上 下
134 / 214
第五章 姫達の郷帰りと今代の勇者達

#05 やっぱり漂流者は

しおりを挟む


 衣装合わせが終わった後、次の予定だったマニファニの取材に向かった。
 そうそう、何故か俺も変装させられた…マリシアラのマネージャーってことにされて。
 カッツと似たようなスーツ姿っぽい格好で、皆に付いていくことに。
 俺はスキルがあるからそれで自由に動き回ろうと思ってたんだけど、最初からスキルを使ってると解除した時関係者じゃないって丸分かりだし、そこにいても違和感無い格好してた方が怪しまれないだろうし、スキルを使ったり解除するのも融通がききそうだから、これはこれで良しってことで納得することにした。

 マニファニの取材は一時間程で終わり、その後リハーサルの為ステージのある場所へ直行、そこで俺達も新人としてマニファニの見学ということで関係者扱いにしてもらいパスを取得して、これで堂々と出入り出来るようになった。
 カッツが事前に調整してくれてたこともあり、スムーズに事が運んだ。

 リハまではまだ少し時間があるらしく、じゃあ楽屋で待とうってことになり、全員で楽屋に向かっていたら、途中でいろんな人─スタッフだったり同じステージに立つ出演者だったり─にすれ違う度こっちに視線が集中した…マニファニだけじゃなくマリシアラまで居るんだからいつもより倍は目立ってるんだろうな、と。

 そんな中、俺達に声を掛けてきた一組のグループが。

「おっと…これはこれは。マニファニも明日のステージに出るのか?」

「げっ」

「あ、ガンバレ」

 …ん?ファミが怪訝な表情してる。
 ニアはいきなり応援しだしたぞ?
 ちょっとイントネーションおかしいけど。

「チッチッチッ、ニアちゃん、違うっていつも言ってるだろう。俺達は『ガンズバレット・スナイパーズ』、ガンスナだって」

「そーだっけ?うーん、どっちでもいいよー」

「相変わらずだなぁ、ニアは。まぁ、そこがカワイイんだけどな」

 応援じゃなくて目の前にいるイケメン三人グループの略称だった。
 こいつ等も出演者ってことか。
 如何にもバンドマンって感じの格好してる…見た目的にさぞかし女性ファンは多いんだろうな。

「響也君達も出るんだー」

「ああ。魅音達が出るとは思わなかったぜ。最近は単独ライブばっかだっただろ?」

「うん、そうだけどみんなとワーってやるのも好きだからっ」

「フッ、魅音らしいな。んじゃ今回は俺等も気合い入れてっかな。ところで、そっちのカワイ娘ちゃん達も出演者か?」

「あー、彼女達は出ないよー。まだ新人で今日は私達の見学なんだー」

「へぇ…新人、ねぇ…。だったら尚更気合い入れてかねぇとな。俺達のステージも見てけよ」

「そうだねっ、後で見せてもらおっかなっ?」

「おう、遠慮しねぇで存分に見てけよ。んじゃ、後でな」

 そう言って立ち去っていったガンスナの三人。
 ステージ見てけとか、よっぽど自信あるんだろうな…リーダーらしき男は名前からして漂流者っぽいし。
 ちょっと姫達を舐め回す感じで見てたような気がしたけど。

 話し掛けられたのはそれだけで、後は何事も無く楽屋まで辿り着いて、リハの出番までここで待つことに。
 流石にこの人数で入るとちょっと狭く感じる。
 席も全員分無いから俺達は壁際に立ったままだ。

 ファミが席に着いた途端、グチっぽく零し始めた。

「はぁー…アイツらまで出るとか、テンション下がるわー」

「なして?」

「んー?あー、いや、どうもあの手の奴らは苦手でさ…。あからさまに見た目前面に押し出してるって感じな」

「演奏技術は凄いんだけどね」

「そーなんだよなー…そこがまた気に食わねーっつーか…」

「ファミは気にし過ぎだよーっ。別に普通だよ?響也君達は」

「わたしも特に気にならないかなー」

「そうかなぁ…。わたしもファミちゃんと同じでちょっと苦手かもぉ…」

 うーん…魅音とニアは特に気にならないみたいだな。
 ファミとニナが苦手意識持ってるっぽい。
 俺も去り際のあの目がちょっと気になったな…。
 漂流者だし一応注意しとこうか。

「さて、それじゃ俺はちょっと見回ってくるよ。みんなはマニファニのこと頼むな」

「了解。ちとこの格好がまだ慣れねぇけど…」

「付いてるだけなら何とかなるかな?」

「うん~頑張ってぇみるぅ~」

「……マスター、も……気を、付けて………」

「よろしく。リオもありがとな」

 今日はリハーサルだから当然本番とは違うけど、建物の構造とか確認しとくのと、怪しそうな人が居ないか少し見ておこうかと、単独行動することにした。
 マニファニの皆は姫達に任せて。


 しれっとマネージャーです、って感じでいろいろ歩き回った結果、特にこれといって何も無かった。
 建物内の造りもそれ程複雑なわけでも無く、スタッフや出演者も至って普通で、一番気になったのがガンスナだったっていう。

 一通り回った後、楽屋まで戻って来たら誰も居なかった…多分リハーサルの順番が回ってきたからステージの方に行ったんだろう、姫達も一緒に。
 俺もそっちに行こうかと思ったけど、ここにマニファニの私物が置いてあることもあって、念の為皆が戻って来るまでここで張っておこうと影躯隠シェイフィードで身を隠すことにした。

 身を隠してから10分程経った頃だろうか…室内には特に異変も無く、流石に今日は無いかな?なんて思い始めてたら、楽屋の扉の開く音が。
 リハが終わって皆が戻って来たんだろう、だったらもう隠れる必要は無いなってことで影躯隠シェイフィードを解除しようとしたら、入って来たのはマールと…ガンスナの響也って奴の二人だけだった。

 ん?何でこの二人が?しかもマニファニの楽屋に…。
 とりあえず様子を見る為このまま身を隠すことにして二人をよく見てみたら、どうもマールの様子がいつもと違う感じがして胸騒ぎが…。

 そんな中、二人が話し始めて、俺は胸の鼓動を抑えつつ聞きに徹した。


「マールって言ったよな、お前等ホントに新人なのか?」

「う、ううん…違うぅよぉ~。わたし達はぁ音楽とかぁ出来ないぃしぃ~」


 っ!?何でそんなすんなり応えてるんだマールっ。
 やっぱり何かおかしいっ!


「へぇ…それじゃ、何でマニファニと一緒にいるんだ?」

「それはぁ…マニファニのぉみんなからのぉ依頼でぇ~、護衛してるからぁだよぉ~」

「護衛か、なるほどな。ってことは、お前等冒険者なんだな」

「…うん~」

「ふーん…そういうことか。あのマネージャーっぽい漂流者もか?」

「そう~、わたし達のぉパーティーのぉ~リーダーだよぉ~」

「そうか。ならこの依頼、もう必要無いってソイツに言いな。それは俺達の役目だってな」

 何を言ってるんだコイツは。
 なんでそれがお前等の役目なんだよ。
 そんな命令、マールが聞くわけ…

「…分かったぁ~、言ってぇみるぅ~」

 …は?おいマールっ、ホントにどうしちまったんだよっ!
 これ絶対何かおかしい…っ!

「フッ、聞き分けのイイ娘は好きだぜ…」

「…んっ(ビクッ」

 
 響也がそう言ってマールの頬に手を当てた。
 マールはそれを何の抵抗もせずに受けている…。

 ちょっと待て、俺は今何を見せられているんだ?
 あのマールが、こんなすんなり俺以外の男を受け入れることって…あるのか?まさかそんな…。


「前払いだ、ここで少し可愛がってやるよ…」

「やぁ~っ、誰かぁ来ちゃうぅよぉ~…こんなぁところじゃぁ~ヤダよぉ……」

「大丈夫だって。マニファニのリハは始まったばっかりだし、な」

「でもぉ…ひゃうぅっ!」

 響也が頬に当てていた手をマールの黒兎耳に持っていき、さわさわと撫でる。
 マールは身体をビクつかせ、頬を赤く染めその感覚を耐えているように見える。


 その時点で、俺はキレた。

 アコぉっ!状況確認っ!!


[現在の状態および原因を表示]


【ステータス】
《識別》
 名前:マールオリザロレッタ
 状態:魅了(対象:相良 響也)


《識別》
 名前:相良 響也
《技能》
 固有:分割譲渡(-)
 補助:魅了チャーム(2)



 クッソ、何でこうロクでもない奴ばっかなんだよっ!
 俺の嫁に手ぇ出すとか覚悟出来てんだろうなぁっ!!

 すぐさま響也の後ろに回り、影躯隠シェイフィードを解除して肩に手を置きマールから引き剥がし、封闇陣シルクワイトを直接打ち込んだ…魅了チャームを封印するために。


「そこまでにしとけよ…。それ以上やるなら俺も何するか分からないからな」


「「っ!?」」


 いきなり現れた俺に二人共驚愕の表情を浮かべ、身体を硬直させた。

「なっ!お前、どこから…」

「そんな事はどうでもいいだろ。ほら、とっとと出てけよ」

「んだよっ、お前「出てけって言ってるだろ?」…くぅっ!」

 肩を握り潰すように置いていた手に力を込めながら、響也を睨む。
 耐えてはいるが苦痛に顔を歪める響也。
 
 徐々に力を込めていき、やがて耐えられなくなったんだろう、響也が叫ぶように応える。

「ぐぅぅ…わっ、分かったっ!出て行くっ!出て行けばいいんだろっ!」

 肩の手に力を入れたまま出口まで向かわせ、響也が扉を開けた瞬間、外へ突き出し勢い良く扉を閉めた…そしてその場で少し心を落ち着かせるため、目を閉じ軽く深呼吸をして、ゆっくりマールの方に振り向いて近くに歩み寄る。

 マールは…顔面蒼白にしてその表情を歪め、身体をガタガタ震えさせながら近寄る俺を見ている。

「……わた…わた、し…は……何、を…………」

 アイツの魅了チャームを封印したことでマールに掛かっていた効果も切れたんだろう。
 だけど、正気に戻っても自分の言動は覚えているみたいだった。

「っ!ナっ、ナオちゃんっ!違っ、アレは…っ」

 我に返って自分が何をしたのか気付いた途端、俺に飛び掛かるような感じで寄って来て言い訳を始めようとするマール…相当動揺してるんだろう、口調も変わってる。
 そんなマールを俺は抱き寄せて、胸でその口を塞いだ。

「…大丈夫。分かってるから……」

 抱き締める力を少しだけ強くして、マールを落ち着かせようとそっと頭を撫でる。
 俺も…フラッシュバックしかけたトラウマによって早鐘のように打っていた心臓を鎮めるために、マールを抱き締め、撫でている感触に集中した。

 そんなに時間も掛からず、マールが嗚咽を漏らし始めた…胸に押さえ付けてるからくぐもった声で、ごめんなさい、ごめんなさい…と謝りながら。

 暫くの間、お互いに落ち着くまでそうしていたら、泣き止んだマールがもぞもぞしだしたから、腕の力を少し緩めてあげると、顔を上げて俺を見つめてきた…瞳はまだ潤んだまま、目の周りを赤くして。

「……わたし、は…どう、すれば、いい…の……?」

「…何も。いつものマールでいてくれれば、それでいいよ」

「けどっ、ナオちゃんのことっ、裏切るようなマネして…っ」

「マールの本心じゃないって分かってるから。まぁ、かなり抉られたけど…」

 あんな光景は二度と見たくないって。
 生憎とそっちの性癖は無いので。
 実際あれを見て逃げ出した俺は間違い無くチキンなんだろう…あの時どうやって家まで辿り着いたのか全く記憶に無かったんだよな…よく無事だったもんだ。

「ほらっ、やっぱりそうでしょう…っ。どうしたらいいの?わたし……」

 また、くしゃっと顔を歪めて涙を零しそうになるマール。
 このままじゃマールも収まらないんだろうな…かと言って、マールのせいじゃなくてスキルのせいだって分かりきってるし…。
 仕方無い、ちょっと強引だけど…。


「えっと、じゃあさ。このイヤな胸のドキドキを、違うドキドキに変えてほしい、かな…」

「…違う、ドキドキ…?」

「うん。マールが、俺をドキドキさせてくれる?」

「それって、どうやって……あっ」

「多分それで合ってるよ。ただ、普通のじゃ中々変えられないかも」

「……それで、ナオちゃんは…許してくれる、の…?」

「許すも何も、最初からそんなものは無いよ。マールがそうしてくれると大丈夫になるってだけで」

「………うん、分かった…。わたしが、ナオちゃんのドキドキ、変えてあげる…ね」


 そう言って、マールが俺に顔を近付けて…俺の唇を塞ぐ。

 誰も居ない二人きりの楽屋で、長くて深いキスを交わし…俺の胸の鼓動をトラウマから解放してくれた。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界 無限転生!

アッキー
ファンタジー
女神(無限転生女神ディーネ)から、転生させて貰った、オッサンが、ディーネの担当する異世界に、若返って、転生し、ディーネより、いくつものスキルをもらい、面白おかしく生きていく。 主人公は、生前から、ディーネのお気に入りだったようで、転生してからも、何かと、お節介を焼いてしまうようである。そんな女神様からの(加護?)を受けて、異世界を堪能しながら、生きていく話でもある。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、  どちらが良い?……ですか。」 「異世界転生で。」  即答。  転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。  なろうにも数話遅れてますが投稿しております。 誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。 自分でも見直しますが、ご協力お願いします。 感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

異世界でのんきに冒険始めました!

おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。  基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。  ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

ここ掘れわんわんから始まる異世界生活―陸上戦艦なにそれ?―

北京犬(英)
ファンタジー
第一章改稿版に差し替中。 暫く繋がりがおかしくなりますが、ご容赦ください。(2020.10.31) 第四章完結。第五章に入りました。 追加タグ:愛犬がチート、モフモフ、農業、奴隷、少しコメディ寄り、時々シリアス、ほのぼの  愛犬のチワワと共に異世界転生した佐々木蔵人(ささき くらんど)が、愛犬プチのユニークスキル”ここ掘れわんわん”に助けられて異世界でスローライフを満喫しようとします。 しかし転生して降り立った場所は魔物が蔓延る秘境の森。 蔵人の基本レベルは1で、持っているスキルも初期スキルのLv.1のみ。 ある日、プチの”ここ掘れわんわん”によりチート能力を得てしまいます。 しかし蔵人は自身のイメージ力の問題でチート能力を使いこなせません。 思い付きで農場をチート改造して生活に困らなくなり、奴隷を買い、なぜか全員が嫁になってハーレム生活を開始。 そして塒(ねぐら)として確保した遺跡が……。大きな陰謀に巻き込まれてしまいます。 前途多難な異世界生活を愛犬や嫁達と共に生き延びて、望みのスローライフを送れるのだろうかという物語です。 基本、生産チートでほのぼの生活が主体――のはずだったのですが、陸上戦艦の艦隊戦や戦争描写が増えています。 小説家になろう、カクヨムでも公開しています。改稿版はカクヨム最新。

このステータスプレート壊れてないですか?~壊れ数値の万能スキルで自由気ままな異世界生活~

夢幻の翼
ファンタジー
 典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。  男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである神様からのお告げも貰えない状態に戸惑う。  それでも気を取り直して強く生きようと決めた矢先の事、国の方針により『ステータスプレート』を作成した際に数値異常となり改ざん容疑で捕縛され奴隷へ落とされる事になる。運の悪い男だったがチート能力により移送中に脱走し隣国へと逃れた。  一時は途方にくれた少年だったが神父に言われた『冒険者はステータスに関係なく出来る唯一の職業である』を胸に冒険者を目指す事にした。  持ち前の運の悪さもチート能力で回避し、自分の思う生き方を実現させる社畜転生者と自らも助けられ、少年に思いを寄せる美少女との恋愛、襲い来る盗賊の殲滅、新たな商売の開拓と現実では出来なかった夢を異世界で実現させる自由気ままな異世界生活が始まります。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。

ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった 16歳の少年【カン】 しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ これで魔導まで極めているのだが 王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ 渋々それに付き合っていた… だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである ※タイトルは思い付かなかったので適当です ※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました 以降はあとがきに変更になります ※現在執筆に集中させて頂くべく 必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします ※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください

処理中です...