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エピソード・瑠衣編
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太刀川の慣れた手つきは瑠衣を快感の渦へ引き込んでいく。それに抵抗する間もなく瑠衣もまたその渦へと落ちていくのだが。
「もう感じてんのな、かわいいーヤツ」
ベロりと膨れた突起物を舐められて瑠衣の腰が揺れる。
「瑠衣、乳首弱いなぁ、すぐ腰当ててくるじゃん」
「ぅぅっ――、いわ、ないで……」
「俺が欲しいってなってんの?挿れながら舐めてほしい?」
「ふ……ぅ、んん」
「もう欲しいの?やらしーなー、瑠衣は……ぐちょぐちょ」
「あん!」
そう言っても指でいじるだけでそれ以上してこない。また深いキスを繰り返して瑠衣の息を呑んでいく。それに瑠衣は胸の鼓動を速めるだけ、身体の熱が上がるだけ、熱くなる部分に押し込まれる指先を意識的に締め付ける。それで太刀川に察してほしい、言葉でいわない代わりに、指先で感じて欲しい。
「指そんな締めんなよ」
「だってぇ……」
「一回指でイクか?」
そう言って見つめる瞳が優しい。長い指が瑠衣の感じるところをなぞって、ざらついた部分を刺激した。
「ふ、あっんん」
「可愛い声……」
耳元で囁くその声が濡れた感じで瑠衣はまた震える。太刀川の甘い囁きが瑠衣を快感の昇りを誘う。
「イッちゃぅ……」
涙目になった瑠衣が両手を伸ばして太刀川にしがみ付こうとする。それを受け止めるように太刀川が抱きしめ返す。抱きついて耳元で熱い吐息を吐きながら身体を震えさせる瑠衣がたまらなく可愛い、太刀川は付き合ってから瑠衣が可愛くてたまらなかった。自分だけを求める腕も、自分だけを見つめる瞳も愛しさしかない。
誰にもやりたくないと思う。
抱くほど、自分の抱える心の狭さに気づかされて正直嫌になっている。
瑠衣を、このまま自分だけのテリトリーに閉じ込めておきたい。
誰にも触れさせず、誰にも傷つけられないように、囲って守って自分だけの支配下で暮らさせたい。
太刀川がそんな独占欲を持っていることに瑠衣は当然気づいてはいない。
「はぁ、ダメだ、俺ももう我慢できねー。瑠衣、イかせて……お前のナカで」
「あ、うぁ、んん――、はぁ、ん――」
「お前の身体が、俺だけに震えるの、たまんないんだけど……」
太刀川を覚えた瑠衣の身体は素直に受け入れて馴染ませて包んでいく。
湯だつほどの熱さなのに心地よくて、包まれているだけで太刀川を刺激する。それでもそれ以上の快感がほしくて瑠衣の身体を揺さぶった。
「あん、あぁ!あう、は、ぁ――」
「何回もイケよ、瑠衣……何回でも愛してやるから……」
執拗な愛撫に瑠衣は意識を飛ばしかける。自分がどれだけ太刀川に求められて愛されているか、まだ本音は信じられていない。瑠衣は自分ばかりが太刀川を求めて好きを追いかけていると思い込んでいた。
「もう感じてんのな、かわいいーヤツ」
ベロりと膨れた突起物を舐められて瑠衣の腰が揺れる。
「瑠衣、乳首弱いなぁ、すぐ腰当ててくるじゃん」
「ぅぅっ――、いわ、ないで……」
「俺が欲しいってなってんの?挿れながら舐めてほしい?」
「ふ……ぅ、んん」
「もう欲しいの?やらしーなー、瑠衣は……ぐちょぐちょ」
「あん!」
そう言っても指でいじるだけでそれ以上してこない。また深いキスを繰り返して瑠衣の息を呑んでいく。それに瑠衣は胸の鼓動を速めるだけ、身体の熱が上がるだけ、熱くなる部分に押し込まれる指先を意識的に締め付ける。それで太刀川に察してほしい、言葉でいわない代わりに、指先で感じて欲しい。
「指そんな締めんなよ」
「だってぇ……」
「一回指でイクか?」
そう言って見つめる瞳が優しい。長い指が瑠衣の感じるところをなぞって、ざらついた部分を刺激した。
「ふ、あっんん」
「可愛い声……」
耳元で囁くその声が濡れた感じで瑠衣はまた震える。太刀川の甘い囁きが瑠衣を快感の昇りを誘う。
「イッちゃぅ……」
涙目になった瑠衣が両手を伸ばして太刀川にしがみ付こうとする。それを受け止めるように太刀川が抱きしめ返す。抱きついて耳元で熱い吐息を吐きながら身体を震えさせる瑠衣がたまらなく可愛い、太刀川は付き合ってから瑠衣が可愛くてたまらなかった。自分だけを求める腕も、自分だけを見つめる瞳も愛しさしかない。
誰にもやりたくないと思う。
抱くほど、自分の抱える心の狭さに気づかされて正直嫌になっている。
瑠衣を、このまま自分だけのテリトリーに閉じ込めておきたい。
誰にも触れさせず、誰にも傷つけられないように、囲って守って自分だけの支配下で暮らさせたい。
太刀川がそんな独占欲を持っていることに瑠衣は当然気づいてはいない。
「はぁ、ダメだ、俺ももう我慢できねー。瑠衣、イかせて……お前のナカで」
「あ、うぁ、んん――、はぁ、ん――」
「お前の身体が、俺だけに震えるの、たまんないんだけど……」
太刀川を覚えた瑠衣の身体は素直に受け入れて馴染ませて包んでいく。
湯だつほどの熱さなのに心地よくて、包まれているだけで太刀川を刺激する。それでもそれ以上の快感がほしくて瑠衣の身体を揺さぶった。
「あん、あぁ!あう、は、ぁ――」
「何回もイケよ、瑠衣……何回でも愛してやるから……」
執拗な愛撫に瑠衣は意識を飛ばしかける。自分がどれだけ太刀川に求められて愛されているか、まだ本音は信じられていない。瑠衣は自分ばかりが太刀川を求めて好きを追いかけていると思い込んでいた。
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