とある定期テスト間近の青年

13日前

｢そろそろ冬のきびしくなって来た頃だなア｣と呑気な事をほざいている。この日は土曜日、半ドンである。ちなみに、奏多はまだ中学生なのに飲酒をするのだ。しかも、お気に入りはウイスキイや、ワイン、ウォッカなどという相当な猛者である。この日の朝は特別寒く、凍える程であった。

私は起きると寒く、早速熱燗で日本酒が飲みたくなった。そこで、親に｢この話、知ってる？ある姉妹が居ました。そこで母は松毬を1つずつ渡し、ご飯とおみおつけを炊いてごらんなさいと言った。姉は慎重にちょっぴりずつ使っていったが、火力が足りずどちらも中途半端な出来になってしまったが、妹は大雑把な性格なので一度に松毬をどっと入れた。すると、ご飯が炊き上がった後に澳が残って、おみおつけも満足に作ることが出来たのだ。という話なんだけど、勉強も同じで、一度にどっとでいいんだ。酒もだ。だから燗を付けてくれないか｣厚かましさの極みである。未成年は酒を呑んではいけないが、なにぶんここはドドドドド田舎である。法は効かないと同じである。まぁその話は置いておいて、勉強はというと…ご察しの通りである。全くやらずに1日中惰眠を謳歌していた。さて、13日前である。13日前である。