どうも、邪神です

満月丸

文字の大きさ
上 下
120 / 120
冒険者編

※各キャラクター設定集:ネタバレ注意!※

しおりを挟む
ネタバレ全開な登場人物設定集。
各話で出てきた主要人物からモブキャラまでのアレソレを適当に書き散らしたメモ帳です。
誰のことかわからなくなったら、どうぞ御覧ください。



『原初の三神』


ルドラ:
容姿:黒髪で紫ローブの仮面男
本編の主人公。人種を作ったゲンニ大陸の神様。ゲンニはそのまんま人間のもじり。
現代社会で死した男性であり、『世界』の手によって連れてこられ、なし崩し的に神様をやり始めた元人間。ぐーたらで面倒くさがり屋の身内贔屓な変人であり、冒険者編からは美酒美食に目覚めた食いしん坊キャラでもある。
時、夜、月、冥府などを司り管理している、定命の者にとってはこわーいお人。中二病とロマンを心から愛しているカッコつけたがり屋で、ある意味で同類な『世界』が嫌いなのだが、実は世界のことを一番に考えているという皮肉な現状に思うところは多いようだ。なお、プロット時のイメージはひねくれ魔法使いだったりする。


ティニマ:
容姿:緑の髪、蔓で顔を覆った少女の外見、アホ毛の先に花が咲いてる、アルラウネっぽい
原初の三柱の一人。東大陸のメルディニマで翼種を作った神様。
ルドラと同じくこの世界に呼ばれ、大地と海と精霊と魔法を作り出した。ほわほわ雰囲気なノータリンで面倒事はルドラに放り投げる悪癖があるが、有事の際は下界のことを真剣に考える一面も。他二人との関係性は良好だが、友情以上の感情になることが無さそうな雰囲気である。というか、基本的に彼女らは「親」としての立場で物事を見ていおり、更に人としての欲求がないという問題もあって、互いを異性として思い合う余地がなかったりする。
自分は定命の者を守る神になりたいと考えているので、時々ルドラと対立する。プロット時のイメージはヒーラーみたいな僧侶枠だったりする。


ヴァーベル:
容姿:赤い鬣の獅子マスクを被った筋骨隆々の男、赤いトラ模様の腰巻きをしてる
原初の三柱の一人、西大陸のザーレドで獣種を作った神様。
ルドラと同じように世界に呼ばれて二つ返事でオッケー出した脳筋。天空と太陽、それと神界を統治している。また錬金術を作り出すなど知的な部分もあるのだが、内容がアレすぎて勇者からは顰蹙を買っていた。猪突猛進タイプであまり深く物を考えない。ルドラが勝手に命をふっとばした際はキレて衝突したが、後に仲直りしている。プロット時のイメージは脳筋戦士、なのであまり深く考えないし、ひねくれ魔法使いと衝突したのは必然であったのだ。


『三種の始祖』


ヴァルス:
容姿:黒髪黒目、紫ローブに草の冠
ルドラが作り出した人種の始祖で、ルドラの息子である。人がまだ獣だった頃から世界に存在し続けているが、当人は原初の頃はもう忘れつつある。
親に似ず温厚で理知的な人柄。初めて人の王国を作り、王様として数千年在位していたのだが、人が自身で思考することを止めるようになった為に家出し、後に伴侶となるエルシレアと出会って仲睦まじい夫婦となる。その後、天族と地族の戦争を止めようと我が身を省みず姿を表したが、エルシレア共々殺されてしまい、それがルドラの逆鱗に触れる事に。
死後は冥府の補佐神としてルドラの傍で仕事を手伝っている。後に冥王ルドヴァルスとして冥府の王になるのだが、それはまた遠い未来の話。学者と旅人の守護聖人である。

サレン:
容姿:長い緑髪、青い瞳、緑みのかかった肌色、白鳩の翼、美人
ティニマが作り出しルドラが手を加えた翼種の始祖。メルディニマで国を興して王となっていたのだが、傲慢な連中に邪魔だと思われて暗殺されてしまい、それが原因でティニマが嘆き悲しみ、3つの大陸は文字通りバラバラになった。その件について、当人は母を悲しませたことを心苦しく思っているが、自分を殺した翼種へは憐憫の思いすら抱いている。なお、当の暗殺に関わった連中は、死後に激務続きのルドラに笑顔で迎えられた。
親と同じくほわほわ笑顔で慈愛を体現したような人。翼種の大陸以外でもサレンのような~とかいう常套句が存在する程度には有名人。死後はティニマの補佐神として召し抱えられ、精霊界や大地の間などで仕事をしている。癒し手や医者の守護聖人である。

ライオーン:
容姿:金毛、赤目、ライオンの顔をした身の丈三メートル超えの大男
ヴァーベルが作り出した獣種の始祖。ザーレドで国を興して各部族を取りまとめていたのだが「王様飽きたー!」と飛び出して世界中を放浪している大雑把すぎる脳筋。始祖の中で唯一死んでおらず、今も世界のどこかでハチャメチャなことをやっていると思われる。
冒険者編より数百年前に存在した勇者キュノレの旅に同行し、魔王相手に素手で立ち向かって手傷を負わせている。他種族の大陸で闘技場作って回ってるせいか、戦う者の勝利を担う守護聖人とされている。


『神々』


勇者神ブレイブリー:
ルドラ達が一番最初に作り出した神。世界を侵攻してくる虚無の根、魔王を討伐するために生まれた。魔王が生まれそうだな~ってなると下界に転生して生を受け、定命の者として勇者となって魔王をぶっ殺しに行くのを繰り返している。たまに時期がズレてペスカトルみたいな爺さんになっちゃうケースもある。

六元神:
精霊王の補佐神にして中位の神々。原初より後の時代では各精霊を作り出しているので精霊の神でもある。

火の神ヴァルフレア:たぶんオス、赤いどでかいドラゴン
ヴァーベルが作り出した火の神様。傲慢な気質でドラゴンの神でもある。

風の神フェレシアーヌ:女、緑の衣を纏う踊り子風な格好
ヴァーベル作で見た目は妖艶なのだが口調は完全に女子高生なかるーい神様。風の神らしく気まぐれでサボり癖がある。

水の神マウラ:女、半透明でウンディーネっぽい
ティニマ作な無骨な口調で委員長タイプの神様。適当な性格をしているフェレシアーヌとは姉妹のような仲でお目付け役でもある。

土の神ガイゼルムンド:長い金髪でイケメン
ティニマ作な優男でパツキンイケメン土の神。トゥーセルカの主神で何かと気にかけている。ちょっと気が弱い。

光の神セルシュ:女、白く長い髪
元人間で人としての名はグリセル。半異形として生を受けた為に感情が薄く、我が子からも「何考えてるかわかんない人」と評されていた。実際は何も考えていないだけ。アーヴェルとは異性の双子の姉。偽名はセイラ。

闇の神ヴェルシュ:男、黒髪で鼻梁を通る真一文字の傷が特徴
元人間で人としての名はアーヴェル。半異形として生を受けた為に感情が薄く、スリルある事が好きで無茶な博打とかよくやっていた。グリセルとは異性の双子の弟。偽名はヴェイユ。


エレゲル:
星の神。慇懃無礼な男でとんがった髪型をしている緑の野菜野郎。光の元に世界を徹底的に統治するべきと考えているため、夜を支配するルドラを嫌っている。ようは下界を正義の元にディストピア化しようとしている。ヴァーベル作。

ミシュレイア:
影の神。間延びした感じで喋る黒髪ワカメ美女。世界は闇の元に統治されるべきだと考えているため、月を支配するルドラのことは嫌いだが怖い上司としてすり寄っている。下界を悪の元にディストピア化しようとしているため、エレゲルとは水面下で対立している。ヴァーベル作。

狂神グリムアード:
極彩色の道化師で常に仮面を付けている。世界の危機、泥闇の侵攻の際にグリセル・アーヴェルは敵を封印するための礎となったのだが、不憫に思ったルドラがその意識に化身を与えて合体させて邪神にしてしまった。そのせいでこの世界の人々は狂気に陥りやすい性質を持つ。言動が支離滅裂でちゃんと会話ができないタイプで、居るだけで人を狂気に陥らせることもできる困ったちゃん。偽名はクラウン。

ヴァーベルの補佐神:
赤い髪の美女。これまたヴァーベル作で細かいことが苦手なヴァーベルの秘書みたいなことをやっている。無口。


『創世編の人々』


勇者ガルガリ:
一番最初の勇者。魔王を倒したのはいいのだが、世界が勝手に未来視を授けたために邪神ルドラが世界を滅ぼす可能性を見せられてグレた。ヴァルスの王国を支配して新たなる帝国を作るのだが、最後は全てを滅ぼして自刃した。神様が大嫌い。

勇者ペスカトル:
ドワーフでメルサディールの二代後の勇者。爺になってから勇者になったご高齢の英雄で、脳筋ござる口調。

エーメル:
鍛冶屋の息子。ドワーフ王国との勅使に志願し、ドワーフ王ディルモリンと対話して意気投合した。後に上陸した土地はエーメルという名の港となって栄える。

エーティバルト:
鍛冶屋の孫、つまりエーメルの息子にしてメモ魔な田の人。この世界で呪文を作り出した原初の魔法使いにして食えない爺さん。ルドラ曰く頭の中が異次元。エルフもそうだが魔法士のほとんどは翼種の血を受け継いでいるのだが、たまに爺さんのような純人間なのに魔法の才能を持つ人が出てくる、まさに才人。
後に神性を与えられて不老化し、魔法研究をしながら世界を巡っている。白い髪と白いお髭の魔法ジジイ。

ディルモリン:
古代のドワーフ王。剛毅な性格をしてて鍛冶に命を賭けるような無骨な男。エーメルの持ってきた工芸品に興味を持って人種と交易を始める。ちなみにこの時代、ドワーフは溶岩の熱で鍛冶をしていたので山から降りたら鍛冶ができなくなる、と考えていた。

ヴォイ・ジャ・ペッレ:
猫の獣人であり、世界で初めて冒険記を書いて世界中を回った冒険家。生まれついての半異形であり、徐々に体が黒く動かなくなっていくという病状に悩まされ、神に祈りを捧げていたところをエレゲルに見いだされ、光の精霊をお供に病を癒やす旅に出た。道中で6度死んで生き返ったと記したため、7つ子ペッレという童話が各地に広がった。最期は精霊の友とヴァルス・エーティバルトに看取られ、死後はエレゲルの手によってガマガエル座の隣の星の座を与えられ、神界で書記官をやっている。

ジェイラドリク:
狼の半獣で領主であった男だったが、実は生まれついての半異形で田人である。人間らしい感情を抱くと苦しむという特異な病状に悩まされ、更に悪いことをするとルドラに植え付けられた罪悪感に苛まれるという板挟みあい、日々を悶々と生きていた。ルドラの夢から帰される間際、自分の魂の底を覗いて自身に寄生する虚無を見てしまい、自分は救いようのない化け物なのだと思い込んでしまう。そしてルドラへ縋り、罰される為に悪逆の限りを尽くすのだが、最終的にはグリムちゃんの影響で発狂して自殺することが出来た。ルドラが双子を受肉させた時にジェイラドリクも肉体を得られるようになっているので、たまに出てきてはグリムちゃんとお喋りに興じるようになるかと。
邪神グリムアードと出会って仲良くなったという稀有な人材。


『冒険者編の人々』


カロン:
容姿:紫ローブで黒髪、皺深いがヒゲ等はない、悪役顔
ルドラが下界へ降りるための肉体として作成した魔法ジジイ。魔法にスキルを振り分けているので魔法系統が得意。悪役笑いへ妙な拘りを持つ。

ハディール・ヴェシエント・セラヴァルス:
容姿:くせ毛の黒髪、赤い目
皇帝アーシュディールと側妃ティーナの間に生まれた子。愛称はハディ。れっきとした皇族なのだがエリエンディールに暗殺されかけた事で母を失い、孤児となった。紆余曲折ありながら義理の両親の元で幸せに暮らしていたが、そこでアーメリーンのゲンニ大陸破壊計画の一環として村ごと襲われ、ハディ自身は吸血鬼として生き延びた。体内に虚無の種子であるレビュレールが存在し、共存している。プラス思考の化け物で、どんな状況でも諦めない不屈の精神を持つ。

ケルティオ・アレギシセル:
容姿:くすんだ金髪、青い瞳、ちょっと老け顔
光の上位精霊が転生し、人間として生まれたのが彼である。愛称はケルト。アレギシセル家の次男坊だったが、魔法が上手く扱えないという事と母へしでかしたことが原因で、長らく家から出されることなく幼少期を過ごした。後にカルヴァンへ、父の伝で信頼できる教授の元へと引き渡されるのだが、フィールドワーク中にワームの襲撃でお亡くなりになった結果、そのまま派閥争いから放逐されてしまうことに。そんな経緯を持つせいか引っ込み思案の頭でっかちで諦め癖があり、やや皮肉屋な一面を持つ。

メルサディール・アルクーゼ・セラヴァルス:
容姿:長いウェーブの黒髪、もみあげドリル、黒い瞳の美人さん
皇帝アーシュディールと正妃の娘で、皇族の第14子。愛称はメル。早くに母を亡くしたせいで、姉エリエンディールの扇動で他兄弟達から苛められ、鬱屈した生活の中で思わず姉の顔をぶん殴って鼻をへし折ってしまったことから、皇族には不適格として平民に落とされて修道院に送られた。そこでも姉の家の手による苛めと虐待が行われていたが、兄ラングディールが姉の悪事を暴いた事で喧嘩両成敗的な話しに落ち着け、皇族へ戻ることに。しかしメルは確執のある後宮へは戻らず、そのまま帝国学園へ通うことにした。「姉のようになれば、あんな惨めな思いをすることはなくなる」と思い込んでしまい、学園ではまさに絵に描いたような悪役令嬢っぷりを発揮し、新しい婚約者であるアルブレス・ライマーと仲良くなろうと奮闘していた。のだが、伯爵の娘に婚約者を横取りされ、自暴自棄になっている時に神の神託によって勇者であることが発覚し、彼女の勇者としての受難が始まった・・・というのは別のお話。
勇者としての使命を終えて後、戦争に利用されそうになった事から家出し、10年ばかりカルヴァンで講師をやっていた。ルドラが彼女の夢の中で相談に乗っていたせいか、なんかルドラによく似た性格になった。実はかなり口が悪い。

ネセレ:
容姿:長い金髪に緑の瞳、不敵な笑みが似合う外見だけ少女
大盗賊の名を欲しいままにする田人のリングナー。子供サイズなせいでスピードに特化しており、ドラゴン相手でも負けないほどの力を見せる人類最速の女。元は盗賊一家に生まれたのだが、兄貴分のイーレンに盗みのイロハを教えて貰い、5歳の頃にそこを飛び出すこととなる。裏街道の連中には金色の怪物、小さな厄災などと呼ばれて恐れられている。性格は傲岸不遜でどんな相手でも態度がでかいのだが、悲しいことに外見が少女なので粋がってるようにしか見えないという。身内を傷つけられると怒髪天を突くように怒り狂う。カロンと同じくらい大食いで肉が大好物。

フェスベスタ:
容姿:赤い鱗のドラゴン、ヴァルフレアよりは小さい、人化すると長い赤髪のイケメンになる
火の神ヴァルフレアの眷属である、火の上位精霊が転生した存在。ゲンニ大陸の山脈を根城にする赤竜で、生まれてすぐネセレに食べられかけたことから、ネセレをライバル視している。生来、傲慢な気質だったらしいがネセレに鼻っ柱を叩き折られてからは考え方を改めた。甲殻虫に襲われ重傷を負っているところをネセレに救われ、恋愛感情に近い思いを抱くようになる。後に帝国へ帰化し、竜伯として長らくご意見番みたいな立ち位置で人の中にて過ごすようになる。

ダーナ:
容姿:黒い波打つ長い髪、緑の瞳に褐色肌
生命に寿命が決められ、世界に死が満ちた時に生まれた死の精霊の転生者。闇エルフの最後の一人として闇の神殿の守人となっていたのだが、ハディ達に救われたことを切っ掛けに森から出ることに。どもり癖で照れ屋なツンデレお嬢さん。
死の精霊は生ある者たちから向けられた怨嗟や恐怖がそのまま力となってしまい、遂には精霊が近寄ることすら出来ないほどに巨大となった。その強すぎる力は転生の際に削ぎ落とされ下界に散り、その力の一部を受け取った人間は死を見る瞳を持つようになった。命の吸収と譲渡が可能であり、それを用いれば老いや病で死に瀕する者を蘇らせることすら可能である。

ケームズ:
闇の神殿を守る土の精霊。エルフの王国があったころから森を守っているので、同じ守人なダーナとは仲が良い。土のボディはかつてのエルフ達が作ってくれた物で、今も大事に使用しているようだ。

シーナ:
容姿:白いふわふわもこもこウサギ、大人の腰程度の背丈
獣種の奴隷として売られていたところを、とある医者に買われ、そのまま医院の薬師としての知識を教え込まれた田人なウサギさん。医術の腕前は誰よりも素晴らしく、それが原因で他の医者の不興を買い、追い出されたところをカロンに拾われた。元奴隷なので割と根性がある。実はハディより年上。

ガル・ミンシェーレのゲッシュ:
容姿:赤みの差した肌、凄いヒゲと禿頭
メルの旅に同行し、後のヴェシレアとの戦争でも傭兵として活躍した英雄の一人。豪放磊落で細かいことは気にしない性格だが、意外なことに女性の機微には聡い。皇帝から宿に嫌がらせをされて閑古鳥が鳴いていたのだが、メルとカロンのお陰で経営を機動に乗せることが出来た。後にトンコーが発足した冒険者組合の一号店となる。

ラーツェル・キルシュカイア:
容姿:金髪で大柄、メルにはクマと称される威圧感、白銀の鎧を纏っている
メルの旅に同行し、ヴェシレアの戦いでも武勲をあげた英雄の一人。父が半獣であり、彼は半獣のハーフのため、戦闘などで強いストレスを感じると半獣化する能力を持つ。無表情で愛想が無く曲がったことが嫌いな直情タイプな男なため、出生もあっていろいろと誤解を生みやすい人柄であった。キルシュカイア家の母は病弱であり、半獣の血が流れていることで裏切りを恐れた皇帝によって人質に取られていた為、より無表情で忠義厚い騎士の如く立ち回っていた。実はメルとは旅の頃から相思相愛である。

トゥーセルカ:
容姿:金髪金毛の翼を持つイケメン
翼種の地族の吟遊詩人で、土の精霊の転生者。優男でメルからは軟弱そうな、と評されるくらい気が弱く、戦いに全然向いてない性格をしている。ルドラにリュートを与えられたのが切っ掛けて商人キュレスタと縁を結び、世界中を歩き回って歌を広めた。冒険者編後は一人で世界を巡り、自伝を書き記して後に伝説の吟遊詩人と呼ばれるようになる。音楽の神様。

キュレスタ・オブラーク:
人種の老紳士でトゥーセルカの相棒。商人組合の組合長であり、かつては旅の行商で世界中を回っていた。その中でトゥーセルカの音楽に感銘を受け、共に旅をするようになった。現在は足の怪我で行商は出来ないでいるが、旅の話しは大好き。

ケント・シェロス:
トンコーの粛正を恐れてカロンに泣きついた人種の太っちょ商人。後にゲッシュの宿と提携して宿内で支店を出す。カロンの説得で、かつてハディの故郷であった焼け跡に開拓団を向かわせ、村を再興させた。

ルルネスタ・ラケル・トンコー:
でかい。縦にも横にもでかい。翼種の天族で、世界一の富豪を自称する大金持ちのおばさま。翼種らしく我が強く、自分を世界一の美人とやけに強調したりするのだが、半分は冗談である。メルの旅の手助けをしていたり、冒険者組合を発足したりと裏でいろいろと手助けをしてくれる。
邪神事変でルドラが吹き飛ばした人間の一人で、転生特典によって前世の記憶を保持している。カロンの正体を知る数少ない人物。後々、トゥーセルカといい仲になってダイエットに励んだりするとか、しないとか。

ギムナ婆さん:
魔女みたいな風貌をした年齢不詳の占い師。お喋りと金儲けが三度の飯より大好きで、他人の人生相談に乗るのが最近の楽しみになっている。占いの腕はかなりのもので、ちょっとした未来視も出来る。

ジャド:
茶髪のバンダナ冒険者。竜巻旋風団という冒険者チームのリーダーで、ゴド・ヴェンガードから拠点を移してきた。
かつては地方領主の一人息子で、勇者の旅の途中だったメルと出会い、それからメルに憧れてミライアとライドを引き連れて棒きれ振り回して勇者ごっこに明け暮れていた。しかし父が悪徳貴族の策によって失脚、それが原因では父は首をくくり、そのまま一家離散。領地と屋敷を差し押さえられて着の身着のまま放り出されることに。それからジャドは父の復讐と英雄を目指して冒険者となるのだが、現実と自身の才能の限界に打ちのめされてふて腐れていた。

ミライア:
長い茶髪のピンク魔女。竜巻旋風団の紅一点で野良魔法士。魔法の腕前は独学のわりにかなりの物で、おそらくカルヴァンの魔法士も一目置くほど。
元々はジャドの屋敷で雇われていた使用人の子供で、幼い頃からジャドの遊び相手として一緒に居た。彼女の中のジャドへの思いは、頼りない弟分みたいな感じなのだが、もしも供に居続けることができたのなら恋人以上になっていた可能性もある。後にライドといい仲になる。

ライド:
黒い狼の獣人。奴隷だったのだが、そこから逃げ出して来たところをミライアに拾われ、そのまま遊び相手として屋敷で養われていた。おそらく三人の中で一番、悪徳貴族へ憎悪を向けていたと思われる。彼は密かにミライアへ恋慕していたが、ジャドがいた時は叶わぬ恋と内に秘め続けていた。

チャーチル卿:
ティアゼル砦の指揮官。カーベス湿地帯の手前にあるティアゼル砦は半獣の侵攻もあり得るので、そこそこに重要な立地である。そこを任されていたチャーチル卿は普段は有能な指揮官だったのだが、相手が悪く後手に回ったのが原因で進退窮まることになる。

ザムリオ:
青い肌、灰色の髪に銀色の目をした夜魔族の男性。外では真名を知られないように短縮名を名乗っている。宗主の命にてミイと共に斥候として夜魔族の集落周辺を哨戒していたところ、吸血鬼の霧に巻き込まれることに。斥候として人間の集落を見て回っていたため、共通語を少し話すことが出来る。神殿の祭司であり、ミイの育ての親でもある。後に戦力強化の為に夜の儀式の生け贄となって命を散らし、その霊魂はミイと共にあり続けることになる。

ミイシェア:
灰色の髪と青い瞳の年若い夜魔族の女性。ザムと同じく外では短縮名を使っていた。月魔法の才能があり、幼少期から巫女付きの神官になるべくザムに育てられた為、とても男っぽい。彼女の魔法は原初魔法だが非常に強力な威力を発揮することが出来る。なお、彼女は精霊の声が聞けるため、ハディ達の共通語を精霊に訳してもらって理解していたので、共通語は話せない。後に夜の儀式を受けたことでザムの霊魂を受け入れ、肉体は不老化している。

レンシュウ:
夜魔族の男性。優男で和服っぽい出で立ちをしている。宗主の神官の一人であり、彼も月魔法の使い手。有事の際は巨大な護法石と月魔法にて里全体を守るために行動する。皮肉屋で宗主以外の者を見下している傾向がある。彼も不老化しているため、とても長生きである。

アカナ:
夜魔族の少女。神殿の巫女であり宗主と呼ばれているが、実は彼女は宗主ではない。巫女は降霊術が可能であり、それによって夜魔族の聖人を降霊し、有事の際は体に乗り移らせている。そのため、作中で出てきたのは主に彼女へ憑依していた聖人の方であり、アカナは見た目通りの年齢である。

アルブレス・ライマー:
メルの元婚約者であった侯爵。婚約解消の際はエリエンディールと接触し、皇帝に話しを通して破棄させていた。家に内緒で勝手に皇女との婚約を解消しても、エリエンディールの後押しがあるから大丈夫だと思ってた、わりと頭ノータリンな人。今は夫婦仲は冷めており、ルディスの事で頭を痛めている。

ルディス・エシェク・ライマー:
アルブレスの息子。画家の神童であり、現在の画一的な絵画ばかりに飽き飽きして、新しい絵の描き方を模索していた。画家になるという夢を持っており、それを否定する父親に反発し、喧嘩していた。後にカレンデュラ、もとい皇帝メルサディールのお抱え画家として名を馳せ、後世に名を残す画伯となる。

レティオ・カーマス:
噛ませのカーマス。カルヴァンに在籍しているハンサムな魔法士の青年で、なにかとケルトに突っかかっては塩対応されていた。前髪バッサァが癖。優秀な姉と比較され続けたことでコンプレックスを抱き、姉のような高慢な言動を繰り返していた。実は魔法よりも人を指揮する才能の方がある。

議長:
禿頭の議長。メルの正体が発覚した際は帝国へ帰るように説得していた。後にクレイビーに殺されてしまい、魂まで食い散らかされるという非業の死を遂げた。

ヒューゲル・コルショー:
胡椒のコルショー。太っちょ陽キャなカルヴァンの上位講師。貴族であるのだがカルヴァンの生活に慣れて所帯じみている。なにかと調子の良いおっさん。

マイトツェル・シオル:
塩のシオル。細身の眼鏡で陰キャなカルヴァンの上位講師。議長の座をコルショーを争っていたが、当人は研究に没頭したいのであんまり乗り気じゃ無かった。

サーテュ:
砂糖のサーテュ。長髪で無口な変わり者の教授。コミュ障で研究一辺倒なため親しい友人は誰も居なかった。だからクレイビーに狙われることに。

ゲーティオ・アレギシセル:
アレギシセル兄弟の長男。優等生で真面目くんな性格のため、何かと一人で思い詰めるのは弟と同じ。次期アレギシセルの家長となるべく育てられ、それを奪いかねないケルトへ恐れを抱き続けていた。努力の人。

コルティス・アレギシセル:
アレギシセル兄弟の末弟。こちらも優等生で生真面目だが兄たちより無邪気。ゲーティオを尊敬しており、とある事情でずっとケルトを恨んでいたが、誤解が解けてからは打ち解けていく。

ガレイティオ・アレギシセル:
アレギシセル家の家長である侯爵。実利主義で計算高く、目的のためなら手段を選ばない策謀家。戦争でも汚い手を何度も使い、帝国を勝利に導いてきたため、その自負心がとても強い。親子の情より家の損得を優先してケルトを勘当したため、ケルトからは恨まれているが、当人なりに気にはしていた。傲慢な気質だが、奥さんへはわりとデレる。

ファルテリア:
風の中位精霊ちゃん。風の神フェレシアーヌと同じく適当な性格をしていて、メルの事が大好きである。

イーレン:
額に傷を持つ無精髭の男。皇帝の冠を宝物庫から盗み出そうとしたところを捕まり、そのまま重犯罪者用の牢の中で隠居同然で生活していた。ネセレの兄貴分でケンタックの裏街道では一目置かれている、裏側の権力者。ネセレのせいで引っ張り出されてからは、盗賊ギルドのトップみたいな存在になる。

アーシュディール・ルレシェント・デグゼラス:
現デグゼラス皇帝その人。老齢の域に達した爺さんなのだが、未だに後進へ皇帝の座を譲る気はさらさら無い。野心深く好色で、子供を次々とこさえて元老院に苦言を呈されるような駄目親父。商人と偽ったクレイビーと接触し、リーンの魅了によって乱心したため、後にメルの手によって蹴落とされることに。退位後はたぶんボケてる。

ラングディール・ブルーク・セラヴァルス:
デグゼラス皇家の第一皇子で帝位継承権第一位。かつてはメルが第一位だったのだが、二転三転して彼がまた皇太子になったという経緯がある。野心家ではあるのだが国を第一に考え、政敵であるエリエンディールを目の敵にしており、そのためメルを味方に引き込むべくいろいろと手助けしていた。メルの母には恩義があり、その忘れ形見でもあるメルを打算も込みで見ていた。

エリエンディール・マグリア・ジュレイゼル・セラヴァルス:
デグゼラス皇家の第二皇女で帝位継承権第二位。かつて正妃の子であり次期皇帝となるであろうメルを目の敵にし、兄弟姉妹を使って様々な嫌がらせを行い、修道院へと追い出した。が、ラングディールによって悪事がバレて謹慎することとなり、エリエもメルと同じくらいの処罰が必要となったため、皇帝に泣きついて喧嘩両成敗的な感じに落ち着いた。根っからの悪女で様々な権力者に取り入っては政敵を蹴落としているコウモリのような女。ちなみに結婚しており、ジュレイゼル公爵としての地位も持つ。失脚後はたぶん辺境に追いやられ、メルへの怨嗟で老け込むと思う。

ヴァリル王:
ヴェシレアの豪快な部族をまとめる王様。獅子の半獣で怪力自慢。

カシウス:
ヴァリル王の乳母兄弟で親友だった豹の半獣。リーンの手によって魅了されており、虚公進撃の際は錯乱して大暴れし、その後ヴァリル王の手によって討たれた。


『虚無の勢力』


泥闇:
この世界に侵食した一番最初の虚無の根の一部。無我であり、生ある存在を粘菌のように捕食し、精霊を食らって肥大化する性質を持つ。泥闇に触れられた存在は狂化し、魔物化する為、ルドラ達の手によって別次元へ厳重に鍵をかけて封印された。今尚、泥闇は異次元で蠢いていると思われる。ルドラ達が定めた虚無レベルは3。

腫瘍:
二番目に侵食した虚無の根の一部。この固体も無我であり、大地に寄生し人類の悪感情を食らって肥大化するよう進化した。人類をどうこうするのではなく、秘密裏に大地そのものを腐らせようとしたが、結局は魂の繋がりを介したルドラの攻撃によって消失した………かのように思えたが?虚無レベルは3。

虚公:
密かに残っていた腫瘍より分かたれた虚無の根の一部。自我が芽生え、命を弄ぶことを覚えた絶対悪。虚無教を広めることで終焉の恐ろしさを人々の無意識に刷り込み、悲劇から発される悪感情を集めて虚無エネルギーに変え、自身が羽化する為の餌としていた。そのために眷属を使ってゲンニ大陸中に悲劇を振りまいていた。虚無レベルは3の厄災級。

魔王:
ルドラ達が虚無の侵食に対する対抗策として編み出した、システムから生み出される存在。大地の間へ進撃してくる魔物を罠に仕掛け、別次元に隔離封印することで魔物は融合し、長い年月をかけて魔王が生まれる。巨大な存在になったあたりで封印を外し、育ちきった勇者に収穫、もとい打倒させる事でエネルギーを節約することを目論んだ。虚無レベルとしては2程度、虚無の眷属と同レベルである。

クレイビ―・カルネット:
容姿:白色の目、長い白髪に司祭帽、左目が見開かれているがこちらは義眼、ナマズ髭
虚無教の導士司祭、つまりお偉いさんである。人間の中に入り込んで虚無教を布教し、着々と手駒を増やして指揮していた。商人に扮して皇帝に取り入ったり、闇の神殿を壊そうとしたり、カルヴァンに血の雨を降らせたりと、主に北大陸側で騒動を巻き起こしていた。
生まれついての半異形で邪竜の姿を持つ。当人としては邪竜の姿が本物で人間の姿は化身のようなものだと思っているが、実際はどちらも彼の真実の姿である。趣味でもある魔法に並々ならぬ熱意を抱き、虚無魔法を自分で作り出す程度には天才。虚無レベルは2。
肉親を食らって覚醒したため、肉を食べることが苦手。

アーメリーン:
容姿:肩くらいに切り揃えられた赤い髪に赤い目、演技してないと目が死んでる
虚無教の騎士司祭、こちらもお偉いさんである。魅了などの魔眼を用いて影から人々を扇動しており、暗殺なども彼女の役割であった。南大陸側で騒動を巻き起こしていた。
生まれついての半異形で吸血鬼の姿を持つ。彼女にとってクレイビーは弟に近い存在らしい。
かつて半獣の壁街にて生を受け、ロウという獣人の率いるパーティに入って、世界中を旅していた。仲間から魔法や剣を教わり、人としての戦い方を学んだのだが、虚無の本能によって人間を食い殺してしまう自身を見て「それで仲間を殺してしまったら…」と初めて恐れの感情を抱いて離れようとした。しかしロウはそれを克服すべきと主張し、半異形の治療法を模索する教会にて治療の儀式を行うも、それに失敗。覚醒したリーンが仲間全員と街の住人全てを食らいつくしてしまう。これが冒険者編から約70年ほど前の出来事、つまり彼女はクレイビーより年上。
《世界》に感情を与えられて苦しんだため、自分をこうした神々を憎んでいる。虚無レベルは2。
仲間を食らって覚醒したため、血を吸うのが苦手。

アズキエル:
黒髪で紫の瞳をしたクォーターエルフの少年。死の精霊の力を受け継ぐ一族の末裔で、魂の色を見る魔眼を持つ。行商人一家として旅をしていた際に魔物に襲われて一家は全滅、アズキエルだけはカロンに与えられた神語の効力によって死なずに済んだが、負傷していたところを魔眼に興味を持ったクレイビーに発見され、助けられる。現在、リーンの魅了によって洗脳され、クレイビーの助手として虚無に仕えている。

サーディス:
ややくせ毛の銀髪をした、ティアゼル砦を襲った吸血鬼の青年。リーンのかつての冒険者仲間の中に彼の兄がおり、病床の身だった彼へリーンが契約を申し出て、同族にした。病人だった為か色素が薄い。



『人知を超えた存在』


世界:
この世界そのもの。
意思を持つが人間らしさは薄く、未来を見通して様々な種をばらまいている。人間であるルドラ達も含めた、この世界の全ての命を常に観察している。


虚無:
世界を虚無へ帰そうとするもの。
自我は無く、ただ有限を壊すだけの現象そのものである。幾たびも攻撃を仕掛けており、それは世界が終わるまで続くだろう。




『書籍の方々』
おおよそ冒険者編より1500年ほど未来の人々である。

ケイレス・アードナー:
人種の人間。ある王宮魔術師で宗教関連を纏めている。

リトス・ミューズ:
人種の人間。レイダス帝国の考古学者で発掘品の論文とか書いてる。

ベシュア・シュレイン:
人種の人間。レイダス帝国の魔物学者。神とか勇者とか魔物とかの伝承。

エルベン・マグリル:
人種の半エルフ。レイダス帝国で魔法理論学を研究している、ある学院の老魔法士。

ヴィイ・ジェ・レオハン:
獣種の狼族。女性。始祖の伝承を纏めている。

アステレス・ラケル・ネゼルール:
翼種の天族。宗教家で過去の教訓を書いてる。

レ・サイアのエスケル:
人種のエルフ。古代人類学を研究している。

ラスケイン・ラケル・ベートゥハール:
翼種の地族。口伝とか物語とか収集してる。

カプラス・シニカセオ:
クマの半獣、旅行記を書いている。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

Cleyera
2020.09.24 Cleyera

早い!有難うございます!
参考にしながら、読み直させて頂きます\(^ω^)/

解除
Cleyera
2020.09.22 Cleyera

素晴らしい話を有難うございました
続きを待たせて頂きたく思います

書きたい感想が多すぎて、言葉にできません(T ^ T)

一つだけ、図々しくもお願いがあるのですが、簡単に登場人物まとめなど上げて頂けると、大変に助かります
記憶力が足らないもので……

満月丸
2020.09.22 満月丸

おお、ご感想ありがとうございます!
確かに登場人物が多すぎてアレですので、ちょっと巻末にまとめとか書いてみますね。

解除

あなたにおすすめの小説

王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。

七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」 公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。 血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。

【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!

猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」 無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。 色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。 注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします! 2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。 2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました! ☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。 ☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!) ☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。 ★小説家になろう様でも公開しています。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな

カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界 魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた 「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね? それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」 小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く 塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう 一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが…… ◇◇◇ 親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります (『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です) ◇◇◇ ようやく一区切りへの目処がついてきました 拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです

【完結】公女が死んだ、その後のこと

杜野秋人
恋愛
【第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞しました!】 「お母様……」 冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。 古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。 「言いつけを、守ります」 最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。 こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。 そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。 「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」 「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」 「くっ……、な、ならば蘇生させ」 「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」 「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」 「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」 「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」 「まっ、待て!話を」 「嫌ぁ〜!」 「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」 「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」 「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」 「くっ……!」 「なっ、譲位せよだと!?」 「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」 「おのれ、謀りおったか!」 「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」 ◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。 ◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛です。 ◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった? ◆作中の演出として自死のシーンがありますが、決して推奨し助長するものではありません。早まっちゃう前に然るべき窓口に一言相談を。 ◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、他作品とリンクする予定は特にありません。本作単品でお楽しみ頂けます。 ◆この作品は小説家になろうでも公開します。 ◆24/2/17、HOTランキング女性向け1位!?1位は初ですありがとうございます!

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。