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修羅の霍乱
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共同戦線。
珍しく、俺が指揮を取る任務が命ぜられた。
と、思っていたのに…
蓋を開けてみりゃ
鬼神のおもりに近い内容だった。
「お前…この前の餓鬼!なんでこんな所にっ」
「あ…あんたか。なんでも何も、楓様から葵様の命だと聞いて。柳部さんに、此処で待てと言われた。」
密偵ばっかりやらされてる俺が、珍しい任務もあるもんだと思ってみたら。
甘かった。
「そうか、そうか。じゃあお前はもう誰を仕留めるかは分かってるんだな。それなら話が早い。」
「いや、知らない。待てとしか言われてないし…。」
「はぁ?俺も聞かされなかったぞ。おい、どうなってんだよ。」
わけが分からない。
偵察用に用意された小さな家屋で、来もしない誰かを待つように
二階の部屋の隅にうなだれる。
餓鬼、もとい美祢も
居心地が悪そうに、少し離れた場所に胡座をかいて
目を閉じて瞑想でもしているのか、静かだ。
「帰らないか?」
先に口を開いたのは、
俺で。
「帰る?なぜ。」
真面目で頑固そうな目が俺を真っ直ぐに見据えている。
「いや、これ以上いても埒が明かないだろ?からかわれたんだよ。俺とお前は。」
まったく、悪趣味この上ない。
「まさか。そんな訳ない。だとしても、理由が分からない。」
理由なんてのは、いくらでもどうにでもなるだろ。
「ちったぁ、人を疑えよ。そんなので喜ぶ人間も確かにいるんだ。」
イライラしながら、舌打ちをすると美祢が急に激しく咳き込み始めた。
「…はぁ…っ、ぅ…っ」
苦しそうに背中を丸めて息を整える。
「まさか、労咳じゃあないだろうな?大丈夫かよ…」
少し心配だったから、背中を何度か撫でてやると
楽になったのか目を細めて美祢が応えた。
「実は、風邪で少し臥せっていたんだ。ありがとう、安芸。」
なーに優しくしてんだろうな、俺は。
けど、真面目な美祢の性格らしいか。
体調が少し悪くても
それをおしてまで約束を果たそうとする。
そんな純真な心や健気さに頭が下がる。
それなのに、空振りときたら…憐れと言うか。
間が悪かったと言うか。
「馬鹿野郎、風邪引いてる奴がこんな所にいれねぇだろ。柳部も、何で止めない?」
同室の柳部が、
美祢を面倒見てやるのは当然だと思っている。
ましてや、歳は二周りは違う。親子に見えなくもない。
まぁ、柳部のことだから
無関心で気がつかないんだろうが。
なぜか、腹が立ってくる。
「柳部さんは、関係無い。不摂生が祟っただけだから。…誰も来ないなら、少し横になろうかな。」
「こんな方で寝るなよ。寝るなら、宿に帰れ。」
語調がキツくなるのを自分でも自覚しながら、美祢の腕を引く。
細い腕…。
それは、あまりにも
頼りなく映り
本当に、こんな腕で國を
憂い
見えない何かと戦おうとしているのか。
やはり、まだまだ子供だ。
叩き上げの技術と
それに加わった天性の勘の良さや、軽い身のこなしが可能な身体。
正直、まっすぐには
育ったとは言えないかもしれない。
が、その中にある絡み合った確かな糸さえ解いてやれば…
きっと、美祢は変わる。
「だから、帰るに帰れないって言ってる。でも、だんだん疑う訳では無いけど…安芸が言うようなことだったら、と思い始めてきたよ。」
そりゃあ、そうだろ。
美祢も安心して眠りたいだろうし。
紅い頬に、湿った吐息。
熱が出てきてやがるな。
目も、いかにも怠そうに
だんだん開きが重たげになっている。
「無駄。いいから帰れ。辛そうなら送ってやるから。」
やれやれ…。
余力も無さそうだから、背中に美祢をおぶってやる。
思いのほか、抵抗もせずになされるがままでぐったりとしている美祢。
身体の軽さに驚いたが
すっかり俺に身を預けている美祢が、なんだか愛しい
。
下げていた刀が少し邪魔で、代わりに俺が帯刀して家屋を後にする。
?
一瞬、刀から何かを感じたが…あまりに微かでよく分からない。
「……………。」
四半刻程歩き、
体もだんだんと重くなって来た頃、美祢が世話になっている宿へと辿り着いた。
裏からまわり、静かに美祢の体を板間に横たわらせる。
美祢の刀を脱刀し、傍らに置き。
草履を脱ぎ、二階に上がって行くと
「?白島さん、今日はどうされました。」
柳部…
「布団を敷け。美祢が熱を出してる。話は、それからだ。」
ずっと、美祢を背負って歩いて来たから腰が悲鳴を上げそうだった。柳部に美祢を背負って貰い、急な階段を上がる。
とりあえず、井戸から水を汲み桶に手拭いを用意して美祢の部屋に戻る。
「着替えさせたようだな、すまん。」
「白島さんにさせる訳には、いきませんよ。でも、まさか背負って帰って来ただなんて…これも、じきに元服です。お疲れでしょう。美祢は、私が看ていますんで。」
美祢の側に座り、濡れた手拭いをかき分けた額にのせる。
子供らしさが残る丸みのある頬が心を少し柔らかくさせてくれる。
「意味が分からない。あ、いや…今回の件だ。なぜ、俺と美祢が?」
布団で、静かに眠る美祢を見ながら柳部も首を傾げた。
「私も、美祢にだけ下りた話だとばかり思ってましたから。最近のこれは、凄かったですから。暗殺から闇討ち…言っちゃあ何ですが泥被ってばかりです。美祢を鬼にでも仕立てる気なんじゃないかと、上の方々にはゾッとします。でも、気にも留めないこれにも…まぁ、不気味なモンを感じますが。」
あやつり惨殺人形に近づいている訳か。
だが、
そうは問屋が卸さない。
「柳部、お前は美祢が、可愛いか?」
あまりに真っ直ぐな問いだとは思うが。
「白島さん……。そりゃあ可愛いですよ。誰よりも。けど、あまりに憐れで痛々しそうで危なっかしい。子供だなぁ、と思えば大人より冷静に世の中を見ている。これには、絶対に折れない心、芯がありますよ。」
良く、見抜いている。
当たり前か。
毎日一緒にいる二人だ。
柳部も、それなりに美祢には気を使うだろう。
良い大人が近くに居てやるべきだ。それで、少しでも美祢が救われればいい。
「ここ最近、無理してたんだろう。食事ちゃんと摂らせてるよな?」
「もちろんです。ただ、食は以前から美祢は細くて。食べては、いるんですがね。」
「…そうだな。」
あんな小さな体のどこに、大人顔負けの才能が閉じ込めらているのか。
「白島さん…そんなに美祢が心配ですか?」
ジッ、と柳部に問われて
視線を逃れられず
「…それは、まぁ。心配だ。まだ子どもだからな、美祢は。」
気恥ずかしい思いで、美祢の方を見ると、
うっすらと目が開いている。
「美祢…起きたか?」
重たげな目蓋が、変に色香を感じさせて
それを打ち消すように
首を小さく振った。
「あ、…俺……、」
意識が戻ったらしく、慌てて体を起こそうとする美祢を制して
「いいから、そのまま。ゆっくり休めよ。俺はもう、戻るからな。」
「…待って。」
美祢に服の裾を引かれ、どうした?と問う。
「…ありがとう。近い内に礼がしたい。」
礼がしたい…?
まさか、あの修羅みたいな美祢からそんな言葉が出るなんて…。
「分かった。お前の情報は逐一此方にも入ってくるからな。また来る。」
柳部に後を任せて宿を去った。
美祢SIDE
「柳部さん、安芸俺を背負って来たんですか?」
「あぁ、そうみたいだな。あの人が、あそこまでするなんてなぁ。美祢、お前気に入られてるな。」
「⁉︎え、なんで…」
「白島さん、目が優しいんだよ。美祢の事になると。気を付けろよ?案外男でも白島さんならイイって奴がいたりするからなぁ。」
恥ずかしくなってきたのか美祢が、布団をかき寄せて横を向く。
熱を吸ってしまった手ぬぐいが額から落ちた。
「それも、白島さんがしてくれたんだ。本当、マメな人だよ。さ、もう少し寝てろ。俺は下で夕食の手伝いしてくる。あと、薬の準備もな。」
「ん…ありがとう柳部さん。」
柳部が階下へと降りて行く。
「受けた恩って…どうやって返すんだ?」
続きます。
珍しく、俺が指揮を取る任務が命ぜられた。
と、思っていたのに…
蓋を開けてみりゃ
鬼神のおもりに近い内容だった。
「お前…この前の餓鬼!なんでこんな所にっ」
「あ…あんたか。なんでも何も、楓様から葵様の命だと聞いて。柳部さんに、此処で待てと言われた。」
密偵ばっかりやらされてる俺が、珍しい任務もあるもんだと思ってみたら。
甘かった。
「そうか、そうか。じゃあお前はもう誰を仕留めるかは分かってるんだな。それなら話が早い。」
「いや、知らない。待てとしか言われてないし…。」
「はぁ?俺も聞かされなかったぞ。おい、どうなってんだよ。」
わけが分からない。
偵察用に用意された小さな家屋で、来もしない誰かを待つように
二階の部屋の隅にうなだれる。
餓鬼、もとい美祢も
居心地が悪そうに、少し離れた場所に胡座をかいて
目を閉じて瞑想でもしているのか、静かだ。
「帰らないか?」
先に口を開いたのは、
俺で。
「帰る?なぜ。」
真面目で頑固そうな目が俺を真っ直ぐに見据えている。
「いや、これ以上いても埒が明かないだろ?からかわれたんだよ。俺とお前は。」
まったく、悪趣味この上ない。
「まさか。そんな訳ない。だとしても、理由が分からない。」
理由なんてのは、いくらでもどうにでもなるだろ。
「ちったぁ、人を疑えよ。そんなので喜ぶ人間も確かにいるんだ。」
イライラしながら、舌打ちをすると美祢が急に激しく咳き込み始めた。
「…はぁ…っ、ぅ…っ」
苦しそうに背中を丸めて息を整える。
「まさか、労咳じゃあないだろうな?大丈夫かよ…」
少し心配だったから、背中を何度か撫でてやると
楽になったのか目を細めて美祢が応えた。
「実は、風邪で少し臥せっていたんだ。ありがとう、安芸。」
なーに優しくしてんだろうな、俺は。
けど、真面目な美祢の性格らしいか。
体調が少し悪くても
それをおしてまで約束を果たそうとする。
そんな純真な心や健気さに頭が下がる。
それなのに、空振りときたら…憐れと言うか。
間が悪かったと言うか。
「馬鹿野郎、風邪引いてる奴がこんな所にいれねぇだろ。柳部も、何で止めない?」
同室の柳部が、
美祢を面倒見てやるのは当然だと思っている。
ましてや、歳は二周りは違う。親子に見えなくもない。
まぁ、柳部のことだから
無関心で気がつかないんだろうが。
なぜか、腹が立ってくる。
「柳部さんは、関係無い。不摂生が祟っただけだから。…誰も来ないなら、少し横になろうかな。」
「こんな方で寝るなよ。寝るなら、宿に帰れ。」
語調がキツくなるのを自分でも自覚しながら、美祢の腕を引く。
細い腕…。
それは、あまりにも
頼りなく映り
本当に、こんな腕で國を
憂い
見えない何かと戦おうとしているのか。
やはり、まだまだ子供だ。
叩き上げの技術と
それに加わった天性の勘の良さや、軽い身のこなしが可能な身体。
正直、まっすぐには
育ったとは言えないかもしれない。
が、その中にある絡み合った確かな糸さえ解いてやれば…
きっと、美祢は変わる。
「だから、帰るに帰れないって言ってる。でも、だんだん疑う訳では無いけど…安芸が言うようなことだったら、と思い始めてきたよ。」
そりゃあ、そうだろ。
美祢も安心して眠りたいだろうし。
紅い頬に、湿った吐息。
熱が出てきてやがるな。
目も、いかにも怠そうに
だんだん開きが重たげになっている。
「無駄。いいから帰れ。辛そうなら送ってやるから。」
やれやれ…。
余力も無さそうだから、背中に美祢をおぶってやる。
思いのほか、抵抗もせずになされるがままでぐったりとしている美祢。
身体の軽さに驚いたが
すっかり俺に身を預けている美祢が、なんだか愛しい
。
下げていた刀が少し邪魔で、代わりに俺が帯刀して家屋を後にする。
?
一瞬、刀から何かを感じたが…あまりに微かでよく分からない。
「……………。」
四半刻程歩き、
体もだんだんと重くなって来た頃、美祢が世話になっている宿へと辿り着いた。
裏からまわり、静かに美祢の体を板間に横たわらせる。
美祢の刀を脱刀し、傍らに置き。
草履を脱ぎ、二階に上がって行くと
「?白島さん、今日はどうされました。」
柳部…
「布団を敷け。美祢が熱を出してる。話は、それからだ。」
ずっと、美祢を背負って歩いて来たから腰が悲鳴を上げそうだった。柳部に美祢を背負って貰い、急な階段を上がる。
とりあえず、井戸から水を汲み桶に手拭いを用意して美祢の部屋に戻る。
「着替えさせたようだな、すまん。」
「白島さんにさせる訳には、いきませんよ。でも、まさか背負って帰って来ただなんて…これも、じきに元服です。お疲れでしょう。美祢は、私が看ていますんで。」
美祢の側に座り、濡れた手拭いをかき分けた額にのせる。
子供らしさが残る丸みのある頬が心を少し柔らかくさせてくれる。
「意味が分からない。あ、いや…今回の件だ。なぜ、俺と美祢が?」
布団で、静かに眠る美祢を見ながら柳部も首を傾げた。
「私も、美祢にだけ下りた話だとばかり思ってましたから。最近のこれは、凄かったですから。暗殺から闇討ち…言っちゃあ何ですが泥被ってばかりです。美祢を鬼にでも仕立てる気なんじゃないかと、上の方々にはゾッとします。でも、気にも留めないこれにも…まぁ、不気味なモンを感じますが。」
あやつり惨殺人形に近づいている訳か。
だが、
そうは問屋が卸さない。
「柳部、お前は美祢が、可愛いか?」
あまりに真っ直ぐな問いだとは思うが。
「白島さん……。そりゃあ可愛いですよ。誰よりも。けど、あまりに憐れで痛々しそうで危なっかしい。子供だなぁ、と思えば大人より冷静に世の中を見ている。これには、絶対に折れない心、芯がありますよ。」
良く、見抜いている。
当たり前か。
毎日一緒にいる二人だ。
柳部も、それなりに美祢には気を使うだろう。
良い大人が近くに居てやるべきだ。それで、少しでも美祢が救われればいい。
「ここ最近、無理してたんだろう。食事ちゃんと摂らせてるよな?」
「もちろんです。ただ、食は以前から美祢は細くて。食べては、いるんですがね。」
「…そうだな。」
あんな小さな体のどこに、大人顔負けの才能が閉じ込めらているのか。
「白島さん…そんなに美祢が心配ですか?」
ジッ、と柳部に問われて
視線を逃れられず
「…それは、まぁ。心配だ。まだ子どもだからな、美祢は。」
気恥ずかしい思いで、美祢の方を見ると、
うっすらと目が開いている。
「美祢…起きたか?」
重たげな目蓋が、変に色香を感じさせて
それを打ち消すように
首を小さく振った。
「あ、…俺……、」
意識が戻ったらしく、慌てて体を起こそうとする美祢を制して
「いいから、そのまま。ゆっくり休めよ。俺はもう、戻るからな。」
「…待って。」
美祢に服の裾を引かれ、どうした?と問う。
「…ありがとう。近い内に礼がしたい。」
礼がしたい…?
まさか、あの修羅みたいな美祢からそんな言葉が出るなんて…。
「分かった。お前の情報は逐一此方にも入ってくるからな。また来る。」
柳部に後を任せて宿を去った。
美祢SIDE
「柳部さん、安芸俺を背負って来たんですか?」
「あぁ、そうみたいだな。あの人が、あそこまでするなんてなぁ。美祢、お前気に入られてるな。」
「⁉︎え、なんで…」
「白島さん、目が優しいんだよ。美祢の事になると。気を付けろよ?案外男でも白島さんならイイって奴がいたりするからなぁ。」
恥ずかしくなってきたのか美祢が、布団をかき寄せて横を向く。
熱を吸ってしまった手ぬぐいが額から落ちた。
「それも、白島さんがしてくれたんだ。本当、マメな人だよ。さ、もう少し寝てろ。俺は下で夕食の手伝いしてくる。あと、薬の準備もな。」
「ん…ありがとう柳部さん。」
柳部が階下へと降りて行く。
「受けた恩って…どうやって返すんだ?」
続きます。
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