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ターゲット第2弾!

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香月亜衣Said ──────────────


絶望した彼女を見てにっこり笑うヒナはほんとに楽しそうな顔をしていた。

久しぶりに聞いたヒナの『チェックメイト』というこのセリフ。ヒナは人を落としたあとに最後のセリフとしてこれをいう。それもとても可愛い笑顔で。

あたしたちはその時のヒナの笑顔が大好きだ。

翔「おつかれー」

朔「ほんとお疲れさん!」

和音「ほんとにな~。
特に悠とヒナ!悠に至ってはやばいだろ」

悠「人の不幸楽しがるなよ、バカ」

ヒナはにっこり笑って…

雛「ほんとにみんなおつかれさまっ!
今回もありがとね!1000mで木藤さんを弄って、借り物で絶望と羞恥、打ち上げでトドメ!
ほんっと楽しかった!
明日木藤さんがどうするかわからないけど、潰しの成功祝して…かんぱーい!」

あたしたちは和音の家で軽く打ち上げの二次会をやっていた。

和音「今日姉貴帰ってこないし、いまからまた防音室使う?」

翔「おっ!いーね!
そのまま今日は和音ん家にとまろーぜ!」

朔「和音OK?」

和音「もちろん!」

悠「おれストレスやばいから、音外しても気にせず歌うかも」

亜衣「そんなの気にしない気にしない!」

雛「思いっきり歌ってる弾けよっ!
みんなで講堂ではできなかった憂さ晴らし思い切って吐き出しちゃえっ!」

翔・朔・悠「よっしゃぁぁぁっ!」

それから私たちは気の済むまで防音室で歌いまくった。男性陣はなんか嵐をやりだしたり、V◯をやりだしたりほんとやりたい放題。

ヒナはほんとにまともに歌えないくらい爆笑してたし悠は普段クールな性格で感情の区別がつかないくらいなのに思いっきり翔とバカやってたり、翔は翔で、悠と朔にケツカンチョウかましてたり、和音は和音で、爆笑してた。

でも、今日はそんなの関係ないし、また学校では見られないみんなの一面が見れてよかった。

雛「はぁ…はぁ…はぁ…あーさいっこー!」

悠「やっばい…たのしっ!」

朔「スカッとするわ~」

翔「悠まじあんなキャラ崩壊したの久しぶりだよね」

悠「キャラ忘れてたwwww」

亜衣「あたし初めて見たからびっくりしたけど、悠もあんな壊れることるんだね」

悠「おれも人間ですから」

和音「みんな~
寝床準備できたって!」

雛「荷物置きいこっ!」

5人「らじゃ!」

亜衣said END──────────────────
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