32 / 63
神竜の寝床
「契約を違えたな」
しおりを挟む
「痛っ……」
レイは身体を無理やり起こした。
全身がズキズキと痛む。
「何が……起きたんだっけ……」
レイは記憶を辿る。
──火の魔法が結界に当たったと思ったら、洞窟の奥から強い風が吹いて……。
周囲が明るくなっていることに気づいて、バッと顔を上げた。
「ここ、洞窟の外……?」
レイはいつの間にか洞窟を追い出されたようだった。
周囲を見回すと、洞窟内にいたほとんどの人間が、レイと同じように地面に倒れて、痛みに唸っている。
レイはシャルルルカの姿を探す。
シャルルルカはすぐ隣にいた。
彼は苦い顔で【神竜の寝床】を睨みつけている。
「シャルル先生! 一体何が……?」
「退避だ……」
「え?」
「麓まで逃げろ! 今すぐに!」
シャルルルカの必死の形相に、これは嘘ではないと直感した。
レイは倒れているマジョアンヌに駆け寄る。
「逃げますよ! マジョ子ちゃん!」
「は、はい……」
レイはマジョアンヌに肩を貸し、立ち上がらせる。
「皆さんも逃げましょう!」
レイは他の生徒にも呼びかけつつ、麓へ続く山道へと向かう。
生徒達は訳もわからず、逃げる。
叫びながら。足を引き摺りながら。這いずりながら。
一方、シャルルルカはキョーマに近づいていた。
キョーマは先ほどの強風の際、右腕を地面に打ち付けて負傷していた。
その場に蹲り、痛みに耐えている。
そんなことはお構いなしに、シャルルルカはキョーマの襟を掴んだ。
「お前、何したかわかっているのか!?」
「違っ……! 俺はただ、結界の強度を試そうと……!」
「言い訳はあとで聞く。さっさと山を降りろ、クソガキ!」
シャルルルカはキョーマを麓へ続く山道の方に放り投げる。
地面に叩きつけられたキョーマは「うう」と痛みで唸った。
その直後だった。
「オオオオオオ」
洞窟の奥から唸り声が響く。
その声はだんだんと近づいてくる。
「来る……!」
洞窟から声の主が飛び出した。
その拍子に再び強風が吹き荒れる。
シャルルルカは下を向き、帽子を手で押さえて、それをやり過ごす。
次に彼が顔を上げたとき、巨大な魔物が翼を使って、暗雲が垂れ込めている天へと浮き上がっていた。
それは、蛇のような身体に、硬そうな翼、そして、額に巨大な魔法石が埋め込まれている。
「あれが……神竜ガルディアン様……」
レイは足を進めながら、神竜ガルディアンを見上げた。
神竜ガルディアンは口を開く。
「我が眠りを妨げる者には死を」
神竜ガルディアンの背後に複数の光の矢が出現し、下界に降り注ぐ。
レイが気づいたときには、矢は直ぐそこまで来ていた。
「レイ!」
ドン、と胸を押され、レイは尻餅をつく。
レイが肩を貸していたマジョアンヌもその場に倒れた。
「ううっ……」
レイは目を開けて、顔を上げる。
目の前には、光の矢に貫かれているシャルルルカがいた。
「しゃ、シャルルルカ先生……!?」
光の矢はシャルルルカの腹部を貫通し、地面に突き刺さっている。
「……はあっ」
シャルルルカは苦しげに息を吐く。
彼はかろうじて地面につく足を踏ん張り、後ろ手で腹に刺さった矢に手をやる。
そして、矢をゆっくりと引き抜いた。
矢を引き抜いたところから、どろどろと血が溢れ出る。
「先生、血が……!」
レイが傷口を抑えようと手で触れる。
「《回復》! 《回復》……! 血が……血が止まらない……! 止まって! 止まってよ!」
レイの顔や服に血が降りかかる。
そんなこと、レイは気にしてられなかった。
血を止めることが最優先だった。
「ハハハ! ざまあないな! 偽物!」
ピエーロが笑っている。
「シャルルルカ様の名を騙るから、天罰が下ったんだ! ハハハハハ!」
「なんで、笑ってるんですか……? 先生が死にそうなんですよ!?」
レイがそう言っても、ピエーロは心底愉快そうに笑うだけだった。
「人間……契約を違えたな。我の領域を侵した罪は重いぞ」
天に浮く神竜ガルディアンは咆哮する。
「神竜を倒したことあるんだろう!? 見せてみたまえ! 大魔法使いシャルルルカ!」
ピエーロはそう言って、シャルルルカを煽る。
シャルルルカは治療するレイの手を乱暴に振り払った。
「せ、先生……?」
心配するレイを他所に、シャルルルカは神竜ガルディアンの元にフラフラと歩み寄る。
神竜ガルディアンは自身に近づく存在に気づき、目を向ける。
「汝、何用だ」
そう尋ねた直後、シャルルルカはどさりと地面に膝をついた。
そして、両手をつき、最後に頭をつく。
「神竜ガルディアン様、この度は貴方様の眠りを妨げて申し訳ありません。貴方様の怒りは尤もです。人間側の裏切り……契約を破棄されても致し方ないでしょう」
シャルルルカは自身の杖を掌に乗せ、神竜ガルディアンに捧げた。
「これは、魔王を討った希少な杖でございます。お納め下さい。そして、どうか、どうか、お許し下さい……」
その杖は、シャルルルカが大魔法使いシャルルルカである証だ。
彼の教員採用試験のとき、そのようなことを言っていた。
──あの杖は先生の大事なものなのに。そんな簡単に手放して良いの?
神竜ガルディアンは顔を近づけ、捧げられた杖をまじまじと見つめる。
「ふむ……。これは世界樹の木で出来ているのか。それにこの巨大な魔法石……素晴らしい品だ」
神竜ガルディアンはシャルルルカの杖を受け取り、宙に現れた空間の裂け目にそれをねじ込んだ。
その空間の裂け目が、神竜ガルディアンのバッグ代わりなのだろう。
「今回はそなたに免じて許そう。しかし、次はないぞ」
神竜ガルディアンはそう言い残すと、洞窟へと帰っていった。
垂れ込めていた暗雲が消え去り、辺りがしん、と静まり返る。
「許して……貰えた……?」
レイはその場にへたり込んでしまった。
レイは身体を無理やり起こした。
全身がズキズキと痛む。
「何が……起きたんだっけ……」
レイは記憶を辿る。
──火の魔法が結界に当たったと思ったら、洞窟の奥から強い風が吹いて……。
周囲が明るくなっていることに気づいて、バッと顔を上げた。
「ここ、洞窟の外……?」
レイはいつの間にか洞窟を追い出されたようだった。
周囲を見回すと、洞窟内にいたほとんどの人間が、レイと同じように地面に倒れて、痛みに唸っている。
レイはシャルルルカの姿を探す。
シャルルルカはすぐ隣にいた。
彼は苦い顔で【神竜の寝床】を睨みつけている。
「シャルル先生! 一体何が……?」
「退避だ……」
「え?」
「麓まで逃げろ! 今すぐに!」
シャルルルカの必死の形相に、これは嘘ではないと直感した。
レイは倒れているマジョアンヌに駆け寄る。
「逃げますよ! マジョ子ちゃん!」
「は、はい……」
レイはマジョアンヌに肩を貸し、立ち上がらせる。
「皆さんも逃げましょう!」
レイは他の生徒にも呼びかけつつ、麓へ続く山道へと向かう。
生徒達は訳もわからず、逃げる。
叫びながら。足を引き摺りながら。這いずりながら。
一方、シャルルルカはキョーマに近づいていた。
キョーマは先ほどの強風の際、右腕を地面に打ち付けて負傷していた。
その場に蹲り、痛みに耐えている。
そんなことはお構いなしに、シャルルルカはキョーマの襟を掴んだ。
「お前、何したかわかっているのか!?」
「違っ……! 俺はただ、結界の強度を試そうと……!」
「言い訳はあとで聞く。さっさと山を降りろ、クソガキ!」
シャルルルカはキョーマを麓へ続く山道の方に放り投げる。
地面に叩きつけられたキョーマは「うう」と痛みで唸った。
その直後だった。
「オオオオオオ」
洞窟の奥から唸り声が響く。
その声はだんだんと近づいてくる。
「来る……!」
洞窟から声の主が飛び出した。
その拍子に再び強風が吹き荒れる。
シャルルルカは下を向き、帽子を手で押さえて、それをやり過ごす。
次に彼が顔を上げたとき、巨大な魔物が翼を使って、暗雲が垂れ込めている天へと浮き上がっていた。
それは、蛇のような身体に、硬そうな翼、そして、額に巨大な魔法石が埋め込まれている。
「あれが……神竜ガルディアン様……」
レイは足を進めながら、神竜ガルディアンを見上げた。
神竜ガルディアンは口を開く。
「我が眠りを妨げる者には死を」
神竜ガルディアンの背後に複数の光の矢が出現し、下界に降り注ぐ。
レイが気づいたときには、矢は直ぐそこまで来ていた。
「レイ!」
ドン、と胸を押され、レイは尻餅をつく。
レイが肩を貸していたマジョアンヌもその場に倒れた。
「ううっ……」
レイは目を開けて、顔を上げる。
目の前には、光の矢に貫かれているシャルルルカがいた。
「しゃ、シャルルルカ先生……!?」
光の矢はシャルルルカの腹部を貫通し、地面に突き刺さっている。
「……はあっ」
シャルルルカは苦しげに息を吐く。
彼はかろうじて地面につく足を踏ん張り、後ろ手で腹に刺さった矢に手をやる。
そして、矢をゆっくりと引き抜いた。
矢を引き抜いたところから、どろどろと血が溢れ出る。
「先生、血が……!」
レイが傷口を抑えようと手で触れる。
「《回復》! 《回復》……! 血が……血が止まらない……! 止まって! 止まってよ!」
レイの顔や服に血が降りかかる。
そんなこと、レイは気にしてられなかった。
血を止めることが最優先だった。
「ハハハ! ざまあないな! 偽物!」
ピエーロが笑っている。
「シャルルルカ様の名を騙るから、天罰が下ったんだ! ハハハハハ!」
「なんで、笑ってるんですか……? 先生が死にそうなんですよ!?」
レイがそう言っても、ピエーロは心底愉快そうに笑うだけだった。
「人間……契約を違えたな。我の領域を侵した罪は重いぞ」
天に浮く神竜ガルディアンは咆哮する。
「神竜を倒したことあるんだろう!? 見せてみたまえ! 大魔法使いシャルルルカ!」
ピエーロはそう言って、シャルルルカを煽る。
シャルルルカは治療するレイの手を乱暴に振り払った。
「せ、先生……?」
心配するレイを他所に、シャルルルカは神竜ガルディアンの元にフラフラと歩み寄る。
神竜ガルディアンは自身に近づく存在に気づき、目を向ける。
「汝、何用だ」
そう尋ねた直後、シャルルルカはどさりと地面に膝をついた。
そして、両手をつき、最後に頭をつく。
「神竜ガルディアン様、この度は貴方様の眠りを妨げて申し訳ありません。貴方様の怒りは尤もです。人間側の裏切り……契約を破棄されても致し方ないでしょう」
シャルルルカは自身の杖を掌に乗せ、神竜ガルディアンに捧げた。
「これは、魔王を討った希少な杖でございます。お納め下さい。そして、どうか、どうか、お許し下さい……」
その杖は、シャルルルカが大魔法使いシャルルルカである証だ。
彼の教員採用試験のとき、そのようなことを言っていた。
──あの杖は先生の大事なものなのに。そんな簡単に手放して良いの?
神竜ガルディアンは顔を近づけ、捧げられた杖をまじまじと見つめる。
「ふむ……。これは世界樹の木で出来ているのか。それにこの巨大な魔法石……素晴らしい品だ」
神竜ガルディアンはシャルルルカの杖を受け取り、宙に現れた空間の裂け目にそれをねじ込んだ。
その空間の裂け目が、神竜ガルディアンのバッグ代わりなのだろう。
「今回はそなたに免じて許そう。しかし、次はないぞ」
神竜ガルディアンはそう言い残すと、洞窟へと帰っていった。
垂れ込めていた暗雲が消え去り、辺りがしん、と静まり返る。
「許して……貰えた……?」
レイはその場にへたり込んでしまった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
兄妹無双~魔王軍に支配された異世界で兄は【模倣】妹は【消滅】の力で滅びかけの人類を救いながら勇者として好き勝手暴れます~
お茶っ葉
ファンタジー
普通の高校生《瑞樹姫乃》と妹の《咲》は魔王軍に支配された異世界で勇者として召喚される。
そこは僅かな人類と絶望だけが残された滅びへと向かう世界――――だったのだが。
最強の力を手に入れた二人にはあまり関係なかった。
【模倣】の力を得た兄は、見ただけで他人の異能を扱えるようになり、
【消滅】の力を得た妹は、触れただけで魔物を消し去る。
二人は勇者として残された人類を束ね、魔物を仲間にしながら強大な魔王軍を相手に無双する。
※最初から強いのに二人は更に強化されていきます。
※ただ異世界の人類が弱いのでそこで釣り合いが取れてます。
※小説家になろう様でも投稿しています。
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~
桜井正宗
ファンタジー
元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。
仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。
気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる