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第1巻第3章 ハーフエルフを探せ
エルフの森へ
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「いやー、便利な魔法もあったもんだねえ」
マヤは巨大な魔石が地面に吸い込まれているのを見ながら感嘆の声を上げる。
「「あったもんだねえ」ではないぞ、全く。これは本来お前が使えるべき魔法であってだな……」
「まあまあ、いいじゃないですかマッシュさん」
「全く、オリガがいたから良かったものの、そうでなかったらどうするつもりだったのだ?」
「うーん、魔石は置いていって、魔物たちは―――そのままぞろぞろ連れてく?」
「そんなことをしたら大騒ぎになるだろう……」
「ははは……」
マヤの発言に、さっきはマヤをフォローしていたオリガも苦笑している。
ちなみに、魔物達は運籠、魔石は持物という初歩的な魔法でオリガがマヤの代わりに持っておくことになった。
「まあでも、たしかにオリガがいてくれて助かったよ。ありがとね」
マヤがオリガの頭をぽんぽんと撫でると、オリガは気持ちよさそうに目を細めた。
「マヤさん? 私のほうが年上なの忘れてませんか?」
言葉とは裏腹に、オリガはマヤにされるがままに撫でられている。
「うーん? 忘れてないけど?」
マヤもマヤですっとぼけながらオリガの頭を撫でる。
妹がいたらこんな感じなのだろうか? などとマヤは考えていた。
「それで、ハーフエルフを探す必要があるということだったはずだが、マヤ、なにか心当たりはあるのか?」
「ううん、全然」
マヤはようやくオリガの頭から手をどけると、マッシュの方を向いて首を振る。
「そうだろうな」
「でも、私達にはオリガがいるじゃん? だからとりあえずオリガの故郷に行けばなにかわかるかなって思ってるんだけど」
「私の故郷、ですか……」
マヤの言葉に、オリガは難しい表情になる。
「ダメかな? もしオリガが嫌なら無理にとは言わないよ?」
そうなると一旦何も手がかりがなくなってしまうわけだが、マヤはオリガに無理強いしてまで一刻を争いハーフエルフを探すつもりはなかった。
「そうだぞオリガ。私のことなら気にする必要はない。ひとまず妻と子どもたちの安全は確保できたわけだからな」
「マヤさん…マッシュさん…、ありがとうございます。でも大丈夫です。まずは私の故郷に行ってみましょう」
「いいの?」
「いいんです。それに、たぶん私の故郷以外のエルフの村には、私を含め誰もたどり着けないでしょうし」
「そうなんだ? どうして?」
「ちょっと説明が難しいんですが……まあ行けばわかります」
「ふーん。まあオリガがいるなら問題ないみたいだし気にしないでいっか。それじゃあ次の目的地はオリガの故郷だね!」
元気良くそう言ってあるき出したマヤを先頭に、3人はヘンダーソンの屋敷から撤退したのだった。
***
1ヶ月後、マヤたちはヘンダーソン王国から出発するべく、街の出口に立っていた。
「それで、オリガの故郷ってどこなの?」
「マヤ、お前さては何の話も聞いていなかったな?」
「いやー、私は私で忙しくてさ?」
「お前は魔物たちと遊んでいただけだろうが」
マッシュとオリガがオリガの故郷への旅の準備をしていたこの1ヶ月、マヤは毎日のようにヘンダーソン家から連れ帰った魔物たちと遊んでいた。
「いやいやいや、遊んでただけじゃないよ? ボール取ってきてもらったり、一緒に依頼をこなしたり、グルーミングしてあげたり、一緒に寝たり、3匹一緒にもふもふしたり、依頼をこなしたりしてたよ?」
「半分以上遊んでいただけではないか」
確かに必要最低限の依頼はこなしていたし、そのおかげで旅費も用意できたが、旅の準備でマヤがやったことといえばそれくらいだ。
「まーたしかにそうだけどさー」
それもこれも彼らがもふもふなのが悪いのだ。
それに、まだまだこの世界の知識に乏しいマヤにできることといえば、依頼をこなすくらいでしかない。
「まあまあ、マヤさんのおかげでお金もある程度は貯まりましたし、いいじゃないですか」
「そーだそーだ」
「オリガ、お前はマヤに甘すぎるのだ」
「なんやかんやで最後はマヤさんを助けちゃうマッシュさんほどじゃないないと思いますよ?」
「うぐっ。もういい、この話はやめだ。オリガ、もう一度説明してやれ」
「ふふ、素直じゃないですね、マッシュさん」
照れて顔を背けてしまったマッシュにオリガは苦笑した後、呪文を唱えると空中から地図を取り出した。
「ここが今いるヘンダーソン王国で、ここの黒い部分一帯がエルフの森です。私の故郷もここにあります」
オリガが指さしたのは、ここから2つほど国を越えた先にある国境線が書かれていない黒い部分だ。
「結構遠いね」
「そうですね。エルフの森にたどり着いてからも私の故郷までしばらく歩かないと行けないですから、歩いていくと1ヶ月はかかるでしょう」
「ふっふっふっふー、実は私に秘策があるんだけど、聞きたい?」
マヤは密かに準備していた手綱と鞍と鐙をリュックサックから取り出した。
「なんでそんなに荷物が大きいのかと思っていたが、まさかそんなものを持ってきていたとはな」
そんなに大きなものならオリガに魔法でしまっておいてもらえばよかっただろうに、とマッシュがため息をつく。
「だってー、2人をびっくりさせたかったんだもん。それに間に合うかギリギリだったんだよ。オリガ、いつもの子だしてくれる?」
「いつもの子って、あの狼の魔物ですか?」
「そうそうその子」
「わかりました」
オリガが呪文を唱えると、地面から大きな狼が出現する。
マヤが魔石を白銀に変えた影響か、もともと黒かった魔物の毛並みも白銀へと変わっていた。
「よーしよしよし、じゃあちょっとじっとしててねー」
マヤは手際よく手綱と鞍と鐙を狼の魔物に装着させていき、最後に強化の魔法をかける。
そしてそのままその鞍に跳び乗り鐙に足をかけた。
「さあさあ、2人とも乗って乗って」
「乗ると言っても……」
「どこに乗るのだ……」
戸惑う2人だったが、マヤに案内されるまま、オリガはマヤの後ろに乗ってその腰に腕を回してしがみつき、マッシュは手綱を握るマヤの前に座ることにした。
「よーし、じゃあ行っくよー、2人とも落っこちないでね? 行っけー、シロちゃん!」
「「!?」」
マヤが元気よく言って狼の魔物、もといシロちゃんの手綱をパチンッと鳴らすと、シロちゃんが力強く地面を蹴り、3人はあっという間に加速して街道を爆走し始めたのだった。
ちなみに、急激に加速したことで慣れていなかったマッシュとオリガは振り落とされそうになり、最初の休憩でマヤはこっぴどく怒られるのだが、それはまた別のお話。
マヤは巨大な魔石が地面に吸い込まれているのを見ながら感嘆の声を上げる。
「「あったもんだねえ」ではないぞ、全く。これは本来お前が使えるべき魔法であってだな……」
「まあまあ、いいじゃないですかマッシュさん」
「全く、オリガがいたから良かったものの、そうでなかったらどうするつもりだったのだ?」
「うーん、魔石は置いていって、魔物たちは―――そのままぞろぞろ連れてく?」
「そんなことをしたら大騒ぎになるだろう……」
「ははは……」
マヤの発言に、さっきはマヤをフォローしていたオリガも苦笑している。
ちなみに、魔物達は運籠、魔石は持物という初歩的な魔法でオリガがマヤの代わりに持っておくことになった。
「まあでも、たしかにオリガがいてくれて助かったよ。ありがとね」
マヤがオリガの頭をぽんぽんと撫でると、オリガは気持ちよさそうに目を細めた。
「マヤさん? 私のほうが年上なの忘れてませんか?」
言葉とは裏腹に、オリガはマヤにされるがままに撫でられている。
「うーん? 忘れてないけど?」
マヤもマヤですっとぼけながらオリガの頭を撫でる。
妹がいたらこんな感じなのだろうか? などとマヤは考えていた。
「それで、ハーフエルフを探す必要があるということだったはずだが、マヤ、なにか心当たりはあるのか?」
「ううん、全然」
マヤはようやくオリガの頭から手をどけると、マッシュの方を向いて首を振る。
「そうだろうな」
「でも、私達にはオリガがいるじゃん? だからとりあえずオリガの故郷に行けばなにかわかるかなって思ってるんだけど」
「私の故郷、ですか……」
マヤの言葉に、オリガは難しい表情になる。
「ダメかな? もしオリガが嫌なら無理にとは言わないよ?」
そうなると一旦何も手がかりがなくなってしまうわけだが、マヤはオリガに無理強いしてまで一刻を争いハーフエルフを探すつもりはなかった。
「そうだぞオリガ。私のことなら気にする必要はない。ひとまず妻と子どもたちの安全は確保できたわけだからな」
「マヤさん…マッシュさん…、ありがとうございます。でも大丈夫です。まずは私の故郷に行ってみましょう」
「いいの?」
「いいんです。それに、たぶん私の故郷以外のエルフの村には、私を含め誰もたどり着けないでしょうし」
「そうなんだ? どうして?」
「ちょっと説明が難しいんですが……まあ行けばわかります」
「ふーん。まあオリガがいるなら問題ないみたいだし気にしないでいっか。それじゃあ次の目的地はオリガの故郷だね!」
元気良くそう言ってあるき出したマヤを先頭に、3人はヘンダーソンの屋敷から撤退したのだった。
***
1ヶ月後、マヤたちはヘンダーソン王国から出発するべく、街の出口に立っていた。
「それで、オリガの故郷ってどこなの?」
「マヤ、お前さては何の話も聞いていなかったな?」
「いやー、私は私で忙しくてさ?」
「お前は魔物たちと遊んでいただけだろうが」
マッシュとオリガがオリガの故郷への旅の準備をしていたこの1ヶ月、マヤは毎日のようにヘンダーソン家から連れ帰った魔物たちと遊んでいた。
「いやいやいや、遊んでただけじゃないよ? ボール取ってきてもらったり、一緒に依頼をこなしたり、グルーミングしてあげたり、一緒に寝たり、3匹一緒にもふもふしたり、依頼をこなしたりしてたよ?」
「半分以上遊んでいただけではないか」
確かに必要最低限の依頼はこなしていたし、そのおかげで旅費も用意できたが、旅の準備でマヤがやったことといえばそれくらいだ。
「まーたしかにそうだけどさー」
それもこれも彼らがもふもふなのが悪いのだ。
それに、まだまだこの世界の知識に乏しいマヤにできることといえば、依頼をこなすくらいでしかない。
「まあまあ、マヤさんのおかげでお金もある程度は貯まりましたし、いいじゃないですか」
「そーだそーだ」
「オリガ、お前はマヤに甘すぎるのだ」
「なんやかんやで最後はマヤさんを助けちゃうマッシュさんほどじゃないないと思いますよ?」
「うぐっ。もういい、この話はやめだ。オリガ、もう一度説明してやれ」
「ふふ、素直じゃないですね、マッシュさん」
照れて顔を背けてしまったマッシュにオリガは苦笑した後、呪文を唱えると空中から地図を取り出した。
「ここが今いるヘンダーソン王国で、ここの黒い部分一帯がエルフの森です。私の故郷もここにあります」
オリガが指さしたのは、ここから2つほど国を越えた先にある国境線が書かれていない黒い部分だ。
「結構遠いね」
「そうですね。エルフの森にたどり着いてからも私の故郷までしばらく歩かないと行けないですから、歩いていくと1ヶ月はかかるでしょう」
「ふっふっふっふー、実は私に秘策があるんだけど、聞きたい?」
マヤは密かに準備していた手綱と鞍と鐙をリュックサックから取り出した。
「なんでそんなに荷物が大きいのかと思っていたが、まさかそんなものを持ってきていたとはな」
そんなに大きなものならオリガに魔法でしまっておいてもらえばよかっただろうに、とマッシュがため息をつく。
「だってー、2人をびっくりさせたかったんだもん。それに間に合うかギリギリだったんだよ。オリガ、いつもの子だしてくれる?」
「いつもの子って、あの狼の魔物ですか?」
「そうそうその子」
「わかりました」
オリガが呪文を唱えると、地面から大きな狼が出現する。
マヤが魔石を白銀に変えた影響か、もともと黒かった魔物の毛並みも白銀へと変わっていた。
「よーしよしよし、じゃあちょっとじっとしててねー」
マヤは手際よく手綱と鞍と鐙を狼の魔物に装着させていき、最後に強化の魔法をかける。
そしてそのままその鞍に跳び乗り鐙に足をかけた。
「さあさあ、2人とも乗って乗って」
「乗ると言っても……」
「どこに乗るのだ……」
戸惑う2人だったが、マヤに案内されるまま、オリガはマヤの後ろに乗ってその腰に腕を回してしがみつき、マッシュは手綱を握るマヤの前に座ることにした。
「よーし、じゃあ行っくよー、2人とも落っこちないでね? 行っけー、シロちゃん!」
「「!?」」
マヤが元気よく言って狼の魔物、もといシロちゃんの手綱をパチンッと鳴らすと、シロちゃんが力強く地面を蹴り、3人はあっという間に加速して街道を爆走し始めたのだった。
ちなみに、急激に加速したことで慣れていなかったマッシュとオリガは振り落とされそうになり、最初の休憩でマヤはこっぴどく怒られるのだが、それはまた別のお話。
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