有能なはずの聖女は追放されました。転生しても慕ってくれた少年が、年上の騎士となり溺愛してきます

力を失った聖女ビアンカは、神殿を追放された。ビアンカを慕っていた少年テオドルの前で、彼女は殺されてしまう。
「わたくしは必ず帰ってくるわ」そう言い残したビアンカは、約束を果たした。王女セシリアとして生まれ変わったのだ。
 ビアンカの再来を知ったテオドルは青年になり、最愛の人の魂を宿したセシリアの護衛騎士となる。
「テオドルは、もういない聖女を愛し続けているというわ」
 彼が愛しているのが、過去の自分であることをセシリアは知らない。テオドルも隠し通したままだ。
 そしてセシリアは、自分が聖女ビアンカの生まれ変わりであると気づく。
 常にそばにいるのに、互いに隠し事を秘めた王女と騎士。主従の二人は、それぞれの恋心に気づく。
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