162 / 214
第五章 姫達の郷帰りと今代の勇者達
#33 放っておけない質
しおりを挟む「………わたし、は……もう…マスター、から…離れ、られ…ない……身体…だか、ら………。……身も…心、も……全て…マス、ター……の………もの、なの…………」
…………んん?あれ?ちょっとリオさん、その言い方はどうなんですかっ?
変な誤解招きそうなんですがっ。
「…うわぁ……これまたスゴいねぇ………」
「奴隷扱いなんですか?酷いですね」
「ちょっとナオトっ、あなたリーオルに何したのよッ!?」
「………ふぅ…(フルフルっ」
「これはちょっとヒくにゃぁ……」
「リーオルちゃんが可哀想っちゅっ」
ほらやっぱりぃっ!いや待って、君らが思うような扱いは何一つやってませんからっ!
ちょっと不安になってた俺は一体なんなんでしょうかねっ!?
「そりゃまぁ離れられるわきゃねーよなぁ、あんなの知っちまったらよぉ」
「あれはね…見てるこっちも丸分かりだし」
「ウチらには分からへんけど、リオにとっては格別なんやろなぁ」
「あんなぁ~いい笑顔ぉ見ちゃったらぁねぇ~」
「いやいやいやっ!その、俺がリオをそうしましたみたいな言い方やめてくれるっ!?アレはリオにとって必要なことなんだからどうしようもないだろっ!」
「だからその、アレってなんにゃ?」
「うっ……それ、は…そのー……」
やっぱりこの話題に戻ってきた…なんで?
今のこの面子には全く関係ない話題なんじゃないですかねっ?
君らのこれからを話してたはずなのにっ!
「アレっていうのは魔力補充のことなんだけど…リーオル、あなたがそこまで言う程いいの…?」
「魔力補充?竜人って魔力補充しなきゃダメなの?」
「リオはちょっと特殊なの…。竜人の姿なんだけど種族的には魔人種ってことになってるから、魔力が必要なんだよね」
「そういえば…兄さんがそれっぽいこと言ってた気が。ラビィを庇って瀕死の状態の時に何かした後、種族が変わったとかなんとかって」
「それだな。上手い具合に魔石を取り込めたんで、こうなっちまってるってワケだ」
「なるほどねー、だから魔力を補充しなきゃいけなくなったんだ。そんで?それとリーオルの今の状態にどんな関係があるの?」
「………魔力、補充…は……ここ…から……して、もらう……の…………」
うぉーいリオさんっ!やっぱりそうしちゃうんですねっ!
俺が思ってたのと寸分違わずだよそれっ!頬染めて胸持ち上げてぇ!
あ、いや…ドヤ顔してリオと一緒になってそれを持ち上げてるイアは想定外だった…って、お前も何やってんの!?
「「「「「………」」」」」
「おいおい…オメーどんだけテクニシャンなんだよ……それだけで虜にしちまうとか」
「テク…って、だから違うっ!みんなが想像してるようなことはしてないからっ!誓って!」
「でもー、触ってるんだよねぇ?それ」
「触っ…てる、けどっ、そうしないとダメだって、リオが……」
「なに狼狽えてんだよナオト。いーじゃねーか、して欲しいっつってんのはこっちなんだしよ。なっ?リオ」
「……(コクコクっ………。……もう…これ、して…くれな、い…と………生きて…いけ、ない…の………」
「……リーオルにそこまで言わせるなんて…。あなたコウキやケンゴ以上なのね、魔力が」
「あ、いや「……そう、なの………」……あの「やっぱりね。じゃあどうしてナオトが勇者じゃないのかしら?」……だから「あー、それな。ナオトは手違いでこっちの世界に来たヤツだからなぁ」………」
…喋らせてくれない…。
魔力がどうこうなんてリオにしか分からないだろうし…ステータス上おかしな事になってるから、多分他の人とは何かしら違いはあるんじゃないか、とは思うけど。
それと俺はイレギュラー…エクリィのミスでこっちに来たんだから、勇者みたいにそんな大層な使命も無いし。
強いて言うならエクリィの暇潰し用観賞物にされてるか…今となってはアイツもメンバーになっちゃってるから別にいいんだけど。
「……だ、から………もう…一緒に、は……行け、ない…の……。………ごめん、ね…………」
「リーオルがそれでいいなら別に謝ることなんてないんだけど…。元々これはボクたちの役目なんだしさ。まっ、おにぃ達に出来てボクたちに出来ないとかあり得ないからなんとかなるだろーしっ」
「そうね、攻瑠美の言う通りよ。兄さん達に遅れを取るとか考えられないから」
『『『………』』』
えーっと…なに?君らお兄さん達と仲悪いの?
あ、いや、単に対抗意識燃やしてるだけか…。
でもなぁ…簡単そうに言うけどやっぱり大変だと思うぞ?魔王を倒して世界を救うなんて。
けどそう考えると攻輝と堅護はよくやれたよな…もしかしたらその二人の妹なんだから、案外すんなりいけたりもするのか…?
「本当は私も付いていってあげたいんだけど、あの頃ほどの力はもう無いのよね……」
「大丈夫ですよ。先代は先代で役目は終わってるんでしょうし、今代の私たちに任せてもらえれば」
「そーそー、ボクたちがビシッとキメてきてあげるよっ」
「言ってることは頼もしいんやけど…やっぱり一筋縄じゃいかないんちゃうかな……」
「チュチュ達相手に苦戦してるようじゃ、まだダメっちゅよね……」
あー、んー……これもうダメかな。
姫達も俺と同じように思ってるみたいだし…。
こうして関わっちゃって、はいそれじゃあとよろしく、ってワケにはいかないよなぁ…。
「…一つさ、提案があるんだけど……」
「ふふっ、ナオちゃん~。当ててぇあげようかぁ~?」
「ナオトさんならそう言い出すんじゃないかと思ってましたっ」
「え…なんで分かった?」
「やって、ナオやもんなぁ」
「だな。ま、ナオトの好きにすりゃいいぜっ」
「……マスター、の……思い…の、まま……に………」
姫達とリオには何故かバレていたらしい…俺ってそんなに分かりやすいのかな?
自分に力があって何かしら助けになれるんだったらそうしてあげたいって思うのは、別におかしくはないよな…。
向こうの世界じゃこんなの物語でとしか考えられないから軽く思いがちだけど、今のこの世界では割と本気で重責なんだろうし。
皆はそうしようとしてる俺に黙って付いてきてくれるみたいだ…後でちゃんと皆の了解取ろうと思ってたんだけど、全くその必要はなく俺のしたいようにしていいって。
何も言わずに分かって認めて付いてきてくれるとか、どんだけできた嫁達なんだ…。
「どんにゃ提案にゃ?」
「あー、うん、ペルもチュチュも不安そうだから、少しでも手助けしてあげられないかなって。俺達でよければ修行とか付き合うよ」
「えっ、ホントっちゅかっ?」
「それはかなり嬉しい申し出だけど…お願いしてもいいのかしら」
「ええ。彼女達とは同郷ですし、こちらには魔王討伐経験者のリオもいます。それに…」
「こーゆーのはほっとけねぇタチだかんな、ナオトはよ。もちろんアタイらも協力すんぜ」
「そういうこっちゃ。こっちも冒険者やし、そこそこ相手にはなると思うで?」
やっぱりバレてる、俺の思ってること…アーネの言う通りだし。
こうやって知り合っちゃったからには見て見ぬふりは出来ないんだよな…俺。
でもこれ、昔の…それこそ今の身体の歳くらいの話だよな、何にでも首突っ込みたがるって。
周りも顧みず小さな親切大きなお世話だって思われようが。
家庭持ってガキ共が大きくなるにつれ、他人と関わるのが億劫になっていって一人が楽って思ってたけど、こっちに来てからそれは止めようって、今度はちゃんと人と関わっていこうって決めたのはいいけど、ここまで戻るものなのか?
あぁ、そうか…これ、皆と一緒に居るようになったからか…なんだかんだ温かくて、冷める暇もない関係で。
だからこうやって積極的に関わろうって強く思えるようになってきたのか…。
「ボクたちってそんなに頼りなさそうに見えるかなぁ?やっぱり…」
「これでも割と自信はあるんですけどね。兄さん達に話も聞いてたし」
「いや、二人が頼りないってわけじゃないよ、勇者として召喚されたんだからそれなりの力は持ってると思うし。だけどほら、ペルやチュチュが不安がってるから、ちょっとでも安心出来るようになれば…」
「っつーのはまぁ建前なんだけどなっ」
「可愛いぃ娘はぁ~放ってぇおけないぃ~んだよぉねぇ~?」
「ナオトさん、また増えちゃいますよ?」
「ウチらは別に構へんけどなっ」
「……また…賑や、か…に……なる、ね…………」
「ちょっ、何言ってんのっ!?勝手に建前とか言わないでくれるっ!?本音!本音だからちゃんとっ!!」
何言い出すんだ皆はっ、「可愛い娘には目がないんだからなーナオトは」みたいに決め付けてないかそれっ!
そりゃ、俺だって男なんだから少しは思うところもあるけど今回は無いよっ!
大変なことだろうなって心底思ってるから言ってるんだって!
折角さっきいい感じで皆が居るから、なんて思ってたのが水の泡だよっ!
「えへへ…ボクたち可愛いんだってー護璃っ」
「そ、そんなお世辞本気に取らないでよ攻瑠美…」
「そういうクルも満更じゃなさそうっチュよ?」
「にゃーも可愛い?可愛い?」
「ハァ…これはあれね、成るべくして成ったってことねー」
「そうみたいね…。これ、お願いしたの早まったかしら…?」
「おいおいナオトさんよぉ…オメーこんだけ綺麗ドコロ揃えといてまだ足りねぇってのかよ」
「だから違うって!あぁもうっアーネっ!いらんこと言うなよっこの流れでっ!」
「あー、ワリぃワリぃ。ちと調子にノリ過ぎたわ、クハっ」
それ全然悪いと思ってないだろっ!これどう考えてもいくら俺が気を付けようと皆が増やそうとしてるとしか思えないんだがっ!
いやホント待って、勇者はマジ洒落にならないと思うんですけどっ!そこんとこ分かってるのか皆っ!
「まぁまぁ、そこは今後の成り行きってことでとりあえず置いておいて、どう?わたし達の手伝いとか要らないかな?」
「要らなくないっチュ!大歓迎っちゅよ!」
「にゃーも賛成にゃっ!助かるにゃーっ」
「それじゃぁ~決まりかなぁ~。私もぉ支援~頑張るよぉ~。回復はぁ~任せてぇねぇ~」
「なんかゴメンねー…ボクたちのために……」
「気にすることあらへんて。こうして知り合ったんや、協力出来ることならさせてもらうて」
「……わたし、も………協力、する…よ………」
「ありがとうございます、それじゃ遠慮なく。よろしくお願いします」
「はい、じゃあ決まりみたいだしあとは私が引き継ぐわね、ジェリル」
「そうね、仲間も加えてもらえるんだからお願いするわ」
「んじゃ早速俺らの国に招待するぜ。お嬢、戻りは急ぎじゃなくてもいいんだから酷使すんのはヤメとけよ。嫌われちまうぜ?精霊達によ」
「しないわよっ!それにちゃんと謝ったし!」
「へいへい、そーゆーことにしときますかぁ」
……凄く納得いかない纏まり方した…。
なんかもう始まる前からやる気削がれた感が…アップダウン激しすぎて。
とは言っても何とか力になってあげたいってのは本心なので、付いていきますけどね。
次はエルフの国か…どんな感じなんだろ?
やっぱり木の上とかに家があったりするんだろうか。
あと、仲間になってくれるっていう子達も気になるところではある。
とにかく行くと決めたからにはしっかりやることやろう。
そうそう、こんだけワイワイ話してた中、ラナの膝の上でイアみたいに余計な事もせず、狼だけど借りてきた猫のように黙って大人しくしていたラン、お前には後でご褒美をあげよう、うん。
0
お気に入りに追加
1,654
あなたにおすすめの小説
異世界 無限転生!
アッキー
ファンタジー
女神(無限転生女神ディーネ)から、転生させて貰った、オッサンが、ディーネの担当する異世界に、若返って、転生し、ディーネより、いくつものスキルをもらい、面白おかしく生きていく。
主人公は、生前から、ディーネのお気に入りだったようで、転生してからも、何かと、お節介を焼いてしまうようである。そんな女神様からの(加護?)を受けて、異世界を堪能しながら、生きていく話でもある。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界でのんきに冒険始めました!
おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。
基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。
ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
ここ掘れわんわんから始まる異世界生活―陸上戦艦なにそれ?―
北京犬(英)
ファンタジー
第一章改稿版に差し替中。
暫く繋がりがおかしくなりますが、ご容赦ください。(2020.10.31)
第四章完結。第五章に入りました。
追加タグ:愛犬がチート、モフモフ、農業、奴隷、少しコメディ寄り、時々シリアス、ほのぼの
愛犬のチワワと共に異世界転生した佐々木蔵人(ささき くらんど)が、愛犬プチのユニークスキル”ここ掘れわんわん”に助けられて異世界でスローライフを満喫しようとします。
しかし転生して降り立った場所は魔物が蔓延る秘境の森。
蔵人の基本レベルは1で、持っているスキルも初期スキルのLv.1のみ。
ある日、プチの”ここ掘れわんわん”によりチート能力を得てしまいます。
しかし蔵人は自身のイメージ力の問題でチート能力を使いこなせません。
思い付きで農場をチート改造して生活に困らなくなり、奴隷を買い、なぜか全員が嫁になってハーレム生活を開始。
そして塒(ねぐら)として確保した遺跡が……。大きな陰謀に巻き込まれてしまいます。
前途多難な異世界生活を愛犬や嫁達と共に生き延びて、望みのスローライフを送れるのだろうかという物語です。
基本、生産チートでほのぼの生活が主体――のはずだったのですが、陸上戦艦の艦隊戦や戦争描写が増えています。
小説家になろう、カクヨムでも公開しています。改稿版はカクヨム最新。
このステータスプレート壊れてないですか?~壊れ数値の万能スキルで自由気ままな異世界生活~
夢幻の翼
ファンタジー
典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。
男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである神様からのお告げも貰えない状態に戸惑う。
それでも気を取り直して強く生きようと決めた矢先の事、国の方針により『ステータスプレート』を作成した際に数値異常となり改ざん容疑で捕縛され奴隷へ落とされる事になる。運の悪い男だったがチート能力により移送中に脱走し隣国へと逃れた。
一時は途方にくれた少年だったが神父に言われた『冒険者はステータスに関係なく出来る唯一の職業である』を胸に冒険者を目指す事にした。
持ち前の運の悪さもチート能力で回避し、自分の思う生き方を実現させる社畜転生者と自らも助けられ、少年に思いを寄せる美少女との恋愛、襲い来る盗賊の殲滅、新たな商売の開拓と現実では出来なかった夢を異世界で実現させる自由気ままな異世界生活が始まります。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる