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第3巻第3章 キサラギ亜人王国の危機
ベルフェゴールの手口
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「見つけた!」
マヤが自分の屋敷の上にやってくると、そこにレオノルの姿があった。
ファムランドが結界の外に出たことで、マヤたちがファムランドを連れて来たことに気がついていたのか、レオノルはマヤたちが来るのを待っていたかのように、こちらを向いて立っている。
「ファムランドさん……」
マヤの後ろにファムランドの姿を認めたレオノルは、ホッとしたような、苦しいような微妙な表情になる。
「久しぶりだね、レオノルさん」
「陛下……陛下がファムランドさんを助けてくれたんですか?」
「たぶん、だけどね。レオノルさんがあんまり深く眠らせてるもんだから、それを起こすところからだったから大変だったけど」
「それしかなかったですから」
マヤの嫌味に、レオノルは自嘲気味に苦笑する。
「やっぱりファムランドを人質にして脅されてたんだね」
「そこまでわかってましたか。それで、私のことをどうするつもりです?」
「やめてくれるなら、何もしないよ。だってベルフェゴールに脅されてたからでしょ?」
「その通りですが、私がしたことは許されるものでは……っ!」
レオノルは今にも泣き出しそうだ。
マヤが許しても、レオノルがレオノル自身を許せないのだろう。
「全然気にしてない……とは流石に言えないけど、運良くまだ誰も死んでないみたいだから、今ならまだ許してあげられるよ」
マヤはレオノルに優しく語りかけると、レオノルに向かって右手を差し出した。
「陛下……」
レオノルがマヤの手を取ろうと1歩踏み出した瞬間、突然レオノルを黒い靄が包み込んだ。
「なに!?」
「これは……ベルフェゴール様!?」
レオノルから発生した黒い靄は、どんどんとレオノルに吸い込まれていくと、レオノルの白い肌がどんどんと黒く染まっていく。
「陛下、逃げて下さいっ! このままだと私は……っ!」
「逃げてって、逃げてどうなるっていうのさ! それに逃げたらレオノルさんはどうするの!」
「私は――」
何か言おうとしたレオノルの言葉は、途中で止まってしまう。
そして――
「はじめまして、キサラギ亜人王国の王」
全身が黒に染まり、完全に雰囲気が変わってしまったレオノルは、今までと全く違う口調で話し始める。
「…………レオノルさん、じゃないんだよね?」
十中八九そうだとは思っているが、念の為マヤは今レオノルの中にいる者に誰何する。
「ええ、私はベルフェゴール。魔王と呼ばれる者の1人です」
「てめえがレオノルを!」
思わず飛び出していったファムランドは、そのままの勢いでベルフェゴールに殴りかかる。
「いいんですか? この身体はあなたの恋人の身体なのでしょう?」
殴れるわけがない、そう確信したベルフェゴールは回避する素振りすら見せないが、ファムランドは迷うことなく拳を振り抜いた。
「構わねえ!」
「ぐはっ……!」
ベルフェゴールは屋根の上を転がった後、殴られた頬を押さえながら立ち上がる。
「なぜ、躊躇なく殴ったのです?」
「俺の惚れた女は殴ったぐらいで死ぬようなやわな女じゃねえ」
「なるほど、そういうことですか。そういうことなら、本気でやりましょう」
ベルフェゴールはレオノルの身体に魔力を満ちさせると、ファムランドを正面から見据える。
「私はたぶん役に立たないから、ファムランド、お願いね?」
「おう、任せとけ」
自身に強化魔法をかけてた自ら戦えることをベルフェゴールに隠していると、封印空間の中で聞いていたファムランドは、マヤの言葉を反論することなく受け入れてくれる。
「おや、マヤさんは参加されないのですか? いいのですよ、魔物をけしかけてもらっても」
「ううん、やめとくよ。それにその身体はレオノルさんのだし、魔物で手加減なんてできるほど器用じゃないしね」
マヤは無理無理と手を振ってベルフェゴールに返す。
「そうですか、まあいいでしょう。ファムランドさんが死にかけてから、慌てて割り込むことになっても知りませんからね!」
「食らうかよ!」
ベルフェゴールが身体強化で距離を詰めて放った横薙ぎの手刀を、ファムランドは屈んでかわすと、そのままベルフェゴールの足を蹴り払う。
「その程度、読めていますよ」
ファムランドの足払いを跳んで回避したベルフェゴールは、そのまま空中で後ろに移動し、次の瞬間ファムランドは身体が突然重くなるのを感じた。
結果として、ファムランドのアッパーはベルフェゴールを捉えることなく空を切る。
「重力操作か、さすが魔王だな」
「そんな大層な魔法ではないと思いますが」
「嫌味かよ、全く。さて、どうしたもんか」
正直今のやり取りで、魔法の力量では勝てないことがわかってしまった。
(気合いでなんとか、とか言う次元じゃねーしなあ)
さてどうしたものか、とファムランドが考えていると、いつの間にやらシロちゃんに乗ったマヤがファムランドの隣に来ていた。
「ねえファムランド、勝てそう?」
「あー、いや、そうだな。正直に言っちまうと勝てる気がしねえ」
ファムランドはお手上げだ、と肩をすくめて両手のひらを上に向ける。
「やっぱりそういう感じかー。じゃあさ、一瞬だけ動き止めてもらうことはできる?」
「それくらいならなんとかなるだろうが……どうするつもりだ?」
「まあ見ててよ」
マヤは不敵に微笑むと、ファムランドの前に出てベルフェゴールと対峙する。
「やっぱり私も戦わせてもらうよ」
「そうですか。私としては最初からそのつもりでしたから、いっこうに構いませんよ」
「それじゃあ遠慮なく!」
マヤはシロちゃんで一気に加速すると、ベルフェゴールに左からシロちゃんの前脚を叩き込む。
ベルフェゴールはそれを右に跳んで難なく回避する。
「なんです?」
マヤの攻撃を回避したベルフェゴールは、着地した地点の屋根から突如生えてきた蔦に足を取られて一瞬動きが止まる。
「2度は通じねえぞ、マヤ!」
「わかってるよ!」
動きを止めたベルフェゴールに、マヤは一気に距離を詰めると、その胸の中心に手のひらを押し付けた。
「強化!!」
マヤが強化魔法を発動させると、レオノルを光の粒子が包み込み、その身体が少しずつ白くなっていく。
「なるほど、これが私の魔人を奪った強化魔法ですか」
「そうだよ、これであなたも――」
マヤはそこまで言って、レオノルに起きていた黒から白への変化が、少しずつゆっくりになっていることに気がついた。
そして最後には、黒から白への変化はレオノルの身体の半分ほどを白に戻して止まってしまう。
「これは確かに、私がいなければ乗っ取られてしまうでしょうね」
「くっ!」
マヤが歯噛みした時、目の前からベルフェゴールとは違った雰囲気の声が聞こえてきた。
「陛……下、私……は、いった……い」
「レオノルさん!?」
「馬鹿な! お前の精神は完全に抑え込んでいるはず!」
「ベルフェ……ゴール……様、もう、やめて、ください……」
「お前ごときが私に命令するな!」
目を覚ました身体の本来の持ち主を、もう一度抑え込むことは難しいらしく、ベルフェゴールは声を荒げて言い返すことしかできていない。
「ええ、そうですね……ですから、こうさせてもらいます!」
レオノルは近接戦用に持っていた大ぶりのナイフを太もものホルダーから取り出すと、それを顔の高さまで掲げ、自分の方に切っ先を向ける。
「レオノルさん!?」
「……そんなことをしても、私は死にませんよ?」
驚くマヤと対照的に、ベルフェゴールはいやに落ち着いた声でレオノルに語りかける。
「そんなことはわかっています。でも、今この場からあなたを排除することはできる!」
躊躇なくナイフを自らの胸へと振り下ろそうとしたレオノルに、マヤは自身へ強化魔法をかけてナイフを止めようとするが、その直前で横から体当たりをくらって吹き飛ばされてしまう。
「うわっ!? …………いってて……何なのさ、いった――えっ?」
マヤは信じたくない光景を目にして思わず固まってしまう。
「えっ? いやっ! いやいやいやいやいやっ! ど、どうして!」
レオノルが自害しようとして振り下ろしたナイフは、その腕の中に身を滑り込ませたファムランドの背中に、深々と刺さっていたのだった。
マヤが自分の屋敷の上にやってくると、そこにレオノルの姿があった。
ファムランドが結界の外に出たことで、マヤたちがファムランドを連れて来たことに気がついていたのか、レオノルはマヤたちが来るのを待っていたかのように、こちらを向いて立っている。
「ファムランドさん……」
マヤの後ろにファムランドの姿を認めたレオノルは、ホッとしたような、苦しいような微妙な表情になる。
「久しぶりだね、レオノルさん」
「陛下……陛下がファムランドさんを助けてくれたんですか?」
「たぶん、だけどね。レオノルさんがあんまり深く眠らせてるもんだから、それを起こすところからだったから大変だったけど」
「それしかなかったですから」
マヤの嫌味に、レオノルは自嘲気味に苦笑する。
「やっぱりファムランドを人質にして脅されてたんだね」
「そこまでわかってましたか。それで、私のことをどうするつもりです?」
「やめてくれるなら、何もしないよ。だってベルフェゴールに脅されてたからでしょ?」
「その通りですが、私がしたことは許されるものでは……っ!」
レオノルは今にも泣き出しそうだ。
マヤが許しても、レオノルがレオノル自身を許せないのだろう。
「全然気にしてない……とは流石に言えないけど、運良くまだ誰も死んでないみたいだから、今ならまだ許してあげられるよ」
マヤはレオノルに優しく語りかけると、レオノルに向かって右手を差し出した。
「陛下……」
レオノルがマヤの手を取ろうと1歩踏み出した瞬間、突然レオノルを黒い靄が包み込んだ。
「なに!?」
「これは……ベルフェゴール様!?」
レオノルから発生した黒い靄は、どんどんとレオノルに吸い込まれていくと、レオノルの白い肌がどんどんと黒く染まっていく。
「陛下、逃げて下さいっ! このままだと私は……っ!」
「逃げてって、逃げてどうなるっていうのさ! それに逃げたらレオノルさんはどうするの!」
「私は――」
何か言おうとしたレオノルの言葉は、途中で止まってしまう。
そして――
「はじめまして、キサラギ亜人王国の王」
全身が黒に染まり、完全に雰囲気が変わってしまったレオノルは、今までと全く違う口調で話し始める。
「…………レオノルさん、じゃないんだよね?」
十中八九そうだとは思っているが、念の為マヤは今レオノルの中にいる者に誰何する。
「ええ、私はベルフェゴール。魔王と呼ばれる者の1人です」
「てめえがレオノルを!」
思わず飛び出していったファムランドは、そのままの勢いでベルフェゴールに殴りかかる。
「いいんですか? この身体はあなたの恋人の身体なのでしょう?」
殴れるわけがない、そう確信したベルフェゴールは回避する素振りすら見せないが、ファムランドは迷うことなく拳を振り抜いた。
「構わねえ!」
「ぐはっ……!」
ベルフェゴールは屋根の上を転がった後、殴られた頬を押さえながら立ち上がる。
「なぜ、躊躇なく殴ったのです?」
「俺の惚れた女は殴ったぐらいで死ぬようなやわな女じゃねえ」
「なるほど、そういうことですか。そういうことなら、本気でやりましょう」
ベルフェゴールはレオノルの身体に魔力を満ちさせると、ファムランドを正面から見据える。
「私はたぶん役に立たないから、ファムランド、お願いね?」
「おう、任せとけ」
自身に強化魔法をかけてた自ら戦えることをベルフェゴールに隠していると、封印空間の中で聞いていたファムランドは、マヤの言葉を反論することなく受け入れてくれる。
「おや、マヤさんは参加されないのですか? いいのですよ、魔物をけしかけてもらっても」
「ううん、やめとくよ。それにその身体はレオノルさんのだし、魔物で手加減なんてできるほど器用じゃないしね」
マヤは無理無理と手を振ってベルフェゴールに返す。
「そうですか、まあいいでしょう。ファムランドさんが死にかけてから、慌てて割り込むことになっても知りませんからね!」
「食らうかよ!」
ベルフェゴールが身体強化で距離を詰めて放った横薙ぎの手刀を、ファムランドは屈んでかわすと、そのままベルフェゴールの足を蹴り払う。
「その程度、読めていますよ」
ファムランドの足払いを跳んで回避したベルフェゴールは、そのまま空中で後ろに移動し、次の瞬間ファムランドは身体が突然重くなるのを感じた。
結果として、ファムランドのアッパーはベルフェゴールを捉えることなく空を切る。
「重力操作か、さすが魔王だな」
「そんな大層な魔法ではないと思いますが」
「嫌味かよ、全く。さて、どうしたもんか」
正直今のやり取りで、魔法の力量では勝てないことがわかってしまった。
(気合いでなんとか、とか言う次元じゃねーしなあ)
さてどうしたものか、とファムランドが考えていると、いつの間にやらシロちゃんに乗ったマヤがファムランドの隣に来ていた。
「ねえファムランド、勝てそう?」
「あー、いや、そうだな。正直に言っちまうと勝てる気がしねえ」
ファムランドはお手上げだ、と肩をすくめて両手のひらを上に向ける。
「やっぱりそういう感じかー。じゃあさ、一瞬だけ動き止めてもらうことはできる?」
「それくらいならなんとかなるだろうが……どうするつもりだ?」
「まあ見ててよ」
マヤは不敵に微笑むと、ファムランドの前に出てベルフェゴールと対峙する。
「やっぱり私も戦わせてもらうよ」
「そうですか。私としては最初からそのつもりでしたから、いっこうに構いませんよ」
「それじゃあ遠慮なく!」
マヤはシロちゃんで一気に加速すると、ベルフェゴールに左からシロちゃんの前脚を叩き込む。
ベルフェゴールはそれを右に跳んで難なく回避する。
「なんです?」
マヤの攻撃を回避したベルフェゴールは、着地した地点の屋根から突如生えてきた蔦に足を取られて一瞬動きが止まる。
「2度は通じねえぞ、マヤ!」
「わかってるよ!」
動きを止めたベルフェゴールに、マヤは一気に距離を詰めると、その胸の中心に手のひらを押し付けた。
「強化!!」
マヤが強化魔法を発動させると、レオノルを光の粒子が包み込み、その身体が少しずつ白くなっていく。
「なるほど、これが私の魔人を奪った強化魔法ですか」
「そうだよ、これであなたも――」
マヤはそこまで言って、レオノルに起きていた黒から白への変化が、少しずつゆっくりになっていることに気がついた。
そして最後には、黒から白への変化はレオノルの身体の半分ほどを白に戻して止まってしまう。
「これは確かに、私がいなければ乗っ取られてしまうでしょうね」
「くっ!」
マヤが歯噛みした時、目の前からベルフェゴールとは違った雰囲気の声が聞こえてきた。
「陛……下、私……は、いった……い」
「レオノルさん!?」
「馬鹿な! お前の精神は完全に抑え込んでいるはず!」
「ベルフェ……ゴール……様、もう、やめて、ください……」
「お前ごときが私に命令するな!」
目を覚ました身体の本来の持ち主を、もう一度抑え込むことは難しいらしく、ベルフェゴールは声を荒げて言い返すことしかできていない。
「ええ、そうですね……ですから、こうさせてもらいます!」
レオノルは近接戦用に持っていた大ぶりのナイフを太もものホルダーから取り出すと、それを顔の高さまで掲げ、自分の方に切っ先を向ける。
「レオノルさん!?」
「……そんなことをしても、私は死にませんよ?」
驚くマヤと対照的に、ベルフェゴールはいやに落ち着いた声でレオノルに語りかける。
「そんなことはわかっています。でも、今この場からあなたを排除することはできる!」
躊躇なくナイフを自らの胸へと振り下ろそうとしたレオノルに、マヤは自身へ強化魔法をかけてナイフを止めようとするが、その直前で横から体当たりをくらって吹き飛ばされてしまう。
「うわっ!? …………いってて……何なのさ、いった――えっ?」
マヤは信じたくない光景を目にして思わず固まってしまう。
「えっ? いやっ! いやいやいやいやいやっ! ど、どうして!」
レオノルが自害しようとして振り下ろしたナイフは、その腕の中に身を滑り込ませたファムランドの背中に、深々と刺さっていたのだった。
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