上 下
105 / 214
第四章 皇都グラウデリアへ

#14 悪寒の先に

しおりを挟む


 風呂上がり…俺なりに死力を尽くして皆の猛攻を耐え切り、風呂に入って疲れを癒やすはずが何故か逆に疲れ果ててしまったというあべこべな入浴を初体験した後、夕食までご馳走になってしまった。

 俺がこんなに疲弊してるのに、何故か皆は充足感と歓喜に満ちた顔で晩餐を楽しんでるし。
 リオだけはやっぱり表情変わってなかったけど、充足感だけは纏った雰囲気で何となく分かったよ…。

 ちなみに魔力まで使ったからステータス変わってるんじゃ?と思ってアコに聞いたら、


[《能力値》
  魔力:気持ち減ったんじゃないかな?かな?]


 とか返ってきた。

 いい加減ツッコむのもどうかと思ったんだけど、条件反射でツッコんでしまったら、[仕様です]って返されたよ…。
 けど、俺はイレギュラーらしいからもうどうしようもないんだよな、きっと。
 そう思ってそれ以上ツッコむのは諦めた。


 九つ鐘が鳴って一時間後くらいに俺達はお暇した…元の世界の時間で夜8時くらいのはずだから結構な時間お邪魔してた事になる。
 ゲシュト様とかは全然気にしてないみたいだったけど。
 
 明日の件をよろしくお願いされて、俺達全員公爵家を後にした。


 弘史達とは泊まってる宿が違うから途中で別れて、俺達は全員でメルさんの宿へ。

 何で全員かというと、今朝マールが四人部屋から六人部屋に移るようミルに言って手配したそうだ…いつの間にそんな事してたんだか。
 だから今日はラナとリズも宿に泊まれるってわけだ。

 またメンバー会議でも開くんだろうか…いや、別に楽しそうだなぁとか、俺も入れて欲しいとか、ちょっと寂しいなぁなんて思ってないよ?ミドリムシサイズくらいしか。

 そんなこと考えながら皆のちょっと後ろに付いて歩いていたら…ふと視界の端に人影が入り込んできて、何気無くその人影を視界に入れようと顔を向けたら……四人程で歩いてる固まりを見付けた。

 何となく気になって暗いながらもよく目を凝らして見てみると、男一人と女性三人のグループらしい。

 その女性の内の一人が、ファルに良く似てる…っていうか、ファル本人じゃないか?あれ。
 それに男の方は…スーツ姿の男だったから、今朝情報開示局ですれ違った漂流者っぽい気がする。

 何だろ?こんな時間まで仕事してるんだろうか…いや、でも他の人も居るしそれはないか。
 とか思ってる内にそのグループは建物と建物の間の脇道に入っていって見えなくなった。


「ナオ、どないしたん?」

 前を歩いてたシータが後ろに振り返って、あらぬ方向を見てた俺にどうしたのかと尋ねてきた。

「ん?あぁ、いや、ちょっと知ってる人っぽいのを見掛けて」

「知ってる人?」

「うん、ファルに似た人」

「ふーん…どこ?」

「いや、もう見えなくなった」

「この時間なら仕事帰りに一杯やってたんかな?」

「そうかもな…」

 暗かったし、はっきりファル本人と断定出来たわけじゃないからな…まぁ、相手が漂流者ってところはちょっと気になるけど、大丈夫だよな…?

「どーしたのよー二人とも。置いてっちゃうよー」

 シータと話してて歩く速度が落ちてたらしく、前を行く皆と少し距離が空いてたっぽい。
 リズが気付いて俺達を呼んでくれたから少し早歩きで皆に追い付いて、そのまままた宿への道を進んで行った。


 メルさんの宿に着いて、皆はマールが取り直した部屋へ移動したんだけど、俺も六人部屋が気になったから少しだけお邪魔することに。
 流石に六人部屋だけあって、かなりの広さだった…ベッドは三つ、三人掛けのソファー二対とテーブル、それにドレッサーと収納棚まで付いてて…長期滞在用なんだろうな、きっと。
 姫達の荷物も元の部屋から運ばれてたみたいで、部屋の片隅に固めて置いてあった…そこまで頼んでたのかマールは。

 サラッと部屋の中を見せてもらって俺はすぐ自分の部屋へ戻り、着の身着のままベッドの上にゴロンと横たわったんだけど、何かこう、ザワザワというか、落ち着かなくて妙に心臓がドキドキする感じがさっきから…ファルっぽい人を見掛けてからずっとしてる…。

 これ、昔同じ様な感じになった記憶があるんだけど…いつだったか。


 ………あ、思い出した。

 というか、思い出したくなかった……。


 高校時代から付き合ってた彼女と、親友と一緒に卒業後田舎から同じ都市に出て来て、皆それぞれ違う大学、専門学校に通ってた頃…殆ど高校の延長で三人つるんでよく遊んでたんだけど、半年くらい経ったある日、学校帰りに親友の家に行こうとチャリで向かったら留守で、俺の彼女の所にでもいってるんだろうかと思って、あの頃は当然スマホなんて無くて、携帯もまだ普及してなかったから近くの公衆電話を使って電話したら、親友は来てないって言われて…。
 じゃあ今日はいいやって真っ直ぐアパートに帰ろうとしたんだけど、何となく帰り道ついでに彼女のマンションに寄ったら、彼女の自転車の隣に親友の自転車が置いてあったのを見ちゃって…。

 嫌な予感がして彼女の家の近くにある公衆電話から、もう一度彼女に電話して親友のことを聞いたらやっぱり居ないし来てないって言われた。

 それならこの自転車の意味は…って、それを確かめたくて、行くことも伝えず彼女のマンションの部屋へ行って持ってた合鍵でドアを開けて中に入ったら……。



   
 そうだ、あの時電話で彼女に嘘付かれたことを知った時の焦りと不安と不信と怒りと…いろんなものがごちゃまぜになった感じと似てる…。

 何で今その感じがするのかは全く分からないけど、でもこの感じが良くないってことだけは何となく分かる。

 ダメだ、一度こうなったら確かめないと絶対落ち着かない、確かめた後のことはその時考えればいい…あの時と同じ感じはするけど状況は全く違うんだから、立ち直るようなことをしなくちゃいけない、なんてことにはならないはず…。

 居ても立っても居られなくなった俺はベッドから飛び起き、さっきファルらしき人を見掛けた場所まで転移した。





―・―・―・―・―・―・―・―





 転移してきた俺はまずファルの居場所を確かめようとアコに訊ねた。

 アコ、ファルの居場所は分かるか?


[対象者:ファルシェナの位置をマップ上点滅表示]


 マップを確認してみると、さっき消えていった脇道の更に先、建物の隙間を縫うように右へ左へを何回か折り返し曲がった所にある建物の中に居るらしい。
 マーカーは点滅してるファルのやつも含め4つ、2つはファルから少しだけ離れた位置に、残りは…点滅してるファルのマーカーとほぼ重なっていて…。

 激しい焦燥感と悪寒が一気に駆け上り、考えるより先に脚が動き出していた。


 表示されてる場所に辿り着くと、そこは如何にもな安宿で、セキュリティなんて微塵も感じさせない建物に見える。
 とは言ってもまともに正面から入って誰かに見つかるとそれだけで手間だし、とにかく急ぎたかったからここは闇黒魔法を頼る事にした。


(〔影躯隠シェイフィード〕)


[闇黒魔法・影躯隠シェイフィード(笑):自身の姿を、気配を含め全て闇影に隠す]


 姿と気配を完全に隠し、正面ドアから堂々と中に入り目的の部屋へ一直線に向かう。
 受付カウンターには誰も居らず、部屋に向かうまでの階段や廊下でも誰にもすれ違ったりしなかったから、姿を消す必要は無かったかもしれない。

 部屋の入口まで来て影躯隠シェイフィードを解除した後、ドアを開けようとしたら、当然の如く鍵が掛かっていた。

 鍵開けなんてスキルは勿論持ってないから力技でドアを開け、部屋の中に飛び込んだら──




 ──部屋の隅に下着姿で立ったまま震えている女性が二人、そして…ベッドの上に仰向けに横たわっている裸の男の上に何も身に着けず跨り、今まさに腰を下ろそうとしているファルの姿があった。



「っ!?誰だっ!お「〔影操縛シェルトバイン〕っ!!」」



 男が部屋に入って来た俺に向かって誰何してきたのを遮り、問答無用で闇黒魔法を使う。


[闇黒魔法・影操縛シェルトバイン(笑):自身の影を自在に操り、対象をその影で絡め縛る]


 俺の影が一直線にファルへ向かって伸びていき、ファルの身体に黒い蛇の如く絡み付く。
 その影をファルに絡め付けたまま、男の上から引き剥がすように俺の元まで引き戻す。

 引き戻したファルを抱き止めて顔を見ると…涙の跡が頬に残っていて、ファルも悲痛を浮かべたまま俺を見上げ、俺だと分かったんだろう、か細い声で名前を呼んできた。


「ナ…ナオト、様……」


 アコっ!原因と状態表示!!


[現在の状態および原因を表示]


【ステータス】
《識別》
 名前:ファルシェナ
 状態:隷属(強制)


《識別》
 名前:ウェナヴェナルーチェ
 状態:隷属(強制)


《識別》
 名前:滝 優里香
 状態:隷属(強制)


《識別》
 名前:吉澤 和昭
《技能》
 固有:隷属使役(↓)



 っ!?フッざけんなっ!
 お前は同じ人間を無理矢理使役すんのかよっ!自分の欲望の為だけにっ!
 しかも同じ漂流者までいるじゃねーかっ!!

 んなことに使ってるから効果ダウンしてんじゃねーのかっ!あぁっ!!

 お前みたいな奴が持ってていいスキルじゃねぇぇ!!


「おっ、お前達っ!そいつを「煩ぇっ!〔封闇陣シルクワイト〕っ!!」なっ、何だっ!?」


 ベッドの上で上半身だけ起こしてきた男─吉澤に掌を向け闇黒魔法を放つ。

 俺の掌から黒い闇が吉澤に向かっていき、それが吉澤の身体の中へ吸い込まれるように消えていった。


[闇黒魔法・封闇陣シルクワイト(笑):対象と定めた、如何なるものをも闇に封じる。封じられたものは如何なる方法でも闇を払う事は出来ず、封印を施した者以外には解除不可能]


[対象のスキル封印・状態解除を確認]


【ステータス】
《識別》
 名前:吉澤 和昭
《技能》
 固有:〔封〕隷属使役(✕)


《識別》
 名前:ファルシェナ
 状態:疲労(肉体・精神)


《識別》
 名前:ウェナヴェナルーチェ
 状態:疲労(精神)


《識別》
 名前:滝 優里香
 状態:疲労(精神)



「お前のそのスキル、もう使えねぇからなっ!こんな使い方したんだ、自業自得だと思えっ!」

「なっ!?そ、そんな…バカな……」


 ぶつくさ言ってベッドの上で呆然としてる吉澤を無視して、俺はファルを抱いたまま残りの二人に近付き、有無を言わさずファルと同じ様に纏めて腕の中に収めてこの場から転移した。





―・―・―・―・―・―・―・―





「でねっ、その時ナオトがさー…」


シュンッ!


 転移先は皆の部屋にした…あんな事があってまた同じように男といるより、絶対同性といた方がいいと思ったから。


「うおあっ!?なっ、何だよいきなり……って、ファルっ!?どうしたっ!!」

「ウ、ウェナまでっ!?」

「えっ!?ユリカさんも…っ!?」


 いきなり現れてきた俺達に皆はそれぞれ驚いていたけど、まずは彼女達をどうにかしないと、と思って空いてるベッドのシーツを剥ぎ取りウェナと優里香さんの二人に纏めてそれを掛けてあげて、ファルにはダルクダージュだけパージして、ブラウシェーダのロングコートを脱いで、それを掛けてやった。

 三人をそのまま空いてたベッドに座らせて、俺は……


「三人共、済まないっ」


 …とにかくまず頭を下げた。


「…ナ、ナオト…様……?」

「…ど、どうして、お兄さんが、謝る、の…?」

「…俺も、アイツと同じ…漂流者だから……」

「…ですが、貴方は私達を救けてくださいました…。私は、この世界に来ても、また同じ様に幸せを奪われるのかと……うぅぅ………」

 そう言って優里香さんが嗚咽を漏らし始めた。
 それにつられるようにファルやウェナも涙を零し始めた…。


 泣き始めた三人に、ファルにはシータが、ウェナにはマールが、そして優里香さんにはラナが、それぞれ傍に寄っていく。
 何かあったのは一目瞭然、聞きたいことは山ほどあるだろうけど、それより泣いている彼女達を放っておけず傍に寄り添ってくれる彼女達のその優しさに、俺も救われたような気がした…。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界 無限転生!

アッキー
ファンタジー
女神(無限転生女神ディーネ)から、転生させて貰った、オッサンが、ディーネの担当する異世界に、若返って、転生し、ディーネより、いくつものスキルをもらい、面白おかしく生きていく。 主人公は、生前から、ディーネのお気に入りだったようで、転生してからも、何かと、お節介を焼いてしまうようである。そんな女神様からの(加護?)を受けて、異世界を堪能しながら、生きていく話でもある。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、  どちらが良い?……ですか。」 「異世界転生で。」  即答。  転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。  なろうにも数話遅れてますが投稿しております。 誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。 自分でも見直しますが、ご協力お願いします。 感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

異世界でのんきに冒険始めました!

おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。  基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。  ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

ここ掘れわんわんから始まる異世界生活―陸上戦艦なにそれ?―

北京犬(英)
ファンタジー
第一章改稿版に差し替中。 暫く繋がりがおかしくなりますが、ご容赦ください。(2020.10.31) 第四章完結。第五章に入りました。 追加タグ:愛犬がチート、モフモフ、農業、奴隷、少しコメディ寄り、時々シリアス、ほのぼの  愛犬のチワワと共に異世界転生した佐々木蔵人(ささき くらんど)が、愛犬プチのユニークスキル”ここ掘れわんわん”に助けられて異世界でスローライフを満喫しようとします。 しかし転生して降り立った場所は魔物が蔓延る秘境の森。 蔵人の基本レベルは1で、持っているスキルも初期スキルのLv.1のみ。 ある日、プチの”ここ掘れわんわん”によりチート能力を得てしまいます。 しかし蔵人は自身のイメージ力の問題でチート能力を使いこなせません。 思い付きで農場をチート改造して生活に困らなくなり、奴隷を買い、なぜか全員が嫁になってハーレム生活を開始。 そして塒(ねぐら)として確保した遺跡が……。大きな陰謀に巻き込まれてしまいます。 前途多難な異世界生活を愛犬や嫁達と共に生き延びて、望みのスローライフを送れるのだろうかという物語です。 基本、生産チートでほのぼの生活が主体――のはずだったのですが、陸上戦艦の艦隊戦や戦争描写が増えています。 小説家になろう、カクヨムでも公開しています。改稿版はカクヨム最新。

このステータスプレート壊れてないですか?~壊れ数値の万能スキルで自由気ままな異世界生活~

夢幻の翼
ファンタジー
 典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。  男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである神様からのお告げも貰えない状態に戸惑う。  それでも気を取り直して強く生きようと決めた矢先の事、国の方針により『ステータスプレート』を作成した際に数値異常となり改ざん容疑で捕縛され奴隷へ落とされる事になる。運の悪い男だったがチート能力により移送中に脱走し隣国へと逃れた。  一時は途方にくれた少年だったが神父に言われた『冒険者はステータスに関係なく出来る唯一の職業である』を胸に冒険者を目指す事にした。  持ち前の運の悪さもチート能力で回避し、自分の思う生き方を実現させる社畜転生者と自らも助けられ、少年に思いを寄せる美少女との恋愛、襲い来る盗賊の殲滅、新たな商売の開拓と現実では出来なかった夢を異世界で実現させる自由気ままな異世界生活が始まります。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。

ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった 16歳の少年【カン】 しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ これで魔導まで極めているのだが 王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ 渋々それに付き合っていた… だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである ※タイトルは思い付かなかったので適当です ※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました 以降はあとがきに変更になります ※現在執筆に集中させて頂くべく 必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします ※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください

処理中です...