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ファンタジー9
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それからしばらく経って、エミル達も帰ってきた。
2人が部屋に入ると、サラザを見て驚いたように目を丸くさせている。
「……なんなん、このムキムキマンは――お腹なんてチョコレートみたいになっとるよ!?」
始めて目の当たりにしたマッチョに、イシェルはサラザの腹筋を見つめながら固まっていた。
まあ、彼女の反応が普通だろう。突然、家に見知らぬマッチョが現れれば、恐怖と困惑を抱くのは当然だろう。
そんな様子のイシェルを尻目に、隣に居たエミルはサラザに普通に話し掛けた。
「どうしてサラザさんがここに?」
「あら~。エミル久しぶりね~。一昨日ぶりくらいかしら?」
「――えっ? この人。エミルの知り合いなん!?」
あまりの衝撃に、イシェルは目を見開いたまま大声を上げた。
まあ、この反応が普通だろう。突然友達と見知らぬムキムキの男が親しげに会話していれば、驚かない方がおかしい。
エミルは冷静にサラザのことを初対面のイシェルに紹介する。
「ええ、この人はサラザさん。エリーの友達で、昨日話したダンジョンに一緒に行ってくれた人なの」
「この人があのサラザさんか……それにしても。うちの想像してたんとは、なんや雰囲気違うな~」
イシェルは苦笑いを浮かべながらそう呟くと、そんな彼女の前でサラザがにっこりと微笑んで右手を差し出した。
「はじめまして、私はサラザ。仲良くしましょ~」
「は、はい。よろしゅう……お願いします……」
イシェルは困惑しながらも、差し出されたその手を握った。
意外とソフトに、だが逞しい手でイシェルと握手を交わしたサラザに向かって、エミルが声を掛けた。
その表情は真剣そのものだ――。
「――サラザさん。私達、今からフィールド攻略に行くんですけど一緒に……」
「ええ、話はエリーから聞いてるわよ~。私もぜひ行かせてもらうわ~」
サラザはエミルが話し終わるのを待たずに、そう口にすると腕を突き出し親指を立てた。
その後、エミルに連れ出され、城の外へと出てみると、そこにはすでにリントヴルムが待機した状態で、首を長くしてこちらを見ている。
「さあ、皆乗って! さっそく出発するわよ!」
エミルはリントヴルムの背に乗るように促すと、それに従うように全員が背中に乗った。
それを確認すると、エミルがリントヴルムに【ドリームフォレスト】に向かうようにと指示を出す。
リントヴルムは空を見上げ、その白く大きな翼をはためかせ飛翔すると勢い良く前進した。
エミルの言っていた【ドリームフォレスト】とは、始まりの街から飛んでいって30分ほどの距離にある広大な森で、そこには童話の中に登場するような幻想種と呼ばれる種族が多く生息している場所であった。
フリーダム内でも初心者に人気が高く、強いモンスターでもLv50程度とそれほど強くもないので、今回の目的を達成するには適した場所と言えるだろう。
エリエは上空を進むリントヴルムに揺られながら、エミルに尋ねた。
「ねぇ、エミル姉。ドリームフォレストって確か、フィールドボスは幻獣キマイラだよね?」
「そうよ。ライオンの顔に山羊の角、そして蛇の頭を付けた尻尾を持つモンスターね。Lvは100――でも、私達なら余裕で倒せる相手よ」
エミルはリントヴルムの手綱を操りながらエリエの質問に淡々と答えている。
その時今まで黙っていたデイビッドが口を開いた。
「エミル。1つ聞きたいんだが……」
「……何かしら」
エミルは振り返ることなく答えた。
そんな素っ気ない彼女に、デイビッドはそのまま言葉を続ける。
「エミルはこのフィールド攻略で本当は何が知りたいんだ?」
「何って、さっきも言った通り。敵の生態調査とパーティーの連携の練習よ?」
エミルの言葉を聞いて、デイビッドは納得いかないと言いたげな顔で眉間にしわを寄せている。
だが、彼女の言ったパーティーの連携の練習は実戦というかたちではあるが、がしゃどくろの最終形態まではしっかり取れていた。
しかも、今更練習などしなくても、高レベルプレイヤー集団は個々の能力を発揮すれば、大抵の敵はなんとかなるのも事実。
それを見ていたエリエが間に入るように口を挟む。
「まあ、ようするにエミル姉が確認したい事に、私達が協力すればいいって話でしょ? それにエミル姉が話したくない事を無理に聞き出す必要もないしね!」
「……エリー」
エリエはエミルに優しく微笑んだ。
「そうだな、俺も気にしすぎていたみたいだ。ごめんなエミル」
「いいえ、謝るのは私よ。でも、行けば必ず分かるからそれまでは……」
「ああ、分かった。俺はお前を信じる」
デイビッドにそう言われ、ここまで表情一つ変えない険しい顔から、エミルはようやく笑顔を見せた。
それからしばらくして、エミルはリントヴルムにドリームフォレストの手前の平原に着陸した。すると、エミルは着地してすぐにリントヴルムを巻物の状態に戻す。
2人が部屋に入ると、サラザを見て驚いたように目を丸くさせている。
「……なんなん、このムキムキマンは――お腹なんてチョコレートみたいになっとるよ!?」
始めて目の当たりにしたマッチョに、イシェルはサラザの腹筋を見つめながら固まっていた。
まあ、彼女の反応が普通だろう。突然、家に見知らぬマッチョが現れれば、恐怖と困惑を抱くのは当然だろう。
そんな様子のイシェルを尻目に、隣に居たエミルはサラザに普通に話し掛けた。
「どうしてサラザさんがここに?」
「あら~。エミル久しぶりね~。一昨日ぶりくらいかしら?」
「――えっ? この人。エミルの知り合いなん!?」
あまりの衝撃に、イシェルは目を見開いたまま大声を上げた。
まあ、この反応が普通だろう。突然友達と見知らぬムキムキの男が親しげに会話していれば、驚かない方がおかしい。
エミルは冷静にサラザのことを初対面のイシェルに紹介する。
「ええ、この人はサラザさん。エリーの友達で、昨日話したダンジョンに一緒に行ってくれた人なの」
「この人があのサラザさんか……それにしても。うちの想像してたんとは、なんや雰囲気違うな~」
イシェルは苦笑いを浮かべながらそう呟くと、そんな彼女の前でサラザがにっこりと微笑んで右手を差し出した。
「はじめまして、私はサラザ。仲良くしましょ~」
「は、はい。よろしゅう……お願いします……」
イシェルは困惑しながらも、差し出されたその手を握った。
意外とソフトに、だが逞しい手でイシェルと握手を交わしたサラザに向かって、エミルが声を掛けた。
その表情は真剣そのものだ――。
「――サラザさん。私達、今からフィールド攻略に行くんですけど一緒に……」
「ええ、話はエリーから聞いてるわよ~。私もぜひ行かせてもらうわ~」
サラザはエミルが話し終わるのを待たずに、そう口にすると腕を突き出し親指を立てた。
その後、エミルに連れ出され、城の外へと出てみると、そこにはすでにリントヴルムが待機した状態で、首を長くしてこちらを見ている。
「さあ、皆乗って! さっそく出発するわよ!」
エミルはリントヴルムの背に乗るように促すと、それに従うように全員が背中に乗った。
それを確認すると、エミルがリントヴルムに【ドリームフォレスト】に向かうようにと指示を出す。
リントヴルムは空を見上げ、その白く大きな翼をはためかせ飛翔すると勢い良く前進した。
エミルの言っていた【ドリームフォレスト】とは、始まりの街から飛んでいって30分ほどの距離にある広大な森で、そこには童話の中に登場するような幻想種と呼ばれる種族が多く生息している場所であった。
フリーダム内でも初心者に人気が高く、強いモンスターでもLv50程度とそれほど強くもないので、今回の目的を達成するには適した場所と言えるだろう。
エリエは上空を進むリントヴルムに揺られながら、エミルに尋ねた。
「ねぇ、エミル姉。ドリームフォレストって確か、フィールドボスは幻獣キマイラだよね?」
「そうよ。ライオンの顔に山羊の角、そして蛇の頭を付けた尻尾を持つモンスターね。Lvは100――でも、私達なら余裕で倒せる相手よ」
エミルはリントヴルムの手綱を操りながらエリエの質問に淡々と答えている。
その時今まで黙っていたデイビッドが口を開いた。
「エミル。1つ聞きたいんだが……」
「……何かしら」
エミルは振り返ることなく答えた。
そんな素っ気ない彼女に、デイビッドはそのまま言葉を続ける。
「エミルはこのフィールド攻略で本当は何が知りたいんだ?」
「何って、さっきも言った通り。敵の生態調査とパーティーの連携の練習よ?」
エミルの言葉を聞いて、デイビッドは納得いかないと言いたげな顔で眉間にしわを寄せている。
だが、彼女の言ったパーティーの連携の練習は実戦というかたちではあるが、がしゃどくろの最終形態まではしっかり取れていた。
しかも、今更練習などしなくても、高レベルプレイヤー集団は個々の能力を発揮すれば、大抵の敵はなんとかなるのも事実。
それを見ていたエリエが間に入るように口を挟む。
「まあ、ようするにエミル姉が確認したい事に、私達が協力すればいいって話でしょ? それにエミル姉が話したくない事を無理に聞き出す必要もないしね!」
「……エリー」
エリエはエミルに優しく微笑んだ。
「そうだな、俺も気にしすぎていたみたいだ。ごめんなエミル」
「いいえ、謝るのは私よ。でも、行けば必ず分かるからそれまでは……」
「ああ、分かった。俺はお前を信じる」
デイビッドにそう言われ、ここまで表情一つ変えない険しい顔から、エミルはようやく笑顔を見せた。
それからしばらくして、エミルはリントヴルムにドリームフォレストの手前の平原に着陸した。すると、エミルは着地してすぐにリントヴルムを巻物の状態に戻す。
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