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浮遊島ダンジョン
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「早かったね。
僕達もさっき着いたところだよ。」
草原にぽっかりと空いた黒い穴を
じっと見つめていると、
背後からカイルさんが声をかけてきた。
振り返ると、カイルさんの他に
数十人の人が散開している気配が探知できた。
「おお、君がカケルか?
初めましてだな、
ギルド長をやってるジークだ。
今日は無理を言ってすまんが回復役として
同行頼むぞ。」
「初めまして。カケルです。
お役に立てるかどうか自信はないですが、
精一杯やらせてもらいます。」
身長が2m近い筋骨隆々という
文字通りのがっしりとした体に
身長と同じくらいの長い剣を背にした、
額に一本のツノがある
イケメンのおじさんがいた。
後ろにはネイルさんがオレンジ色の派手な
大きな杖を持って立っていた。
ジークさんは、ロアンヌさんと同じ鬼人族で
大剣使いの剣士のジョブ持ちだそうだ。
何でも斬撃というスキルで魔法も切れるそうだ。
ネイルさんは補助魔法使いのジョブで
攻撃魔法系は使えないそうだ。
戦闘も無理で精々杖の先で
魔物の頭を潰す程度だそうだ。
いや、即死しそうな爆殺人参ロッド見たいですけど。
十二分に強そうですけど。
冒険者ギルドからは初動の討伐隊以外の人は
周囲の安全確保のために散開しているそうだ。
俺たちと一緒にダンジョンに入るメンバーに
荷物持ちとなるポーター役の人はいなかったので、
ザラさんを紹介して、承認をもらった。
俺とロアンヌさんは暗視スキルを持っているので、
ロアンヌさんを先頭に、俺が殿で一列になって
ダンジョンに入ることになった。
「暗視スキルか、それはいいな。
さっき斥候に入って見てもらったが、
暗くてよく見渡せなかったと
報告を受けている。
ロアンヌ、
入ったらまず、内部の状況をよく見てくれ。
カケル、
ダンジョンに入ると、
どこから魔物が襲ってくるのか
気配探知すらできない時もある。
踏んで起動するトラップもある。
前を歩くカイルの踏んだ跡を
辿るようにして歩いてくれ。
ネイルは俺の後ろで何かあれば、
ロアンヌと俺に補助魔法を頼む。
内部には取り込まれた、
孤児院のシスターや子供達がいる。
救助を優先して進むことになる。
王都からのダンジョン討伐隊が
来るまでの時間制限付きだ。
それまではここの警備を頼んだぞ!」
ジークさんの周りに散開していた人達が
集まってきていた。
直前まで気配が探知できなった人もいた。
すごいな、本物の冒険者って。
ジークさんが大きく声を張り上げて
宣言した。
「では、これからこの七名で
ダンジョンアタックを開始する!」
おぅーという声が上がった。
気をつけて絶対帰って来いよという
声もかけてもらいながら、俺達は
ダンジョンの暗い穴に向けて歩き始めた。
穴をくぐった瞬間、変な感じがした。
あの見えない温かい壁にどこか似ている感じだ。
くぐった先はかなり暗かったが、暗視スキルで
短い草が生えた草原が続いているように見えた。
「カケル君!空を見て!」
ロアンヌさんが上を見上げて声を上げた。
慌てて見上げた先には、何かがたくさん浮いていた。
よく目を凝らしてみると、それは島のようなものが
無数に浮遊していた。
「面倒だわ。
浮遊大陸のダンジョンね。」
「カイル、
魔石灯を打ち上げてくれ!
魔物がいたら、即座に射落とせ!
ネイル、
いつでも身体強化をかけられるようにしてくれ!
ロアンヌは俺と周辺の警戒だ。
カケルとザラはネイルといてくれ。」
10本近い光る矢が打ち上げられると、
上空で破裂して周辺を明るく照らし出した。
「チッ!
ここも浮遊島か!
100歩程度で草原が切れてなくなってやがる。」
「ジーク!
右手奥の一際大きな浮遊島から
人の気配がするわ!
他には魔物の気配ばかりよ!」
「ネイル、
ワイルドウルフの魔石を全員に!」
あ、そっか。あの魔石で飛び上がれるんだった。
「待ってください!
その魔石は使わずにとっておいて下さい。
俺のスキルで飛び上がれますから、
一緒に手を繋いでください。」
俺の手をザラさんとナイルさんが取って、
ザラさんとジークさんが、ネイルさんとロアンヌさんが
手を繋いだ。
「僕は手持ちの風使いのスキルで飛び上がれるよ。」
カイルさんは単独で飛べるようだ。
じゃあ、行きますよと声をかけて、
ハイパージャンプ のスキルを使った。
ジークさんとネイルさんからお約束の悲鳴が頂けた。
一気に加速をつけて大きな浮遊島に近づいていく。
上から見下ろした感じだと、かなり大きいと思う。
手前には湖のような煌めきも見えるし、
奥の方にはツンツンした感じの高い山が聳えている。
山の手前あたりまでが妙に真っ暗で不気味だった。
そう思っていると湖の手前にまで飛んでいたので、
ほとりに着地しようと思った。
「カケル!
湖から離れてくれ!
あれは湖じゃねぇ!!
できるだけ距離をとってくれ!」
慌ててもう1度スキルの力を込めて、
右側の草原めがけて飛び上がった。
ドバッ!という水飛沫を跳ね上げるような音が響いて
湖から水で出来た長い触手のようなものが
俺たちを貫こうとすごい勢いで伸びてきていた。
僕達もさっき着いたところだよ。」
草原にぽっかりと空いた黒い穴を
じっと見つめていると、
背後からカイルさんが声をかけてきた。
振り返ると、カイルさんの他に
数十人の人が散開している気配が探知できた。
「おお、君がカケルか?
初めましてだな、
ギルド長をやってるジークだ。
今日は無理を言ってすまんが回復役として
同行頼むぞ。」
「初めまして。カケルです。
お役に立てるかどうか自信はないですが、
精一杯やらせてもらいます。」
身長が2m近い筋骨隆々という
文字通りのがっしりとした体に
身長と同じくらいの長い剣を背にした、
額に一本のツノがある
イケメンのおじさんがいた。
後ろにはネイルさんがオレンジ色の派手な
大きな杖を持って立っていた。
ジークさんは、ロアンヌさんと同じ鬼人族で
大剣使いの剣士のジョブ持ちだそうだ。
何でも斬撃というスキルで魔法も切れるそうだ。
ネイルさんは補助魔法使いのジョブで
攻撃魔法系は使えないそうだ。
戦闘も無理で精々杖の先で
魔物の頭を潰す程度だそうだ。
いや、即死しそうな爆殺人参ロッド見たいですけど。
十二分に強そうですけど。
冒険者ギルドからは初動の討伐隊以外の人は
周囲の安全確保のために散開しているそうだ。
俺たちと一緒にダンジョンに入るメンバーに
荷物持ちとなるポーター役の人はいなかったので、
ザラさんを紹介して、承認をもらった。
俺とロアンヌさんは暗視スキルを持っているので、
ロアンヌさんを先頭に、俺が殿で一列になって
ダンジョンに入ることになった。
「暗視スキルか、それはいいな。
さっき斥候に入って見てもらったが、
暗くてよく見渡せなかったと
報告を受けている。
ロアンヌ、
入ったらまず、内部の状況をよく見てくれ。
カケル、
ダンジョンに入ると、
どこから魔物が襲ってくるのか
気配探知すらできない時もある。
踏んで起動するトラップもある。
前を歩くカイルの踏んだ跡を
辿るようにして歩いてくれ。
ネイルは俺の後ろで何かあれば、
ロアンヌと俺に補助魔法を頼む。
内部には取り込まれた、
孤児院のシスターや子供達がいる。
救助を優先して進むことになる。
王都からのダンジョン討伐隊が
来るまでの時間制限付きだ。
それまではここの警備を頼んだぞ!」
ジークさんの周りに散開していた人達が
集まってきていた。
直前まで気配が探知できなった人もいた。
すごいな、本物の冒険者って。
ジークさんが大きく声を張り上げて
宣言した。
「では、これからこの七名で
ダンジョンアタックを開始する!」
おぅーという声が上がった。
気をつけて絶対帰って来いよという
声もかけてもらいながら、俺達は
ダンジョンの暗い穴に向けて歩き始めた。
穴をくぐった瞬間、変な感じがした。
あの見えない温かい壁にどこか似ている感じだ。
くぐった先はかなり暗かったが、暗視スキルで
短い草が生えた草原が続いているように見えた。
「カケル君!空を見て!」
ロアンヌさんが上を見上げて声を上げた。
慌てて見上げた先には、何かがたくさん浮いていた。
よく目を凝らしてみると、それは島のようなものが
無数に浮遊していた。
「面倒だわ。
浮遊大陸のダンジョンね。」
「カイル、
魔石灯を打ち上げてくれ!
魔物がいたら、即座に射落とせ!
ネイル、
いつでも身体強化をかけられるようにしてくれ!
ロアンヌは俺と周辺の警戒だ。
カケルとザラはネイルといてくれ。」
10本近い光る矢が打ち上げられると、
上空で破裂して周辺を明るく照らし出した。
「チッ!
ここも浮遊島か!
100歩程度で草原が切れてなくなってやがる。」
「ジーク!
右手奥の一際大きな浮遊島から
人の気配がするわ!
他には魔物の気配ばかりよ!」
「ネイル、
ワイルドウルフの魔石を全員に!」
あ、そっか。あの魔石で飛び上がれるんだった。
「待ってください!
その魔石は使わずにとっておいて下さい。
俺のスキルで飛び上がれますから、
一緒に手を繋いでください。」
俺の手をザラさんとナイルさんが取って、
ザラさんとジークさんが、ネイルさんとロアンヌさんが
手を繋いだ。
「僕は手持ちの風使いのスキルで飛び上がれるよ。」
カイルさんは単独で飛べるようだ。
じゃあ、行きますよと声をかけて、
ハイパージャンプ のスキルを使った。
ジークさんとネイルさんからお約束の悲鳴が頂けた。
一気に加速をつけて大きな浮遊島に近づいていく。
上から見下ろした感じだと、かなり大きいと思う。
手前には湖のような煌めきも見えるし、
奥の方にはツンツンした感じの高い山が聳えている。
山の手前あたりまでが妙に真っ暗で不気味だった。
そう思っていると湖の手前にまで飛んでいたので、
ほとりに着地しようと思った。
「カケル!
湖から離れてくれ!
あれは湖じゃねぇ!!
できるだけ距離をとってくれ!」
慌ててもう1度スキルの力を込めて、
右側の草原めがけて飛び上がった。
ドバッ!という水飛沫を跳ね上げるような音が響いて
湖から水で出来た長い触手のようなものが
俺たちを貫こうとすごい勢いで伸びてきていた。
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