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Outsmart
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【前回までのあらすじ】
洞窟には2人の人間神族がいた。
能力授受のテストとして2人と戦うことに。。
アスタロト「私達の事はどこまで??」
ククリヒメ「何も。相手の事前情報を知るのはフェアではない、と。アペプ様の配慮です」
マチルダ(広い空間だけど遮蔽物は一切ない。地形利用は難しそうね。人間神族にしか見えないギミックもあるかもしれない、グッちゃんを後ろに下げて後方支援が最適解だわ)
ワクムスビ(敵の前にまず環境の確認ですか...。使える物は何でも利用するタイプ、間違いなく彼女がこのチームのブレインですわね)
ククリヒメ「おそらく我々にしか見えない物を警戒しているのでしょう? ご心配なく、そのような仕掛けは施してないわ」
ななこ「だって。どうする、マチ」
マチルダ「半分は信じましょう、でも鵜呑みはダメよ。...人間神族は環境操作やデバフなんかに長けている者が多いとあったわ。となれば...なな!! 速攻よ!!」
ななこ「了解!!」
ななこはワクムスビに真っ直ぐ向かっていく。
ワクムスビ「速い!! くっ!!」
避けるのがやっとの体術のコンボでワクムスビに魔法を使うスキを与えない。
ククリヒメ「ワクッ!! はっ!!」
マチルダのキックアウトがククリヒメの頬をかすめる。
マチルダ「こっちは3人でやるわよ!!」
ククリヒメも3人一斉攻撃で魔法を使う暇なく攻撃される、だが...
ククリヒメ「魔法は無理でも能力は別...」
ククリヒメが指を鳴らす。
すると大きな音を浴びたような圧を3人は感じた。
マチルダ(何? 特にダメージはないようだけど...)
ククリヒメは3人の波状攻撃をかわしながら何度も指を鳴らし続ける。
するとマチルダが突然跪く。
マチルダ「うっ...何、コレ。頭の中がグチャグチャで何も考えられない...」
グディオン「マチさん、どうしたの??」
アスタロト「私も何か気分悪くなってきたわ...」
アスタロトも座り込んでしまった。
ククリヒメ「能力名『ブレブレブレイン』2本分の指を使うくせに知性が低い者にはまるで効果がないコスパの悪いしょ~もない能力よ!!」
マチルダ(自分の能力...ディスんなw とはいえこれじゃ戦闘続行なんて出来やしない...)
マチルダ「グッちゃん、回復するまで1人で頑張れる??」
グディオン「う、うん、絶対勝てないけど...頑張ってみる!!」
ククリヒメ(ブレブレブレインはMP消費量は少ないけど指への負担が大きいので連発出来ない。お孫さんは見た所大した強さじゃないわね。まずはこの子をねじ伏せるとしましょう)
グディオン「いっくぞ~~フレイタ」
グディオンが炎魔法を放つ。
ククリヒメ「弱々しいし速度もノロノロ...やはり発展途上ね」
ククリヒメは避けずにそのまま振り払う。
グディオン「あぁ~、やっぱりダメか~~...でも、もう一回!!」
ククリヒメ「?? 何故今さっきまるで通用しなかった魔法を再び??」
グディオン「フレイタ!!」
ククリヒメ「!!!」
さっきとは比べ物にならない速度と威力のフレイタがククリヒメを襲う。
ククリヒメ「くっ!!」
辛うじてかわすククリヒメ、更に...
ククリヒメ「なにっ!!」
間髪入れず、氷の中級魔法アイスブレータがククリヒメに飛んできた。
ククリヒメ「きゃああっ!!」
アイスブレータはククリヒメに直撃、ダメージを負う、そして。
ククリヒメ「かはっ!!」
後方からマチルダのキックアウトがクリーンヒット。
ククリヒメ「やら、れた。一撃目のフレイタは瞞着か...」
マチルダ「そうよ。付け加えると氷系魔法はグッちゃんが唯一得意で、かつ着弾までのスピードが全属性で一番だからね」
グディオン「えへへ。マチさんに教えてもらった戦略、うまくいったね♪」
ククリヒメ「虚偽の、情報を相手に与えたのね。この世界では、あまり見ない戦略だから油断したわ」
グディオン「回復するね、動いちゃダメだよ」
マチルダ「こっちはもういいわね。アスタロト立ちなさい!! ななの加勢に行くわよ」
アスタロト「待って...まだ頭ん中がまとまらない、効果が切れてないわ」
マチルダ「あんたの頭の中がまとまった事なんて生まれて此の方ないでしょ!! さっさと行くわよ!!」
グディオン・ククリヒメ(ひっどww)
ククリヒメ「待って、ワクは理性的だけど相手が手ごわいとやり過ぎちゃう癖がある。私も一緒に行くわ、いざとなれば私が止めなきゃね」
4人でななこの元に向かう。
そこで4人が見たものは...。
マチルダ「なな!!」
ななこは地面に這いつくばっていた。
グディオン「ななさん、大丈夫!?」
ななこはゆっくり手を挙げ、無事を伝える。
ワクムスビ「はぁ、はぁ...」
ククリヒメ「ウソでしょ...あのワクが息切らしてる...」
マチルダ「?? 選手交代よ、私達が相手になるわ」
ななこが敗北したワクムスビの実力とは?
倒れているななこのパンツを覗くグディオンは百合なのか?おっさんなのか??
次回、マチルダの推理が炸裂する!!(しませんw)
.............................
【補足コーナー】
・能力は基本、指1本につきひとつ習得可能だが、ブレブレブレインは2本必要でかつ鳴らせる指でないとならない。つまり親指といずれかの指となるが小指で音は出にくいので実質3択w
・グディオンの対応中にマチルダは背後に回り込んだ
・瞞着とは、相手を騙すこと
・マチルダはグディオンにこの戦略だけをまずは徹底的に叩き込んだ。故に、これを防がれるとグディオンに成す術はなかった
洞窟には2人の人間神族がいた。
能力授受のテストとして2人と戦うことに。。
アスタロト「私達の事はどこまで??」
ククリヒメ「何も。相手の事前情報を知るのはフェアではない、と。アペプ様の配慮です」
マチルダ(広い空間だけど遮蔽物は一切ない。地形利用は難しそうね。人間神族にしか見えないギミックもあるかもしれない、グッちゃんを後ろに下げて後方支援が最適解だわ)
ワクムスビ(敵の前にまず環境の確認ですか...。使える物は何でも利用するタイプ、間違いなく彼女がこのチームのブレインですわね)
ククリヒメ「おそらく我々にしか見えない物を警戒しているのでしょう? ご心配なく、そのような仕掛けは施してないわ」
ななこ「だって。どうする、マチ」
マチルダ「半分は信じましょう、でも鵜呑みはダメよ。...人間神族は環境操作やデバフなんかに長けている者が多いとあったわ。となれば...なな!! 速攻よ!!」
ななこ「了解!!」
ななこはワクムスビに真っ直ぐ向かっていく。
ワクムスビ「速い!! くっ!!」
避けるのがやっとの体術のコンボでワクムスビに魔法を使うスキを与えない。
ククリヒメ「ワクッ!! はっ!!」
マチルダのキックアウトがククリヒメの頬をかすめる。
マチルダ「こっちは3人でやるわよ!!」
ククリヒメも3人一斉攻撃で魔法を使う暇なく攻撃される、だが...
ククリヒメ「魔法は無理でも能力は別...」
ククリヒメが指を鳴らす。
すると大きな音を浴びたような圧を3人は感じた。
マチルダ(何? 特にダメージはないようだけど...)
ククリヒメは3人の波状攻撃をかわしながら何度も指を鳴らし続ける。
するとマチルダが突然跪く。
マチルダ「うっ...何、コレ。頭の中がグチャグチャで何も考えられない...」
グディオン「マチさん、どうしたの??」
アスタロト「私も何か気分悪くなってきたわ...」
アスタロトも座り込んでしまった。
ククリヒメ「能力名『ブレブレブレイン』2本分の指を使うくせに知性が低い者にはまるで効果がないコスパの悪いしょ~もない能力よ!!」
マチルダ(自分の能力...ディスんなw とはいえこれじゃ戦闘続行なんて出来やしない...)
マチルダ「グッちゃん、回復するまで1人で頑張れる??」
グディオン「う、うん、絶対勝てないけど...頑張ってみる!!」
ククリヒメ(ブレブレブレインはMP消費量は少ないけど指への負担が大きいので連発出来ない。お孫さんは見た所大した強さじゃないわね。まずはこの子をねじ伏せるとしましょう)
グディオン「いっくぞ~~フレイタ」
グディオンが炎魔法を放つ。
ククリヒメ「弱々しいし速度もノロノロ...やはり発展途上ね」
ククリヒメは避けずにそのまま振り払う。
グディオン「あぁ~、やっぱりダメか~~...でも、もう一回!!」
ククリヒメ「?? 何故今さっきまるで通用しなかった魔法を再び??」
グディオン「フレイタ!!」
ククリヒメ「!!!」
さっきとは比べ物にならない速度と威力のフレイタがククリヒメを襲う。
ククリヒメ「くっ!!」
辛うじてかわすククリヒメ、更に...
ククリヒメ「なにっ!!」
間髪入れず、氷の中級魔法アイスブレータがククリヒメに飛んできた。
ククリヒメ「きゃああっ!!」
アイスブレータはククリヒメに直撃、ダメージを負う、そして。
ククリヒメ「かはっ!!」
後方からマチルダのキックアウトがクリーンヒット。
ククリヒメ「やら、れた。一撃目のフレイタは瞞着か...」
マチルダ「そうよ。付け加えると氷系魔法はグッちゃんが唯一得意で、かつ着弾までのスピードが全属性で一番だからね」
グディオン「えへへ。マチさんに教えてもらった戦略、うまくいったね♪」
ククリヒメ「虚偽の、情報を相手に与えたのね。この世界では、あまり見ない戦略だから油断したわ」
グディオン「回復するね、動いちゃダメだよ」
マチルダ「こっちはもういいわね。アスタロト立ちなさい!! ななの加勢に行くわよ」
アスタロト「待って...まだ頭ん中がまとまらない、効果が切れてないわ」
マチルダ「あんたの頭の中がまとまった事なんて生まれて此の方ないでしょ!! さっさと行くわよ!!」
グディオン・ククリヒメ(ひっどww)
ククリヒメ「待って、ワクは理性的だけど相手が手ごわいとやり過ぎちゃう癖がある。私も一緒に行くわ、いざとなれば私が止めなきゃね」
4人でななこの元に向かう。
そこで4人が見たものは...。
マチルダ「なな!!」
ななこは地面に這いつくばっていた。
グディオン「ななさん、大丈夫!?」
ななこはゆっくり手を挙げ、無事を伝える。
ワクムスビ「はぁ、はぁ...」
ククリヒメ「ウソでしょ...あのワクが息切らしてる...」
マチルダ「?? 選手交代よ、私達が相手になるわ」
ななこが敗北したワクムスビの実力とは?
倒れているななこのパンツを覗くグディオンは百合なのか?おっさんなのか??
次回、マチルダの推理が炸裂する!!(しませんw)
.............................
【補足コーナー】
・能力は基本、指1本につきひとつ習得可能だが、ブレブレブレインは2本必要でかつ鳴らせる指でないとならない。つまり親指といずれかの指となるが小指で音は出にくいので実質3択w
・グディオンの対応中にマチルダは背後に回り込んだ
・瞞着とは、相手を騙すこと
・マチルダはグディオンにこの戦略だけをまずは徹底的に叩き込んだ。故に、これを防がれるとグディオンに成す術はなかった
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