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本編
第17話_容赦無き叱咤激励-2(★)
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★年齢制限表現(性描写)有
「…とにかく、あんたは何も考えずに眠ってればいいんです。僕がついててあげてるんですから」
「うん…」
そう応えるものの、やはり少し憂いのこもる蒼矢へ、鱗はふと面を冷やす。
「…不安なんですか? 落ち着いて寝てられないほどに」
「…」
「僕が慰めてあげましょうか?」
「えっ…?」
そう声をあげると同時に、蒼矢は身体にずしりと重みを感じた。
「! っ…」
気付くよりも早く、鱗は蒼矢の上にまたがり、見下ろしながら口元に薄く笑みを浮かべていた。
存在が希薄なはずの彼の身体の重さに、蒼矢は息を詰まらせそうになる。
空気を吸おうと開く口に、鱗の唇が重なる。
「んっ…、んぅっ…」
透けた鱗の舌が口腔に入り、歯列を撫ぜ、蒼矢の舌を絡め取っていく。
蒼矢は彼を退けようとするが、手はその身体に触れることが出来ずに空を切る。
形の無い力に抗えず、行き先を失った両手はシーツを掴む。
「んっ、は…、あはっ…」
「相変わらず感度だけは良いですね」
鱗は濡れる唇から離れ、蒼矢の寝間着を胸上までめくる。
「っ…! 立…羽…っ、よせ…」
あっという間に上裸を晒され、蒼矢は息をあげながら身をよじる。
鱗は拒む彼を意に介さず、再び唇を塞いだ。
「っんくっ…、んんぅ…!」
蒼矢は侵入する舌から逃れようとするが、記憶に新しい鱗の柔らかな唇の感触が心地良さを誘い、感覚を狂わせる。
「…ん…、んぅ…」
鱗の巧みな舌の動きに身体が少しずつ絆されていき、蒼矢は瞼を細め、みずからも舌を彼へ絡めていく。
口内をたっぷり犯し、赤い舌をちろりとしまうと鱗は力の緩む白い痩躯を指先でなぞり、腰から両脇へ手を這わせ、小さな胸の突起を親指で潰した。
「っんあっ…!」
蒼矢はぎくりと大きく反応し、腰を反らす。
指に摘まれ、強く擦られ、突起はみるみる内に硬さを帯びる。
「っ、あぁっく…、ぁあっ…!」
「艶っぽい声が出ちゃってますよ」
「っ嫌だ…っ、嫌だ…!」
「そんなこと思ってないでしょう、本当は。こんなに腰をよがらせて」
首を横に振りながら拒絶する蒼矢へそう言葉を浴びせ、鱗は乳首を弄っていた片手を下へ伸ばす。
「…んっ、あぅっ…!」
ズボンの中へ滑り込んだ手は、下着の上から局部を掴み、蒼矢は喘ぎの混ざった声をあげた。
鱗は苦悶を浮かべ頬を染めるその面を眺めながら、ゆっくりと揉み込み、上下に扱いていく。
「やあっ…、あっ、あはっ、ああぁっ…!」
手の動きは次第に速くなり、拒みようの無い昂りに身体が踊らされていく。
鱗の手の扱きに合わせて蒼矢はがくがくと揺れ、腰が天井へ向かって突き上げられる。
「ああっ、あうっ…!!」
絶頂に至った蒼矢は、下着の中で射精した。
身体はぴくぴくと震え、上向きになる陰茎の先が下着からはみ出し、漏れる精液が下腹を伝った。
「やっぱり容易いですね。…こんなだから[木蔦]にも簡単にヤられるんですよ」
果てて脱力し、目を閉じて苦しげに呼吸を繰り返す蒼矢を見、鱗は手に付いた精液を払い、片眉を上げた。
「…とにかく、あんたは何も考えずに眠ってればいいんです。僕がついててあげてるんですから」
「うん…」
そう応えるものの、やはり少し憂いのこもる蒼矢へ、鱗はふと面を冷やす。
「…不安なんですか? 落ち着いて寝てられないほどに」
「…」
「僕が慰めてあげましょうか?」
「えっ…?」
そう声をあげると同時に、蒼矢は身体にずしりと重みを感じた。
「! っ…」
気付くよりも早く、鱗は蒼矢の上にまたがり、見下ろしながら口元に薄く笑みを浮かべていた。
存在が希薄なはずの彼の身体の重さに、蒼矢は息を詰まらせそうになる。
空気を吸おうと開く口に、鱗の唇が重なる。
「んっ…、んぅっ…」
透けた鱗の舌が口腔に入り、歯列を撫ぜ、蒼矢の舌を絡め取っていく。
蒼矢は彼を退けようとするが、手はその身体に触れることが出来ずに空を切る。
形の無い力に抗えず、行き先を失った両手はシーツを掴む。
「んっ、は…、あはっ…」
「相変わらず感度だけは良いですね」
鱗は濡れる唇から離れ、蒼矢の寝間着を胸上までめくる。
「っ…! 立…羽…っ、よせ…」
あっという間に上裸を晒され、蒼矢は息をあげながら身をよじる。
鱗は拒む彼を意に介さず、再び唇を塞いだ。
「っんくっ…、んんぅ…!」
蒼矢は侵入する舌から逃れようとするが、記憶に新しい鱗の柔らかな唇の感触が心地良さを誘い、感覚を狂わせる。
「…ん…、んぅ…」
鱗の巧みな舌の動きに身体が少しずつ絆されていき、蒼矢は瞼を細め、みずからも舌を彼へ絡めていく。
口内をたっぷり犯し、赤い舌をちろりとしまうと鱗は力の緩む白い痩躯を指先でなぞり、腰から両脇へ手を這わせ、小さな胸の突起を親指で潰した。
「っんあっ…!」
蒼矢はぎくりと大きく反応し、腰を反らす。
指に摘まれ、強く擦られ、突起はみるみる内に硬さを帯びる。
「っ、あぁっく…、ぁあっ…!」
「艶っぽい声が出ちゃってますよ」
「っ嫌だ…っ、嫌だ…!」
「そんなこと思ってないでしょう、本当は。こんなに腰をよがらせて」
首を横に振りながら拒絶する蒼矢へそう言葉を浴びせ、鱗は乳首を弄っていた片手を下へ伸ばす。
「…んっ、あぅっ…!」
ズボンの中へ滑り込んだ手は、下着の上から局部を掴み、蒼矢は喘ぎの混ざった声をあげた。
鱗は苦悶を浮かべ頬を染めるその面を眺めながら、ゆっくりと揉み込み、上下に扱いていく。
「やあっ…、あっ、あはっ、ああぁっ…!」
手の動きは次第に速くなり、拒みようの無い昂りに身体が踊らされていく。
鱗の手の扱きに合わせて蒼矢はがくがくと揺れ、腰が天井へ向かって突き上げられる。
「ああっ、あうっ…!!」
絶頂に至った蒼矢は、下着の中で射精した。
身体はぴくぴくと震え、上向きになる陰茎の先が下着からはみ出し、漏れる精液が下腹を伝った。
「やっぱり容易いですね。…こんなだから[木蔦]にも簡単にヤられるんですよ」
果てて脱力し、目を閉じて苦しげに呼吸を繰り返す蒼矢を見、鱗は手に付いた精液を払い、片眉を上げた。
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