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ただいま修行中
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職業の確認も終わり、滞在予定の部屋に案内される。
「え?ここ?」
「広すぎない?っていうか、普通にお屋敷よね?」
「こちらは勇者様方専用の宿泊施設となっております。調理担当のシェフ、清掃担当のメイド、身の回りのお世話担当の私達で、お3方のお世話をさせていただきます」
お屋敷前にずらりと並んだ人員を見て、うへぇとなる将太と美海。カトはキュッと美海にしがみついた。
次の日から魔法の練習が始まった。将太は剣と魔法の訓練をしているが、ずっと習っていた剣道の癖が出てくるようで苦戦している。美海は魔法の呪文詠唱に羞恥心を隠せていない。カトは獅子人族に勇者としての身のこなしや格闘術、人化の術を習っている。
「もぉ、いやぁ!!」
「美海は魔法だろ?何が嫌なんだよ」
「呪文よ。あんなの言いたくなぁい!!」
「自棄になって『風よ、我が手に集いてかの敵を切り裂け。ウィンドカッター』って叫んでたもんな」
「ぅぅぅ……。早く無詠唱を覚えなきゃ。でも、無詠唱も詠唱ありの呪文に慣れてきたらって条件だし」
「僕は剣道の癖が出ちゃって修正するのに大変」
「小さい頃からやってたものねぇ」
「西洋剣だし構えから違うんだよね」
「そうなの?」
「そうなの」
「カトちゃんはどうしてるのかしら?」
「格闘術と人化の術だっけ?カトが人化したらどんな感じだろうね」
「絶対に可愛いと思う」
「カトも雄だし、カッコいいの方が良いんじゃない?」
「えぇぇぇぇ。カッコ可愛いは?」
「良いんじゃない?」
無駄話はしているが、今も修行中である。将太は適正があった光魔法でライトを維持しているし、美海は植物魔法で種をひたすら芽出ししている。この種を植樹出来るようになるまで成長させるのが、美海のノルマだ。
「魔法かぁ。まさか使えるとは思わなかった」
「私も。しかも聖女だって絶対にカッコ笑いって付いていそう」
「そんな感じ………って!!痛ぇって!!」
バシバシと将太の背中を叩く美海に、将太が抗議する。
「ホントの事だけど、肯定されるとムカつく」
黙々と苗木を成長させ始めた美海を、チラッと将太が見て、小さくため息を吐いた。
「なによ?」
「その木、何の木?」
「さぁ?教えてくれている神官さんの話だと、毒があって近付くと危険とかなんとか」
「何だそれ?」
「知るわけないじゃん。どんな効果かはその位しか教えてもらってないんだもの。触りすぎるなとも言われたけど」
「触っただけで危険って事?」
「さぁ?」
「まさか聖魔法で解毒とか、鍛えてる訳じゃないよね?」
「まさか」
将太は魔法を火魔法に切り替える。今度は剣の先に火の玉を灯し続けた。
「しょたー、みにゃみー」
舌足らずな声が聞こえたと思ったら、白髪の男の子が走ってきた。後ろを獅子人族の長、ライアンが追いかけている。
「しょた、みにゃみ、ニンゲンになれたよ」
「え?カト?」
「そうだよー」
「いやん、カッコ可愛い」
「わわわっ」
ギュウッと美海に抱きつかれて、カトが目を白黒させる。
「カト、格闘術ってどう?」
「ライアンのオジちゃんに遊んでもらってる」
「オジちゃん……」
ニパッと笑ったカトになんとも言えない目を向けて、カトの後ろにいたライアンに頭を下げた。
「カトがすみません」
「いやいや。なんとも無邪気な勇者様だ。しかし若さもあって身のこなしも格闘術も様になっている」
カトと遊ぶ美海を見て、ライアンが将太に目を向ける。
「勇者様は元はカイネコだったと言っていたが」
「はい。僕の母と美海の父親が再婚したんです。だから美海とは義理の兄妹になります。美海が妹ですね。同い年ですが。カトは美海が拾った猫です」
「拾った?」
「公園に捨てられてたそうです。可哀想だって連れてきて、病院とかエサとかトイレとか、全部自分でやるって……。結局僕まで巻き込まれましたけど」
「そちらの世界にはそんな悪辣な状況もあるのだな」
「そうですね」
「ショータといったな。こちらの世界に来た時にそこまでパニックになっていなかったように感じたのだが」
「そういう小説、空想物語とでも言いましょうか。そういう本えっと、書物が僕達の世界にはたくさんあるんです。僕も美海もそういうのが好きで、よく読んでいましたから」
「そうか」
「でもたいていは帰れないんですよね」
「帰れない?呼び出しておいて?」
「はい。後は騙して奴隷化するとか。でも、こっちの人達はそんな感じはなかったし、美海と話し合って僕達が役に立てるならって引き受けたんです」
「カト様は?」
「美海が引き受けましたからね。行く?って聞いたら一緒に行くって言ってました」
「信じ合う絆か」
「そう言われると照れ臭いですけどね」
戯れているカトと美海をしばらく見ていたが、休憩時間が終わったからと、ライアンさんはカトを連れて戻っていった。
その後も将太達は修行を続ける。勇者となり魔王を倒すことを課せられたカトの助けとなれるように。魔王は勇者でなければ倒せないらしいけど、魔王の元にたどり着くまでの障害は排除してやれる。美海は直接戦闘には加わらない。魔法で掩護射撃をしたり戦闘後の傷を癒すのが役目だ。将太も光魔法で少し位の怪我なら治せるけど、聖女の職業を持つ美海にはかなわない。
カトは順調に実力を伸ばしているらしい。ライアンが付きっきりで面倒を見てくれているらしく、休憩時間に将太と美海の所に走ってくる時にも付いてきてくれている。カト自身は無邪気に遊んでいるつもりのようだが、元々の身体能力ゆえかライアンを翻弄する事もあるようだ。
「え?魔物狩りですか?」
「魔に飲まれた者達を天に還さねばならん。嫌な役目だが同行してもらえるだろうか」
ライアンと鼠人族の長、ラトゥが一緒に行ってくれるらしい。鼠人族はその身体能力を活かして斥候をしてくれるらしい。
後は美海の先生の人族のマリアと、犬人族のスルリアも一緒だ。マリアは魔法の、スルリアは聖魔法の先生だ。
「私はお役に立てませんからな」
僕に剣術を教えてくれている鳥人族のミグランが言った。ミグランは鷹のような羽毛が全身に生えていて、魔王が居るとされる場所に近付くと魔物化する恐れがあるらしい。剣術の先生をやっているくらいだから、ミグランが魔物化してしまったら、不味いのではないかと留守番に決まった。
ライアンとラトゥ、マリアとスルリア以外にも魔物狩りに同行する者達はいる。多国の有志軍もあちこちで魔物狩りをしているらしい。魔王討伐に同行するのはその中でも選ばれた者だそうだけど。
魔物狩りに出て、最初に出会ったのはでっかい蚊の魔物。美海とマリアが風魔法で蚊を地面に落としてカトが爪で仕留めた。
「みにゃみ、しょた、みてみて、仕留めたよ」
「あぁ、うん。スゴいスゴい」
ボタボタと緑色の体液を垂らしている蚊を、見せびらかすように運んできたカトだけど、遠くても大きいから見えてたってば。自慢したいんだろうな、って思うけど、そんな大きい蚊は、正直に言って見たくない。
その後も出会う魔物は虫系が多かった。蚊、ハエ、蜂、ワーム、カブトムシ、クワガタ。
でっかいGが出た時は、美海がパニックになって魔法を連発して火魔法で焼き付くしてしまった。
「出番がなかった……」
「Gは、Gはいやぁ。見たくないぃぃ」
「気持ちは分かる。通常サイズなら丸めた新聞でバシッと一発だけど、あの大きさは……」
「殺虫剤はないよね?真剣に欲しいんだけど」
「あの大きさに効くのかな?」
「え?ここ?」
「広すぎない?っていうか、普通にお屋敷よね?」
「こちらは勇者様方専用の宿泊施設となっております。調理担当のシェフ、清掃担当のメイド、身の回りのお世話担当の私達で、お3方のお世話をさせていただきます」
お屋敷前にずらりと並んだ人員を見て、うへぇとなる将太と美海。カトはキュッと美海にしがみついた。
次の日から魔法の練習が始まった。将太は剣と魔法の訓練をしているが、ずっと習っていた剣道の癖が出てくるようで苦戦している。美海は魔法の呪文詠唱に羞恥心を隠せていない。カトは獅子人族に勇者としての身のこなしや格闘術、人化の術を習っている。
「もぉ、いやぁ!!」
「美海は魔法だろ?何が嫌なんだよ」
「呪文よ。あんなの言いたくなぁい!!」
「自棄になって『風よ、我が手に集いてかの敵を切り裂け。ウィンドカッター』って叫んでたもんな」
「ぅぅぅ……。早く無詠唱を覚えなきゃ。でも、無詠唱も詠唱ありの呪文に慣れてきたらって条件だし」
「僕は剣道の癖が出ちゃって修正するのに大変」
「小さい頃からやってたものねぇ」
「西洋剣だし構えから違うんだよね」
「そうなの?」
「そうなの」
「カトちゃんはどうしてるのかしら?」
「格闘術と人化の術だっけ?カトが人化したらどんな感じだろうね」
「絶対に可愛いと思う」
「カトも雄だし、カッコいいの方が良いんじゃない?」
「えぇぇぇぇ。カッコ可愛いは?」
「良いんじゃない?」
無駄話はしているが、今も修行中である。将太は適正があった光魔法でライトを維持しているし、美海は植物魔法で種をひたすら芽出ししている。この種を植樹出来るようになるまで成長させるのが、美海のノルマだ。
「魔法かぁ。まさか使えるとは思わなかった」
「私も。しかも聖女だって絶対にカッコ笑いって付いていそう」
「そんな感じ………って!!痛ぇって!!」
バシバシと将太の背中を叩く美海に、将太が抗議する。
「ホントの事だけど、肯定されるとムカつく」
黙々と苗木を成長させ始めた美海を、チラッと将太が見て、小さくため息を吐いた。
「なによ?」
「その木、何の木?」
「さぁ?教えてくれている神官さんの話だと、毒があって近付くと危険とかなんとか」
「何だそれ?」
「知るわけないじゃん。どんな効果かはその位しか教えてもらってないんだもの。触りすぎるなとも言われたけど」
「触っただけで危険って事?」
「さぁ?」
「まさか聖魔法で解毒とか、鍛えてる訳じゃないよね?」
「まさか」
将太は魔法を火魔法に切り替える。今度は剣の先に火の玉を灯し続けた。
「しょたー、みにゃみー」
舌足らずな声が聞こえたと思ったら、白髪の男の子が走ってきた。後ろを獅子人族の長、ライアンが追いかけている。
「しょた、みにゃみ、ニンゲンになれたよ」
「え?カト?」
「そうだよー」
「いやん、カッコ可愛い」
「わわわっ」
ギュウッと美海に抱きつかれて、カトが目を白黒させる。
「カト、格闘術ってどう?」
「ライアンのオジちゃんに遊んでもらってる」
「オジちゃん……」
ニパッと笑ったカトになんとも言えない目を向けて、カトの後ろにいたライアンに頭を下げた。
「カトがすみません」
「いやいや。なんとも無邪気な勇者様だ。しかし若さもあって身のこなしも格闘術も様になっている」
カトと遊ぶ美海を見て、ライアンが将太に目を向ける。
「勇者様は元はカイネコだったと言っていたが」
「はい。僕の母と美海の父親が再婚したんです。だから美海とは義理の兄妹になります。美海が妹ですね。同い年ですが。カトは美海が拾った猫です」
「拾った?」
「公園に捨てられてたそうです。可哀想だって連れてきて、病院とかエサとかトイレとか、全部自分でやるって……。結局僕まで巻き込まれましたけど」
「そちらの世界にはそんな悪辣な状況もあるのだな」
「そうですね」
「ショータといったな。こちらの世界に来た時にそこまでパニックになっていなかったように感じたのだが」
「そういう小説、空想物語とでも言いましょうか。そういう本えっと、書物が僕達の世界にはたくさんあるんです。僕も美海もそういうのが好きで、よく読んでいましたから」
「そうか」
「でもたいていは帰れないんですよね」
「帰れない?呼び出しておいて?」
「はい。後は騙して奴隷化するとか。でも、こっちの人達はそんな感じはなかったし、美海と話し合って僕達が役に立てるならって引き受けたんです」
「カト様は?」
「美海が引き受けましたからね。行く?って聞いたら一緒に行くって言ってました」
「信じ合う絆か」
「そう言われると照れ臭いですけどね」
戯れているカトと美海をしばらく見ていたが、休憩時間が終わったからと、ライアンさんはカトを連れて戻っていった。
その後も将太達は修行を続ける。勇者となり魔王を倒すことを課せられたカトの助けとなれるように。魔王は勇者でなければ倒せないらしいけど、魔王の元にたどり着くまでの障害は排除してやれる。美海は直接戦闘には加わらない。魔法で掩護射撃をしたり戦闘後の傷を癒すのが役目だ。将太も光魔法で少し位の怪我なら治せるけど、聖女の職業を持つ美海にはかなわない。
カトは順調に実力を伸ばしているらしい。ライアンが付きっきりで面倒を見てくれているらしく、休憩時間に将太と美海の所に走ってくる時にも付いてきてくれている。カト自身は無邪気に遊んでいるつもりのようだが、元々の身体能力ゆえかライアンを翻弄する事もあるようだ。
「え?魔物狩りですか?」
「魔に飲まれた者達を天に還さねばならん。嫌な役目だが同行してもらえるだろうか」
ライアンと鼠人族の長、ラトゥが一緒に行ってくれるらしい。鼠人族はその身体能力を活かして斥候をしてくれるらしい。
後は美海の先生の人族のマリアと、犬人族のスルリアも一緒だ。マリアは魔法の、スルリアは聖魔法の先生だ。
「私はお役に立てませんからな」
僕に剣術を教えてくれている鳥人族のミグランが言った。ミグランは鷹のような羽毛が全身に生えていて、魔王が居るとされる場所に近付くと魔物化する恐れがあるらしい。剣術の先生をやっているくらいだから、ミグランが魔物化してしまったら、不味いのではないかと留守番に決まった。
ライアンとラトゥ、マリアとスルリア以外にも魔物狩りに同行する者達はいる。多国の有志軍もあちこちで魔物狩りをしているらしい。魔王討伐に同行するのはその中でも選ばれた者だそうだけど。
魔物狩りに出て、最初に出会ったのはでっかい蚊の魔物。美海とマリアが風魔法で蚊を地面に落としてカトが爪で仕留めた。
「みにゃみ、しょた、みてみて、仕留めたよ」
「あぁ、うん。スゴいスゴい」
ボタボタと緑色の体液を垂らしている蚊を、見せびらかすように運んできたカトだけど、遠くても大きいから見えてたってば。自慢したいんだろうな、って思うけど、そんな大きい蚊は、正直に言って見たくない。
その後も出会う魔物は虫系が多かった。蚊、ハエ、蜂、ワーム、カブトムシ、クワガタ。
でっかいGが出た時は、美海がパニックになって魔法を連発して火魔法で焼き付くしてしまった。
「出番がなかった……」
「Gは、Gはいやぁ。見たくないぃぃ」
「気持ちは分かる。通常サイズなら丸めた新聞でバシッと一発だけど、あの大きさは……」
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