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13 その人の名は・・
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ノビネスについた4人は、町外れの小さな家を探した、ヴァリエッタからそこの住人が黒い宝石について、何か知ってるかも知れないと情報があったからだ。
「家?何処にあるんだ?」
「無いわね」
「もう一度、端から探してはどうじゃ」
「ギルドの人ならわかるんじゃないですか?」
町の外からもう一度探そうとした時、酒場から怒号が聞こえてきた。
「オラァ~~!外に出やがれぇ~~!!」
酒場から重戦士と女の人が出てきた、叫んでいたのは女の方だった。
「テメェ!人に酒ぶっかけて何も無しか!」
「お前がそこに居るのが悪いんだろ」
2人は酒場の前で戦い始め、重戦士の方はあっさり負けてしまった、クロス達が気になって見ていたら、女の人がこっちに近づいてきた。
「オイ!何見てやがる!」
「えっ・・あっすいません」
「あの・・たまたま通りかかっただけなので」
リエリーとカゲトラは、見ていただけで絡まれるのに納得していない様子だった。
「何がじゃ?見て悪いのか?」
「ここは、みんなが通る道ですよ」
「このガキが、生意気だな・・ん?オイ!そこの赤髪、名前は!」
「リエリーじゃ!」
「そうじゃない!」
「妾はリエリー・クリスタじゃ・・人の名を聞く前に自分の名を名乗れ!」
「黙れ!お前アレかリグレスの子供か?」
その女の人から出た名前はリエリーの父親リグレス・クリスタだった、かつてリエリーの父親も旅に出た経験を持っていた。
リエリーは何故知っているのかを聞くと昔、パーティーを組んでいたと話し、家まで案内してくれた。
「いやぁ~懐かしぃなぁ~」
「あれ?ここは?」
4人が案内されたのは町外れの小さな家だった、女の人の名前はカーミラ・ドラガス、ヴァリエッタから聞いた名前だった、クロスはヴァリエッタから受け取った手紙を女の人に渡した。
「黒い宝石・・賢者の石・・悪いな力になれない、興味が無かったからな、でもエルフドラゴンの事だったら話せるぜ」
4人はエルフドラゴンの事についてと、一緒に旅をした人達の事を聞いた、カーミラとリエリーの父親、母親も同じパーティーだった事がわかった、そして鬼姫と呼ばれたツバキと言う人の事も。
「あの・・ツバキって僕の姉ですけど」
鬼姫に弟がいた事にビックリしたカーミラは、かつてパーティーを組んでいたと仲間の事を思い出し何か考え込んだ。
「お前ら、エルフドラゴンに殺られそうなったんだよな」
「はい」
「もっと強くなりたいよな」
「はい」
「あたしが稽古つけてやる」
クロス達4人はこれからの事や、S級との戦闘に備えて稽古をつけてもらう事にした。
「家?何処にあるんだ?」
「無いわね」
「もう一度、端から探してはどうじゃ」
「ギルドの人ならわかるんじゃないですか?」
町の外からもう一度探そうとした時、酒場から怒号が聞こえてきた。
「オラァ~~!外に出やがれぇ~~!!」
酒場から重戦士と女の人が出てきた、叫んでいたのは女の方だった。
「テメェ!人に酒ぶっかけて何も無しか!」
「お前がそこに居るのが悪いんだろ」
2人は酒場の前で戦い始め、重戦士の方はあっさり負けてしまった、クロス達が気になって見ていたら、女の人がこっちに近づいてきた。
「オイ!何見てやがる!」
「えっ・・あっすいません」
「あの・・たまたま通りかかっただけなので」
リエリーとカゲトラは、見ていただけで絡まれるのに納得していない様子だった。
「何がじゃ?見て悪いのか?」
「ここは、みんなが通る道ですよ」
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「リエリーじゃ!」
「そうじゃない!」
「妾はリエリー・クリスタじゃ・・人の名を聞く前に自分の名を名乗れ!」
「黙れ!お前アレかリグレスの子供か?」
その女の人から出た名前はリエリーの父親リグレス・クリスタだった、かつてリエリーの父親も旅に出た経験を持っていた。
リエリーは何故知っているのかを聞くと昔、パーティーを組んでいたと話し、家まで案内してくれた。
「いやぁ~懐かしぃなぁ~」
「あれ?ここは?」
4人が案内されたのは町外れの小さな家だった、女の人の名前はカーミラ・ドラガス、ヴァリエッタから聞いた名前だった、クロスはヴァリエッタから受け取った手紙を女の人に渡した。
「黒い宝石・・賢者の石・・悪いな力になれない、興味が無かったからな、でもエルフドラゴンの事だったら話せるぜ」
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「お前ら、エルフドラゴンに殺られそうなったんだよな」
「はい」
「もっと強くなりたいよな」
「はい」
「あたしが稽古つけてやる」
クロス達4人はこれからの事や、S級との戦闘に備えて稽古をつけてもらう事にした。
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