれを吐き出した。
マヤの口から吐き出されたそれは、親指の先くらいの大きさの石だった。
よく見ると、その石は黒々としており、微かに黒い靄が見える。
「これって魔石、だよね? なんでこんなものが……」
「さあな? ただ、普通に考えて王族が使うような店の菓子に、こんなに大きな魔石が入っている、というのはありえないんじゃないか?」
「それはそうだよね。となると、これはたまたま混入したものじゃない可能性が高いわけか……」
何者かが何らかの意図でこの魔石を仕込んだのだとすれば、王族御用達のお菓子に魔石が混ざっていても説明がつく。
そして、そんなことをパティシエがするとは思えないので……。
「必然的にこれを入れたのはクロエさん、ってことになるのかな」
「クロエというと、オリガの妹か。であれば、まずはこの魔石のことをオリガに聞いてみるべきだろうな」
「そうだね。そうしようか」
マヤは魔石を一旦ハンカチの上に置くと、残っていたお菓子の箱を閉じ、そのお菓子を手土産に、オリガのところへと向かったのだった。
***
「んんん~、やっぱりヘンダーソンのお菓子は美味しいですねえ」
「そうだよねお母さん。クロエは毎日これが食べられて羨ましいなあ」
オリガを訪ねて学校にやってきたマヤは、たまたま一緒に休憩していたエメリンも交えて、再びお茶会を開いていた。
エルフとダークエルフということで、オリガとエメリンは親子とは思えないほど全く見た目が違う。
だが、お菓子を食べて幸せそうにしている様子は、表情や味わい方、手の動かし方まで、びっくりするほどそっくりだった。
「それでマヤさん、今日はどうしてこちらに来たんですか?」
お菓子をひとしきり堪能した後、オリガにそう言われて、マヤはポケットからお菓子に入っていた魔石を取り出した。
「実はさ、これがその箱の中に入ってたお菓子の中から出てきたんだよね」
「魔石、ですか?」
「ええ、魔石ですね。微かにあの子の魔力を感じます」
首を傾げるオリガの後ろから伸びたエメリンの手が、その魔石を摘み上げると矯めつ眇めつ眺める。
「やっぱりクロエさんがなにか仕込んだんだね」
「でしょうね。おや……なるほど、あの子もよくこんなことを……オリガ」
「はひ、なんふぇすはおはあはん」
エメリンが魔石を取ってしまったので、オリガは再びお菓子を食べ始めており、何を言っているのかさっぱり分からなかった。
「飲み込んでから話しなさい……」
「んくっ……ごめんなさい、お母さん。それで、何でしょう」
「この魔石はあなたの魔力、というよりあなたの魔石に反応するようになっているようです」
「私の魔石に?」
差し出された魔石を受け取ったオリガは、不思議そうにそれを眺める。
そしてオリガがそれに目を近づけたその時。
「うわっ、なんです!? 右目が、熱い!?」
オリガが慌てて右目を抑えると、次の瞬間オリガの手から光が放たれ、空中にクロエが現れた。
正確には、クロエ本人ではなく、クロエの映像が映し出されているのだろう。
その実、そのクロエは半透明だった。
「お久しぶりです、お姉ちゃん、マヤさん」
映像のクロエは、微笑んでお辞儀をすると、ヘンダーソン王国で今起こっていることを語り始めたのだった。
0
お気に入りに追加
561
あなたにおすすめの小説

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……

異世界に行けるようになったんだが自宅に令嬢を持ち帰ってしまった件
シュミ
ファンタジー
高二である天音 旬はある日、女神によって異世界と現実世界を行き来できるようになった。
旬が異世界から現実世界に帰る直前に転びそうな少女を助けた結果、旬の自宅にその少女を持ち帰ってしまった。その少女はリーシャ・ミリセントと名乗り、王子に婚約破棄されたと話し───!?

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる