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第1章 楽園は希望を駆逐する
第3話 崖っぷちの平穏(3日目) その2
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監視カメラの数は10基。C棟は5階建てであるから、1フロア平均2個置けることになる。問題は置く場所であるが……。
「置く場所は既に決まってるの?」と、織田流水。
「ユキと相談して、ほぼ決まってる。まず、前提として説明するけど、ユキの『透視』や他の仲間への聞き込み、そしてアタシの足で確認してきたんだけど、今現在このB棟、C棟、D棟内部にテロリストは1人もいない」と、峰隅進。
「ああ、それは私も保証しよう。ここ2日間、B、C、D棟を1階から5階まで縦横無尽に走り回ったからな。この葉高山も同意してくれるだろう」と、狗神新月。
「狗神サンたち第三者の証言もあるなら、信頼できそうだね。まあ、ボク含め、誰からも目撃証言が出ない以上、当然といえば当然だね」と、西嶽春人。
5人は監視カメラを持ち運び、今はC棟1階の出入り口[エントランスホール]にいる。非常口を除けば、C棟の出入り口はここ1つだけだ。これは、他の棟にも言える。A棟も、B棟も、D棟も、外への出入り口は各棟の[エントランスホール]だけだ。
「――と、なれば、万が一のことがあれば外部から侵入してくることが自明の理でしょ? だから、1つは“ここ”。監視カメラだけでなく、動体検知センサーも設置する。外敵からの侵入があればすぐにでもユキが所持する受信機が振動する。」
峰隅進が説明をしながら、段ボールから1つカメラを取り出す。他のカメラとの相違点として小さい附属品が付いていた。
狗神新月が峰隅進を肩車しながら問いかける。
「反応するのは南北が所有している受信機だけなのか? それなら、我々全員にそれを配布した方がいいじゃないか? その方が早く伝わるし対応ができる。それに、1人だけとしてもなぜ引きこもりの南北なのだ?」
小柄とはいえ、成人女性1人を肩車しながらなのに、喋りにまったく澱みがない。まるで発泡スチロールを担ぐようだ。
狗神新月は女性だが<軍人>。単純な腕力こそ男性に劣るだろうが、その馬力は<足軽大将>の美ヶ島秋比呂にも比肩することだろう。
狗神新月が峰隅進をヒョイッとあっさり持ち上げスタスタと歩き出す上で、彼女がバランスを取ろうとしている。
「おっとっと。ちょっとッ、もっと丁寧に扱ってよねッ、ったく。それで、どうして1つだけで、それをユキが持つのかだっけ? 単純に時間がなかったから量産できなかったってこと。2日足らずで監視カメラを10個自作しただけでも偉業でしょ? 受信機を人数分――19個作るなんて、ムリだからッ!」
狗神新月が納得したようで「たしかに、失言だった」と真顔で認めた。
「それと、1個しか作れない受信機を誰に持たせるかだけど……むしろ、ユキ以外に適任者がいないでしょ? いったい誰に、振動を予知してセンサーよりも早く検知できるの? エントランスホールでずっと見張りをする人間を用意しても、実際に侵入されるところをソイツが”見るよりも早く”反応ができるんだよ?」
峰隅進がそう言いながら、[エントランスホール]のまさしく入り口付近を一望できる場所に監視カメラを設置している。彼女が迷いなく設置していることから、おそらく設置個所も事前に南北雪花と相談しているのだろう。
「……ごもっとも。”現実”に先手を打てる人間なんて、南北さんだけだよね」
「素晴らしいよッ! さすがは<プログラマー>志望の<超能力者>! ボクみたいな蛆虫とは比べようもないねッ!」
織田流水が同意を示し、西嶽春人が感嘆する。
プログラマー志望という情報が出たが、南北雪花は<機械技師>志望の花盛清華と特に親交が深い。彼女たちのやりたいことが都合よくマッチするからだ。
最初こそ、本体のハードを作る花盛清華、中身のソフトを作る南北雪花とハッキリ分業していたが、この13ヶ月の間で互いの領分も少しは手掛けることができるようになった。
今回の監視カメラも時間に迫られていたため、南北雪花の独り作業だった。だからか、監視カメラ自体は非常に簡素であり――、
「――もう一度確認するけど、これは”撮影機能しかない”んだね?」
織田流水が念押しに聞く。
設置を終えた峰隅進が狗神新月に下ろしてもらいながら答える。
「そう。録画機能は皆無だよ。撮影された映像は自動的にユキの個室にあるモニターに映され、そこで……10分くらいかな。ユキのサーバーにだけ保存されて、10分経てば上書きされて消えていく」
「それで充分、役割を果たせるからか」
狗神新月が峰隅進を床に下ろし、軍帽を着脱して身だしなみを整える。
「でも――それだと、南北サンはずっと個室に束縛されない? しかも、カメラの映像を見続けないといけないって、申し訳ないよ。ボクの身体を使っていいよ?」
西嶽春人は自身の身体をギュッと握りしめ、顔を赤らめる。峰隅進はそんな彼を見て――、
「――キモイッ! そんな心配要らないよ! 忘れたの? テロリストはC棟内部にいないんだよ? つまり、警戒すべきカメラは、外部からの唯一の侵入経路である[エントランスホール]にあるカメラだけでいいってこと! このあとに仕掛けるカメラは侵入されたあとに役立つから、今はいいの。そして、それは――」
「――センサーが検知する前に、南北さんが予知する。これはもう、カメラ自体はあってないようなものだね。それでも仕掛ける理由は、南北さんの予知の発動条件を満たすため。監視カメラが映し、センサーが反応し、南北さんの所有する受信機を振動させる。これで完結しているんだね!」
「最後だけ横取りするなッ!」
「ご、ごめん! つい!」
つい熱くなり、峰隅進のセリフを奪った織田流水は彼女に叱られ謝罪する。
和泉忍の仮説から、”南北雪花の予知は自身に関係すること”とされている。受信機の振動を南北雪花が受けることで、南北雪花がその”振動”を予知する仕組みだった。
葉高山蝶夏が設置した監視カメラが起動しているか確認するように、カメラにわざと映りピョンピョンと飛び跳ねる。
「……う~む、考えれば考えるほど、よく練られた戦略だな」
狗神新月がそんな葉高山蝶夏を見守りつつ思案しているようで、難しい顔をする。
「非常口はどうするの? 唯一のって言ったけど、1階の非常口とC棟の壁に張り付いている非常階段も要注意じゃない?」と、西嶽春人。
「非常口はひとまず無視でいいよ。非常口のドアは内側からしか開けないし、そのカギは職員が保有しているマスターキーのみ。非常口だけは、アタシも和泉も外から鍵開けすることは不可能なレベルだしね。つまり、テロリストがマスターキーを奪ったとしても、C棟内部にいないと、非常口は開けられないってこと。そして、その時は既に侵入されたあとだから、気にしても無意味ってこと。同様に、非常階段も無視していいよ」と、峰隅進。
「……あっ、でも、ドアを破壊してきたらどうするの? ヤツらは銃火器を持ってるんだよ?」と、織田流水。
「破壊してきたら? ぷっ、それならそれで別にいいじゃん。ここは政府の最重要施設。かなり頑丈な設計だって聞いてる。それを破壊するほどの爆音や衝撃を立ててもらえるならアタシたちは気が付く。破壊に数分かかるとしても、それだけあればアタシたちは迎撃の準備ができる……むしろ、そんなマヌケがいたら助かるね」と、峰隅進。
ここまで来て織田流水たちは気が付いた。
今回の戦略で南北雪花と峰隅進が最重要に置いている目的は、”奇襲を防ぐこと”にあるようだった。
――なるほど。
思えば、1日目の昼に起こった、“むい”の登場、テロリストによる襲撃、大浜新右衛門への銃殺刑と、全て”奇襲”だった。
そのために、彼ら<再現子>が後手に回り、ただ右往左往するだけになってしまい、悲劇を生んだのだ。
南北雪花はそこから敵の出方を学び、反省を活かし、対策を立てたということだろう。
さすがは、<超能力者>というべきか。
否、ここまでの思考力や行動力は彼女本人の力と評価するべきだろう。
峰隅進と葉高山蝶夏を除く3名が非常に論理的な作戦だと舌を巻く。
監視カメラを仕掛けるという、ありきたりでベタなものだが、その裏には巧妙な戦略が潜んでいたのだ。
「……峰隅サン、結構、頭良かったんだね。口も達者だし、これにはボクらも驚いたよ」
西嶽春人が微笑みを浮かべて手放しで称賛する。
「うぷぷ、そうでしょ? アンタたち脳筋と一緒にしないでよね」
峰隅進が嬉しそうに胸を張る。
「――で、どこからどこまでが峰隅の考えなんだ? 南北の『予知』と頭脳があってこそだろう?」
狗神新月が空気を読まずに真理を突く。
「ちょ、狗神さん! それは言わなくていいんだって!」
織田流水が慌てて彼女の口を塞ぐ。
同時に、彼ら5名の携帯端末が音を出す。
――振動を確認。任務達成、ご苦労様。残りもお願いします。
南北雪花からのメールが1通、5人に届いていた。
「さて! じゃあ、残りもいくよ!」
「「「おう!」」」
峰隅進の発言を合図に、織田流水、葉高山蝶夏、西嶽春人、狗神新月が[エントランスホール]をあとにした。
「置く場所は既に決まってるの?」と、織田流水。
「ユキと相談して、ほぼ決まってる。まず、前提として説明するけど、ユキの『透視』や他の仲間への聞き込み、そしてアタシの足で確認してきたんだけど、今現在このB棟、C棟、D棟内部にテロリストは1人もいない」と、峰隅進。
「ああ、それは私も保証しよう。ここ2日間、B、C、D棟を1階から5階まで縦横無尽に走り回ったからな。この葉高山も同意してくれるだろう」と、狗神新月。
「狗神サンたち第三者の証言もあるなら、信頼できそうだね。まあ、ボク含め、誰からも目撃証言が出ない以上、当然といえば当然だね」と、西嶽春人。
5人は監視カメラを持ち運び、今はC棟1階の出入り口[エントランスホール]にいる。非常口を除けば、C棟の出入り口はここ1つだけだ。これは、他の棟にも言える。A棟も、B棟も、D棟も、外への出入り口は各棟の[エントランスホール]だけだ。
「――と、なれば、万が一のことがあれば外部から侵入してくることが自明の理でしょ? だから、1つは“ここ”。監視カメラだけでなく、動体検知センサーも設置する。外敵からの侵入があればすぐにでもユキが所持する受信機が振動する。」
峰隅進が説明をしながら、段ボールから1つカメラを取り出す。他のカメラとの相違点として小さい附属品が付いていた。
狗神新月が峰隅進を肩車しながら問いかける。
「反応するのは南北が所有している受信機だけなのか? それなら、我々全員にそれを配布した方がいいじゃないか? その方が早く伝わるし対応ができる。それに、1人だけとしてもなぜ引きこもりの南北なのだ?」
小柄とはいえ、成人女性1人を肩車しながらなのに、喋りにまったく澱みがない。まるで発泡スチロールを担ぐようだ。
狗神新月は女性だが<軍人>。単純な腕力こそ男性に劣るだろうが、その馬力は<足軽大将>の美ヶ島秋比呂にも比肩することだろう。
狗神新月が峰隅進をヒョイッとあっさり持ち上げスタスタと歩き出す上で、彼女がバランスを取ろうとしている。
「おっとっと。ちょっとッ、もっと丁寧に扱ってよねッ、ったく。それで、どうして1つだけで、それをユキが持つのかだっけ? 単純に時間がなかったから量産できなかったってこと。2日足らずで監視カメラを10個自作しただけでも偉業でしょ? 受信機を人数分――19個作るなんて、ムリだからッ!」
狗神新月が納得したようで「たしかに、失言だった」と真顔で認めた。
「それと、1個しか作れない受信機を誰に持たせるかだけど……むしろ、ユキ以外に適任者がいないでしょ? いったい誰に、振動を予知してセンサーよりも早く検知できるの? エントランスホールでずっと見張りをする人間を用意しても、実際に侵入されるところをソイツが”見るよりも早く”反応ができるんだよ?」
峰隅進がそう言いながら、[エントランスホール]のまさしく入り口付近を一望できる場所に監視カメラを設置している。彼女が迷いなく設置していることから、おそらく設置個所も事前に南北雪花と相談しているのだろう。
「……ごもっとも。”現実”に先手を打てる人間なんて、南北さんだけだよね」
「素晴らしいよッ! さすがは<プログラマー>志望の<超能力者>! ボクみたいな蛆虫とは比べようもないねッ!」
織田流水が同意を示し、西嶽春人が感嘆する。
プログラマー志望という情報が出たが、南北雪花は<機械技師>志望の花盛清華と特に親交が深い。彼女たちのやりたいことが都合よくマッチするからだ。
最初こそ、本体のハードを作る花盛清華、中身のソフトを作る南北雪花とハッキリ分業していたが、この13ヶ月の間で互いの領分も少しは手掛けることができるようになった。
今回の監視カメラも時間に迫られていたため、南北雪花の独り作業だった。だからか、監視カメラ自体は非常に簡素であり――、
「――もう一度確認するけど、これは”撮影機能しかない”んだね?」
織田流水が念押しに聞く。
設置を終えた峰隅進が狗神新月に下ろしてもらいながら答える。
「そう。録画機能は皆無だよ。撮影された映像は自動的にユキの個室にあるモニターに映され、そこで……10分くらいかな。ユキのサーバーにだけ保存されて、10分経てば上書きされて消えていく」
「それで充分、役割を果たせるからか」
狗神新月が峰隅進を床に下ろし、軍帽を着脱して身だしなみを整える。
「でも――それだと、南北サンはずっと個室に束縛されない? しかも、カメラの映像を見続けないといけないって、申し訳ないよ。ボクの身体を使っていいよ?」
西嶽春人は自身の身体をギュッと握りしめ、顔を赤らめる。峰隅進はそんな彼を見て――、
「――キモイッ! そんな心配要らないよ! 忘れたの? テロリストはC棟内部にいないんだよ? つまり、警戒すべきカメラは、外部からの唯一の侵入経路である[エントランスホール]にあるカメラだけでいいってこと! このあとに仕掛けるカメラは侵入されたあとに役立つから、今はいいの。そして、それは――」
「――センサーが検知する前に、南北さんが予知する。これはもう、カメラ自体はあってないようなものだね。それでも仕掛ける理由は、南北さんの予知の発動条件を満たすため。監視カメラが映し、センサーが反応し、南北さんの所有する受信機を振動させる。これで完結しているんだね!」
「最後だけ横取りするなッ!」
「ご、ごめん! つい!」
つい熱くなり、峰隅進のセリフを奪った織田流水は彼女に叱られ謝罪する。
和泉忍の仮説から、”南北雪花の予知は自身に関係すること”とされている。受信機の振動を南北雪花が受けることで、南北雪花がその”振動”を予知する仕組みだった。
葉高山蝶夏が設置した監視カメラが起動しているか確認するように、カメラにわざと映りピョンピョンと飛び跳ねる。
「……う~む、考えれば考えるほど、よく練られた戦略だな」
狗神新月がそんな葉高山蝶夏を見守りつつ思案しているようで、難しい顔をする。
「非常口はどうするの? 唯一のって言ったけど、1階の非常口とC棟の壁に張り付いている非常階段も要注意じゃない?」と、西嶽春人。
「非常口はひとまず無視でいいよ。非常口のドアは内側からしか開けないし、そのカギは職員が保有しているマスターキーのみ。非常口だけは、アタシも和泉も外から鍵開けすることは不可能なレベルだしね。つまり、テロリストがマスターキーを奪ったとしても、C棟内部にいないと、非常口は開けられないってこと。そして、その時は既に侵入されたあとだから、気にしても無意味ってこと。同様に、非常階段も無視していいよ」と、峰隅進。
「……あっ、でも、ドアを破壊してきたらどうするの? ヤツらは銃火器を持ってるんだよ?」と、織田流水。
「破壊してきたら? ぷっ、それならそれで別にいいじゃん。ここは政府の最重要施設。かなり頑丈な設計だって聞いてる。それを破壊するほどの爆音や衝撃を立ててもらえるならアタシたちは気が付く。破壊に数分かかるとしても、それだけあればアタシたちは迎撃の準備ができる……むしろ、そんなマヌケがいたら助かるね」と、峰隅進。
ここまで来て織田流水たちは気が付いた。
今回の戦略で南北雪花と峰隅進が最重要に置いている目的は、”奇襲を防ぐこと”にあるようだった。
――なるほど。
思えば、1日目の昼に起こった、“むい”の登場、テロリストによる襲撃、大浜新右衛門への銃殺刑と、全て”奇襲”だった。
そのために、彼ら<再現子>が後手に回り、ただ右往左往するだけになってしまい、悲劇を生んだのだ。
南北雪花はそこから敵の出方を学び、反省を活かし、対策を立てたということだろう。
さすがは、<超能力者>というべきか。
否、ここまでの思考力や行動力は彼女本人の力と評価するべきだろう。
峰隅進と葉高山蝶夏を除く3名が非常に論理的な作戦だと舌を巻く。
監視カメラを仕掛けるという、ありきたりでベタなものだが、その裏には巧妙な戦略が潜んでいたのだ。
「……峰隅サン、結構、頭良かったんだね。口も達者だし、これにはボクらも驚いたよ」
西嶽春人が微笑みを浮かべて手放しで称賛する。
「うぷぷ、そうでしょ? アンタたち脳筋と一緒にしないでよね」
峰隅進が嬉しそうに胸を張る。
「――で、どこからどこまでが峰隅の考えなんだ? 南北の『予知』と頭脳があってこそだろう?」
狗神新月が空気を読まずに真理を突く。
「ちょ、狗神さん! それは言わなくていいんだって!」
織田流水が慌てて彼女の口を塞ぐ。
同時に、彼ら5名の携帯端末が音を出す。
――振動を確認。任務達成、ご苦労様。残りもお願いします。
南北雪花からのメールが1通、5人に届いていた。
「さて! じゃあ、残りもいくよ!」
「「「おう!」」」
峰隅進の発言を合図に、織田流水、葉高山蝶夏、西嶽春人、狗神新月が[エントランスホール]をあとにした。
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