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第2話 不死の首輪
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見た目は清潔のように見えるがどことなく気味悪さをかもしだしている70過ぎの老人が目の前にいた。
「今日はとても質の良い奴隷がおります」
そう、今私がいるのは奴隷転売だ
この老人はその奴隷転売の店長みたいらしい。
前に幾人かの被検体を用意するのに
ここはとても重宝した。
「質の良い奴隷?」
老「左様でございます」
ふむ、
これまで何度もここに訪れてはいたが
質の良い奴隷なんて言葉を聞くのは初めてだ
そんなに貴重な奴隷なのか。
研究者の私からしたら好奇心を掻き立てる言葉だった
「早速見てみたい、案内してくれ」
老「かしこまりました、ではご案内させていただきます」
そう言い、私は老人の後ろを付いて行く
老人に連れてこられた場所は先程いた場所とは違い所々に血痕の跡があり少々鼻が曲がる臭いがする。
老「この先の部屋でございます」
老人はそう言い扉を開けた
扉の先にいたのは銀髪の小さな少女が鎖につながれていた。
貧相な身体つきをしており髪はパサパサとしてせっかくの銀髪が台無しだ、しかし気になるのは首に付けられている輪っか
そして優しく包み込むような青い瞳、しかしどことなく悲しさを感じさせる....そんな瞳を私に向けてきた。
「こいつのどこが質の良いのだ?」
老人はすぐに答えた
老「この奴隷の種族はネルメス様はご存知でしょうか?」
「種族?」
ネルメスは少し考え答える
「ふむ、見た目からでは人間と同じだが....人間にしては少し魔力が多い気がするな、」
老「この者の種族名はリッチでございます。ネルメス様はご存知ないでしょうか?」
「リッチだと?私の知っているリッチは銀髪ではないぞ?仮にこいつがリッチなら何故こうも魔力が低い?リッチであればこの者の5倍の魔力を保有しているぞ。」
老「流石ネルメス様、そこまでリッチに詳しいとは感服でございます。確かにこの者はリッチにしては魔力が低い、ですが、この者の首輪、知っていますかな?」
そう老人は言い私は奴隷の付けている首輪を見た。
首輪は見たことも無い金属が使われており
装飾も美しい、この女が付けているのが不思議なくらいだ。だが、ネルメスはその首輪の事を知っている。
「不死の首輪か?」
老「ご名答でございます」
ネルメスは目を見開き驚いたがすぐに冷静さを取り戻した。
「何故この娘が付けている?」
老「申し訳ありません、私も何故この者が付けているのか分からないのです。元魔王のお1人であるネルメス様は何もご存知ないでしょうか」
「いや、そんな話、聞いたことがないぞ」
この女に聞けばはよいことだろう。
「おい、その首輪をどこで手に入れた」
彼女から返答は
少女「....」
沈黙であった
「今日はとても質の良い奴隷がおります」
そう、今私がいるのは奴隷転売だ
この老人はその奴隷転売の店長みたいらしい。
前に幾人かの被検体を用意するのに
ここはとても重宝した。
「質の良い奴隷?」
老「左様でございます」
ふむ、
これまで何度もここに訪れてはいたが
質の良い奴隷なんて言葉を聞くのは初めてだ
そんなに貴重な奴隷なのか。
研究者の私からしたら好奇心を掻き立てる言葉だった
「早速見てみたい、案内してくれ」
老「かしこまりました、ではご案内させていただきます」
そう言い、私は老人の後ろを付いて行く
老人に連れてこられた場所は先程いた場所とは違い所々に血痕の跡があり少々鼻が曲がる臭いがする。
老「この先の部屋でございます」
老人はそう言い扉を開けた
扉の先にいたのは銀髪の小さな少女が鎖につながれていた。
貧相な身体つきをしており髪はパサパサとしてせっかくの銀髪が台無しだ、しかし気になるのは首に付けられている輪っか
そして優しく包み込むような青い瞳、しかしどことなく悲しさを感じさせる....そんな瞳を私に向けてきた。
「こいつのどこが質の良いのだ?」
老人はすぐに答えた
老「この奴隷の種族はネルメス様はご存知でしょうか?」
「種族?」
ネルメスは少し考え答える
「ふむ、見た目からでは人間と同じだが....人間にしては少し魔力が多い気がするな、」
老「この者の種族名はリッチでございます。ネルメス様はご存知ないでしょうか?」
「リッチだと?私の知っているリッチは銀髪ではないぞ?仮にこいつがリッチなら何故こうも魔力が低い?リッチであればこの者の5倍の魔力を保有しているぞ。」
老「流石ネルメス様、そこまでリッチに詳しいとは感服でございます。確かにこの者はリッチにしては魔力が低い、ですが、この者の首輪、知っていますかな?」
そう老人は言い私は奴隷の付けている首輪を見た。
首輪は見たことも無い金属が使われており
装飾も美しい、この女が付けているのが不思議なくらいだ。だが、ネルメスはその首輪の事を知っている。
「不死の首輪か?」
老「ご名答でございます」
ネルメスは目を見開き驚いたがすぐに冷静さを取り戻した。
「何故この娘が付けている?」
老「申し訳ありません、私も何故この者が付けているのか分からないのです。元魔王のお1人であるネルメス様は何もご存知ないでしょうか」
「いや、そんな話、聞いたことがないぞ」
この女に聞けばはよいことだろう。
「おい、その首輪をどこで手に入れた」
彼女から返答は
少女「....」
沈黙であった
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