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第2章 ギルド
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鑑定が終わり、レオンたちと合流する。
……やっぱり魔力ありませんでした!なんだろう。わかってたはずなのにジョセさんに微妙な顔されたらいたたまれなくて……。
いや、でも魔力はなかったんだけどスキルが俺あったんだよね!剣術が上級だったよ!嬉しい!
けどね、これ1番辛かったんだけどさ、俺体力300しか無いの。鍛えてない普通の成人男性で大体500だってさ。そりゃ疲れるわ。全然体力ねぇもん。レオンたちクラスだと1500だって。5倍だぞ?はぁー、無理。体力増強のスキル欲しい。
俺の冒険者カードさ、魔力0で体力300だぞ?魔力ないから属性もないし、スキルも結局剣術(上級)しかねぇんだわ。もうしょぼすぎて見せるのが恥ずかしい……。
「どうした?マサト、暗い顔して。」
「……俺弱かった。」
「うん?」
「体力がなかった。」
「……うん、まぁそうだな。」
レオンは気まずそうに目をそらす。
「……よし!俺、体力つけるな。」
「ん?どうやって?」
「とりあえず走り込むか……なぁ、アレックス。ここら辺で走ってても邪魔にならないような場所はないか?」
「うーん、なら訓練場ならどうだ?新人冒険者用なんだが、魔法を打てるように外に結構広めに作ってるんだ。そこなら勝手に使ってもらっていいぞ?」
「お、いいのか?!ありがとう!アレックス!!」
「あ、あぁ。」
ほんのり顔を赤らめたアレックスをレオン、ニック、ケインの3人がじとりと睨む。
「じゃあ、早速行ってくるな!」
「早速?!疲れているんじゃないの?今日は休んで明日からにしたらどうかな?」
ニックが慌てて雅人を止める。
「うーん、それもそうだな。なら今日は休ませてもらうよ。」
「ならマサト、お前はここの2階の部屋使え。1番奥だ。鍵がついてるから絶対かけろよ?襲われるぞ?」
「襲われるって、誰にだよ。」
「俺。」
「……はっ?!」
「くくく、冗談だよ。でも誰が襲うか分からんから鍵は絶対かけろ。」
「わかった。」
うわー、うわー!びっくりした!いやぁさすがアレックス遊んでそうだもんな!まったく、心臓に悪いぜ。そもそも襲うってそんな危険なところなのか?ギルドって。安心して寝られないってそんな治安が悪いとは……。日本とはやっぱり違うなぁ。
1人で頷くマサトの隣で、半分本気だったアレックスに気づいた3人が先程より鋭く睨んでいる。
「よし、なら今日はもう部屋に行って休むよ。」
「飯はどうする?ここの飯も21時までなら食えるぞ。」
「なら今日はここで夕食を取ろうかな。お腹がぺこぺこなんだ。」
「なら荷物置いて降りてこい。一緒に食おうぜ。」
「アレックスと?仕事はいいのか?」
「あぁ。俺の分はもう終わってるからな。」
「わかった。すぐ降りてくるよ。」
とたとたと階段を上って行った雅人を横目にレオンたちはアレックスを見る。
「……なんだよ?」
「いや、本気なのか?」
「さぁ、どうだかな?」
「ちっ!」
「さすがアレックスだね。口説きなれてる。」
「手を出すのも早そうだ。」
「絶対に手を出すんじゃねえぞ?」
「おいおい、ここはギルドだぞ?殺気しまえ。それに、可愛い子をどう口説こうか勝手だろ?……安心しろ。マサトの嫌がることはしない。」
「……ははっ、まさかアレックスもこんな短時間で本気で惚れるなんてな。」
「うるせぇ。」
4人がわいわいしているところに雅人が降りてきた。
……やっぱり魔力ありませんでした!なんだろう。わかってたはずなのにジョセさんに微妙な顔されたらいたたまれなくて……。
いや、でも魔力はなかったんだけどスキルが俺あったんだよね!剣術が上級だったよ!嬉しい!
けどね、これ1番辛かったんだけどさ、俺体力300しか無いの。鍛えてない普通の成人男性で大体500だってさ。そりゃ疲れるわ。全然体力ねぇもん。レオンたちクラスだと1500だって。5倍だぞ?はぁー、無理。体力増強のスキル欲しい。
俺の冒険者カードさ、魔力0で体力300だぞ?魔力ないから属性もないし、スキルも結局剣術(上級)しかねぇんだわ。もうしょぼすぎて見せるのが恥ずかしい……。
「どうした?マサト、暗い顔して。」
「……俺弱かった。」
「うん?」
「体力がなかった。」
「……うん、まぁそうだな。」
レオンは気まずそうに目をそらす。
「……よし!俺、体力つけるな。」
「ん?どうやって?」
「とりあえず走り込むか……なぁ、アレックス。ここら辺で走ってても邪魔にならないような場所はないか?」
「うーん、なら訓練場ならどうだ?新人冒険者用なんだが、魔法を打てるように外に結構広めに作ってるんだ。そこなら勝手に使ってもらっていいぞ?」
「お、いいのか?!ありがとう!アレックス!!」
「あ、あぁ。」
ほんのり顔を赤らめたアレックスをレオン、ニック、ケインの3人がじとりと睨む。
「じゃあ、早速行ってくるな!」
「早速?!疲れているんじゃないの?今日は休んで明日からにしたらどうかな?」
ニックが慌てて雅人を止める。
「うーん、それもそうだな。なら今日は休ませてもらうよ。」
「ならマサト、お前はここの2階の部屋使え。1番奥だ。鍵がついてるから絶対かけろよ?襲われるぞ?」
「襲われるって、誰にだよ。」
「俺。」
「……はっ?!」
「くくく、冗談だよ。でも誰が襲うか分からんから鍵は絶対かけろ。」
「わかった。」
うわー、うわー!びっくりした!いやぁさすがアレックス遊んでそうだもんな!まったく、心臓に悪いぜ。そもそも襲うってそんな危険なところなのか?ギルドって。安心して寝られないってそんな治安が悪いとは……。日本とはやっぱり違うなぁ。
1人で頷くマサトの隣で、半分本気だったアレックスに気づいた3人が先程より鋭く睨んでいる。
「よし、なら今日はもう部屋に行って休むよ。」
「飯はどうする?ここの飯も21時までなら食えるぞ。」
「なら今日はここで夕食を取ろうかな。お腹がぺこぺこなんだ。」
「なら荷物置いて降りてこい。一緒に食おうぜ。」
「アレックスと?仕事はいいのか?」
「あぁ。俺の分はもう終わってるからな。」
「わかった。すぐ降りてくるよ。」
とたとたと階段を上って行った雅人を横目にレオンたちはアレックスを見る。
「……なんだよ?」
「いや、本気なのか?」
「さぁ、どうだかな?」
「ちっ!」
「さすがアレックスだね。口説きなれてる。」
「手を出すのも早そうだ。」
「絶対に手を出すんじゃねえぞ?」
「おいおい、ここはギルドだぞ?殺気しまえ。それに、可愛い子をどう口説こうか勝手だろ?……安心しろ。マサトの嫌がることはしない。」
「……ははっ、まさかアレックスもこんな短時間で本気で惚れるなんてな。」
「うるせぇ。」
4人がわいわいしているところに雅人が降りてきた。
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