真実の愛なんてクソ喰らえ

第一章

銀紙に包まれた秘密⑥

メリメリ…と、太い杭が密に塗れた中心をゆっくりと割いていく。

しつこく舐められた事もあって中はしっとりと濡れているけれど、やはり大きいものは大きくて。破瓜の時とは違った痛みに生理的な涙が滲む。




「…っ、くっ、」

「アァーーー…ッ、ぃっ、やっ、」




中に収まりきらない大きさのものが奥を刺激した瞬間、胃の方にまで衝撃を受け、食べたものが込み上げた時のように「うっぷ」と声が漏れた。

怖い…。

これ、どうなるの…。

そう考えていたのも束の間。一度中に入った後、簡単に抜けないように根元を膨らませた肉棒が私の中で律動を始める。




「…っ、ァっ、あっ、うっ、ぁっ、」

「…」

「っ、うっ、うぅっ、」

「…ルビー、」




熱を孕んだ声に呼ばれながら頬を撫でられ、ぼんやりと金色の瞳を見つめる。

酷い事をしないと言っておきながら約束を破って私を犯してる癖に、表情は苦しそうだ。

子宮を押し上げる力が強く、度々えづいてしまう。





「…っ、ぁはっ、うっ、」





誰かに犯されるこの感覚は久しぶりだった。

けれどいつもとは違い、何故か気持ち良くて。

心臓が凄く早く音を奏でている上に、密も止まらない。

ああ、これが運命の番同士の行為なのかと納得している自分がいた。

彼が出入りする度に肌と肌がぶつかり合う音や、少し粘り気のある水音が部屋に響き渡り、それがかなりいやらしく感じる。

長い…。

もう何度も突き上げられた…。

ロウの時はもうこの時点で何度か出していたのに、彼は全く出さず、荒々しい呼吸を響かせて腰を打ち付けていた。