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なかよく あそびたい

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あるおひるのこと、もぐらちゃんとねこちゃんがあそんでいると、りすちゃんがやってきました。
りすちゃんは、もぐらちゃんたちをじっと見ています。

ねこちゃんはもっていたクレヨンを、りすちゃんにわたしてニコニコ。
もぐらちゃんはてまねきをして、3びきなかよく、あそびはじめました。

はじめは、おえかきをしたり、おにんぎょうあそびをしたり、みんなでたのしくすごしていました。
けれどりすちゃんが、あまりにもぐらちゃんとばかりあそぼうとするので、だんだんとねこちゃんのかおがくもりはじめます。



たまりかねたねこちゃんはおこって、ついにどこかへいっていまいました。

こまったもぐらちゃんは、おさるくんにおきたことをはなして、ねこちゃんをさがしにいくことにしました。

しばらくさがしていると、ねこちゃんがおきにいりのばしょにすわっているのが見えたので、もぐらちゃんはそっととなりにすわりました。
2ひきともなにもいわないまま、じかんがすぎていきます。
ながいことそうして、ひがかたむきはじめたころ、もぐらちゃんが口をひらきました。

「ねこちゃんは、いやなきもちになっちゃったんだね。」
ねこちゃんは、そのことばにうなずきます。

「ねこちゃんは2ひきだけであそびたい?」
もぐらちゃんのそのといに、ねこちゃんはまようことなく、くびをよこにふります。
「みんなであそびたい?」
もぐらちゃんのといに、ねこちゃんはすこしのちんもくのあとで、うなずきました。

もぐらちゃんは、そっとてをまわして、ねこちゃんをだきしめると、「あしたまた、みんなであそぼう」と言います。
ねこちゃんはうなずくと、ほんのすこしだけ、はれやかなかおになりました。

そしてつぎの日、もぐらちゃんたちはおさるくんもまじえて、4ひきなかよく、おえかきをしてあそびました。

(おしまい)
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