15 / 32
取引停止
しおりを挟む
ヘスヘレウスの町
アリシアとアテナイは、周囲の荒れ地の開墾状況を父親に報告していた。
「そうか……ヘリックは立ち直り始めたようだな」
「ええ。エスメラルダに振られたときは、すごく落ち込んでいて可哀そうだったから、本当によかったわ」
アテナイはほっとして胸を撫でおろしている。
「本当に。その女ってろくなものじゃないわね」
アリシアは、会ったこともないエスメラルダに対して怒りを感じていた。
それを聞いたアトム騎士は苦笑する。
「そうか……まあ、これもいい経験であろう。世の中にはままならぬこともある。若いうちは女に振られるのも勉強の内だ。そういう時には、思い切り仕事に打ち込ませて忘れさせてやるのが一番よいのだ。
父親の言葉に、二人の娘は頷く。
「そして、女に振られた傷は、お前が慰めてやればよい」
「な、慰めるって……そんな。私なんかじゃ……彼は人間で私はドワーフだし、それに出会ってまだ間がないし」
それを聞いて、アテナイは真っ赤になる。
「なに、失恋した直後の男ほど、落としやすいものはない。お前にも充分チャンスはあるぞ」
「あら。だったら私にもチャンスがあるってことね」
アリシアは、いたずらっぽくウインクする。
「ち、ちょっと姉さま!」
「あら。彼はなかなかいい男だと思うわよ。働き者だし、ドワーフにも負けない体力を持っているし、誠実だし。やっぱり男はああいう頼もしい人じゃないとね」
まんざらでもない様子で、アリシアは笑う。
「ふむ。当家としてはどちらを嫁にやってもかまわないぞ。あとはお前たちの努力次第だな」
アトム騎士までそういって煽ってくるので、アテナイは焦った顔になるのだった。
二人が退出した後、アトムは執事に命令して、小麦の種籾の提供を断った領に手紙を出す。
「奴らには思い知らせてやらねばならんな。いい加減に人間どもにドワーフと言われてバカにされるのも飽きてきた。今後は魔石の提供を断らせていただこう」
アトム騎士の手紙は、すみやかにジュピター子爵に届けられるのだった。
数日後、ジュピター子爵領の屋敷では、子爵が息子ケルセウスからの手紙を読んで悦に入っていた。
「ぐふふ……エスメラルダは順調に上級貴族の息子たちにとりいっているようじゃな。あ奴を養子にした甲斐があったわ」
そういって不気味に笑う。ノーブルⅤの親たちはアポロ王太子の父である国王を筆頭に、皆重要な役職についている重要人物であるが、ケルセウスの父であるジュピター子爵だけは無役の地方貴族にすぎない。
なので、なんとか魔法学園でコネを作って、中央政界への進出をもくろんでいた。
「もちろん。女だけでは足りない。もっと賄賂を積んで仕官活動に精を出さねば。そのためには、わが領地の収穫高をもっと上げて……」
子爵がそう考えているとき、執事がやってきた。
「申し上げます。アトム騎士爵から手紙が来ております」
「アトム騎士爵?ああ、わが領から農産物を買って、その代わりに土の魔石を売っているあの田舎者じゃな」
土の魔石は、畑の肥料の代わりになるもので、それが無ければ作物はよく育たない。子爵のような領内の主産業が農業である領地には欠かせないものである。
「どれ、また種籾を分けてほしいと言い出してきたのか。愚かな。無駄なことをしおるわ。せいぜい気をもませて、魔石を安く売るように迫ってやろう」
そう思って手紙を開いてみる。読み進んでいくうちに、子爵の顔は真っ赤になっていった。
「なんだと!今後わが領との取引を停止するじゃと?ドワーフの分際で生意気な!」
怒り心頭に発した子爵は、慌てて使者をヘスヘレウスの町に派遣するのだった。
ヘスへレウスの町
怒った顔をした使者が、アトム騎士を詰問している。
「わが領との取引を停止するとは、どういうことだ?下賤なドワーフごときが調子に乗りおって!」
「まあまあ。お茶をどうぞ!」
「茶など、どうでもよい!」
使者はテーブルを蹴り上げる。ガシャンという音とともに、お茶が入ったコップが砕け散った。
それを見たアトム騎士はため息をつくと、取引停止に至った理由を話す。
「実は、この町一帯の太陽光を遮っていた土星城が解放されまして、わが町にも日が当たるようになったのです」
「それがどうした!」
使者は怒鳴りつけるが、アトム騎士は恐れ入らなかった。
「わかりませんか?太陽光が当たるようになったということは、この町で農業ができるようになったということ。もともとこの辺り一帯は大地神ガイア様の力が強い豊かな土地。肥料になる土の魔石を撒けば、あっという間に穀倉地帯となるでしょう」
そういわれて、使者はハッとなる。
「そ、そうなれば……」
「ええ。わざわざ高い金を出してあなたの領から食料を買う必要もなくなる。もちろん魔石も自領で消費することになるから、輸出する分に回せなくなるでしょうね」
アトム騎士の言葉を聞くうちに、使者の顔は真っ青になっていった。
「ま、待て。そうなったらわが領の農業は大ダメージを受けてしまう。なんとか魔石を融通してもらえないだろうか?」
「残念ですが、お断りさせていただきます。あなた方を信用できませんので」
アトム騎士はそういって、使者の頼みを断った。
「だ、だが……種籾の提供は断ったはずだ。いくら魔石があろうが、種が無ければ何もできない」
やっとの所で言い返した使者を、アトム騎士は憐れむように見つめた。
「ご心配にはいりませぬ。われらが女神ガイア様のご加護により、すでに必要な種は手に入れました。それでは、お話も終わったことですし、すみやかにおかえりください」
そういって席を立つ。あしらわれた使者は、泡を食ってジュピター領に逃げ帰るのだった。
使者からアトム騎士の返事を聞いたジュピター子爵は、怒りに震える。
「おのれ!たかがドワーフの騎士の分際で、子爵たる我が家に逆らうとは!」
怒りのあまり部屋中の物を壊して八つ当たりするが、このままでは現状は改善しない。
「くつ……だが、土の魔石が無ければわが領の収穫量は大きく損なわれる。そうなったら、王都の食料供給の役目を担っている我が家の責任が追及されて……」
王から叱責される様子を思い浮かべて、子爵は真っ青になってしまう。せっかく息子を魔法学園に通わせて、上級貴族たちと仲良くさせ、中央とのコネができたとおもったのに、このままでは自らの地位も危うかった。
「……なんとかして、土の魔石を提供させねば……」
そう思った子爵は、冒険者ギルドに依頼してアトム領の情報を集める。
その結果もたらされた情報は、驚くべきことだった。
「なに?へスぺレウスの町の空中ダンジョンが攻略されてただと?」
資料を詳しく読んでいくうちに、子爵の顔に邪悪な笑みが広がっていく。
「くくく。空中ダンジョンが攻略され、あの町にかかっていた重力魔法『ズシン』が解除されたということは、こちらから攻め入っても邪魔されるということがないわけだ。ちょうどいい。あやつらを派遣して、魔石を供給している空中ダンジョンを奪い取ってくれる」
そう思った子爵は、自領で配下に収めているある一族に命令を下すのだった。
アリシアとアテナイは、周囲の荒れ地の開墾状況を父親に報告していた。
「そうか……ヘリックは立ち直り始めたようだな」
「ええ。エスメラルダに振られたときは、すごく落ち込んでいて可哀そうだったから、本当によかったわ」
アテナイはほっとして胸を撫でおろしている。
「本当に。その女ってろくなものじゃないわね」
アリシアは、会ったこともないエスメラルダに対して怒りを感じていた。
それを聞いたアトム騎士は苦笑する。
「そうか……まあ、これもいい経験であろう。世の中にはままならぬこともある。若いうちは女に振られるのも勉強の内だ。そういう時には、思い切り仕事に打ち込ませて忘れさせてやるのが一番よいのだ。
父親の言葉に、二人の娘は頷く。
「そして、女に振られた傷は、お前が慰めてやればよい」
「な、慰めるって……そんな。私なんかじゃ……彼は人間で私はドワーフだし、それに出会ってまだ間がないし」
それを聞いて、アテナイは真っ赤になる。
「なに、失恋した直後の男ほど、落としやすいものはない。お前にも充分チャンスはあるぞ」
「あら。だったら私にもチャンスがあるってことね」
アリシアは、いたずらっぽくウインクする。
「ち、ちょっと姉さま!」
「あら。彼はなかなかいい男だと思うわよ。働き者だし、ドワーフにも負けない体力を持っているし、誠実だし。やっぱり男はああいう頼もしい人じゃないとね」
まんざらでもない様子で、アリシアは笑う。
「ふむ。当家としてはどちらを嫁にやってもかまわないぞ。あとはお前たちの努力次第だな」
アトム騎士までそういって煽ってくるので、アテナイは焦った顔になるのだった。
二人が退出した後、アトムは執事に命令して、小麦の種籾の提供を断った領に手紙を出す。
「奴らには思い知らせてやらねばならんな。いい加減に人間どもにドワーフと言われてバカにされるのも飽きてきた。今後は魔石の提供を断らせていただこう」
アトム騎士の手紙は、すみやかにジュピター子爵に届けられるのだった。
数日後、ジュピター子爵領の屋敷では、子爵が息子ケルセウスからの手紙を読んで悦に入っていた。
「ぐふふ……エスメラルダは順調に上級貴族の息子たちにとりいっているようじゃな。あ奴を養子にした甲斐があったわ」
そういって不気味に笑う。ノーブルⅤの親たちはアポロ王太子の父である国王を筆頭に、皆重要な役職についている重要人物であるが、ケルセウスの父であるジュピター子爵だけは無役の地方貴族にすぎない。
なので、なんとか魔法学園でコネを作って、中央政界への進出をもくろんでいた。
「もちろん。女だけでは足りない。もっと賄賂を積んで仕官活動に精を出さねば。そのためには、わが領地の収穫高をもっと上げて……」
子爵がそう考えているとき、執事がやってきた。
「申し上げます。アトム騎士爵から手紙が来ております」
「アトム騎士爵?ああ、わが領から農産物を買って、その代わりに土の魔石を売っているあの田舎者じゃな」
土の魔石は、畑の肥料の代わりになるもので、それが無ければ作物はよく育たない。子爵のような領内の主産業が農業である領地には欠かせないものである。
「どれ、また種籾を分けてほしいと言い出してきたのか。愚かな。無駄なことをしおるわ。せいぜい気をもませて、魔石を安く売るように迫ってやろう」
そう思って手紙を開いてみる。読み進んでいくうちに、子爵の顔は真っ赤になっていった。
「なんだと!今後わが領との取引を停止するじゃと?ドワーフの分際で生意気な!」
怒り心頭に発した子爵は、慌てて使者をヘスヘレウスの町に派遣するのだった。
ヘスへレウスの町
怒った顔をした使者が、アトム騎士を詰問している。
「わが領との取引を停止するとは、どういうことだ?下賤なドワーフごときが調子に乗りおって!」
「まあまあ。お茶をどうぞ!」
「茶など、どうでもよい!」
使者はテーブルを蹴り上げる。ガシャンという音とともに、お茶が入ったコップが砕け散った。
それを見たアトム騎士はため息をつくと、取引停止に至った理由を話す。
「実は、この町一帯の太陽光を遮っていた土星城が解放されまして、わが町にも日が当たるようになったのです」
「それがどうした!」
使者は怒鳴りつけるが、アトム騎士は恐れ入らなかった。
「わかりませんか?太陽光が当たるようになったということは、この町で農業ができるようになったということ。もともとこの辺り一帯は大地神ガイア様の力が強い豊かな土地。肥料になる土の魔石を撒けば、あっという間に穀倉地帯となるでしょう」
そういわれて、使者はハッとなる。
「そ、そうなれば……」
「ええ。わざわざ高い金を出してあなたの領から食料を買う必要もなくなる。もちろん魔石も自領で消費することになるから、輸出する分に回せなくなるでしょうね」
アトム騎士の言葉を聞くうちに、使者の顔は真っ青になっていった。
「ま、待て。そうなったらわが領の農業は大ダメージを受けてしまう。なんとか魔石を融通してもらえないだろうか?」
「残念ですが、お断りさせていただきます。あなた方を信用できませんので」
アトム騎士はそういって、使者の頼みを断った。
「だ、だが……種籾の提供は断ったはずだ。いくら魔石があろうが、種が無ければ何もできない」
やっとの所で言い返した使者を、アトム騎士は憐れむように見つめた。
「ご心配にはいりませぬ。われらが女神ガイア様のご加護により、すでに必要な種は手に入れました。それでは、お話も終わったことですし、すみやかにおかえりください」
そういって席を立つ。あしらわれた使者は、泡を食ってジュピター領に逃げ帰るのだった。
使者からアトム騎士の返事を聞いたジュピター子爵は、怒りに震える。
「おのれ!たかがドワーフの騎士の分際で、子爵たる我が家に逆らうとは!」
怒りのあまり部屋中の物を壊して八つ当たりするが、このままでは現状は改善しない。
「くつ……だが、土の魔石が無ければわが領の収穫量は大きく損なわれる。そうなったら、王都の食料供給の役目を担っている我が家の責任が追及されて……」
王から叱責される様子を思い浮かべて、子爵は真っ青になってしまう。せっかく息子を魔法学園に通わせて、上級貴族たちと仲良くさせ、中央とのコネができたとおもったのに、このままでは自らの地位も危うかった。
「……なんとかして、土の魔石を提供させねば……」
そう思った子爵は、冒険者ギルドに依頼してアトム領の情報を集める。
その結果もたらされた情報は、驚くべきことだった。
「なに?へスぺレウスの町の空中ダンジョンが攻略されてただと?」
資料を詳しく読んでいくうちに、子爵の顔に邪悪な笑みが広がっていく。
「くくく。空中ダンジョンが攻略され、あの町にかかっていた重力魔法『ズシン』が解除されたということは、こちらから攻め入っても邪魔されるということがないわけだ。ちょうどいい。あやつらを派遣して、魔石を供給している空中ダンジョンを奪い取ってくれる」
そう思った子爵は、自領で配下に収めているある一族に命令を下すのだった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。
転生したらチートでした
ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる