5 / 20
チタンズルリン
しおりを挟む
ノーズダンジョン
「やったわ。これだけあれば、剣でも槍でも作り放題だわ」
大量に引き抜かれた木を見て、シルキドは歓喜している。
「でも、これだけ硬い木をどうやって加工するんだ?」
「ふふん。見ていなさい。そうね。これがいいわ」
ハナゲリュオンの木を見比べて、先に硬くて丸い根がついているものを選ぶ。
それをほかの木に叩きつけて、形を整えていく。数分で大きな金槌ができあがった。
「……すごいな」
「ふふん。どう?わがノーズ家は代々鍛冶師の家系なの。王家からも依頼されて、何本もの伝説の武器をつくったんだから」
褒められたシルキドは、そっくりかえって自慢した。
「ちょうどいいわ。あんたの武器もつくってあげる」
大金槌を振るって、ワルドの体格にあった、剣や槍を作っていく。木の槍しかもってなかったワルドは、ひょんなことから伝説の武器を手に入れることができた。
「ディミウスのいう通り、いい事があったな。これなら王都への旅も安心だ」
剣を振ってその感触を楽しむワルドに、シルキドが告げた。
「よし。準備もできたし、行くわよ」
「ああ」
そういって入口の方向に向かおうとするワルドを、シルキドは止めた。
「どこにいくのよ。私たちがいくのはこっち」
そういって、奥の方を指さす。
「えっ?でもそっちは最深部だぞ」
「どのみち帰り道はアシッドズルリンにふさがれているわ。行くしかないのよ。大丈夫。伝説の武器があるんだから、どんな魔物がでても平気よ」
大金槌を振り回しながらシルキドは進んでいく。ワルドは仕方なくついていくのだった。
ノーズダンジョンの奥へ奥へと歩いていくと。徐々に地下へと続いていく通路が現れる。あたりにはズルリンの姿もなくなって、不気味な雰囲気に包まれた。
「だ、大丈夫か?魔物すらいなくなったけど」
「そろそろオーラルダンジョンの領域に入るころだけど……
警戒しながら進んでいくと、天井から巨大なキノコのような魔物が垂れ下がっているのが見えてきた。
「なんだあれ?」
「うそっ……伝説のチタンズルリン?まさかこの目で見ることができるなんて……」
シルキドは、そのキノコをみて驚きのあまり固まっていた。
「はあ……また伝説のなんとかか」
「バカね。チタンズルリンめったに見られない貴重な魔物なのよ。外皮を硬いチタン金属で覆われていて、剣でも槍でも核を貫けない最硬の魔物として知られているわ。もし倒せたら、一匹でとんでもないレベルアップを果たせるのよ」
シルキドは無知なワルドに呆れながら、説明した。
「あの大きさ、おそらくあれがノーズダンジョンのボスね」
そう言いながら、油断なく大金槌を構える。
「このチャンスを逃すことはできないわ。行くわよ!」
「ち、ちょっと!」
ワルドが止めるのも聞かず、シルキドは大金槌を振りかざしてチタンズルリンに立ち向かっていった。
「えいっ!」
シルキドは渾身の一撃を放つ。しかし、魔力を込めた一撃は、硬いゴムに当たったかのようにはじき返された。
「キャッ!」
一撃の反動で、シルキドは跳ね飛ばされる。
「危ない!『空間クッション』」
ワルドは「空」の力を使い、シルキドをとりまく空間の空気密度をあげる。柔らかい空気のクッションに覆われて、シルキドはケガをしなくて済んだ。
「くぅ~硬い」
シルキドは歯ぎしりして悔しがる。チタンズルリンは、何もなかったように体をゆらゆら震わせていた。
「バカにするな!」
怒ったシルキドは何度も槌を振るって突撃するが、そのたびに跳ね返されるだけで相手にもされてなかった。
「だめだあれは……いくら攻撃しても、通用しそうにない」
シルキドの戦いを見て、力押しではだめだと判断する。
「なにかあいつの外皮を破れるものがあればいいんだけど……ディミウスは何か用意してないかな」
さう思って亜空間格納庫を探ってみると、なぜか柔軟薬が出てきた。
「もしかして、これをかければなんとかなるかも」
そう思ったワルドは、チタンズルリンめがけて薬瓶を投げつける。瓶が割れて、柔軟薬が降りかかった。
「フォォォォォ!」
薬剤がかかったチタンズルリンは、苦しそうに蠢動している。その核をまもっていた外皮も、さっきまで硬そうだったのに、液体のよう柔らかくなっていた。
「今だ!シルキド、一撃を放て!」
「なんだかわかんないけど、わかったわ!」
シルキドはありったけの魔力をこめて、槌の一撃を放つ。それはやすやすと外皮を打ち破り、核を破壊した。
「フォォォ……」
チタンズルリンは生気を失い、張りついていた天井から落ちる。そのままただの金属の塊となっていった。
「やったわね!」
「ああ!」
シルキドとワルドは、ハイタッチして喜びあう。倒れたチタンズルリンの魔力を吸って、二人のレベルは急激に上がっていった。
「すごい。一気に土魔法レベルが20に上がったわ。『錬金術』のスキルを覚えたみたい」
自分に身に付いた新たな力を感じ取って、シルキドははしゃぐ。
「えっと……俺も空魔法レベル20で、『緊急脱出(エグジット)』スキルが身に付いた?なんだこのスキル。あまり戦闘に役にたちそうにないな」
レベルが上がっても、攻撃的なスキルが身につかなかったので、ワルドは落ち込む。
「まあまあ。どうやらあんたの「空」の力は、補助に特化しているみたいだね。やっぱりあんたは私の荷物持ちになるべきね。冒険の旅に役立ちそう」
そういって、シルキドはワルドに笑いかけるのだった。
そのころ、アイリード村では、畑仕事を終えたディミスが自宅のベットでくつろいでいた。
鼻の奥がすっきりしたので、上機嫌に鼻歌をうたっている。
「まったく、あの『鼻茸』はやっかいだったよな。堕人族に駆除しろって命令しても「主の一部を手にかけるのは恐れ多いです」って手をださなかったし。まあ兄さんがなんとかしてくれたからよかったか」
そうつぶやくと、通りがよくなった鼻で息を吸い込む。
「よし。快調快調。これで兄さんたちも王都に早くつくだろう」
そうつぶやいて、にやりと笑うのだった。
ワルドが金属の塊となったチタンズルリンを亜空間格納庫に収納したとき、また突風が吹いた。
「うわぁぁぁぁ。またかよぉぉぉぉぉ」
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
二人は叫び声をあげながら、さらに奥へと飛ばされていく。そこは地獄へと通じる道のような、巨大な穴だった。
「おちるぅぅぅぅぅ」
絶叫をあげながら落ちていく。その途中で、大きな横穴が開いているのが見えてきた。風の流れはその横穴に吸い込まれていっている。
「あれがオーラルダンジョンか。くっ、あそこに行ければ……」
空気の流れに身を任せ、横穴に滑り込もうとする。
「よし。いける」
横穴に飛び込もうとした時、運悪くシルキドの体がぶつかってきた。
「うわぁ」
「きゃぁぁぁぁぁ!」
二人の体は、奈落の底に落ちていくのだった。
「あれ?そっちじゃないんだけどな。失敗した。仕方ない。駄人族に送り届けさせるか」
ディミウスは、そう独り言をいって肩をすくめるのだった。
「やったわ。これだけあれば、剣でも槍でも作り放題だわ」
大量に引き抜かれた木を見て、シルキドは歓喜している。
「でも、これだけ硬い木をどうやって加工するんだ?」
「ふふん。見ていなさい。そうね。これがいいわ」
ハナゲリュオンの木を見比べて、先に硬くて丸い根がついているものを選ぶ。
それをほかの木に叩きつけて、形を整えていく。数分で大きな金槌ができあがった。
「……すごいな」
「ふふん。どう?わがノーズ家は代々鍛冶師の家系なの。王家からも依頼されて、何本もの伝説の武器をつくったんだから」
褒められたシルキドは、そっくりかえって自慢した。
「ちょうどいいわ。あんたの武器もつくってあげる」
大金槌を振るって、ワルドの体格にあった、剣や槍を作っていく。木の槍しかもってなかったワルドは、ひょんなことから伝説の武器を手に入れることができた。
「ディミウスのいう通り、いい事があったな。これなら王都への旅も安心だ」
剣を振ってその感触を楽しむワルドに、シルキドが告げた。
「よし。準備もできたし、行くわよ」
「ああ」
そういって入口の方向に向かおうとするワルドを、シルキドは止めた。
「どこにいくのよ。私たちがいくのはこっち」
そういって、奥の方を指さす。
「えっ?でもそっちは最深部だぞ」
「どのみち帰り道はアシッドズルリンにふさがれているわ。行くしかないのよ。大丈夫。伝説の武器があるんだから、どんな魔物がでても平気よ」
大金槌を振り回しながらシルキドは進んでいく。ワルドは仕方なくついていくのだった。
ノーズダンジョンの奥へ奥へと歩いていくと。徐々に地下へと続いていく通路が現れる。あたりにはズルリンの姿もなくなって、不気味な雰囲気に包まれた。
「だ、大丈夫か?魔物すらいなくなったけど」
「そろそろオーラルダンジョンの領域に入るころだけど……
警戒しながら進んでいくと、天井から巨大なキノコのような魔物が垂れ下がっているのが見えてきた。
「なんだあれ?」
「うそっ……伝説のチタンズルリン?まさかこの目で見ることができるなんて……」
シルキドは、そのキノコをみて驚きのあまり固まっていた。
「はあ……また伝説のなんとかか」
「バカね。チタンズルリンめったに見られない貴重な魔物なのよ。外皮を硬いチタン金属で覆われていて、剣でも槍でも核を貫けない最硬の魔物として知られているわ。もし倒せたら、一匹でとんでもないレベルアップを果たせるのよ」
シルキドは無知なワルドに呆れながら、説明した。
「あの大きさ、おそらくあれがノーズダンジョンのボスね」
そう言いながら、油断なく大金槌を構える。
「このチャンスを逃すことはできないわ。行くわよ!」
「ち、ちょっと!」
ワルドが止めるのも聞かず、シルキドは大金槌を振りかざしてチタンズルリンに立ち向かっていった。
「えいっ!」
シルキドは渾身の一撃を放つ。しかし、魔力を込めた一撃は、硬いゴムに当たったかのようにはじき返された。
「キャッ!」
一撃の反動で、シルキドは跳ね飛ばされる。
「危ない!『空間クッション』」
ワルドは「空」の力を使い、シルキドをとりまく空間の空気密度をあげる。柔らかい空気のクッションに覆われて、シルキドはケガをしなくて済んだ。
「くぅ~硬い」
シルキドは歯ぎしりして悔しがる。チタンズルリンは、何もなかったように体をゆらゆら震わせていた。
「バカにするな!」
怒ったシルキドは何度も槌を振るって突撃するが、そのたびに跳ね返されるだけで相手にもされてなかった。
「だめだあれは……いくら攻撃しても、通用しそうにない」
シルキドの戦いを見て、力押しではだめだと判断する。
「なにかあいつの外皮を破れるものがあればいいんだけど……ディミウスは何か用意してないかな」
さう思って亜空間格納庫を探ってみると、なぜか柔軟薬が出てきた。
「もしかして、これをかければなんとかなるかも」
そう思ったワルドは、チタンズルリンめがけて薬瓶を投げつける。瓶が割れて、柔軟薬が降りかかった。
「フォォォォォ!」
薬剤がかかったチタンズルリンは、苦しそうに蠢動している。その核をまもっていた外皮も、さっきまで硬そうだったのに、液体のよう柔らかくなっていた。
「今だ!シルキド、一撃を放て!」
「なんだかわかんないけど、わかったわ!」
シルキドはありったけの魔力をこめて、槌の一撃を放つ。それはやすやすと外皮を打ち破り、核を破壊した。
「フォォォ……」
チタンズルリンは生気を失い、張りついていた天井から落ちる。そのままただの金属の塊となっていった。
「やったわね!」
「ああ!」
シルキドとワルドは、ハイタッチして喜びあう。倒れたチタンズルリンの魔力を吸って、二人のレベルは急激に上がっていった。
「すごい。一気に土魔法レベルが20に上がったわ。『錬金術』のスキルを覚えたみたい」
自分に身に付いた新たな力を感じ取って、シルキドははしゃぐ。
「えっと……俺も空魔法レベル20で、『緊急脱出(エグジット)』スキルが身に付いた?なんだこのスキル。あまり戦闘に役にたちそうにないな」
レベルが上がっても、攻撃的なスキルが身につかなかったので、ワルドは落ち込む。
「まあまあ。どうやらあんたの「空」の力は、補助に特化しているみたいだね。やっぱりあんたは私の荷物持ちになるべきね。冒険の旅に役立ちそう」
そういって、シルキドはワルドに笑いかけるのだった。
そのころ、アイリード村では、畑仕事を終えたディミスが自宅のベットでくつろいでいた。
鼻の奥がすっきりしたので、上機嫌に鼻歌をうたっている。
「まったく、あの『鼻茸』はやっかいだったよな。堕人族に駆除しろって命令しても「主の一部を手にかけるのは恐れ多いです」って手をださなかったし。まあ兄さんがなんとかしてくれたからよかったか」
そうつぶやくと、通りがよくなった鼻で息を吸い込む。
「よし。快調快調。これで兄さんたちも王都に早くつくだろう」
そうつぶやいて、にやりと笑うのだった。
ワルドが金属の塊となったチタンズルリンを亜空間格納庫に収納したとき、また突風が吹いた。
「うわぁぁぁぁ。またかよぉぉぉぉぉ」
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
二人は叫び声をあげながら、さらに奥へと飛ばされていく。そこは地獄へと通じる道のような、巨大な穴だった。
「おちるぅぅぅぅぅ」
絶叫をあげながら落ちていく。その途中で、大きな横穴が開いているのが見えてきた。風の流れはその横穴に吸い込まれていっている。
「あれがオーラルダンジョンか。くっ、あそこに行ければ……」
空気の流れに身を任せ、横穴に滑り込もうとする。
「よし。いける」
横穴に飛び込もうとした時、運悪くシルキドの体がぶつかってきた。
「うわぁ」
「きゃぁぁぁぁぁ!」
二人の体は、奈落の底に落ちていくのだった。
「あれ?そっちじゃないんだけどな。失敗した。仕方ない。駄人族に送り届けさせるか」
ディミウスは、そう独り言をいって肩をすくめるのだった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~
つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。
このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。
しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。
地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。
今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。
巡(めぐり)型落ち魔法少女の通学日記
武者走走九郎or大橋むつお
ファンタジー
時司巡(ときつかさめぐり)は制服にほれ込んで宮之森高校を受験して合格するが、その年度から制服が改定されてしまう。
すっかり入学する意欲を失った巡は、定年退職後の再任用も終わった元魔法少女の祖母に相談。
「それなら、古い制服だったころの宮の森に通ってみればぁ?」「え、そんなことできるの!?」
お祖母ちゃんは言う「わたしの通っていた学校だし、魔法少女でもあったし、なんとかなるよ」
「だいじょうぶ?」
「任しとき……あ、ちょっと古い時代になってしまった」
「ええ!?」
巡は、なんと50年以上も昔の宮之森高校に通うことになった!
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
前世の記憶で異世界を発展させます!~のんびり開発で世界最強~
櫻木零
ファンタジー
20XX年。特にこれといった長所もない主人公『朝比奈陽翔』は二人の幼なじみと充実した毎日をおくっていた。しかしある日、朝起きてみるとそこは異世界だった!?異世界アリストタパスでは陽翔はグランと名付けられ、生活をおくっていた。陽翔として住んでいた日本より生活水準が低く、人々は充実した生活をおくっていたが元の日本の暮らしを知っている陽翔は耐えられなかった。「生活水準が低いなら前世の知識で発展させよう!」グランは異世界にはなかったものをチートともいえる能力をつかい世に送り出していく。そんなこの物語はまあまあ地頭のいい少年グランの異世界建国?冒険譚である。小説家になろう様、カクヨム様、ノベマ様、ツギクル様でも掲載させていただいております。そちらもよろしくお願いします。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる