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きみの事は
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あまり すきではなかった
おたがいさまかもしれないけれど
ぼくは きみがいることで
ひけめをかんじていた
こどものころは ぼくも
きみとこころを どうちょうさせた
じきも あったけれど
せいちょうするごとに
きょりは とおくなるばかりだった
やがて きみはそとにとびだし
ぼくが うちにこもるように
なったころ
とつぜんきみは ぼくのまえから
いなくなった
もう このめで みることも
かなわない せかいにいってしまった
ぼくは はじめて
きみのじんせいを いきかたを
かかわってくれた ひとたちの
そんざいをしった
そとに とびだしていった
きみのじんせいの そとがわにふれた
きみは ぼくのまえでは
すこしいやなやつだったから
ほんとうにおおくの さんれつしゃをみて
かなしみのあめ みたいに
そのひは とてもてんきがわるかった
ぼくは ずっとげんじつを
うけとめきれなくて なくしかできなかった
あれからもう いくとしつきがながれ
ぼくは ねんねん きみにあいたくて
しょうがないんだ
きみの あのころのままの
すがたじゃなくて
ゆっくりと おとなになった
きみのすがたが みたいだなんて
わがままかな
ぼくはもう きみを
おもわないひは
なくなってしまったんだよ
うん ちょっとだけ
こまったなぁ
おたがいさまかもしれないけれど
ぼくは きみがいることで
ひけめをかんじていた
こどものころは ぼくも
きみとこころを どうちょうさせた
じきも あったけれど
せいちょうするごとに
きょりは とおくなるばかりだった
やがて きみはそとにとびだし
ぼくが うちにこもるように
なったころ
とつぜんきみは ぼくのまえから
いなくなった
もう このめで みることも
かなわない せかいにいってしまった
ぼくは はじめて
きみのじんせいを いきかたを
かかわってくれた ひとたちの
そんざいをしった
そとに とびだしていった
きみのじんせいの そとがわにふれた
きみは ぼくのまえでは
すこしいやなやつだったから
ほんとうにおおくの さんれつしゃをみて
かなしみのあめ みたいに
そのひは とてもてんきがわるかった
ぼくは ずっとげんじつを
うけとめきれなくて なくしかできなかった
あれからもう いくとしつきがながれ
ぼくは ねんねん きみにあいたくて
しょうがないんだ
きみの あのころのままの
すがたじゃなくて
ゆっくりと おとなになった
きみのすがたが みたいだなんて
わがままかな
ぼくはもう きみを
おもわないひは
なくなってしまったんだよ
うん ちょっとだけ
こまったなぁ
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