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本編
甘いご褒美です。
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カルロスがたっぷりの泡で僕の身体をなでる。
拾われた時よりも成長して大きくなったと言っても、獣人で大人のカルロスに比べたらまだまだ小さい。後ろからすっぽりと覆われて全身を洗われる。
「んぅ…。」
カルロスの手が胸の突起に触れた衝撃で声が漏れる。カルロスは念入りに突起の上を何度も行ったり来たりして洗っているようだ。
「ぱぱぁ…。」
「シーア…、痛いか…?」
「い、たくないけど、気持ちい…。」
カルロスは僕のこめかみに何度もキスしながら僕の身体に手を這わしていく。途中から僕のお尻の下に存在感のあるモノが押し上げていることに気付いた。
カルロスはシャワーで全身を流し、さっと自分と僕の髪を洗って、そのまま僕を抱えたまま浴槽に入った。
2人分の体積に押し出されあふれた湯がこぼれていく。
浴槽の中でもカルロスは僕を膝の上に抱えたまますわり、キスを繰り返していた。
「ふふ、パパ、お風呂気持ちいね?」
「あぁ…そうだな…。」
暖かい湯の中で力が抜け、カルロスの胸にもたれかかるような姿勢になる。
ちらりと上を見上げるとカルロスがこちらを見て目を細める。僕もそれに合わせてにこりと笑った。
「パパ、大好きだよ。」
日ごろの感謝が伝わるようにそう伝えて上を見上げると、カルロスは顔を真っ赤にし目を見開いたままフリーズしていた。
あれ?パパどうしたんだろ?
「パパだいじょ───!!」
口を開いたところでカルロスと僕の唇が重なった。カルロスの舌が意思を持った他の生き物のように口の中に侵入してくる。
「ん、んぅ…。」
「はぁ、シーア…。好きだ、シーア…。」
唇を甘く食んで、ぺろりと舐める。僕の唇がそれに耐えられなくなって侵入を許すと歯列をなぞり、上顎をなめ、下同士をからませる。
カルロスの捕食するような勢いにのまれそうになりながら、縋りつくようにカルロスの首に腕を巻き付けた。
ザバァ!
カルロスが僕のお尻の下に手を添えるとキスをしたまま湯の中で立ち上がった。そのままお風呂を出て脱衣所も通過する。
身体を拭くこともしていないため、通った場所には水滴の跡が残り、お互いの髪の先からはポタリポタリとしずくが垂れている。
カルロスのキスに必死に対応しているとポスンと背中に衝撃があり、カルロスのベッドに降ろされたことが分かった。
ベッドの上に寝転がる僕に覆いかぶさるようにカルロスがいる。お互いに裸だ。カルロスの顔は暗くて良く見えないが、金色の瞳だけがギラリと輝いて見えた。
「────さぁ、シーア。今日頑張ったご褒美だ。気持ちよくしてやるよ。」
拾われた時よりも成長して大きくなったと言っても、獣人で大人のカルロスに比べたらまだまだ小さい。後ろからすっぽりと覆われて全身を洗われる。
「んぅ…。」
カルロスの手が胸の突起に触れた衝撃で声が漏れる。カルロスは念入りに突起の上を何度も行ったり来たりして洗っているようだ。
「ぱぱぁ…。」
「シーア…、痛いか…?」
「い、たくないけど、気持ちい…。」
カルロスは僕のこめかみに何度もキスしながら僕の身体に手を這わしていく。途中から僕のお尻の下に存在感のあるモノが押し上げていることに気付いた。
カルロスはシャワーで全身を流し、さっと自分と僕の髪を洗って、そのまま僕を抱えたまま浴槽に入った。
2人分の体積に押し出されあふれた湯がこぼれていく。
浴槽の中でもカルロスは僕を膝の上に抱えたまますわり、キスを繰り返していた。
「ふふ、パパ、お風呂気持ちいね?」
「あぁ…そうだな…。」
暖かい湯の中で力が抜け、カルロスの胸にもたれかかるような姿勢になる。
ちらりと上を見上げるとカルロスがこちらを見て目を細める。僕もそれに合わせてにこりと笑った。
「パパ、大好きだよ。」
日ごろの感謝が伝わるようにそう伝えて上を見上げると、カルロスは顔を真っ赤にし目を見開いたままフリーズしていた。
あれ?パパどうしたんだろ?
「パパだいじょ───!!」
口を開いたところでカルロスと僕の唇が重なった。カルロスの舌が意思を持った他の生き物のように口の中に侵入してくる。
「ん、んぅ…。」
「はぁ、シーア…。好きだ、シーア…。」
唇を甘く食んで、ぺろりと舐める。僕の唇がそれに耐えられなくなって侵入を許すと歯列をなぞり、上顎をなめ、下同士をからませる。
カルロスの捕食するような勢いにのまれそうになりながら、縋りつくようにカルロスの首に腕を巻き付けた。
ザバァ!
カルロスが僕のお尻の下に手を添えるとキスをしたまま湯の中で立ち上がった。そのままお風呂を出て脱衣所も通過する。
身体を拭くこともしていないため、通った場所には水滴の跡が残り、お互いの髪の先からはポタリポタリとしずくが垂れている。
カルロスのキスに必死に対応しているとポスンと背中に衝撃があり、カルロスのベッドに降ろされたことが分かった。
ベッドの上に寝転がる僕に覆いかぶさるようにカルロスがいる。お互いに裸だ。カルロスの顔は暗くて良く見えないが、金色の瞳だけがギラリと輝いて見えた。
「────さぁ、シーア。今日頑張ったご褒美だ。気持ちよくしてやるよ。」
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初めまして、こんにちは😊
こちらの作品と出会えてとても嬉しいです。
めちゃくちゃ大好きです。
シーア君可愛いです。
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これからも応援しています。
感想ありがとうございます!
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感想ありがとうございます!
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