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09 初夜2 ※

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 僕をベッドに倒し、自身のぺニスに手を添えてアナルに宛がう。 
 ぐっと、バルザックのぺニスが入ってきた。

 指で慣らしてもらったはずなのに、大きなカリの圧迫感がすごい。
 僕が息を詰めたせいか、バルザックが腰を止めた。

「ちょっと我慢してくれ。ここを抜けたら……」
 
 前立腺を、バルザックの極太のカリが抉った。
 腸壁をこじ開けて、そのままぐっと先に進む。

「あ……っ!」

 目の前に火花が散った。目の前が真っ白になった。
 指なんかの比じゃない。

 僕は目を見開いて、ただ口をはくはくと動かした。
 息がうまく吸えない。涎が垂れるのも気付かなかった。

 バルザックは、うっと呻いたらしい。
 僕がイったことで、中がうねって持って行かれそうになったそうだ。


 それから、バルザックはゆっくりと抜き差しを繰り返していたが、僕の足を掴むとガツガツと抉り始めた。

「あ、あ、あ、あ」

 僕は口を開いて、馬鹿みたいに声を上げるしかできない。


 気持ちいい。
 気持ちいい、気持ちいい。


 僕は他の人のぺニスなんて知らないけど、バルザックのは極悪なくらいに大きいと思う。
 あれだけ慣らされたのに、お腹の圧迫感がすごい。
 でも、すごく気持ちがいい。


「は、笑ってんのか」
「ん、気持ち、いい……すご、バルザック、いい」
「! 本当に、お前は」

 ホント可愛い、体を折り曲げて僕にキスをしてきた。

 僕の体が勢いで上に上がっていくのを頭ごと抱え込んで、腸壁を擦る。
 グッチュ、グプッゴプッと、アナルから立つはずのない音が部屋に響いていく。
 彼が足を浮かせたから、僕の腰も上がる格好になって、上から何度も刺し込まれる。
 

 僕は悲鳴を上げた。
 腸が破れてしまうかと思った。
 
「あっあ! やっ! すご、ぁあ、いい、いい! あっ!」
「は……っ」

 バルザックの息も荒く、汗が僕にぱたぱたと落ちて来る。
 彼がイッた時の声がすごく掠れて色っぽかった。

 ドクンドクンと、お腹の奥でバルザックの精液を感じる。
 僕の中に塗り込むように、ぐっぐっと何度か押し込めて最後まで吐き出したようだ。 
 
 ずるりとぺニスが抜けて、ふぅん、と鼻を鳴らしてしまったら、バルザックが僕の頬を撫で、顔中にキスを降らせてきた。


 いつもの意地悪な笑みじゃなくて、すごく優しい顔で僕を見てくる。
 僕を愛しいと言ってる目だ。
 それが擽ったくて恥ずかしくて、バルザックの首元に顔を埋めた。

「あーもう。可愛いんだかエロいんだか、どっちかにしろよ」

 と、僕を抱きしめたまま、仰向けに転がった。
 どうやら、バルザックは僕を乗せるのが好きなようだ。

「やっと手に入れた、俺のものだからな」

 と、バルザックは僕の背中をポンポンと優しく叩く。


 あ。


「ん? どうした」
「これ、最初に僕を叩いてくれたでしょう。多分、僕、その時にあなたを好きになったんだと思うんです」

 バルザックが固まった。みるみる内に顔が赤くなる。
 照れてるんだ、可愛い。
 ふふっと笑った僕に、また、舌打ちをした。

「え? ちょ、あっ」

 僕の尻をぐっと掴んで、左右に開く。
 こぷっとバルザックの精液が垂れてくる感覚に、僕は小さく声を上げた。

 また勃ちあがった彼のぺニスが、精液の滑りも借りて挿ってくる。

「初夜だから手加減したのによ、まあ明日起きれなくてもいいよな」
「え、あれで手加減って、待っ、んっ!」


 やっぱり、彼は彼だった。






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